すれ違った相手と恋に落ちました

獅月 クロ

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番外編

02

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人の意志が感じられなかったアンドロイド 
それが今は、感じれるほどに笑っていた 

「 えっ、颯....なの? 」

「 そうだよ。同じ顔を見すぎて俺だと分からなくなったか? 」

「 っ!!颯!! 」 

もし、夢でもいい
俺が最後にみた颯の姿は傷だらけだったことこうして怪我が薄くなってる事に安堵していれば、ふっとあることを思い出し身体を離す

「 御前は犬かよ 」

「 えっ、待って、待って!牢屋にいるんじゃ.... 」

そう、颯は確かに牢屋にいるはず
ボロボロにされてるんじゃないかと思う俺に彼は、俺の頬に触れ身体を起こせば肩に触れ押さえるように椅子へと座らせてきた 

そのまま椅子へと座れば、服が乱れている彼は膝を付き俺の膨張した陰部へと触れ舌先を当てた 

「 ふぁっ、颯....説明して? 」

「 確かに俺は牢屋にいる。でも2号から協力するなら出してくれると言う条件を飲んだ....牢屋にいるのは俺とそっくりなアンドロイドが身代わりになってくれている....同じ傷と刺青をつけてな.... 」

喋りながら時より舐めては擦る、颯に俺はアランの言ってた条件を思い出せば驚き頭に触れながら問う

「 じゃ、颯....色々な話を聞いたの? 」

「 ん?まぁ....言っても俺は交代したばかりだし、此れから話を聞くつもりだ....モニターを観ていてと言われて来てみれば、一人楽しそうにしてから、相手になろうと.... 」

「 ん、海斗は....?  」

颯はきっと俺より海斗がいいはず
それなのに舐めては手で触れる事に身体は反応し膨張していく
申し訳ないと思う俺に、彼は唾液を垂らしては口角を上げる

「 海斗の物になる前に、御前が満足するまで恋人ごっこに付き合ってやる。俺がずっと好きだったんだろ、拓海 」

目線を上げた彼の言葉に、胸の中は暑くなり鼻先は痛み涙が溢れた

「 おい、なんで攻めの御前が泣いて.... 」

「 好きだったんじゃない。今も好きだよ、大好きだよ。同じ組織の人間じゃなかったら愛していた、誰よりも....好きだよ 」

君は海斗のものになるし、俺は陽妃のものになる、だからこそ思いをぶつけるように情けなく泣いて言えば

丁度、アランも告げていた

" 俺はオリジナルじゃなくて、2号だけどルイスが好き....それでもいい? "

その問いに、そして颯の言葉もまた似たようなもので重なった

" 当たり前だろ、御前の気持ちは知っているから行為も受け入れるんだ "

「 ....ずっと知っていたさ。俺も御前が好きだから、似てる海斗を好きになったんだ 」 

「 っ!! 」

「 地下では組織の目は届かない、地上に出るまで俺の恋人になってくれるか? 」

それは女王アリが本当に求める雄を見付けたように、颯は片膝をついたまま俺の手を取り指先へと口付け、問い掛けてきた

喧嘩して、殺しあって、感情がすれ違って、それでも、いつも互いを想いあっていた 

俺の言葉は、只一つ....

「 当たり前じゃん颯!大好きだよ!! 」 

「 そうか、なら続きヤるな?フル勃起してるチンコ晒されて俺も正気にはいられない。早くこれを入れてくれよ? 」

「 っ~~!! 」

綺麗な顔をしてなにを言ってるんだとこっちが赤面すると顔に手を当て舌の感覚に震えれば、颯は一度顔を上げ、モニターの電源を切れば笑った

「 他人のセックスなんて見る趣味なんて無いだろ 」

綺麗な顔して、いやらしくてカッコいい
謝りたいことや色々言いたいことはあるなかで、今は颯のしてくれるフェラに身を委ねた

「 ンッ....はっ.... 」

颯の口が俺の陰部を包み込んで、愛撫してくれてる事だけに興奮する

目線を落とせば目蓋を下げ、ねっとりと舐め上げては玉袋を撫でては揉む颯の行為に先走りは漏れる

此処まで興奮したのはきっと彼と学生の頃に行為した位だと思うほどに、陰部はフル勃起し血管は浮き出ては硬くなる

「 はぁっ、颯....凄く気持ちいいっ....もっと咥えて....あっ、いいっ.... 」

「 ふっ、ん.... 」

喉の奥へと当てるように舐めては舌で血管に当て、頭を動かすと同時に擦ってくる
咥内が外れないぐらいで亀頭や括れをしきりと舐めてはまた鞘全体を唾液をたっぷりで舐め回し吸い上げる 
 
「 颯にしゃぶられてる....あぁっ、直ぐにいきそっ.... 」

「( 俺の方が攻め方がよくね?まぁいいか.... )」 

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