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しおりを挟む" 何を言って.... "
" こんな時に知らないフリをしないでください "
子供だと蔑んだ
その為に遊びに行こうと思ったのに何故か方向は変わった
掴まれた腕は余りにも強くて一瞬、俺は本当に子供を相手してるのか考えるほどであり
数回の討論の内に" 大人 "として相手することになったのだが、思考が停止して間違ってると思うのは早い
大通りから外れたビルで隠れた中にある
ラブホテル
連れてきたのは、惚けたフリをした俺自身
相手は高校生、それを知ってる筈なのに他の言葉は出なくなった
『 ....可笑しくないか.... 』
やっと出た言葉はこの状況の事
部屋を選んだのは俺自身なのだが、その後にさっさと靴を脱いでコートすら脱ぐこと無く、目の前には海斗がいてそして背中にはキングベットのシーツが当たる
押し倒されてるのは俺の方
そう理解したときに出た言葉は、また惚けてると言われそうだな
「 何故ですか? 」
『 ....いや、普通逆だろ.... 』
逆ってのも可笑しいんじゃないか?
男同士だろ?御前は嫌じゃないのかと、色んな言葉がごちゃごちゃと混ざる脳内で適切な一つを見つけるのは苦労する
こんな状態なのは初めてだからだ
男が好き、ホモだと妹に言われてもこっちの経験は女性相手しかしたことない
大人の遊びを教えてくれと言われて、ラブホテルで遊ぶような遊びは幾らでも有るのだが行為へと移るのが変だと思う
「 逆?何を言ってるんですか、一ノ瀬さんの方が華奢で可愛いので受けでしょ? 」
『 そう言う問題じゃなくてな!俺は男だぞ!? 』
「 知ってます 」
『 御前は気になる女がいるんじゃないのか! 』
なんでさっきまで泣きべそかいてた奴が攻めに廻ってんのか理解できない
胸元を押す俺の手首を掴み、ベットへと押さえ付けるなり首筋へと鼻を当てる様子に自然と身体に力が入る
「 そうですね、居ますよ....だから経験させて下さいよ。俺って格好いいんでしょ? 」
『 っ....!! 』
冷めたような冷たい瞳には何処か色気も含み、声に出すことさえ失わせた
格好いいと思っていた、金髪の時も最初から身長も高くてガタイもいい優しくて真面目な奴だと思っていたが此は間違いなんじゃないか
「 まぁ、俺も経験無いんで分からないので教えて下さい....何処に触れればいいですか?一ノ瀬さんは何処が好きですか? 」
言い分けないだろ、そう睨もうとしても海斗の手は俺のコートをボタンを外し既にスーツの上着のボタンはなくカッターシャツへと当てていた
掴まれた手とは逆の片方は自由なことを思い出し、手首へと掴む
『 待て待て!!初めてなら尚更、男じゃなくて女にしろよ!考えてみろ、俺は32歳のオッサンだぞ!?オッサン相手に盛ってどうする! 』
「 そのオッサンに盛ってる高校生ですが、なにか? 」
『 っ!馬鹿かかよ!! 』
怒ってるようには見えない、逆を言えばもう後先が引けないからそのまま突っ走ってるような闘牛に俺は抑えるやり方を知らない
脚を暴れて蹴るなんて出来るわけもない
大人の遊び=ラブホテルに連れてきたのは俺だ
「 馬鹿だよ....無性に貴方に触れたくて仕方ないんだ.... 」
『 っ!! 』
出逢ったばかりだろ、そんな言葉は今は関係無い
触れたいから抱く、男らしい理由じゃないか
その相手が自分より一回りは年上の相手って岳で、俺がもし攻めなら一回り年下のこいつを抱けるか、と聞かれればきっと出来る
「 乳首、ピンク色なんですね....綺麗だ 」
『 っ! 』
カッターシャツのボタンは外れ、触れれた腹筋から胸板に身体は跳ねる
海斗に触れられる事が嫌ではないと思うからこそ、身体は素直に反応してしまう
『 あっ!っ....! 』
反応を伺うように指先で弄る乳首に、俺は感じやすいんだと思い出したときには遅かった
へぇ、と呟きオモチャを弄って楽しむ子供のようにやり方を考えながら触れるのが分かる
其れだけで何度も変わる弄り方に胸の先から腰に掛けて電流が流れるよう反応する
「 舐めますね....肉より、美味しそうだ.... 」
『 っ!かい、とっ!あぁっ! 』
身体を下げた事で手首を拘束していた手も外れ、片手で乳首を弄り、
反対を舐めては歯を立てる海斗の短髪の髪へと抱えるように抱き、腰を引く
まるで自ら胸を押し当ててるような気もするが、
其れよりも痺れる身体に理性は途切れる
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