LとかBとかGとかTとか

Tについて

LGBTの Tについて。

　私はいつも疑問に思うことがある。心が女だとなぜ性別は女だと語れるのか、ということである。（作者は女より、ここでは男性が女を騙ることへの言及が多くなるが、逆も然りだと考えて読んで欲しい。）

　ここで、私の、というよりも一般的な性別の定義を確認しておきたいと思う。

　辞書で調べると、女とは妊娠機能がある人などと出てくるが、その大元を辿れば、男女の定義は染色体によって決まると言える。そう、全ては染色体によるのである。

　ただ、染色体は見ただけではわからないので赤ちゃんを取り上げた時やエコーの時点でブツがついているかいないかで性別を見分ける。ここで、性別と性器の有無が必要十分条件ではないと主張する例を挙げたい。性転換手術だ。

　皆さんは性転換手術をどう思うだろうか。簡単に言えば性転換手術は性器をとる
手術である。私はこれは性転換ではないと思う。なぜなら性とは染色体で決まると考えているからである。どんなに特有の性器をとっても染色体は変わらない。性が転換していないから一生ホルモン剤を打ち続ける。
　私が主張の根拠はただ一点のみだ。

　
　では、心の性別を語る人たちがいたら。

心が女というのは、お前の価値観だろう？

というと思う。別に、好きな服を着ればいい。好きな喋り方をすればいい。好きなメイクをして、好きなように生きればいい。それは性別ではない。趣味だ。

　性別というのは、犬と猫、いやはや人間と植物くらい、変えることはできない遥か高みにある区別であると思う。だから、そんな自分と違う性別になることへ執着する必要がないと思う。だって、絶対に変えられないのだから。トイレも銭湯もその遥か高みにあるところで区別をしているのだ。
差別ではない。区別と差別を履き違えないでほしい。
　
　その絶対に変えられない、超えられない壁を越えられると勘違いしてしまったのは、強い憧れや、心は女とか性別の定義を一瞬わかりにくく、惑わせるような言葉のせいだと思う。

　以上が作者の感想である。ご賛同頂けた方もそうでない方も、性別の定義がぐらぐらになったまま議論に至っていないか考えてみてほしい。