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生真面目騎士様の嫉妬心(2)
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「ヒューバート様……?」
突然立ち上がったヒューバートに、リズベスが困惑したように声をかける。その声を無視して、ヒューバートはリズベスの隣に腰を降ろした。
魔術師団の応接室は、騎士団のそれと似たり寄ったりで大した違いはない。ただ、男ばかりの騎士団と違い、女性も多く在籍する魔術師団の応接室には、彼女たちの気遣いなのだろう。小ぶりな花瓶に花が生けられてほのかな香りを漂わせている。
どこでも同じなのは、置いてあるソファだ。一人掛けが二脚に、二人掛けが一脚。この国では、これが一般的な応接セットだ。そして、勿論ここでもそれは例外ではなかった。
先に部屋にいたヒューバートが一人掛けに座っていたため、リズベスは対面にあった二人掛けに座っている。
そう、ちょうどリズベスが差し入れを持ってきてくれたあの日、執務室で座っていたのと同じように。
同じことを思い出したのだろうか。それとも、急に無言になったヒューバートの行動に驚いただけなのか。
腕に触れたリズベスが、一瞬びくりと身をすくませる。あ、の形に一瞬開いた形の良い唇から、赤い舌が覗いた。ほんのわずかに見えたその赤が、妙に視界にくっきりと残る。
普通ならば、他人に触れられることなどないそこに、触れたことを思い出す。
ひどく甘く、柔らかく、そして燃えるように熱い感触。それと同時に抱きしめた身体の柔らかさまでもが、はっきりと手に蘇ってくるようだ。
もう一度、それを味わいたい。ヒューバートの胸の中で、急速にその欲望が渦を巻く。
一方で、それを押しとどめる声が同じ胸の中から聞こえる。ここで再び同じように唇を奪うことは容易いが、それは誠意ある男の行動ではないだろう、と。
「あ、あの……?」
考え込むヒューバートに、リズベスが声をかける。その声には、戸惑いと羞恥の響きが感じられた。
それはそうだろう。
普通の男女はこの距離には座らない。完全に恋人同士の距離感だ。
(ちょっとは、この状況を意識してもらえたかな)
それだけで満足しておかなければいけない。誠実であろうとする心は、そう自分自身に言い聞かせる。
しかし、胸の内からはそんな自分をあざ笑うかのように、別の声が囁きかけてくる。
――本当にそれだけでいいのか?
――お前以上に親しい男が、彼女にはいるかもしれないんだぞ?
押しとどめようとしても、次から次へと聞こえてくる声に、ヒューバートは身体をこわばらせた。身の内からドロドロとした何かがあふれ出してくるのを、なんとか止めようとするが――もはやそれは、一種の呪いの様に急速にヒューバートの思考を蝕んでいく。
――あいつが、彼女を攫って行ってもいいのか?
その言葉に、ヒューバートは急速に心が冷えていくのを感じた。目の奥がチカチカとして、身体は心に反して燃えるように熱く感じられる。
は、と短く息を吐く。
(そんなことが許せるはずがない)
それを決めるのは自分ではない、ということはヒューバートの頭の中からはすっかり抜け落ちていた。身を焦がすような思い――それは紛れもない嫉妬。そして、際限のない独占欲だ。
リズベスを誰にも渡したくない。
誰の目にも触れさせたくないし、誰のこともその目に映してほしくない。
ただ、自分の傍にいてくれたらそれだけで、どれほどの幸福か。
その思考を止めるべき理性の声は、今のヒューバートにはあまりにもちいさく、弱々しい。止まらない思考回路が、実現するためにはどうしたら良いか――という実務的なことまでをも考え始めた時、ヒューバートの耳朶を打ったのは、リズベスの心配そうな声だった。
「ヒューバート様、どうなさったんです……?何か、ありました……?」
おずおず、といった態で――およそ普段のリズベスからは想像もつかないほどにしおらしい口調でそう言うと、心配そうに顔を覗き込んでくる。
その澄んだブルーの瞳には、純粋にヒューバートを案じる気持ちだけが浮かんでいた。
「……っ、い、いや……」
その純粋な瞳の持ち主を、どうこうする計画を練っていた――などとは、口が裂けても言えるわけがない。
あまりの疚しさに、とっさに取り繕おうと言葉を探す。
――が、元来ヒューバートは口がうまい性質ではないのだ。そうそうすぐに言い訳など思いつくはずもなく「あー」だの「ええと……」だの、特に意味をなさない単語だけが口の端からこぼれては消えていく。
リズベスは、そんな彼の様子を見ながらしばらく考え込んでいる風だったが、何かに思い当たったのだろう。急にヒューバートの方へ身体ごと向き直ると、その手を取った。
「……失礼しますね」
突然手を握られて動揺するヒューバートにはお構いなく、リズベスはその手をくるりと返し、掌を上に向ける。そうして、反対側の指を手首にそっと這わせた。
「……っ、リズ、何を」
決して意図的ではないだろう、と察せられるものの、その指の這ったあたりからぞくりと背筋に快感が走る。一瞬詰まった息を誤魔化すように、リズベスに疑問を投げかけるが、当の本人は至極真面目な顔つきで何度か指を往復させた。
その指が、ある一点で停止する。
「……うーん、脈拍は正常、かな?ちょっと早いような気もしますけど……?」
しばらく指をあてていたリズベスが、そう言って首をひねる。どうやら、ヒューバートの様子から体調不良を疑ったらしい。
そのまま、何の気なしにとった行動なのだろう。ヒューバートの、男性らしく少し骨ばった手首のあたりを、リズベスの柔らかな指が撫でる。
その感触が、ヒューバートにはたまらない。撫でられた辺りから、ぞくぞくと這い上るように気持ちよさが押し寄せてくる。
「っ、あ、リ、リズ……っ」
元々、不埒なことを思い描いていた身には、その接触はあまりにも甘い。制止しようと開いた口からは、意味をなさない言葉が、吐息とともにこぼれていく。
ぶるり、と身体が震える。――収まりきらない熱が、更にその温度を上げていく。
この柔らかな手で、もっと触れてほしい。出来ることなら、もっと他の場所にも――。
はあ、と熱い息が唇から出て行く。口の中は既にカラカラに乾いていて、息をするのも苦しい。ヒューバートの不埒な想像は、とどまるところを知らない。
まずは、その唇を、その口の中の甘い唾液で、この渇きを癒してほしい。
柔らかな身体に、その肌に直接触れて、感触を確かめたい。
あの時聞いた甘い声を、もう一度聞かせてほしい。今度は、あの蕩けるような声を、もっともっとあげさせたい。
――夢に見たものと、本物はどれほど違うだろう。
その欲望のままに、手首を抑えていた指をそっと撫でる。それにはっとして手を離そうとしたリズベスを、逃がさないようその腕を掴んだ。
「リズ……」
声が、掠れているのが自分でもわかる。
ヒューバートの、欲を隠そうともしていない翠の瞳が、リズベスの青い瞳を正面から見据えた。
ごくり、とつばを飲み込む音は、果たしてどちらがたてたのか。
どちらからともなく近づいた唇が、触れ合おうとしたその時。
コンコン、というノックの音とほぼ同時に、応接室の扉が開いた。
突然立ち上がったヒューバートに、リズベスが困惑したように声をかける。その声を無視して、ヒューバートはリズベスの隣に腰を降ろした。
魔術師団の応接室は、騎士団のそれと似たり寄ったりで大した違いはない。ただ、男ばかりの騎士団と違い、女性も多く在籍する魔術師団の応接室には、彼女たちの気遣いなのだろう。小ぶりな花瓶に花が生けられてほのかな香りを漂わせている。
どこでも同じなのは、置いてあるソファだ。一人掛けが二脚に、二人掛けが一脚。この国では、これが一般的な応接セットだ。そして、勿論ここでもそれは例外ではなかった。
先に部屋にいたヒューバートが一人掛けに座っていたため、リズベスは対面にあった二人掛けに座っている。
そう、ちょうどリズベスが差し入れを持ってきてくれたあの日、執務室で座っていたのと同じように。
同じことを思い出したのだろうか。それとも、急に無言になったヒューバートの行動に驚いただけなのか。
腕に触れたリズベスが、一瞬びくりと身をすくませる。あ、の形に一瞬開いた形の良い唇から、赤い舌が覗いた。ほんのわずかに見えたその赤が、妙に視界にくっきりと残る。
普通ならば、他人に触れられることなどないそこに、触れたことを思い出す。
ひどく甘く、柔らかく、そして燃えるように熱い感触。それと同時に抱きしめた身体の柔らかさまでもが、はっきりと手に蘇ってくるようだ。
もう一度、それを味わいたい。ヒューバートの胸の中で、急速にその欲望が渦を巻く。
一方で、それを押しとどめる声が同じ胸の中から聞こえる。ここで再び同じように唇を奪うことは容易いが、それは誠意ある男の行動ではないだろう、と。
「あ、あの……?」
考え込むヒューバートに、リズベスが声をかける。その声には、戸惑いと羞恥の響きが感じられた。
それはそうだろう。
普通の男女はこの距離には座らない。完全に恋人同士の距離感だ。
(ちょっとは、この状況を意識してもらえたかな)
それだけで満足しておかなければいけない。誠実であろうとする心は、そう自分自身に言い聞かせる。
しかし、胸の内からはそんな自分をあざ笑うかのように、別の声が囁きかけてくる。
――本当にそれだけでいいのか?
――お前以上に親しい男が、彼女にはいるかもしれないんだぞ?
押しとどめようとしても、次から次へと聞こえてくる声に、ヒューバートは身体をこわばらせた。身の内からドロドロとした何かがあふれ出してくるのを、なんとか止めようとするが――もはやそれは、一種の呪いの様に急速にヒューバートの思考を蝕んでいく。
――あいつが、彼女を攫って行ってもいいのか?
その言葉に、ヒューバートは急速に心が冷えていくのを感じた。目の奥がチカチカとして、身体は心に反して燃えるように熱く感じられる。
は、と短く息を吐く。
(そんなことが許せるはずがない)
それを決めるのは自分ではない、ということはヒューバートの頭の中からはすっかり抜け落ちていた。身を焦がすような思い――それは紛れもない嫉妬。そして、際限のない独占欲だ。
リズベスを誰にも渡したくない。
誰の目にも触れさせたくないし、誰のこともその目に映してほしくない。
ただ、自分の傍にいてくれたらそれだけで、どれほどの幸福か。
その思考を止めるべき理性の声は、今のヒューバートにはあまりにもちいさく、弱々しい。止まらない思考回路が、実現するためにはどうしたら良いか――という実務的なことまでをも考え始めた時、ヒューバートの耳朶を打ったのは、リズベスの心配そうな声だった。
「ヒューバート様、どうなさったんです……?何か、ありました……?」
おずおず、といった態で――およそ普段のリズベスからは想像もつかないほどにしおらしい口調でそう言うと、心配そうに顔を覗き込んでくる。
その澄んだブルーの瞳には、純粋にヒューバートを案じる気持ちだけが浮かんでいた。
「……っ、い、いや……」
その純粋な瞳の持ち主を、どうこうする計画を練っていた――などとは、口が裂けても言えるわけがない。
あまりの疚しさに、とっさに取り繕おうと言葉を探す。
――が、元来ヒューバートは口がうまい性質ではないのだ。そうそうすぐに言い訳など思いつくはずもなく「あー」だの「ええと……」だの、特に意味をなさない単語だけが口の端からこぼれては消えていく。
リズベスは、そんな彼の様子を見ながらしばらく考え込んでいる風だったが、何かに思い当たったのだろう。急にヒューバートの方へ身体ごと向き直ると、その手を取った。
「……失礼しますね」
突然手を握られて動揺するヒューバートにはお構いなく、リズベスはその手をくるりと返し、掌を上に向ける。そうして、反対側の指を手首にそっと這わせた。
「……っ、リズ、何を」
決して意図的ではないだろう、と察せられるものの、その指の這ったあたりからぞくりと背筋に快感が走る。一瞬詰まった息を誤魔化すように、リズベスに疑問を投げかけるが、当の本人は至極真面目な顔つきで何度か指を往復させた。
その指が、ある一点で停止する。
「……うーん、脈拍は正常、かな?ちょっと早いような気もしますけど……?」
しばらく指をあてていたリズベスが、そう言って首をひねる。どうやら、ヒューバートの様子から体調不良を疑ったらしい。
そのまま、何の気なしにとった行動なのだろう。ヒューバートの、男性らしく少し骨ばった手首のあたりを、リズベスの柔らかな指が撫でる。
その感触が、ヒューバートにはたまらない。撫でられた辺りから、ぞくぞくと這い上るように気持ちよさが押し寄せてくる。
「っ、あ、リ、リズ……っ」
元々、不埒なことを思い描いていた身には、その接触はあまりにも甘い。制止しようと開いた口からは、意味をなさない言葉が、吐息とともにこぼれていく。
ぶるり、と身体が震える。――収まりきらない熱が、更にその温度を上げていく。
この柔らかな手で、もっと触れてほしい。出来ることなら、もっと他の場所にも――。
はあ、と熱い息が唇から出て行く。口の中は既にカラカラに乾いていて、息をするのも苦しい。ヒューバートの不埒な想像は、とどまるところを知らない。
まずは、その唇を、その口の中の甘い唾液で、この渇きを癒してほしい。
柔らかな身体に、その肌に直接触れて、感触を確かめたい。
あの時聞いた甘い声を、もう一度聞かせてほしい。今度は、あの蕩けるような声を、もっともっとあげさせたい。
――夢に見たものと、本物はどれほど違うだろう。
その欲望のままに、手首を抑えていた指をそっと撫でる。それにはっとして手を離そうとしたリズベスを、逃がさないようその腕を掴んだ。
「リズ……」
声が、掠れているのが自分でもわかる。
ヒューバートの、欲を隠そうともしていない翠の瞳が、リズベスの青い瞳を正面から見据えた。
ごくり、とつばを飲み込む音は、果たしてどちらがたてたのか。
どちらからともなく近づいた唇が、触れ合おうとしたその時。
コンコン、というノックの音とほぼ同時に、応接室の扉が開いた。
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