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55話
「ウニ丼が食べたいのじゃ」
「今週蟹食べに行ったじゃん!」
「う、ううむ……仕方ないじゃろう!見てる配信者が食うとったんじゃから!のう!」
「いやいいんだけどね、私のお金じゃないし……いや、ウニ丼か、私も食べたいな。買い物いこうか?」
「買い物いくのじゃ!……ウニなら商店街かのう」
「ウニと、わさびと……私はイクラも買っちゃお」
「醤油蔵もあったろう。全部最高のものを買うのじゃ」
「私はそこそこで……」
というわけで、もろもろを買って帰ってきた。
寧は、ウニ、イクラ、サーモン、ホタテ、エビで、ガッツリ海鮮丼。
大魔王様は、ムラサキウニ、バフンウニ、各種炙りも含めて四種丼だ。
あとは薬味やらを揃え、いざ実食の段階である。
「むふ、ウニじゃ……ウニ丼じゃあ」
「いやぁ、財布は軽くなっちゃったけど……贅沢海鮮丼よ。うふふ」
「キュイ?」
「ん、リンはあとでの」
一口、ぱくりと。
「んふー……!ウニの香ばしさ、苦み、甘み、なんともたまらんのう!……炙りは甘みと苦みが際立つ!これもイケるのう……!」
「んー!やっぱり海鮮はいいわねぇ……あ、お酒だしてこよ」
「昼間から飲むとはいいご身分じゃのう!む、バフンウニのほうが濃くて美味いのう。高いだけはあるのじゃ」
「居候がなにいってんのよ!よいしょっと……冷酒が残ってたはずよね」
大魔王様は炙りウニははじめてだったが、本日をもって大好物入りした。ムラサキウニとバフンウニ、比較するとやはり値段分の差があると感じたが、結局どっちも美味いな、ということで決着だ。沢山食べたい時はムラサキウニ、ちょっとでいいから贅沢にいきたいときはバフンウニかなというところ。
「……しかし、こうなると本気で高いのも食べてみたいのう。北海道の海鮮が最強なんじゃろ?そのうちいくかのう」
「え、それはさすがに大きな旅行になるわね……北海道なら野菜も乳製品もお肉も果物も全部美味しいらしいし、長めに日程とりたいなぁ」
「となると、冬……冬は北海道は無理かのう。春休みくらいかの?寧と、あと2人くらい道連れにしてやろうかのう」
「ふふ、いいね、楽しみ。ちょっと貯金しとこうかな」
「片っ端から美味いもの全部食うのじゃ。楽しみじゃのう」
「ウニ丼が食べたいのじゃ」
「今週蟹食べに行ったじゃん!」
「う、ううむ……仕方ないじゃろう!見てる配信者が食うとったんじゃから!のう!」
「いやいいんだけどね、私のお金じゃないし……いや、ウニ丼か、私も食べたいな。買い物いこうか?」
「買い物いくのじゃ!……ウニなら商店街かのう」
「ウニと、わさびと……私はイクラも買っちゃお」
「醤油蔵もあったろう。全部最高のものを買うのじゃ」
「私はそこそこで……」
というわけで、もろもろを買って帰ってきた。
寧は、ウニ、イクラ、サーモン、ホタテ、エビで、ガッツリ海鮮丼。
大魔王様は、ムラサキウニ、バフンウニ、各種炙りも含めて四種丼だ。
あとは薬味やらを揃え、いざ実食の段階である。
「むふ、ウニじゃ……ウニ丼じゃあ」
「いやぁ、財布は軽くなっちゃったけど……贅沢海鮮丼よ。うふふ」
「キュイ?」
「ん、リンはあとでの」
一口、ぱくりと。
「んふー……!ウニの香ばしさ、苦み、甘み、なんともたまらんのう!……炙りは甘みと苦みが際立つ!これもイケるのう……!」
「んー!やっぱり海鮮はいいわねぇ……あ、お酒だしてこよ」
「昼間から飲むとはいいご身分じゃのう!む、バフンウニのほうが濃くて美味いのう。高いだけはあるのじゃ」
「居候がなにいってんのよ!よいしょっと……冷酒が残ってたはずよね」
大魔王様は炙りウニははじめてだったが、本日をもって大好物入りした。ムラサキウニとバフンウニ、比較するとやはり値段分の差があると感じたが、結局どっちも美味いな、ということで決着だ。沢山食べたい時はムラサキウニ、ちょっとでいいから贅沢にいきたいときはバフンウニかなというところ。
「……しかし、こうなると本気で高いのも食べてみたいのう。北海道の海鮮が最強なんじゃろ?そのうちいくかのう」
「え、それはさすがに大きな旅行になるわね……北海道なら野菜も乳製品もお肉も果物も全部美味しいらしいし、長めに日程とりたいなぁ」
「となると、冬……冬は北海道は無理かのう。春休みくらいかの?寧と、あと2人くらい道連れにしてやろうかのう」
「ふふ、いいね、楽しみ。ちょっと貯金しとこうかな」
「片っ端から美味いもの全部食うのじゃ。楽しみじゃのう」
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