鬼上司は部下を甘く激しく愛する

獅月 クロ

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意思をして無くても、心の声が聞こえる
それは人が喋る言葉より何倍も煩いだろうに、
遼はずっと気にしないように生きてきたと思うと大変だなって他人事のように思う

実際に、私は人の心なんて分からないし分かりたくもないから、他人事でしか無いけれど…
聞こえる中でも、私の心の声は嫌じゃない言ってくれたのは素直に嬉しい…

遼が、普段は無口で無愛想な理由も分かったから、満足かな

結婚はまだ、考えてないけど…

「 いや…ホテルでヤッたばかりじゃん。てか、もう寝ないと…明日に堪えるよ… 」

寿司を食べてから家に帰り、歯磨きをして寝間着に着替えて寝室に来たのはいいけど、ベッドボードにウタ似のぬいぐるみを並べた後、この人は何食わぬ顔で被さって来た 

「 言ったろ、キスしたいって。歯磨きしたし、マウスウォッシュしたから良くないか? 」

「 そういう問題じゃないからね 」

生臭く無いからいい、なんて理由にならないから…

ジッとガン見してきた遼は、片手をシルクのサテン生地である寝間着に触れ、釦を器用に外していく

露わになる胸元を見ては、彼はナイトブラを撫でて、布の上からやんわりと揉む 

「 俺はずっと御前と付き合って触れたかった。足りないんだ… 」

「 っ…… 」

それでも、明日が大変だと思うのに
私は簡単に濡れるのだろうね…

既に布の上から乳首の先を掻くように擦る指に、ピクッと反応して仕方無い

「 はぁ…絶倫め… 」

「 こうなるのは御前だけだ 」

彼は腰を揺らし、態と布の上からでも分かる程に勃起した陰茎を、秘部へと押し当ててきた
ゴリッとした感覚に腰は揺れ、あんなにヤッたのにまだ元気な理由が分かんないんだけど…!

「 っ…ホント、仕事に支障が出るから 」

「 構わない。ずっと座って仕事出来るようにしてやる 」

「 そこに立場利用しないでよ 」

「 なぁ、透羽…。挿れたい 」

「 っ……!! 」

この人は、私の心が分かるなら結構否定してることすら、分かるはずなのに…
それをガン無視して言ってきた言葉に、身体が痺れる

「 狡い…… 」

ナカに繋がって、擦られるのは気持ちいいからどんな風になるのか想像するだけで濡れる感覚がする
キッと睨む私を見て、彼は額に口付けを落とせば、簡単に下着とズボンに指を掛け脱がしてきた

するんと脚から外れたそれは、横へと放置され、彼の左手は割れ目に触れる

「 ヌルヌルじゃないか… 」

「 っ…だって、りょーちゃんとヤるって想像するだけで、濡れやすくなったから… 」

愛蜜を指に擦り付けクリそっと剥き出して撫でるように触る手に、太腿に力が入る
恥ずかしくて素直に言えば、彼は口角を上げ言葉より先に口付けを落とす

「 もっと俺に感じるといい。その内、声や触れるだけで濡れるようにしてやる 」

「 っ、ぁ…もぅ、ん…! 」

既にそうなり掛けてる位には、反応しやすくなった

ヤッては、休憩して、またヤッて
金曜日の夜からその繰り返しだから、身体が快楽を忘れる前に、
思い出させるように行われるから、簡単に濡れる

まるでイッた後に触れられてるような気持ちになるぐらい、ビクビクと震えていれば彼の指は軽く膜口へと挿入し、ぬるつきを確認するなり、一旦引き抜き服を脱ぎ始めた

「 着たのに…意味がない 」

「 フッ、次に着るときは…スーツだな 」

裸で寝かせる気だなって思えば、心の声が分かったのか、彼はくつりと笑い口付けを落とす

仕方なく、上半身に着ていた残りの寝間着とブラを外して腕を伸ばして横へと置けば、彼は左手を取り、手首へと甘噛みをする

「 御前の部屋での痕…しっかり残ってるな 」

「 そりゃね… 」

両手に残る、暴れた事によるリング状の痣に数日は残ることは自覚はしてる
けれど今は、それが少し前のように思うぐらいあれからも行為をされて、この身体には新しい痕が残っていく

手首を優しく口付けては、そのまま指を絡めて顔横へと押し付け身を寄せる

秘部に当たる亀頭を、彼は反対の片手で鞘を持ち、ゆっくりと押し込んで来た

「 っ…ぁ、ん… 」

膜口に、何度か亀頭を押し当てては呼吸のタイミングが合い、開いたと同時にそのまま奥へと進んできた
今はまだ完勃起してないとは言えど、それでも質量あるのには変わらず、濡れた肉壁を進む肉棒を強弱を付けて締め付ければ、彼は舌舐め擦りをする

「 はぁ、…相変わらず、ナカが…気持いい… 」

「 ん…ぁ、もう… 」

浅く前後に揺らす腰によって、肉壁が擦られる心地良さに、プライドとかグズグズに溶けては、素直な文句を言う

「 遼の、ちんぽしか…イケなくなったら、どうするの… 」

「 フッ、もちろん責任持つさ…。俺も…御前だけしか、イケない身体になりそうだ… 」

ひたすら気持ちいいと思い、片手を頬から首筋に触れ、そのまま手を下げてシーツに落とせば、彼は右脚を肩へと担げばぐっと奥へと突き進んでくる

「 あっ……!ンッ…ぁ! 」

最奥まで当たる感覚に、目が虚ろになれば彼はそのまま肉壁全体を擦るように、腰を大きく動かし始めた

「 はぁ、あッ…!ぁ、あっ…! 」

気持いい、と思う度に彼は緩く笑っては私の顔を眺めてくる

視力いいのに!なんて思う思考は、欲によって崩され、何も思えなくなる

握り合う手に力を込め、快楽を諸に受け入れながら熱い息を吐き、視線を向ければ

無駄に顔が良い彼は、そっと口付けを降り落とす

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