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一章 聖獣への道のり編
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~ シロ視点 ~
今から百五十年ほど前に
この国、フォーサイス王国には
リリアの祖先である一人娘がいたという
彼女の父はこの国を守る騎士であり、聖獣である狼を従えていた
その強い力と聖獣の力で、国を守り抜き
最後まで騎士として過ごしたらしい
だが、父は娘との時間より騎士であり聖獣を扱う者としての多忙な日々を過ごした為に一人娘は放置気味になり
彼女は父に飽きれ、家を出て、国に使える使用人になったという
使用人になり、我が国の王子と出会い
恋に落ち、いつしか王妃となったと……
けれど娘の成長した姿を、父である騎士は気付く事もその聖獣も分からなかったと言う
その事があり、王妃は聖獣召喚魔法を禁止し
国に従える者達に妖精を持つ者全てを辞めさせたと言う
彼等は任務と言われ、他の国を守る任務のために人事異動が行われ
この国は今、尚魔法を禁止するルールが残っていると言う
父親に認められず相手にされなかった王妃による、ルールらしいのだが……
「( これ、コウガだよな?彼奴、自分の娘みたいな女と主が人事異動されたことに気付かなかったのか )」
話を聞いていれば、明らかにコウガの事と分かるような内容に内心溜め息が漏れる
与えられたソファーで横たわる俺は
若い娘であるリリアから話を聞いていたのだが、
そのコウガの娘が、このリリアの祖母だと聞くと何だか複雑だ
「( 魂と遺伝は関係無いからな…… )」
「 それでこの国に魔法は無いのだけど。私は其を無くしたいの 」
「 何故だ?無くともいいだろ 」
魔法に囚われる事はないと、そう思う俺だが
俺を呼び出した娘はこの国の王女になる子だ
国を変えたいと思うのは悪いとは思わないが、
それで本当にいいのか疑問になる
「 この国に魔法はない。その事で他国から狙われてて……今までは貿易でなんとか敵対はしなかったのだけど、力を持った王が、戦争をふっかけてて 」
「 ほぅ……。この国を守りてぇから魔法か? 」
「 えぇ、対抗する為に…… 」
我が国を守るために、禁忌である聖獣召喚に手を出すのか
納得は出来るが、この幼い少女がそこまでする相手が誰なんだ
「 その王は、誰だ? 」
透き通るような金色の長い髪を揺らした少女は
青い瞳を俺へと向ければ、自らの胸元へと手を置き静かな声で答えた
「 我が父にしてフォーサイス王国の王。ライアン・ド・クリストファー 」
「( コウガ、御前が居た国は内戦になりかけてるぞ )」
もし、此所にコウガが居たのなら
俺は全力で見なくていいと、聞かなくといいと部屋から追い出すだろ
それだけの事に一瞬、どう反応していいか分からなくなった
「 娘が、実の父を殺すのか? 」
「 殺さないわ!止めたいの…… 」
幾分か考えた俺の問いに、リリアは首を振り
強い意思を向け答えた
だが、その言葉は迷いがあるように思える
力に暴走する父親を止めるには、同じ魔法が必要だと考え、自分もまた聖獣を召喚した
それは止める為には十分なものだろうが
本当に其でいいのかと、本人も自覚してるだろう
「 私は……力に囚われたお父様が、また前のように優しい父親に戻って欲しいだけです 」
彼女は言葉を続けた
精霊召喚をし、上位精霊を呼び出した父親が
その力に囚われた、他国の村や町を焼き払い
そして沢山の命を殺したと……
聖獣と違い、精霊は召喚師に力を貸す程度で自分の手を汚す事はない
焼き払う、と言うことは炎属性の上位精霊、考えられるのはサラマンダー辺りだろうな
火と地の属性を持つサラマンダー、俺の雷と地では相性が悪い
雷は時に、山火事を引き起こし大地を焼き殺す
そこに、サラマンダーの火の力が加われば
何処までも焼けた大地が広がるだろ
この少女は恐らく、それを知らない
「( 不味いな、御前ぐらいは守ってやると言いたいが相手がサラマンダーなら戦っても長期戦になる )」
力を貸し、楽しんでるだけの精霊とは違い
聖獣を使うには、その魔力を等価交換し使うしかない
底無しの精霊と限度がある聖獣では相性次第だ
「( この国が焼けるのが目に見える )」
他国が、自分の領地を荒らされ、
当たり前のように吹っ掛けてくる戦争を止めるにしても
俺が出たところで火に油を注ぐだけ
こんな時は自然と、俺と真逆の聖獣を召喚できる者が現れるのだが
そいつが味方になるか、敵になるかはどの時代も分からない
そいつ次第だからこそ、俺は困る
「( 俺と真逆、水か氷属性の上級聖獣が現れればいいのだが……ブリザードなんて呼ぶ奴がいれば、大戦争になるだろ。もっと違う者か…… )」
俺以上に強いと認めている氷竜が現れれば、こんな内戦程度では無く
世界大戦へと変わっていても可笑しくない
タイミング的にブリザードはないな、いやあったとしたら俺は味方になるために説得するだろう
あんなやつと前の世界大戦の様に戦いたくはない
前回も、途中まで敵で最後は力を合わせたが
元々氷のように冷たい奴だ、さっさと全て氷らせて終わりたいと思う彼奴に敵と味方はない
慈悲がない聖獣で知られている彼奴は、俺の中で除外だ
さて、誰がいいだろうかと考えれば頭に浮かんだのは喧嘩中の聖獣
「( コウガ……上級聖獣の素質はあるがまだ魔法が使えない奴だ。彼奴がいても、戦争にはダメだな…… )」
使えないと心の中で首を振り、他の聖獣を考えた
「 フィンレー。私に力を貸してくれる? 」
少女から与えられた、此処での俺の名前
目を閉じ、少し考えてから言葉を返す
「 それは御前の行い次第だ 」
敵も味方も、誰かを助けたいと願い動いた者の行動次第
聖獣はその行く末を見ながら守るしかない
戦争の道具にはならない
だが、父親と子供の愛情やら、なんやらと喧嘩してる最中の俺には、今回の召喚で"家族"と"恋人"の違いでも分かれば十分じゃないか
昔、共に同じフェンリルに魔法を教わっていた弟弟子に"召喚師への愛情がない!"と言われてたからなぁ
リリアが誰を殺そうがどうでも良い
出来ればさっさと死んでくれて、俺をコウガの居る、神の庭へと戻して欲しいものだ
今から百五十年ほど前に
この国、フォーサイス王国には
リリアの祖先である一人娘がいたという
彼女の父はこの国を守る騎士であり、聖獣である狼を従えていた
その強い力と聖獣の力で、国を守り抜き
最後まで騎士として過ごしたらしい
だが、父は娘との時間より騎士であり聖獣を扱う者としての多忙な日々を過ごした為に一人娘は放置気味になり
彼女は父に飽きれ、家を出て、国に使える使用人になったという
使用人になり、我が国の王子と出会い
恋に落ち、いつしか王妃となったと……
けれど娘の成長した姿を、父である騎士は気付く事もその聖獣も分からなかったと言う
その事があり、王妃は聖獣召喚魔法を禁止し
国に従える者達に妖精を持つ者全てを辞めさせたと言う
彼等は任務と言われ、他の国を守る任務のために人事異動が行われ
この国は今、尚魔法を禁止するルールが残っていると言う
父親に認められず相手にされなかった王妃による、ルールらしいのだが……
「( これ、コウガだよな?彼奴、自分の娘みたいな女と主が人事異動されたことに気付かなかったのか )」
話を聞いていれば、明らかにコウガの事と分かるような内容に内心溜め息が漏れる
与えられたソファーで横たわる俺は
若い娘であるリリアから話を聞いていたのだが、
そのコウガの娘が、このリリアの祖母だと聞くと何だか複雑だ
「( 魂と遺伝は関係無いからな…… )」
「 それでこの国に魔法は無いのだけど。私は其を無くしたいの 」
「 何故だ?無くともいいだろ 」
魔法に囚われる事はないと、そう思う俺だが
俺を呼び出した娘はこの国の王女になる子だ
国を変えたいと思うのは悪いとは思わないが、
それで本当にいいのか疑問になる
「 この国に魔法はない。その事で他国から狙われてて……今までは貿易でなんとか敵対はしなかったのだけど、力を持った王が、戦争をふっかけてて 」
「 ほぅ……。この国を守りてぇから魔法か? 」
「 えぇ、対抗する為に…… 」
我が国を守るために、禁忌である聖獣召喚に手を出すのか
納得は出来るが、この幼い少女がそこまでする相手が誰なんだ
「 その王は、誰だ? 」
透き通るような金色の長い髪を揺らした少女は
青い瞳を俺へと向ければ、自らの胸元へと手を置き静かな声で答えた
「 我が父にしてフォーサイス王国の王。ライアン・ド・クリストファー 」
「( コウガ、御前が居た国は内戦になりかけてるぞ )」
もし、此所にコウガが居たのなら
俺は全力で見なくていいと、聞かなくといいと部屋から追い出すだろ
それだけの事に一瞬、どう反応していいか分からなくなった
「 娘が、実の父を殺すのか? 」
「 殺さないわ!止めたいの…… 」
幾分か考えた俺の問いに、リリアは首を振り
強い意思を向け答えた
だが、その言葉は迷いがあるように思える
力に暴走する父親を止めるには、同じ魔法が必要だと考え、自分もまた聖獣を召喚した
それは止める為には十分なものだろうが
本当に其でいいのかと、本人も自覚してるだろう
「 私は……力に囚われたお父様が、また前のように優しい父親に戻って欲しいだけです 」
彼女は言葉を続けた
精霊召喚をし、上位精霊を呼び出した父親が
その力に囚われた、他国の村や町を焼き払い
そして沢山の命を殺したと……
聖獣と違い、精霊は召喚師に力を貸す程度で自分の手を汚す事はない
焼き払う、と言うことは炎属性の上位精霊、考えられるのはサラマンダー辺りだろうな
火と地の属性を持つサラマンダー、俺の雷と地では相性が悪い
雷は時に、山火事を引き起こし大地を焼き殺す
そこに、サラマンダーの火の力が加われば
何処までも焼けた大地が広がるだろ
この少女は恐らく、それを知らない
「( 不味いな、御前ぐらいは守ってやると言いたいが相手がサラマンダーなら戦っても長期戦になる )」
力を貸し、楽しんでるだけの精霊とは違い
聖獣を使うには、その魔力を等価交換し使うしかない
底無しの精霊と限度がある聖獣では相性次第だ
「( この国が焼けるのが目に見える )」
他国が、自分の領地を荒らされ、
当たり前のように吹っ掛けてくる戦争を止めるにしても
俺が出たところで火に油を注ぐだけ
こんな時は自然と、俺と真逆の聖獣を召喚できる者が現れるのだが
そいつが味方になるか、敵になるかはどの時代も分からない
そいつ次第だからこそ、俺は困る
「( 俺と真逆、水か氷属性の上級聖獣が現れればいいのだが……ブリザードなんて呼ぶ奴がいれば、大戦争になるだろ。もっと違う者か…… )」
俺以上に強いと認めている氷竜が現れれば、こんな内戦程度では無く
世界大戦へと変わっていても可笑しくない
タイミング的にブリザードはないな、いやあったとしたら俺は味方になるために説得するだろう
あんなやつと前の世界大戦の様に戦いたくはない
前回も、途中まで敵で最後は力を合わせたが
元々氷のように冷たい奴だ、さっさと全て氷らせて終わりたいと思う彼奴に敵と味方はない
慈悲がない聖獣で知られている彼奴は、俺の中で除外だ
さて、誰がいいだろうかと考えれば頭に浮かんだのは喧嘩中の聖獣
「( コウガ……上級聖獣の素質はあるがまだ魔法が使えない奴だ。彼奴がいても、戦争にはダメだな…… )」
使えないと心の中で首を振り、他の聖獣を考えた
「 フィンレー。私に力を貸してくれる? 」
少女から与えられた、此処での俺の名前
目を閉じ、少し考えてから言葉を返す
「 それは御前の行い次第だ 」
敵も味方も、誰かを助けたいと願い動いた者の行動次第
聖獣はその行く末を見ながら守るしかない
戦争の道具にはならない
だが、父親と子供の愛情やら、なんやらと喧嘩してる最中の俺には、今回の召喚で"家族"と"恋人"の違いでも分かれば十分じゃないか
昔、共に同じフェンリルに魔法を教わっていた弟弟子に"召喚師への愛情がない!"と言われてたからなぁ
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出来ればさっさと死んでくれて、俺をコウガの居る、神の庭へと戻して欲しいものだ
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