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「さて、そろそろ食べ頃かの。ほれ、煮付けにサラダ、デザートは桃じゃ。桃、好きじゃったよな」
「ん、大好きだよ。ありがとね」
よくわからない魚の煮付け、新鮮なキャベツとコーンのサラダ、炊きたてごはん、ちょっと高めのインスタントの味噌汁、桃。
大変ご機嫌な食卓を2人で囲む。
「ところで、配信業のほうはどうなんだい?順調かい?」
「うむ、30万人をこえて……今は31.5万じゃな。順調じゃろう」
「ううん、30万……凄いな……」
「そっちは順調かの?」
「うーん、実家と小説家の兼業だからね、なかなかバランスがとれなくてね……店もそこそこ売上が上がってきてるし、小説のほうも、書籍の作業が増えたりしてね、大変なんだ」
「夢を追うのも大変じゃのう。夢、夢かあ」
「やみちゃんはなにか、夢とかないのかい?」
大魔王様は深く考える。
唸り、目を瞑り、じっくり考えた。夢、夢……昔から魔法開発のみを生きがいにしていた。この世界でもそこそこに魔法開発を楽しんでいるが、配信業も楽しく思えてきた。夢は楽しくデカいものがいいよな、大魔王様はそう思った。
「そうじゃな、魔導大魔王、闇様の名をこの世界に轟かせる……そうじゃ、世界制覇じゃ!うおお、俄然やる気が出てきおった!透、配信してもよいか!?」
「え、急だねぇ……良いよ、今日は寧に会えるかもと思って気合い入れてきたからね、人に見られても大丈夫さ」
「ううむ、寧の事は事前に連絡しておけばよかったのう」
「さて、そろそろ食べ頃かの。ほれ、煮付けにサラダ、デザートは桃じゃ。桃、好きじゃったよな」
「ん、大好きだよ。ありがとね」
よくわからない魚の煮付け、新鮮なキャベツとコーンのサラダ、炊きたてごはん、ちょっと高めのインスタントの味噌汁、桃。
大変ご機嫌な食卓を2人で囲む。
「ところで、配信業のほうはどうなんだい?順調かい?」
「うむ、30万人をこえて……今は31.5万じゃな。順調じゃろう」
「ううん、30万……凄いな……」
「そっちは順調かの?」
「うーん、実家と小説家の兼業だからね、なかなかバランスがとれなくてね……店もそこそこ売上が上がってきてるし、小説のほうも、書籍の作業が増えたりしてね、大変なんだ」
「夢を追うのも大変じゃのう。夢、夢かあ」
「やみちゃんはなにか、夢とかないのかい?」
大魔王様は深く考える。
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「そうじゃな、魔導大魔王、闇様の名をこの世界に轟かせる……そうじゃ、世界制覇じゃ!うおお、俄然やる気が出てきおった!透、配信してもよいか!?」
「え、急だねぇ……良いよ、今日は寧に会えるかもと思って気合い入れてきたからね、人に見られても大丈夫さ」
「ううむ、寧の事は事前に連絡しておけばよかったのう」
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