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~ 神崎 視点 ~


羊の姿で当然と現れて、追いかけて来て
勝手に魂の契約をして、家に居座り始め

好きだとか、気に入ったとか言ったのは
全て……あの夜に、犯しながら喰い殺した、
妻…アリシアの夫だと、知っていたからか!!

「 っ!!俺を、翔太を……騙したのか!! 」

優しい顔をして翔太に近付き、
俺の目を…家族を奪いながらも笑みを向け
触れる手は酷く心地の良いものだった
だからこそ、戸惑ったんだ

その優しさを信じても良いのか、
あの日の悪魔は忘れる事は出来ないが
御前なら…御前なら、信じていいのかと……!

だが、その憎く殺したい悪魔が……クオレだとは思わなかった!!

「 なんとか、言えよ!! 」

裏切られたと、悪魔なんかに思ってしまった

少しでも知ろうとしたのが間違いだった
拳銃を下ろさず撃ち抜いて…
悪魔殺しの剣すら探せば良かった
なんで俺は、それを止めたんだ……

頭に血の気を上らせ向かって行った俺の手首を簡単に掴んだ悪魔は、血と死体で汚れたベッドへと押し倒した 
片手が喉に辺り、鋭い爪が皮膚を突き刺す痛みを感じるが、悪魔は何も言わず見下げている

その瞳が赤く染まるのを見て、唯一冷静じゃ無いんだと判断出来る

「 くっ、無礼者!!御主人様に…… 」 

「 シュヴァルツ。コイツの行いは全て許してある…だから引け、気にする必要はない 」

「 っ……はい 」

横目で見ればケンタウロスのシュヴァルツは、どこからとも無く剣を取り出し、鞘から抜こうとした
ケンタウロスが、剣や弓の達人だと何かの本で見たが……
装飾が施された刃はその役目を果たす事なく、
悪魔の言葉によって、彼は頭を下げ一歩下った

「 いっ……! 」
 
余所見を向いていたのにバレ、喉に突き刺さる手に力が入り、皮膚が切れ、鋭い痛みに息は詰まる 
酸素と血流が上手く回らず、首を吊ったように頭は酷い頭痛を感じ始めた

「 オマエは悪魔に何を期待した?なにを求めた?それが自分の思っていた事と違った程度で……裏切った?面白いことを言うなぁ 」

「 クッ……ぅ、っ……!! 」

嗚呼、図星だ……
完全に、相手の本質を見抜けなかった自分の落ち度だ
最初から、裏切るとか…そんなものは何処にもない
悪魔に憑かれていた程度であり、俺はもう神父を名乗れるほど清くない
汚れた魂と身体は、あの日からこの悪魔のものだったんだ 

知らなかったのは……俺の責任だ

「 神に懺悔すると良い……。神に心と身を捧げた者でありながら…その胎内に悪魔の子を宿しているんだ 」 

「 なっ……っ!! 」

今、なんて言ったんだ……?

「 せいぜい……悪魔の子を産むためだけの道具に成り下がるといい 」

「 っ……!?はっ……っ!? 」

聞き間違いだと言ってくれ
他の連中は何故、膝を付き頭を下げたんだ

目を見開き、理解を求める前に悪魔は片手で服を切り裂き、身を露わにさせた 

嫌がり、身を動かし暴れれば軽く笑われ、両手はヌルヌルとした触手に掴まれた
視線を悪魔に向ければ、気にもせず俺の首筋を舐め上げ、股を開かせた

「 !! 」

感じていた違和感に気付いた時には、俺に抵抗する事は出来ないんだ
魔法か何かで声を消され、吸盤の付いたタコのような触手は悪魔の動きに合わせ、脚を開かせた  

バラバラの死体が転がり、血と欲で充満した暗い部屋のベッドの上で 
他の行為を待つ魔物達に見られながら、犯される

「( !!!ぁあっ、ぐっ……いっ、んんっ!! )」

″ その胎内に悪魔の子を宿しているんだ ″

嘘だと思いたいが、ここに来る前に少しだけ機嫌の良かったコイツを知っている
起きた時に意味もなく食わしたと思っていた生気と魂は、全て腹の悪魔の為か!

それなのにコイツは、普段のようにしつこい程に長い前菜で慣らす事もせず、熱く太い陰茎を後孔へと突き刺し、腰を揺らした

腹にいるんじゃないから、悪魔だからヤッても良いのか
なんで俺は、宿してるんだ
 
考えが纏まらなくなった思考のまま、身が焼けそうな程に痛いのに、
触手で陰茎を擦られ、時より先端をしつこく吸われれば、身体は嫌でも震え
強制的に射精し、精子を飛ばす

胸糞悪く、腸を押し上げられる感覚に嘔吐付き、突かれる度に目の前は真っ白になる

「 はっ…そろそろ、いい声で啼くだろう……。求めろ…その声で、俺を…… 」
 
「 ひっ。ぐ、あぁぁっ!もぅ、むり、だぁ…!ぃ、やぁ、あっ、ぐぅ……! 」

「 ふっ……素直になれば苦しくないのにな……。此処には時間が無い……堕ちるまで……抱いてやるよ 」

早く、媚薬でも使って馬鹿にしてくれりゃいいのに…

そんな物を使わないなまま、何度も何度も…腰を揺らし内側から前立腺をしつこく擦られ、 
生理的な涙を流し、嫌々絶頂を迎えた

精子を吐けば亀頭に被さっている触手は、それを吸い取るように吸い付く 

イッた後に吸われてるような感覚に、理性の糸はプツリと途切れた 
 
「 あぁぁっ!!いぐいぐっ!!んんっ!あぁ、ちん、ぽ、ごわれるぅ!!ぁ、ぐっ! 」

「 はっ……っ…… 」

一人で豚のように鼻を鳴らして声を上げて、勃起が収まらない陰茎が、触手で愛撫され弄られ、悪魔は中に熱い精子を注ぎ込み、種付けを繰り返す

掠れる声や、涙と唾液でグチャグチャになった顔を晒し、時間なんて分からなくなるほどに三日三晩に渡り、惜しみ無く犯されていた

「 ひっぐ、……はぁ、はっ、っ…… 」

意識が薄れ、直腸の奥まで精子が溜まり、腹がボッコリと膨れ 
縛られ続けた手足の感覚も、開きっぱなしの孔が閉じてるのさえ分からないまま虚ろになっていれば、悪魔は耳元で囁いた

「 次は、俺のペット達の相手をするといい。腹の子にしっかりと快楽を教えて、淫魔にするために…… 」 

言葉の意味が理解出来ず、声を返す気力が無いまま身体は魔法陣の中へと入っていく

「 っ…… 」

どさりと落とされた場所は、床は石のようで冷たく硬く、それにて薄暗い 

身体を動かす力が出ず、下半身が痺れて動けないでいれば重い鎖を引き摺る音に、顔を上げた

″ ハアッ……ハアッ……ハアッ ″

血生臭い獣の匂い
まるで、野良犬のような独特な匂いに影の方から出てくる姿に、朦朧としてた思考はハッキリとなり、聞こえてきた悪魔の声は、その獣の隣に立っていた

「 っ!!! 」

「 コイツはケルベロス族のブルー。目が綺麗だろ?俺の可愛いペットだ……せいぜい、相手してなってくれよ?まぁ、安心しろ…奴隷紋どれいもんを付けてるから喰い殺しはしない 」

顔が三つある大きな狼のような犬は、其々に唾液を垂らし
深い海のような青い目を光らせ、俺を見下げてきた

ケルベロスと言った犬の胸元に一瞬現れた、奴隷紋の印を見るが…この悪魔は何を言ってるんだ? 

相手にしろ?は……?

「 さぁ、ブルー。腹の子に快楽を教えてやれ……。コイツは絶倫で精子を止めどなく注いでくれる。楽しんでね、オニーサン♡ 」

「 い、やだ、やめ……やめて、くれ……!! 」

「 グルルル 」

ケルベロスは鎖を引き摺ってやってくれば、身を引こうとするも、いつの間にか俺の足にも枷が取り付けられていた

逃げる事も出来ず、犬とやるなんて……そんなの絶対に嫌だと首を振っても悪魔は只、薄く笑っていた  

「 っ、っ!!? 」

背中を踏まれ、肩を咬まれた痛みに眉を寄せていれば
悪魔によって開いていた後孔へと更にデカイペニスが突っ込まれた

「 んごっ、おえっ、おっ、ぐっ!! 」

容赦無く直腸を突き上げ、一気に揺らし始めた事で口から、異物のない液体を吐き、犯されていく

獣の息を荒くさせ、腰を揺らすしか能の無い犬は只、孕ませるように精子を注いでくる 

あの悪魔の精子が上書きされるような感覚に身は震えるも、腹の奥は熱くなる

「 ふっ…… 」

少し離れた場所に椅子に座り見てるだけの悪魔は、只薄笑みを浮かべ傍観していた 
時やりシュヴァルツから白い液体の入った飲み物を受け取り、飲みながらケルベロス、オーガ、ミロタウロス族に犯される俺を見ていた

見ないで欲しい、こんなボロ雑巾のように扱われながらも、喘いで、射精して、誰の精子か分からないのを尻から漏らして、時より脱糞のように音を立てて出してる俺の姿なんて……
 
「 クオレ様、ぁ、んっ…… 」  

そして、俺の前で……他の奴を抱かないで……くれ……

膝の上に座らせた男では無く、俺を……

「 っ…… 」

言えば、俺は堕落する……
 
それでも、他の奴に犯され続ける生活から逃れる事が出来るなら   
もう…なんだっていい……

傷だらけで薄汚れた片手をガラス越しにいる悪魔へと伸ばす 

「 クオレ、が……だいて、くれ……。クオレ、だいて……クオレ、がいい……頼む……俺を、抱いて…… 」 

身体が好きだと言って 
此処まで連れてきたのなら…  

抱いてくれ……

プライドなんて消え、只ひたすら掠れた声で告げれば 
男の首筋へと口付けを落としていた彼と視線が重なり、その口元は笑った

「 嫌だね。本心じゃないでしょ 」 

「 !! 」

怒る気力もなく、叫ぶことも、無く……

行為を続行した悪魔の姿を見て、涙を流していた
   
肩を掴んだ魔物は、まるで可哀相だと言う様に嘲笑い、腰を揺らし精子を注ぎ入れた    

何度も気絶し、何度も犯されながら、目を覚まし 
そして、また気絶をするのを繰り返す
  
喉が乾けば、腹が減れば、陰茎を突っ込まれ精子を飲まされ   
冷たい床に押し付けられ、腕を引っ張られ、髪を捕まれ、色んな魔物に回され犯される

何故、俺はここに居るんだっけ……
何故、俺はこんな事をされてるんだ…… 
何故、悪魔は俺を抱いてくれないんだ 

犯される事への気持ち悪さが無くなり 
与えられる陰茎を自らしゃぶり始めた頃には

人間としてプライドも、理性も削ぎ取られ

雄を相手にする雌豚として堕落し

他の雄に抱かれながら…

只、ずっと…クオレの名を呟くように呼んでいた

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