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七話 人魚の恋心

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美しい人魚の涙をイメージにした白ワイン
その瓶を出し一つ感心するように言葉を漏らしたデリットに彼ははっとし直ぐに栓抜きとワイングラスを一つ出せば手元に差し出す

『 よかったらどうぞ 』

「 そうだな、折角だ。もう一つワイングラスを持ってこい  」

『 はいっ、 』

一緒に飲むことに許可が降りればもう一つワイングラスを持ってきたウィンドは置けばコルクを抜いたデリットは其々のコップに同じ量を注ぎ入れ瓶を置けば手前のワイングラスを持ち告げる

「 乾杯、ありがとう.... 」

『 乾杯、いえどういたしまして。口に合えば嬉しいです 』

「 ふっ....匂いいいな、さっぱりしている 」

選んでくれた酒に文句は言わないと内心思いながら匂いを嗅ぐデリットは感想を告げた後に一口呑めば頬を緩ませる

「 これは美味いな、呑みやすい 」

『 よかった。酔いやすいキャプテンに、と選んでよかった 』

「 ふっ、別に弱い訳じゃないがな 」

口当たりのいい白ワインは人魚の涙の様に何処か切なさも含んだ味だが呑んでいれば静かな気持ちになるのも確かだ

「 そうだ、ウィンド。子守唄を歌ってくれ 」

『 構いませんよ。では.... 』

自分の分を一口飲んだウィンドはやっぱりこの味でよかったと思いながら言われた通りに口を開けばゆっくりと歌っていく

船に響く想い人の為に歌うセイレーンでありマーメイドの声
それは誰の心を癒すほどに美しい歌声だと

歌を聞きながら酒を飲むデリットはその歌詞を何処か聞き流すも不意にウィンドを見る 

「( ....御前は、ルイと言う奴の為に脚を手にいれたのか....?....そうだとすれば、ルイとは....誰だ... )」

まだ数多くの事が分かってないデリットは視線を酒へと向けた後にもう一口呑み新しく注ぎ入れる

歌は終わりウィンドは何処か清々しそうに微笑めばデリットは只一言" 綺麗な声だな "と呟いた

残りのワインはまた此処で飲むとコルクを締め箱に入れればウィンドは置いていた場所に戻す

「 ウィンド、俺とヤろうか 」

『 へ? 』

少しだけ自分の知らない" ルイ "に対してヤキモチの妬いたデリットは彼の手首を引きベットへと押し倒せばウィンドは頬を染める

『 で、でも....まだ日が高いですし.... 』

「 関係無い。抱きたいときに抱くだけ....それに明るい方が御前よく見えるだろ? 」

『 っ~!! 』

カハァと分かりやすく赤面し頬から耳を色付かせたウィンドにデリットは意地悪気に笑えば太股を撫で上げ優しい口付けを交わす

「( 身体を見るのに都合がいい.... )」

照れるようなウィンドとは裏腹に目的の為に抱くデリットは器用に先程着たばかりの彼の服を脱がし胸の乳首へと舌を当て転がしながら肉棒を擦り愛撫していけば
身体は彼を求めるように熱くなりそして甘ったるい吐息を吐く

『 はぁっ.... 』


柔らかな舌の感触に口端から唾液を足らし乱れる事を気にしまいままウィンドは腰を反りし彼の頭へと手を置き太股を震わせる

『 ぁ、あっ!っ、んぅっ!! 』

「( 内腿に一ヶ所....増えたな.... )」

ほんのわざかな鱗に触れる事無く先走りを流し限界を訴える肉棒を舐め咥内で吸えばウィンドは欲を放つ

「 ンッ.... 」

『 はぁーっ.... 』

ぐったりとベットに身を沈め息を吐く彼にデリットは欲を飲み込み舌舐め摺をすれば身体を起こし自身の肉棒を出せば孔へと当て埋めていく

「 ウィンド、俺をしっかり見ていろ.... 」

『 んぁ、ンッ....はいっ.... 』

自ら脚を開き彼の腕へと手を置くウィンドは微笑み頷けばデリットはシーツを掴みゆっくりと腰を揺らす
内部でぬるっとした体液が肉棒を包み招くのを感じながら擦っていけばウィンドは頬を染め浅い喘ぎをあげながら締め付けていく

「 ハァッ、っ...... 」

『 ぁ、あっ!あっ....んっ、はぁっ....ぁっ! 』

中を擦られ肉壁を擦る感覚にゾクゾクと身体は震え生理的な涙を浮かべながら甘い声を漏らすウィンドに上から見ていたデリットは脚を肩へと掴み僅かに身体を横向きにさせれば自身の背を曲げ口付けを落とす
 
『 はぁっ、んっ....っ、んぅ.. 』

チュッと響くリップ音に自ら舌を出す彼の舌と絡ませ舐めていく
白ワインの甘さが咥内で広がりほんの僅かしか呑んで居なくても互いに酔ったように熱に酔いしれていく 
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