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~ クオレ 視点 ~
いつもの帰宅時間より早く帰ってきた
どこか顔色が悪い様子に不安になるけど、真琴は平気だと言ってマスクをしたままキッチンに立つ
時期外れの冷麺だけど、俺は彼の料理が食べれるならいいと思う
「 クオレ、邪魔なんだが…… 」
「 んー……ちょっとだけ 」
キッチンに立ち、シャツの上からエプロン姿の真琴は見てるだけでそそられる
淫魔の時にあった欲は消えてないから、すぐにムラッとする
うなじへと口付けを落とし、両手をエプロンの中に手を入れシャツの上からお腹と胸元を撫でれば、鬱陶しそうに告げられる
「 手伝わないなら、座ってて欲しいんだが? 」
「 中華の麺は茹でたもん 」
「 そうだが……っ…… 」
ねっとりと舌を滑らせ首筋を舐め、キスマークが付かない程度で口付けを落とし、指先で触り心地のいい身体を撫でていれば
彼の肩はピクリと反応し、手を止めた
「 今は、作ってるんだ…。止めてくれ 」
「 いつもは許してくれるのに…今日は嫌なの? 」
「 嫌だな 」
きっぱりと断られると流石に、俺も触るのには抵抗がある
一度、首筋に口付けただけで腕を離し後ろへと下がれば彼は首元を触りながら、此方を向く
「 止めてくれてありがとうな……。出来るまで座っててくれ 」
何となく気不味い雰囲気に目線は泳ぐ
好きな相手を困らせたくないと思うとこんなにも気を使ってしまうんだね
今までの俺はどうやって触れて居たのか分からなくなりそうだよ
「 ちょっと外に出てくる…後から戻るよ 」
「 っ、クオレ……! 」
「 なに? 」
外の空気でも吸おうかと思い歩こうとすれば、止められた事に振り返り傾げれば
真琴は不安そうな表情を浮かべ、僅かに視線を逸らしてから告げた
「 もし…俺が…一年近くヤらないと言ったら…。御前は、他の誰かを求めるか? 」
「 ヤりたくないの? 」
「 もしもの、話だ 」
子供の成長の為、毎日魔物や悪魔と行為をしていた
其処に向ける愛情は無いにしろ、淫魔にとって食事と同等に大事な性行為
こっちに来て、人になってもほぼ毎日のように抱き合って触れ合っていたのに…
それが全く無くなるなら、俺は他の誰かを求めるのだろうか?
何処か震えた声で告げた真琴を見て、俺は彼の元に戻り頬に触れ、額へと口付けを落とした
「 ふっ、そう心配しなくとも他の誰かを求めることは無いよ。俺が抱きたいのは真琴だけ… 」
「 そう、か……。我慢させて悪いな 」
「 ふふっ…いいよ。その後…沢山させてもらうからさ 」
「 っ…… 」
ほんのり染めた顔に愛らしいと思う
よっぽど嬉しかったのだろうね、俺の服を掴み額を肩へと当ててきた彼の髪に触れゆっくりと撫でる
「 約10ヶ月間……挿入は出来なくなると思う……。それでも… 」
「 妊娠したの? 」
「 嗚呼……えっ……!? 」
バッと離れた真琴は、俺の言葉に目を見開き
百面相をするように焦ったり戸惑ったり、それなのに顔を真っ赤にさせて照れたりもする
流石に俺も男だ、10ヶ月間ヤれないと言われると一つの結論しか思い浮かばなくなる
「 なんで…気付いた……!? 」
「 まぁ、10ヶ月間って言われると…ね…? 」
「 っ…あぁ、そうだよ…妊娠した。つーか…反応…薄くないか? 」
「 そうかな?一周回って冷静になってるだけかな?ほら、自分よりテンパってる真琴が可愛いなって 」
本当は凄く嬉しくて、喜びを顕にしたいんだけど
百面相して、それにて不安そうな顔を向けてるのを見ると如何しても冷静になってしまう
彼の表情を読取って、人間らしい言葉を繋げようと考えてるせいかも知れないけどね
「 だ、だって…男同士だし……。俺も子が出来るとは思わなくて…… 」
「 俺が元悪魔だからありえるよ。産んでくれる? 」
片手をそっと腹部へと当てれば、真琴は照れたように小さく頷いた
「 産んでいいのなら……産んでみたいと思う…… 」
「 そっか…。嬉しいな、ありがとう。真琴……俺に出きることはサポートするよ 」
「 俺の方こそありがとう……。取り敢えず、突っ込むのを我慢してくれたら…後は、何とかなると思う 」
よっぽど俺が性欲が強いって思ってるんだろうね
確かに、こんな風に顔を赤くして女みたいにモジモジ動かれたら、本能的にムラムラするけど…
だからって子供がいると言われて襲う程、俺は獣じゃ無いんだけどな…
いや、完全に否定出来ないから何とも言えないけど今は大丈夫と思う
「 分かった。料理は手伝うよ…盛り付けたの置いていくね 」
「 あ、あぁ…… 」
重い物を出来るだけ持たさないとか、匂いのキツイ料理は避けるとか、そういった気遣いが必要なんだと、何気なく翔太が教えてくれた
「 お父さんは…ママになるんだ。それって…凄く凄く大変なんだよ? 」
「 へぇ~……? 」
食事を終えてから、翔太にも子がいる事を真琴から伝えれば
高校生になった翔太は直ぐに受け入れ、俺に色んな事や、保険で習ったり、ネットで見たことを教えてくれる
「 ……二人で話すのは勝手だが、その位置は必要なのか? 」
「 ん? 」
何故か拳を握り締めた、風呂上がりの真琴が立ってることに疑問になり
翔太と共に視線を向ければ、俺の代わりに答えてくれた
「 お父さん、だってクオレが膝に座れてって……俺も高校生なのに…… 」
「 いいじゃん、しょーた。俺の息子みたいなものだし? 」
「 だからって……そんな、キスされたくないって…… 」
可愛いと髪やら頬に口付けを落としていれば、本気で嫌そうにしない翔太は顔を背けて眉を寄せてる程度
赤くなる耳に唇を寄せていれば、真琴は問答無用で頭に拳を向けた
「 いっ……!?なっ!真琴…殴る事無いじゃん!! 」
「 御前ってやつは……クソたらし!!見境の無さに呆れる! 」
「 なっ…!?俺にとって愛情表情だし、翔太は俺の息子でもあるんだよ!? 」
「 だからってな!スキンシップの限度を考えろ!! 」
いい争いを始めた事で翔太は静かに膝の上から退き、リハビリを立ち去るのを横目で見て助けて欲しいと思うけど、それを気にもせず真琴は部屋着に着ていたシャツの胸ぐらを掴む
「 俺に触れられないからと翔太か!?その内、その辺の野郎でも手を出しそうだな! 」
「 翔太にはそんな性欲を向けてはないし…そんな目で見てない 」
「 例えそうだとしても、御前の言動そのものが、俺を不快にさせる!! 」
彼の言葉に、表情の筋肉が一気に失ったように冷たい目を向けてしまう
それに気づいたように、真琴は僅かに息を詰めるが既に遅い
「 いっ…!?なっ……! 」
胸ぐらを掴まれたままソファーに押し倒し、見下げれば動揺を向ける真琴と視線を重ねる
「 そんなに俺が他の奴に触るのが不安ならさ……。股開きなよ……、邪魔なんでしょ?信用出来ないほど子が居ることでヤれないと、思うなら…いらないよね。落としてあげるよ…… 」
「 っ!!やめっ……子は関係ないだろ!?クオレ……止めてくれっ、いやだ……っ!! 」
妊娠した人の気持ちなんて分からない
だが、理解しようと頑張って……真琴が不安にならないようしてるのに
俺が、息子と触れ合えなかった時間を必死に埋めてる事も…
浮気をしないよう欲から思考を外してるのに、それでも気にすると言うなら……
俺は…彼の重りになるような子供はいらなかった
悪魔の子だから嫌そうにしてた真琴の為に、俺一人で二人を育てたけど、
今回の子供は完全に人の子になるだろう
俺だって、子供達のために身を犠牲にして気に入らない魔物からもヤられて精子や生気を奪った
通常よりずっと早く成長させたのも、人間界で真琴が待ってるから、待たせないよう早めた
その分、人間界で少しずつ集める生気を短期間で集めたんだ
褒めてほしいのに、それすら知らずあの事達のことは無かったように口に出さない
「 君を大切にしたいと思うけど……。余り巫山戯た事を抜かすなら……君が不安になる者すべて…殺してあげるよ。子も翔太も…仕事場の連中も……。俺が人と会うのが嫌なんでしょ?触れるのも…見るのも…。なら……俺は君以外…いらないよ 」
真琴が抵抗する程度、俺には造作も無かった
服を乱し、股を身体で開かせれば真琴は目元に涙を浮かべ、驚いた表情を見せる
「 ちがっ……俺は、そんなつもりで言ったわけじゃ……まて、挿れんな……っ、なぁ……いっ!!? 」
グッと陰茎を押し当て、無理矢理亀頭で孔を開き挿入する
俺の腕に爪を立てて痛がる真琴を見詰めたまま腰を揺らせば、彼は痛みと腹の子の不安で涙を流し首を振る
「 どうせ俺は…死んでも悪魔だ……。この世に未練はないよ 」
真琴と同じ時間を過ごす、それだけが俺の目的だった
それ以上、それ以下でも無かったからこそ何も必要無いと思う
家族の絆も、愛情も、優しさも……
全て君を手に入れるならいらないよね
「 一方的だと言ってたよね…?なら……俺らしくいい事を教えてあげる… 」
「 っ……ぅ…… 」
「 俺はね……。おにーさんさえ居れば、他に何も必要ないんだよ 」
「 !!! 」
君が俺しか見れないよう、君が俺しか頼れないように
全ての者を殺して、壊して、只二人だけの空間にする事は可能なんだ
俺は人間になっても、結局は悪魔の心が消える事はないほど
生き返っても尚、俺は″ 悪魔 ″だ
「 流産しても尚……何度も、何度も抱いてあげるよ……おにーさん♡ 」
「 いやだ、やめて…くれ…ぃ、あっ、くっ!! 」
愛しい人の悲鳴こそ、悪魔にとって最高の甘美
君はこの世で最も、生き返らせてはいけない者を…生き返らせたんだ
その責任……考えた事あった?
いつもの帰宅時間より早く帰ってきた
どこか顔色が悪い様子に不安になるけど、真琴は平気だと言ってマスクをしたままキッチンに立つ
時期外れの冷麺だけど、俺は彼の料理が食べれるならいいと思う
「 クオレ、邪魔なんだが…… 」
「 んー……ちょっとだけ 」
キッチンに立ち、シャツの上からエプロン姿の真琴は見てるだけでそそられる
淫魔の時にあった欲は消えてないから、すぐにムラッとする
うなじへと口付けを落とし、両手をエプロンの中に手を入れシャツの上からお腹と胸元を撫でれば、鬱陶しそうに告げられる
「 手伝わないなら、座ってて欲しいんだが? 」
「 中華の麺は茹でたもん 」
「 そうだが……っ…… 」
ねっとりと舌を滑らせ首筋を舐め、キスマークが付かない程度で口付けを落とし、指先で触り心地のいい身体を撫でていれば
彼の肩はピクリと反応し、手を止めた
「 今は、作ってるんだ…。止めてくれ 」
「 いつもは許してくれるのに…今日は嫌なの? 」
「 嫌だな 」
きっぱりと断られると流石に、俺も触るのには抵抗がある
一度、首筋に口付けただけで腕を離し後ろへと下がれば彼は首元を触りながら、此方を向く
「 止めてくれてありがとうな……。出来るまで座っててくれ 」
何となく気不味い雰囲気に目線は泳ぐ
好きな相手を困らせたくないと思うとこんなにも気を使ってしまうんだね
今までの俺はどうやって触れて居たのか分からなくなりそうだよ
「 ちょっと外に出てくる…後から戻るよ 」
「 っ、クオレ……! 」
「 なに? 」
外の空気でも吸おうかと思い歩こうとすれば、止められた事に振り返り傾げれば
真琴は不安そうな表情を浮かべ、僅かに視線を逸らしてから告げた
「 もし…俺が…一年近くヤらないと言ったら…。御前は、他の誰かを求めるか? 」
「 ヤりたくないの? 」
「 もしもの、話だ 」
子供の成長の為、毎日魔物や悪魔と行為をしていた
其処に向ける愛情は無いにしろ、淫魔にとって食事と同等に大事な性行為
こっちに来て、人になってもほぼ毎日のように抱き合って触れ合っていたのに…
それが全く無くなるなら、俺は他の誰かを求めるのだろうか?
何処か震えた声で告げた真琴を見て、俺は彼の元に戻り頬に触れ、額へと口付けを落とした
「 ふっ、そう心配しなくとも他の誰かを求めることは無いよ。俺が抱きたいのは真琴だけ… 」
「 そう、か……。我慢させて悪いな 」
「 ふふっ…いいよ。その後…沢山させてもらうからさ 」
「 っ…… 」
ほんのり染めた顔に愛らしいと思う
よっぽど嬉しかったのだろうね、俺の服を掴み額を肩へと当ててきた彼の髪に触れゆっくりと撫でる
「 約10ヶ月間……挿入は出来なくなると思う……。それでも… 」
「 妊娠したの? 」
「 嗚呼……えっ……!? 」
バッと離れた真琴は、俺の言葉に目を見開き
百面相をするように焦ったり戸惑ったり、それなのに顔を真っ赤にさせて照れたりもする
流石に俺も男だ、10ヶ月間ヤれないと言われると一つの結論しか思い浮かばなくなる
「 なんで…気付いた……!? 」
「 まぁ、10ヶ月間って言われると…ね…? 」
「 っ…あぁ、そうだよ…妊娠した。つーか…反応…薄くないか? 」
「 そうかな?一周回って冷静になってるだけかな?ほら、自分よりテンパってる真琴が可愛いなって 」
本当は凄く嬉しくて、喜びを顕にしたいんだけど
百面相して、それにて不安そうな顔を向けてるのを見ると如何しても冷静になってしまう
彼の表情を読取って、人間らしい言葉を繋げようと考えてるせいかも知れないけどね
「 だ、だって…男同士だし……。俺も子が出来るとは思わなくて…… 」
「 俺が元悪魔だからありえるよ。産んでくれる? 」
片手をそっと腹部へと当てれば、真琴は照れたように小さく頷いた
「 産んでいいのなら……産んでみたいと思う…… 」
「 そっか…。嬉しいな、ありがとう。真琴……俺に出きることはサポートするよ 」
「 俺の方こそありがとう……。取り敢えず、突っ込むのを我慢してくれたら…後は、何とかなると思う 」
よっぽど俺が性欲が強いって思ってるんだろうね
確かに、こんな風に顔を赤くして女みたいにモジモジ動かれたら、本能的にムラムラするけど…
だからって子供がいると言われて襲う程、俺は獣じゃ無いんだけどな…
いや、完全に否定出来ないから何とも言えないけど今は大丈夫と思う
「 分かった。料理は手伝うよ…盛り付けたの置いていくね 」
「 あ、あぁ…… 」
重い物を出来るだけ持たさないとか、匂いのキツイ料理は避けるとか、そういった気遣いが必要なんだと、何気なく翔太が教えてくれた
「 お父さんは…ママになるんだ。それって…凄く凄く大変なんだよ? 」
「 へぇ~……? 」
食事を終えてから、翔太にも子がいる事を真琴から伝えれば
高校生になった翔太は直ぐに受け入れ、俺に色んな事や、保険で習ったり、ネットで見たことを教えてくれる
「 ……二人で話すのは勝手だが、その位置は必要なのか? 」
「 ん? 」
何故か拳を握り締めた、風呂上がりの真琴が立ってることに疑問になり
翔太と共に視線を向ければ、俺の代わりに答えてくれた
「 お父さん、だってクオレが膝に座れてって……俺も高校生なのに…… 」
「 いいじゃん、しょーた。俺の息子みたいなものだし? 」
「 だからって……そんな、キスされたくないって…… 」
可愛いと髪やら頬に口付けを落としていれば、本気で嫌そうにしない翔太は顔を背けて眉を寄せてる程度
赤くなる耳に唇を寄せていれば、真琴は問答無用で頭に拳を向けた
「 いっ……!?なっ!真琴…殴る事無いじゃん!! 」
「 御前ってやつは……クソたらし!!見境の無さに呆れる! 」
「 なっ…!?俺にとって愛情表情だし、翔太は俺の息子でもあるんだよ!? 」
「 だからってな!スキンシップの限度を考えろ!! 」
いい争いを始めた事で翔太は静かに膝の上から退き、リハビリを立ち去るのを横目で見て助けて欲しいと思うけど、それを気にもせず真琴は部屋着に着ていたシャツの胸ぐらを掴む
「 俺に触れられないからと翔太か!?その内、その辺の野郎でも手を出しそうだな! 」
「 翔太にはそんな性欲を向けてはないし…そんな目で見てない 」
「 例えそうだとしても、御前の言動そのものが、俺を不快にさせる!! 」
彼の言葉に、表情の筋肉が一気に失ったように冷たい目を向けてしまう
それに気づいたように、真琴は僅かに息を詰めるが既に遅い
「 いっ…!?なっ……! 」
胸ぐらを掴まれたままソファーに押し倒し、見下げれば動揺を向ける真琴と視線を重ねる
「 そんなに俺が他の奴に触るのが不安ならさ……。股開きなよ……、邪魔なんでしょ?信用出来ないほど子が居ることでヤれないと、思うなら…いらないよね。落としてあげるよ…… 」
「 っ!!やめっ……子は関係ないだろ!?クオレ……止めてくれっ、いやだ……っ!! 」
妊娠した人の気持ちなんて分からない
だが、理解しようと頑張って……真琴が不安にならないようしてるのに
俺が、息子と触れ合えなかった時間を必死に埋めてる事も…
浮気をしないよう欲から思考を外してるのに、それでも気にすると言うなら……
俺は…彼の重りになるような子供はいらなかった
悪魔の子だから嫌そうにしてた真琴の為に、俺一人で二人を育てたけど、
今回の子供は完全に人の子になるだろう
俺だって、子供達のために身を犠牲にして気に入らない魔物からもヤられて精子や生気を奪った
通常よりずっと早く成長させたのも、人間界で真琴が待ってるから、待たせないよう早めた
その分、人間界で少しずつ集める生気を短期間で集めたんだ
褒めてほしいのに、それすら知らずあの事達のことは無かったように口に出さない
「 君を大切にしたいと思うけど……。余り巫山戯た事を抜かすなら……君が不安になる者すべて…殺してあげるよ。子も翔太も…仕事場の連中も……。俺が人と会うのが嫌なんでしょ?触れるのも…見るのも…。なら……俺は君以外…いらないよ 」
真琴が抵抗する程度、俺には造作も無かった
服を乱し、股を身体で開かせれば真琴は目元に涙を浮かべ、驚いた表情を見せる
「 ちがっ……俺は、そんなつもりで言ったわけじゃ……まて、挿れんな……っ、なぁ……いっ!!? 」
グッと陰茎を押し当て、無理矢理亀頭で孔を開き挿入する
俺の腕に爪を立てて痛がる真琴を見詰めたまま腰を揺らせば、彼は痛みと腹の子の不安で涙を流し首を振る
「 どうせ俺は…死んでも悪魔だ……。この世に未練はないよ 」
真琴と同じ時間を過ごす、それだけが俺の目的だった
それ以上、それ以下でも無かったからこそ何も必要無いと思う
家族の絆も、愛情も、優しさも……
全て君を手に入れるならいらないよね
「 一方的だと言ってたよね…?なら……俺らしくいい事を教えてあげる… 」
「 っ……ぅ…… 」
「 俺はね……。おにーさんさえ居れば、他に何も必要ないんだよ 」
「 !!! 」
君が俺しか見れないよう、君が俺しか頼れないように
全ての者を殺して、壊して、只二人だけの空間にする事は可能なんだ
俺は人間になっても、結局は悪魔の心が消える事はないほど
生き返っても尚、俺は″ 悪魔 ″だ
「 流産しても尚……何度も、何度も抱いてあげるよ……おにーさん♡ 」
「 いやだ、やめて…くれ…ぃ、あっ、くっ!! 」
愛しい人の悲鳴こそ、悪魔にとって最高の甘美
君はこの世で最も、生き返らせてはいけない者を…生き返らせたんだ
その責任……考えた事あった?
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