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第2話
異世界に慣れてきた
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「はっはっはっ! それでまた朝まで愛し合っていたのか? いやいや、お盛んなことで何よりだ!」
「いえっ、本当にその、すみません……。 こんな話をして」
「気にするな、仲睦まじいのは親からすれば良いことだ。 でも、寝不足だからってサボっていい訳じゃないからな。 昨日教えたところ、やってみろ」
翌日、というよりは朝を迎えてから数時間しか経っていないのだが、俺は絶賛寝不足というより徹夜をかましている。
顔色が最高に悪い俺を見て、ヒューイにそっくりな父のヒュペルさんに理由を問われ白状すると、嬉しそうに笑っていた。
ただそれはそれと、きっちり分けて物事を考える彼なので、眠そうにしているからと目の前の仕事から逃げることを許すほど甘くはなかった。
「えっと……、この薬草とこの薬草を、6:4で調合して……」
「違うな、その組み合わせだと8:2が正しい配合だ。 こっちの薬草を多めに調合してしまうと、刺激が強くなりすぎるんだ、傷薬としては使えなくなる」
「うへぇぇ……、調合って難しいんですね」
「そりゃな。 俺も覚えるのに苦労したもんだ。 でも、爺様に比べたら俺は優しい方だぞ? 今度は爺様が直接課題を出すから、しっかり覚えておかないとお仕置きじゃすまないぞ?」
「怖いこと言わないでくださいよ……」
ヒュペルさんの厳しくもしっかりと指導を受けながら、俺は目の前のテーブルに並べられた大量の薬草を、すり鉢に入れて調合し、薬を作るための訓練をしている。
見た目は似ている草の山に、最初違いなんて分からないと呟こうものなら、ここにはいない三毛柄の老猫に叩かれた。
それからというもの、時間が許す限りはこうして薬草の調合を勉強しているわけだが、進歩しているのかどうか、自分では見当がつかない。
とはいえ、これが俺のやることなので文句など言える立場ではなかった。
俺がこの異世界アースガルツに来てから、早いものですでに3ヶ月くらいの時間が経っている。
自分で感じた計算なのでそれ以上もしくは、それ以下かもしれないが、時間は確実に流れていた。
その中で最も大きな変化があったとすれば、俺が今いるこの村の一員としてすっかり迎えられたということだろう。
ちなみに服装も変わり、スーツ姿から肌着のように着やすいシャツとスラックスよりも緩やかに穿けるズボン、外を歩く時はスリッポンのような形状をした靴だ。
これら全てヒュペルさんのお手製で、俺の世界でどんな服を普段着ているのか尋ねられ、動きやすさを重視したかったので下手な絵と口頭説明だけで伝えたのだが、彼は驚くほどに正確に再現してしまう。
どうせならスーツを素材に使ってくれて構わないといったのだが、それはそれで残しておくべきと言われたので、今はヒューイの家の棚に仕舞い込んである。
ただ村の人たちは長い布を一枚巻いて、大事な部分を隠しているだけなのでてっきり俺もそういう格好になると思ってたのだが、爺様とヒュペルさんが配慮してくれたのだ。
ありがたい話だが、獣人しかいない村の中で一人異種族の俺は非常に目立つ。
突如迷い込んできた異邦人を、しかも村の住人の番いと言われたとき、やはりというか大半の住人が怪しすぎると疑っていたようだ。
それは仕方がない話だが、滞在して4日目くらいには、ヒューイの様子から本当だと皆が察したらしく、むしろ人に会うたびに感謝されてしまう。
おまけに、来てから1週間くらい経った頃に家へ来た爺様から、とんでもないことを言われたのは忘れられない思い出だ。
「今日より陽を2回仰いだ時にて、お主らの婚姻式を執り行う。 故に今日から交わりは控えるように」
ちょっとそこのコンビニまで行ってくるね的に、結婚式をすると言われたときは唖然としてしまった。
だがセックスするなって言われたのはなぜかと問うと、祝言に生命力が不足していては何かと不運に見舞われやすいからだという。
まぁ確かに生命力を消費しているとも言えなくないから仕方ないか、そう思っていると正面の柴犬は心底悲しそうに耳と尻尾が垂れていたので、あとでたっぷり甘やかしてあげなければ。
ただ結婚式って、当事者同士が準備するものだと思っていたのだが、こっちの世界ではそうじゃないらしい。
聞けば準備は進んでいたらしく、しかも大半をヒュペルさんがこなしていたというのだ。
そうして当日を迎えれば、俺とヒューイの婚姻衣装に料理までもお手製だと言われて、手先の器用さに驚かされる。
衣装と言っても大したものではなく、白い布地をベースにしたワンピースみたいなものを着させられ、村の中心部に建設された祭壇で爺様が縁の仲裁を執り行ってくれた。
「ダイチよ、お主の世界では婚姻を結ぶ際は何かすることはあるのか?」
「えっと、お互いに誓い合ってから、キスしますね」
「きす、とは口づけのことか? なるほど、それはよいな。 よしっではそうしよう」
こっちの世界で結婚式は仲裁役の方が祝詞を唱えるだけと、ずいぶん簡易的なものだという。
他にも指輪交換もあるのだが、そこまで用意してもらうのは忍びなかったので伝えなかった。
式の前に爺様から問われ、俺が答えると俺の世界形式で式が開始し、口づけを交わした際は村の人たちが盛大に祝福をしてくれる。
ヒュペルさんも身なりを正し、その目に涙を滲ませて我が子の晴れ舞台を見守ってくれていた。
そしてもう一人、いるはずのドーベルマンの父については、広場から少し離れたところに立つ丸太に鎖で雁字搦めに縛られ、口を塞がれながらもフガフガと叫び、血の涙を流しながら俺を睨んでいた。
この白無垢な衣装が鮮血で真っ赤に染められてしまいそうな気がしてならないが、なんとか脱出したゼンブルさんは忌々しそうにしながらも、言葉だけの祝福を贈ってくれる。
抜け出す際に鎖を無理やり引きちぎってスプラッターな姿をした父を前にしても、ヒューイはいつもの笑顔で感謝の言葉を述べると、モンペは幸せと絶望を孕んだ何ともいえない顔を浮かべた。
すっと、俺へと顔を向けるとボソボソと口を動かしていたのだが、読唇術的なものを真似て読み解けば、
“ヒューイヲカナシマセタラ、ハラヲサイテナイゾウヲブチマケ、モリニステテヤルカラナ”
そんなゴメン被りたい罰を与えられるようなので、俺は無言で首を縦に振りまくった。
こうして俺はごく一部を除いて正式に村へ迎えられ、ヒューイの番いとして本当の家族となり、こちらでの生活を始める。
それから考えると時間の経過は早いもので、あっという間に今日まで過ごしてきたので感慨深いものだ。
中でもちょっとした進展として、ヒュペルさんとの関係が変わっている。
「いえっ、本当にその、すみません……。 こんな話をして」
「気にするな、仲睦まじいのは親からすれば良いことだ。 でも、寝不足だからってサボっていい訳じゃないからな。 昨日教えたところ、やってみろ」
翌日、というよりは朝を迎えてから数時間しか経っていないのだが、俺は絶賛寝不足というより徹夜をかましている。
顔色が最高に悪い俺を見て、ヒューイにそっくりな父のヒュペルさんに理由を問われ白状すると、嬉しそうに笑っていた。
ただそれはそれと、きっちり分けて物事を考える彼なので、眠そうにしているからと目の前の仕事から逃げることを許すほど甘くはなかった。
「えっと……、この薬草とこの薬草を、6:4で調合して……」
「違うな、その組み合わせだと8:2が正しい配合だ。 こっちの薬草を多めに調合してしまうと、刺激が強くなりすぎるんだ、傷薬としては使えなくなる」
「うへぇぇ……、調合って難しいんですね」
「そりゃな。 俺も覚えるのに苦労したもんだ。 でも、爺様に比べたら俺は優しい方だぞ? 今度は爺様が直接課題を出すから、しっかり覚えておかないとお仕置きじゃすまないぞ?」
「怖いこと言わないでくださいよ……」
ヒュペルさんの厳しくもしっかりと指導を受けながら、俺は目の前のテーブルに並べられた大量の薬草を、すり鉢に入れて調合し、薬を作るための訓練をしている。
見た目は似ている草の山に、最初違いなんて分からないと呟こうものなら、ここにはいない三毛柄の老猫に叩かれた。
それからというもの、時間が許す限りはこうして薬草の調合を勉強しているわけだが、進歩しているのかどうか、自分では見当がつかない。
とはいえ、これが俺のやることなので文句など言える立場ではなかった。
俺がこの異世界アースガルツに来てから、早いものですでに3ヶ月くらいの時間が経っている。
自分で感じた計算なのでそれ以上もしくは、それ以下かもしれないが、時間は確実に流れていた。
その中で最も大きな変化があったとすれば、俺が今いるこの村の一員としてすっかり迎えられたということだろう。
ちなみに服装も変わり、スーツ姿から肌着のように着やすいシャツとスラックスよりも緩やかに穿けるズボン、外を歩く時はスリッポンのような形状をした靴だ。
これら全てヒュペルさんのお手製で、俺の世界でどんな服を普段着ているのか尋ねられ、動きやすさを重視したかったので下手な絵と口頭説明だけで伝えたのだが、彼は驚くほどに正確に再現してしまう。
どうせならスーツを素材に使ってくれて構わないといったのだが、それはそれで残しておくべきと言われたので、今はヒューイの家の棚に仕舞い込んである。
ただ村の人たちは長い布を一枚巻いて、大事な部分を隠しているだけなのでてっきり俺もそういう格好になると思ってたのだが、爺様とヒュペルさんが配慮してくれたのだ。
ありがたい話だが、獣人しかいない村の中で一人異種族の俺は非常に目立つ。
突如迷い込んできた異邦人を、しかも村の住人の番いと言われたとき、やはりというか大半の住人が怪しすぎると疑っていたようだ。
それは仕方がない話だが、滞在して4日目くらいには、ヒューイの様子から本当だと皆が察したらしく、むしろ人に会うたびに感謝されてしまう。
おまけに、来てから1週間くらい経った頃に家へ来た爺様から、とんでもないことを言われたのは忘れられない思い出だ。
「今日より陽を2回仰いだ時にて、お主らの婚姻式を執り行う。 故に今日から交わりは控えるように」
ちょっとそこのコンビニまで行ってくるね的に、結婚式をすると言われたときは唖然としてしまった。
だがセックスするなって言われたのはなぜかと問うと、祝言に生命力が不足していては何かと不運に見舞われやすいからだという。
まぁ確かに生命力を消費しているとも言えなくないから仕方ないか、そう思っていると正面の柴犬は心底悲しそうに耳と尻尾が垂れていたので、あとでたっぷり甘やかしてあげなければ。
ただ結婚式って、当事者同士が準備するものだと思っていたのだが、こっちの世界ではそうじゃないらしい。
聞けば準備は進んでいたらしく、しかも大半をヒュペルさんがこなしていたというのだ。
そうして当日を迎えれば、俺とヒューイの婚姻衣装に料理までもお手製だと言われて、手先の器用さに驚かされる。
衣装と言っても大したものではなく、白い布地をベースにしたワンピースみたいなものを着させられ、村の中心部に建設された祭壇で爺様が縁の仲裁を執り行ってくれた。
「ダイチよ、お主の世界では婚姻を結ぶ際は何かすることはあるのか?」
「えっと、お互いに誓い合ってから、キスしますね」
「きす、とは口づけのことか? なるほど、それはよいな。 よしっではそうしよう」
こっちの世界で結婚式は仲裁役の方が祝詞を唱えるだけと、ずいぶん簡易的なものだという。
他にも指輪交換もあるのだが、そこまで用意してもらうのは忍びなかったので伝えなかった。
式の前に爺様から問われ、俺が答えると俺の世界形式で式が開始し、口づけを交わした際は村の人たちが盛大に祝福をしてくれる。
ヒュペルさんも身なりを正し、その目に涙を滲ませて我が子の晴れ舞台を見守ってくれていた。
そしてもう一人、いるはずのドーベルマンの父については、広場から少し離れたところに立つ丸太に鎖で雁字搦めに縛られ、口を塞がれながらもフガフガと叫び、血の涙を流しながら俺を睨んでいた。
この白無垢な衣装が鮮血で真っ赤に染められてしまいそうな気がしてならないが、なんとか脱出したゼンブルさんは忌々しそうにしながらも、言葉だけの祝福を贈ってくれる。
抜け出す際に鎖を無理やり引きちぎってスプラッターな姿をした父を前にしても、ヒューイはいつもの笑顔で感謝の言葉を述べると、モンペは幸せと絶望を孕んだ何ともいえない顔を浮かべた。
すっと、俺へと顔を向けるとボソボソと口を動かしていたのだが、読唇術的なものを真似て読み解けば、
“ヒューイヲカナシマセタラ、ハラヲサイテナイゾウヲブチマケ、モリニステテヤルカラナ”
そんなゴメン被りたい罰を与えられるようなので、俺は無言で首を縦に振りまくった。
こうして俺はごく一部を除いて正式に村へ迎えられ、ヒューイの番いとして本当の家族となり、こちらでの生活を始める。
それから考えると時間の経過は早いもので、あっという間に今日まで過ごしてきたので感慨深いものだ。
中でもちょっとした進展として、ヒュペルさんとの関係が変わっている。
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