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三話 新米航海士
04
しおりを挟む顎を掴まれたまま何度も重なる唇から痺れる甘さと舐められる歯並びによって自然と咥内をうっすらと開ければ彼の舌は滑りはいる
『 はぁ、っ.... 』
舌の感触から逃げるように悩ましげに眉を寄せ、デリットの服を掴んでいれば彼は顎から手を離し後頭部と腰を支え舌を絡ませる
『 ッ、はぁっ、んぅん..... 』
漏れる吐息とどこで呼吸をすればいいか分からずふわふわとする思考の中で、動く舌はウィンドの舌と絡ませ甘ったるく吸い付かれ
ビクビクと震える腰を抱かれたまま続くキスに腰は砕かれる
『 ぁ、っ.... 』
「 キスだけで腰を砕くのか?ったく、予定変更だ。抱いてやる 」
支えられたまま告げられた言葉にウィンドは舌舐め擦りし飢えた獣の様にコバルトブルーの瞳が熱を帯びる表現に身は熱くなる
忘れる筈がないほど
抱かれた夜の事を鮮明に思い出した時にはテーブルに手をつかされ後ろからズボンの上からペニスを撫でられいた
「 御前は、そうやって誘うのだな.... 」
『 えっ、ちがっ....んぅ、っ.... 』
「 既に濡らしてるやつがなに言うんだ 」
勃起した肉棒から垂れる先走りはズボンに染みを作りしなやかな腰を震わせながら耳を染めるウィンドに彼は呟きズボンから肉棒を取り出せば擦っていく
『 ァ、だって....あなたに、触られると....勝手に.... 』
卑劣な水音が自分の肉棒から聞こえる事に身体を震わす彼は自然と僅かに腰を振り受け入れる感覚は出来ていく
「 御前はルイって奴に心を向けてるのに、罪深いな....他の男に抱かれて、喜ぶなんてな 」
『 っ!! 』
違わないが、端から見ればそうなのだろうかとぎゅっと目を閉じたウィンドは欲を放ちながら息を止め、直ぐに深く呼吸をする
其でも擦られる肉棒は簡単に反応し、身体の熱が上がる中でこの行動が間違ってるのだろうかと思う
『 ぁ、はっ....淫乱な、男を抱こうとする、あなたも....あなた、ですけどね.....んぁ、 』
「 欲情した奴がいれば答えてやるだけだ、ほら....尻を向けろ 」
『 んっ.... 』
わざのらしく言ったにも平然と答えが返ってくる事にそんなもんかと何処か納得する
どんなにデリットから見れば他人に脚を開く男だとしても自分からすれば同一人物にはかわりないことを知ってるのだから
『 はぁ、っ.... 』
尻を向け息を吐くウィンドに彼は取り出した肉棒を押し当てれば一番最初にヤった時より緩く其にて熱くぬるっとした内部に息は漏れる
「 はっ、まぁ御前の中が気持ちいいから....ヤってやるんだがな.... 」
『 ぁ、んぅ、っ.... 』
擦られる内部は肉棒を包み込む様に肉壁は締め付けるもぬるぬるとした特有の液体はデリットの肉壁を奥へと招く為のローションとなる
テーブルに両手を置き頭を下げるウィンドに彼は骨盤を掴み打ち付けていれば手を離し後ろから密着するように抱き締め、左手を服の中に入れ胸の蕾をさわり、そして右手で肉棒を擦る
『 ふぁ、あっ、っ....きもち、いっ....あつっ、あぁっ....んぅ、ッ.... 』
「 あぁ、ほんと、御前のなかは不思議だ....ヌルヌルして、持っていかれそうだ.... 」
肩へと唇を当てながら呟くデリットに隠す事なく快楽に身を任せ良さを告げる彼に攻める方は熱が上がる
中の滑りの良さと程好い締め付け加減は癖になりそうな程に心地がいいと...
『 はぁっ、あっ....おくに、くださいっ....』
「 っ....欲しがりだな.... 」
熱に犯され奥へと精子を求めるウィンドに彼は額に汗を滲ませ激しく腰を打ち付ければ
悲鳴と快楽が混じる声を漏らすウィンドは欲を放ち、その少し後に中で脈打ち熱いものはドロッと満たす
『 ハァー、ハァー..... 』
テーブル上半身を預けピクピクと震えるウィンドにデリットは一つ深く息を吐けば抜き去り肩を掴み自身の方へと向ける
「 まだ、終わらねぇよ 」
『 は、はいっ.... 』
彼の首へと腕を回し脚を上げればデリットは彼を支えるように抱き上げテーブルに軽く座らせれば再度埋め腰を揺らせば視線が合ったところで唇を交わす
『 ん、ぁ、っ.... 』
舐められる咥内に広がる互いの唾液と桃の味に身は震わしながら欲に溺れていく
『( 今だけ、時が止まってほしい.... )』
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