すれ違った相手と恋に落ちました

獅月 クロ

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番外編

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30分ほどで終わった颯の検査は、俺と同じ合格だったけれど戻ってきた颯の表情は暗くて、俺の隣に座るなり頭を抱えた

「 ....なぁ、やり方....分かったか? 」

「 ....指示されたから、なんとか 」

「 ......全く分からなくて、穴の位置をずっと探ってた.... 」

「 ....ドンマイ 」

肩に触れて慰めようと思った俺だが、ポンと触れた瞬間に感じたのともないほどに身体の芯から疼く感覚に驚いた

「 っ!! 」
 
手を離そうとしたのに、彼は溜め息を吐いて俺の身体に凭れるよう此方へと体重を預けてきた

「 ....射精して、疲れた。少し寝る.... 」

まだ颯の後にもやる男子はいる
それが全て終わるまで帰れないのだが、
俺の気も知らず眠りにつく颯に只胸は高鳴り心拍数と呼吸は荒くなる

「( ....ヤバい、いい匂いする )」

俺と同じシャンプー使ってるのに髪は甘くいい匂いがする
凭れてる事を利用して、髪に鼻先当てて片手を腰へと回せば華奢な身体に理性が揺らぐ

「( はぁ....抱きたい.... )」

女とは違ってきっと燃えるし、颯の知らない顔を見えるなら尚更いい

無駄に発達した記憶力で颯の些細な表情を繋ぎ合わせて、行為の時を妄想していれば下半身は勝手に勃起してた

「 御前、元気な.... 」

「 っ!寝てなさい 」

「 ふはっ.... 」

寝てたと思った颯の片手は俺のズボンの上からそれを撫でては、触ったまま眠るから質が悪い
でも、触られてるのも気持ちいいから手を退かす事無く
俺も妄想と夢が重なるほどに眠りついた

実技訓練が終わり、女子達は顔色が暗かったし男子の中では不能と言われる以前にトラウマになると言ってた者もいる

その中で俺達は共にいたからか、比較的に平気だと思ってた、その場では....

「 おい....なんで、上にいる.... 」

「 なんとなく? 」

寮へと戻り夕食や御風呂さえ終わった頃に、颯は早々にベッドで寝ようとしてたのだけどなんとなく顔を見たい俺は被さっていた

気配で気付くのか、いや、被さるときの音で分かるかと冷静に判断する俺と何処か戸惑う彼に昼間の事を思い出す

「 射精する前って擦った?それとも中で膨張させた? 」

「 ....どっちだったかな、触ってだと思う 」

「 そう、触って.... 」

「 おまっ!?ちょっ、止めろ!! 」

触ってねぇ?へぇ、と颯がどんな表情するか気になって寝間着をずるりと脱がせば驚いて両手で隠そうとする彼の下半身を見て笑った

「 相変わらず、陰毛が綺麗な色してるよね。チンポも真っ白 」

「 っ、やめろって.... 」

サラッと綺麗に生えた陰毛を指先で撫でれば、嫌そうに脚を震わすも本気で抵抗はしないのは分かる

きっと颯も興味あるんだ、だから触られるのは恥ずかしい反面嫌じゃないんだと分かれば指でそっと包み擦っていく

「 はっ、っ....かい.... 」

「 んー?リク 」

ナンバーで呼び合うことは違和感あるから、互いにイメージによってつけた渾名を呼ぶ

颯は俺を" カイ "と呼び
俺は颯を" リク "と呼ぶ

正反対の俺達なのに一緒にいて嫌な気は一切しない、だから彼も震える身体と共に息を荒くし抵抗を止め手の甲側の指を口元に当て此方を見てくる

「 はぅ、っ、かい....じぶんで、触るより....へんな、感じする.... 」

「 リク、可愛い....気持ちいいんだね.... 」

「 ん、たぶん....んっ.... 」
 
膨張した肉棒は手の平で包めていた大きさから溢れる位になり
指先で亀頭を弄り爪を立て余り皮を下げ露にしてから擦れば、先走りで濡れる音に
俺の腰も痺れ重みが増す

「 はぁ、リク....チューしたい、してみよ.... 」

「 ン、ン.... 」

「 んぅ、ン.... 」

身体を落とし、顔を近づければ颯の方から俺の首に腕を回し唇を重ねる 

どちらも始めててズレたり、呼吸のタイミングさえ合わないけどそれでも夢中でキスをする

颯とチューしてる、それだけで頭は沸騰するのに彼が感じてると分かるほど濡れる先走りによって更に行為は進めたい

「 はっ、かいっ.... 」

「 ん、俺のも....擦って....? 」

「 ....わかった 」

ゆっくりと起き上がった颯に俺もズボンを下げ下着から勃起した肉棒取り出せば、颯の手を誘導しそっと触れさせれば彼は頬を染めたまま小さく笑った

「 でかっ....俺のより、太い.... 」

「 リクがもっと、触ってくれたら大きくなる.... 」

「 ん、分かった.... 」

互いに互いの肉棒擦り合って、その上では鼻先当て口付けを交わす
いつの間にか俺と変わらない身長だけど、それでも華奢な身体は俺より小さくも見える

「 はぁっ、リク....いきそ、でるっ.... 」

「 ン、俺も....ぁ、はっ.... 」
 
舌先擦り合って、互いの肩口へと顔を埋め手にスピード上げればどちらともなく射精し吐き出した

ねっとりと手につく颯の精子に嬉しくなり、顔を上げてから舐めれば彼もまた俺のついたその手を見れば舐めた

「 にがっ.... 」 

「 ふふっ、そうだね。颯の味.... 」

「 御前の味.... 」

笑ってキスを交わせばもう一度触れる手に颯は腰を寄せ、肉棒同士を当てるよう俺の太股に脚を置き股を開き、俺は二人分の肉棒を掴み擦る

頭を抱き口付ける颯は時より笑っては甘い吐息を吐く 

君のこういう顔を見られるなら実技訓練も悪くなかったと思う

「 はっ、ぁ、っ....ごめん、変な声、でる....ぁ、くっ.... 」

「 ん、いいよ、出してリク。でも、余り大きいと隣に響くから声止めるの手伝って、あげる.... 」
 
可愛い、と思いながら言い訳を告げて
深く口付けをして敢えて咥内舐めれば
腰を反り震える彼に二度目の快感勝るのが分かる

「 ンッ、ン"ンッ! 」

「 っ....! 」

実技訓練と同じ二度目の射精
それなのに、何故か身体に感じる痺れや脱力感は明らかにこっちの方が多い

感情の差なのか、それとも....

その答えを、君が教えて....

「 リク、いれるね.... 」 

「 っ....俺、おんなじゃない.... 」

「 じゃ、リクが俺の中に入れる?それでもいいよ 」

君がしたい方で俺はいい
だから、どうする?って答えれば真面目な彼は告げた

「 俺の方が、細いからきっと痛くないと思う.... 」

「 じゃ、俺が女の方だね.... 」

男に使える穴なんて一つしかないけれど、
やり方なんてそんな知らないから位置を変えて今度は俺が仰向けになり脚を開く

彼は実技訓練と同じく被さり、穴へと肉棒を押し付けた

 
 
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