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番外編

06

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好きな颯に触れれる

 其だけで今、何をすべきかを忘れていた 

感動してた、颯の中に、俺の陰部を挿入して肉壁の熱や体温やら感じて
繋がってる事に、只悶えて泣いてた

「 りくぅぅう.... 」

寝てるけど、颯、寝てるけど!
繋がりを求めていた俺は只嬉し泣きして
長い睫毛を伏せて眠る颯と密着しては満足していた

「 ....こうして触れられるなんてね 」

肉体関係は情報収集の為に使っていた
組織の中では下手に女を孕ませないよう
ゴムの使用は絶対だし、使わなくてもそんな任務があるだろって時は避妊剤を常時持っていた
だからこそこうやって生であり
特に組織の命令や束縛を気にせず身体を重ねられるのはなにより嬉しい

颯の柔らかで色白の肌を撫でて 
所々に咬んだりキスマークを落として
それでもいいんだよ、考えられない

咥内に残る颯の精子の味
勿体無いとか思わないほどに全て味わって飲んで、一滴残らず飲み干して
満足気に颯の頬に触れ開いていた脚を閉じて、僅かに横へと擦れ挿入したまま布団を被せる

「 ふふっ、君はいつも俺の傍で寝るよね....信頼してくれるのは嬉しいけどさ.... 」

反対を向いてる颯の頭の下に片腕を入れ
枕にしては、手首を曲げ此方へと向かせ
残った手で胸板や腹筋を撫でては陰部へと触れる
眠ったことで萎えたそれを愛らしいと思いゆっくり擦れば彼の瞼は開き、俺を見るなり腕を曲げ髪を撫でてくる

「 ンッ、信頼してる....からな... 」

「 起きてたんだ?ふふっ、寝そう? 」

腰を揺らす事無く、陰部を擦り先端の亀頭を親指で弄っていれば時よりピクッと動かく彼の身体は孔を締め付けてくる

「 寝そうだがな...気持ちよくて.... 」

睡魔の混じる声とうっとりとした表情を見せては唇へと舌を当て舐める颯に、俺からもそっと口付けを交わす

「 このままずっと繋がっていたいな.... 」

「 動かなきゃ、御前が辛いだろ? 」

「 颯と繋がって興奮して勃起してるの萎えないだけだから、平気だよ?一度....颯のお口で抜いてくれたからさ 」

僅かに唇を重ねては言葉を繋げ、颯の整った顔立ちを睫毛やら鼻筋を見て
琥珀色の瞳は眠そうな虚ろの瞳をして俺の唇と瞳を往復する

「 なんだそれ....ふっ、変なやつ.... 」

「 そう?好きな人の身体を見て、触れて、繋がるだけで勃起するもんでしょ。俺は颯の身体を見るだけで勃起する自信あるけど 」

くつくつと笑う颯は、一度息を吐き口付ければ身体を動かした
ぬるっと外れる陰部に残念だと思うと同時に、シーツの擦れる音は聞こえ
彼は起き上がり俺の身体を仰向きにすれば腹下へと座る

「 繋がってるだけでは、詰まらん....御前が動かないなら俺が動いてやる 」

「 えー、寝ててもいいんだよ? 」

腰を浮かし、俺の陰部に触れ軽く擦った彼は、柔らかくなった孔へと自らの押し当て埋めていく
体重をかけて入るために、そのまま座ったと同時に根元まで埋まったのが分かる

「 はぁー....膝を立てろ.... 」

「 ふふっ、いい眺め 」

言われた通りに膝を立てれば、その膝へと手を付き腰を反らしてはゆっくりと腰を上げ下げていく
それに合わせて颯は息を吐き、汗ばんだ髪を掻き上げては腰を前後左右にくねらせ、また上下に動かす

「 っ、でかく、しろとは....いってない.... 」

「 颯の腰つきがエロいから興奮する 」

手持ち無沙汰の両手を俺よりも細い腰へと当て軽く撫でれば、擽ったそうに腰を動かしていく
余り腰を掴まれるのは好きじゃないと分かれば萎えている陰部を掴みながら答える

「 はぁ....好きか?こういうの.... 」

「 颯にされるなら、何でも好きだよ 」

「 ん....そうか....ならいい.... 」

傷は残り有るものの、それすら綺麗に見える
まさに人形みたいな芸術品、颯の姿を遺伝的に残したいと思うのは分かるぐらい見ているだけでも十分

熱さを持ち、肉壁が強弱を付け締め付けては根元から擦り上げていく感覚は密かに息は漏れる

「 余り、擦られると....すぐいっちゃいそうなんだけどな.... 」

ゆっくり繋がって長く楽しみたい俺と、さっさと終わらせたいような颯、どちらを優先するかは颯次第で彼は熱い吐息を吐けば脚を動かし俺の頭の横へと置き腰を反らした

「 イけばいい....イけるなら、イかしてやる.... 」

足首へと触れ軽く口付ける俺に、気付いた彼は俺の顔へと足裏を当てる

興奮する、颯が騎乗位をしてるのに俺の顔に足を置いて匂いを嗅がせてくるの

「 ふっ、颯の汗の匂いがする.... 」

「 まだ風呂に入ってないからなぁ....好きだろ、嗅いどけ、犬野郎 」

「 ん....凄くそそる.... 」

足の指へと舌を絡ませて舐めれば、脹ら脛を震わせ一瞬腰が止まる彼は負けたく無いのか揺らし始めた
 
上下に動かす度にたぷたぷと尻と玉袋が辺りそれがいいのか、颯の尻は敢えて擦り付けてくる
 
左手を足首に当て、もう片方を陰部へと触れ、膝で彼の身体を支えるようにすれば
颯の吐息は徐々に荒れていく....

攻めてるようで快楽に弱いその姿は可愛いね....

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