ゾクッとくる？怖い話・短編集(オリジナル)

知らない声

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最近、夜になると誰かが家の中で話している声が聞こえるようになった。一人暮らしなのに妙だなと思いつつも、テレビや外の音が響いているのだろうと気にしないようにしていた。

ある日、疲れて帰宅してベッドに入ると、またその声が聞こえてきた。今度ははっきりと近くで。だんだん気味が悪くなり、声が聞こえる方向をたどってみた。

リビングにある棚の上、古い時計の中からだ。

怖くなってその時計を開けてみると、中には小さな録音機が仕込まれていた。再生ボタンを押すと、聞き覚えのある自分の声が流れてきた。

「…今日も、見ているよ。」
























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この話のポイントは、自分ではない誰かが録音機に自分の声を入れていたこと。つまり、知らない間に誰かが家に入り込んでいる可能性が示唆されています。