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二章 宝物捜索 編
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しおりを挟む『 ひっ、ぁあっ、ぁっ!くっ! 』
しつこい程に舐められ愛撫された陰茎に、悩ましげな表情を浮かべ、裏声の様な高い声は時折漏れ、跳ねる腰と共に動く脚を押さえるよう彼の手は脚を掴み地面へと押し付る
逃れられない感覚に、尚更絶頂感が近付き
きつくなる身体は彼の後頭部から手を離し、背中にあるマントへと爪を立て腰を揺らす
『 だめっ、ぁ、くっ、んぁっ!もうっ、あぁっ、あっ! 』
舌先は上顎と共に亀頭を包むように咥え込み、生温い咥内に感じる唾液が絡み付き、キツくなった陰茎を舌で押さえるよう筋をなぞり
このまま咥内で吐き出せとばかりに口を離さなくなったシロに、性欲は掛け上がる
『 っ、ひっ!ん、んんっ~~!! 』
身体に入る力は、まるで張り詰めた弓の矢が放つように、勢い良く咥内へと白濁を吐き出せば
一旦受け止め、舌で舐めては軽く吸い付いたシロは顔を上げた
『 はぁっ……はぁっ…… 』
身体が痙攣するような痺れと荒い呼吸に意識が朦朧とし、片腕で額の汗を拭いて横目で彼へと見れば
楽しそうに口角を上げ、口に入った精子を手の平へと吐き出し、自らの陰茎に擦り付ける様子を見て
行為の続きが行われると知った身体は熱が上がる
「 休憩は十分だろ……?物足りないかも知れんが、脚、開けよ 」
『 はっ……ンッ…… 』
いつもの体格とは違い幼くなった身体
その陰茎もまたサイズが変わったことを気にしてるのか、そんな言葉にどうでも良いと言いたくなる
正直、普段の体格で挿入される方がキツいから
身体に合った今のままの方が絶対に良い
呼吸を僅かに整え、仰向けのままに脚を開き太股の後ろを自らの支えて孔を向ければ
彼は舌舐め擦りをし骨盤へと触れ、片手は自身の陰茎を掴み後孔へと押し付けてきた
『 ぁ、ンッ……っ…… 』
「 入れんぞ…… 」
『 くっ!はっ……ンッ! 』
そのまま亀頭は孔を開くよう中へと入り
埋まってくる異物の感覚に息を止めるように奥歯を噛み締めれば、深く挿入され彼は吐息を吐きながら動くのを一旦止める
「 はぁー、熱っ……溶けそうだ 」
腸の温度は三十七度前後と言われてる
直腸との温度は違うにしろ、高くなった肉壁へと彼の熱く血液が廻る陰茎が入れば確かに熱が出た様に熱いと感じる
このまま冷気を出して冷たくするのも可能だが、皮膚の表面上だけ冷たくなっても意味がない
滲んだ汗によって首に引っ付く髪を片手で外し、開いた脚を軽く腰へと挟むように動かせば、シロは身体を落とし被さるように、視線が合う
「 コウガ……キスしよ 」
『 ン……たくさん、する…… 』
「 はぁ、ん…… 」
『 ハァー、んっ…… 』
額が合わさり、鼻先が当たれば返事と共に唇を重ね、差し出した舌を絡めて擦り合わせ
咥内に溜まる唾液を飲み込み、甘ったるいキスをと繋がる感覚を楽しんでいく
こんな時に味覚が無くて良かったと思うほどに、雄の匂いは分かるが、舌先から垂れる唾液等の味は分からない
只、この甘ったるい雰囲気に飲まれたようにそれすら甘く思えてしまう
『 はぁっ、ンッ…… 』
「 ナカ、いい…… 」
『 あぁ、おれもっ……! 』
普段より苦しくない陰茎の為に、優しく擦られゆったりとした動きは心地好く
自らも腰を揺らし、擦るのに合わせていれば、彼は脇から腕を滑り入れ、肩へと抱くように手を付き、横髪へと鼻先を当てる
攻め立てる前なんだといつもの感覚で分かれば
首後ろへと腕を回し抱き寄せれると同時に、グッと押し込まれた陰茎に喉元は反る
『 あぁっ!!ぁ、あっ! 』
「 ン……っ…… 」
顔の横で息を吐き、時折僅かに喘ぐシロの声を聞きながら、彼が揺らす度に肉壁は締め付け吸い付くように雄を求める
「 はぁー、んっ…… 」
『 あっ!クッ!いっ、あっ、クゥン! 』
全然、陰茎の差を感じないぐらい
快楽に溺れて感じては打ち付ける速度が上がり
前立腺から膀胱まで全てを刺激し擦っていく彼に、首に回した自身の腕に爪を立て
腰を振ることさえ出来なくなれば爪先へと力が入り、目に付いた彼の獣の耳へと軽く咬み、中を強く締め上げる
「 ぐっ……っ……そんな、締めんな……いくだろうが…… 」
『 いっしょに、ぁ!いきたいっ……ぁあっ! 』
「 ふっ、可愛いやつ…… 」
いいぜ、と小さく囁いたシロの言葉とそれに合わせて腰は揺れ動き前後に揺すぶられるまま
迫る絶頂感に声を殺し、精子を散らせば
同じく奥へと注がれる
『 あぁ、っ~~!! 』
「 っ……! 」
変わらぬ量と熱さに、吹き出すような汗は流れ落ち
直腸へと溜まる感覚のまま、抜くことが出来なくなったシロは耳やら頬を舐めればそのまま深く挿入したまま中を混ぜるように、腰を回していく
『 ひっ!あっ! 』
「 はぁー……… 」
気持ち良くて意識が飛びそうな感覚を抑えて
擦り付けるように動く陰茎が、種付けしようとするように動くのが厭らしくて興奮は簡単に治まらない
『 はぁっ、もっと……突いてっ…… 』
「 あぁ、簡単には寝かせねぇよ…… 」
優しく口付けられ笑ったシロに、嬉しくなりぎゅっと抱き締めては永く、抜くことのない交尾は長時間続く
掠れる声も、流れる汗も、雄の臭いさえ
全てが愛しく興奮するには十分な媚薬のよう
獣の様な交尾になれたら、他なんて無理そうだ
沢山愛されたと分かる程に、消える前に残っていた咬み痕やキスマークが凄く嬉しかったんだ
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