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第1話
連行、解放
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「……」
「……」
あの後すぐ、俺は柴犬によって後ろ手に拘束され、槍を背に突き立てられた状態で連行されている。
倒されたときからわかっていたが、縛られる際も信じられない怪力に、力で勝てないことを理解させられる。
殺されなかっただけ良かった、そう思える状況ならいいが、そんなもの儚すぎる俺のご都合に合わせた願望だ。
今こうして歩かされている行き先は、どう考えても犬の住処なのは間違いない。
そこに犬のような存在が何人もいた場合、食料として処理されるだろう。
本当に嫌な可能性だが、生きたまま貪り食われるかもしれない状況に震えが止まらない。
カニバリズムなど日本に住む者にしたら、縁遠い異国の習慣だと切り捨てていたのに、自分に降り掛かるなど夢にも見ていなかった。
「……な、なぁ」
「……」
「っ! なぁ! ど、どこに向かってるんだよ……?」
「いいから歩いて」
逃げ切れる自信は皆無、ならせめて慈悲を求めてどうせ食うなら、殺してから食ってもらいたい。
生きたまま皮を剥がれ、腹を裂かれ、内臓を貪られるなど想像も経験もしたくない。
できることはしなければと、思い切って声に出して会話を試みようとするが、あっさり切り捨てられてしまった。
犬が背中から歩く方向を指示し、足を動かさなければ槍で脅すよう突いてくるので、俺に逆らう権利はない。
どうしてこうなったのだろう、そんなことばかり考えていたが、いまさらどうでもいいことなのかもしれない。
強い者が勝ち、弱い者が負ける、どこの世界でもそれが真理であり、常識として定着している。
俺にもう少し力があればいい人生を過ごせたのだろうか、そんなことを考えながら歩くこと数十分、森が開けた場所に出た。
そこは集落と言うべき木造の小屋がいくつも並び、あちこちで狼煙が上がっている。
ここがこの犬の住処であり、一見して人間に近しい生活を過ごしているのが分かった。
動物が立って二本足で歩いているという事実でさえ驚愕だが、知性もかなり高いのかと推測していると、人影が近づいてくる。
「ヒューイ、帰ったか」
「うん、父さん。 ただいま」
「……それは?」
「つ……、本物の人属。 確認したけど、魔物が化けてるわけでもない」
「な、なに!?」
ドスドスと音を立てて歩み寄る気配に顔を向ければ、一際大きなドーベルマンのような犬が立っていた。
柴犬がその人(?) を父さんと呼び、犬種違わなくない!? などと突っ込みたくなるのを堪える。
親子の会話だが、ふとこちらへ視線を向けるドーベルマンの瞳が鋭いものになるのを、ヒューイと呼ばれた柴犬が説明した。
すると驚愕した姿に、信じられないものを見る犬の姿に、こっちだって動物が話しているのが奇怪とばかり訝しむ。
「すぐに爺様のもとへお連れしろ。 ヒュペルを連れてくる」
「わかった、父さん。 あとでね」
考え込む父と呼ばれた筋肉の塊みたいなドーベルマンは、慌てた様子でその場から離れる。
その背を見送るとヒューイという柴犬が俺の前に立った。
どこか鋭く、力強い視線に思わず後退りするが、逃げられるはずもない。
何をされるのだろうと怯えていると、予想外の言葉を告げられた。
「逃げない?」
「え?」
「逃げないなら、枷を外してあげる。 それで僕についてきて」
「え、ええ……? 見逃しては、くれないか……?」
「それは無理。 逃げるのは自由だけど、森は危ないよ。 あなた一人だったら、命の保証はない。 逃げたとしても、僕がすぐ捕まえちゃうけどね」
あろうことか拘束を外してくれるというが、それはこの場から逃げていいというものではない。
自らの意思でついてくるように促す犬の毅然とした態度に、おずおずと俺は叶うはずもない提案をするが、即却下された。
おまけに逃げたところで命はないと宣告されれば、反骨心も失せるというもの、それくらい俺が生き残れる可能性はないということでもある。
言われてみれば確かに、サバイバルができるほど立派な知識があるわけでもなく、行動するだけの気力もなかった。
冷静になって犬の言葉を反芻すればするほど、己の置かれた立場を思い知らされると同時に、何をすべきなのかが見えてくる。
思わずため息を漏らして、同意する意味を込めて頷いた。
「わかった、逃げない。 でもひとつだけ、約束してほしい」
「うん、何?」
「……食べるなら、ひと思いに殺してからにしてくれ。 痛いのは、一瞬だけがいい」
「タベル? 誰を?」
「だから、俺を……」
「そんなことはしない、僕はあなたを殺さないし、村の人もあなたを殺さないよ」
「え、じゃあなんでこんなところに連れて……?」
「僕にはあなたが必要だから。 そしてあなたはきっと村のためにもなる、それをこれから爺様が説明してくれる。 じゃあ、じっとしてて」
逃走しないことを約束すると同時に、せめてもの情けとして殺してから捕食してほしいと伝える。
するとヒューイという犬はキョトンとした、何を言っているのだろうという顔を浮かべた。
食糧として連れてきたわけではない、殺すつもりはないと断言されて、余計に分からなくなる。
「よし解けた。 あれっ痕がついちゃってるや。 ごめん、僕って力が強すぎるみたいだから、加減がわからないんだよね。 痛くない?」
「はっ?? いっいやっ、大丈夫です……」
「そっか、良かったぁ。 それじゃあこっちだよ」
混乱している間に手に巻かれていたロープを外され、自由になった俺の手を掴んで彼は歩き出した。
ただ妙に距離感がなくなったというか、俺に対して慎重に配慮しているというか、気遣ってくれているのが気になる。
「……」
あの後すぐ、俺は柴犬によって後ろ手に拘束され、槍を背に突き立てられた状態で連行されている。
倒されたときからわかっていたが、縛られる際も信じられない怪力に、力で勝てないことを理解させられる。
殺されなかっただけ良かった、そう思える状況ならいいが、そんなもの儚すぎる俺のご都合に合わせた願望だ。
今こうして歩かされている行き先は、どう考えても犬の住処なのは間違いない。
そこに犬のような存在が何人もいた場合、食料として処理されるだろう。
本当に嫌な可能性だが、生きたまま貪り食われるかもしれない状況に震えが止まらない。
カニバリズムなど日本に住む者にしたら、縁遠い異国の習慣だと切り捨てていたのに、自分に降り掛かるなど夢にも見ていなかった。
「……な、なぁ」
「……」
「っ! なぁ! ど、どこに向かってるんだよ……?」
「いいから歩いて」
逃げ切れる自信は皆無、ならせめて慈悲を求めてどうせ食うなら、殺してから食ってもらいたい。
生きたまま皮を剥がれ、腹を裂かれ、内臓を貪られるなど想像も経験もしたくない。
できることはしなければと、思い切って声に出して会話を試みようとするが、あっさり切り捨てられてしまった。
犬が背中から歩く方向を指示し、足を動かさなければ槍で脅すよう突いてくるので、俺に逆らう権利はない。
どうしてこうなったのだろう、そんなことばかり考えていたが、いまさらどうでもいいことなのかもしれない。
強い者が勝ち、弱い者が負ける、どこの世界でもそれが真理であり、常識として定着している。
俺にもう少し力があればいい人生を過ごせたのだろうか、そんなことを考えながら歩くこと数十分、森が開けた場所に出た。
そこは集落と言うべき木造の小屋がいくつも並び、あちこちで狼煙が上がっている。
ここがこの犬の住処であり、一見して人間に近しい生活を過ごしているのが分かった。
動物が立って二本足で歩いているという事実でさえ驚愕だが、知性もかなり高いのかと推測していると、人影が近づいてくる。
「ヒューイ、帰ったか」
「うん、父さん。 ただいま」
「……それは?」
「つ……、本物の人属。 確認したけど、魔物が化けてるわけでもない」
「な、なに!?」
ドスドスと音を立てて歩み寄る気配に顔を向ければ、一際大きなドーベルマンのような犬が立っていた。
柴犬がその人(?) を父さんと呼び、犬種違わなくない!? などと突っ込みたくなるのを堪える。
親子の会話だが、ふとこちらへ視線を向けるドーベルマンの瞳が鋭いものになるのを、ヒューイと呼ばれた柴犬が説明した。
すると驚愕した姿に、信じられないものを見る犬の姿に、こっちだって動物が話しているのが奇怪とばかり訝しむ。
「すぐに爺様のもとへお連れしろ。 ヒュペルを連れてくる」
「わかった、父さん。 あとでね」
考え込む父と呼ばれた筋肉の塊みたいなドーベルマンは、慌てた様子でその場から離れる。
その背を見送るとヒューイという柴犬が俺の前に立った。
どこか鋭く、力強い視線に思わず後退りするが、逃げられるはずもない。
何をされるのだろうと怯えていると、予想外の言葉を告げられた。
「逃げない?」
「え?」
「逃げないなら、枷を外してあげる。 それで僕についてきて」
「え、ええ……? 見逃しては、くれないか……?」
「それは無理。 逃げるのは自由だけど、森は危ないよ。 あなた一人だったら、命の保証はない。 逃げたとしても、僕がすぐ捕まえちゃうけどね」
あろうことか拘束を外してくれるというが、それはこの場から逃げていいというものではない。
自らの意思でついてくるように促す犬の毅然とした態度に、おずおずと俺は叶うはずもない提案をするが、即却下された。
おまけに逃げたところで命はないと宣告されれば、反骨心も失せるというもの、それくらい俺が生き残れる可能性はないということでもある。
言われてみれば確かに、サバイバルができるほど立派な知識があるわけでもなく、行動するだけの気力もなかった。
冷静になって犬の言葉を反芻すればするほど、己の置かれた立場を思い知らされると同時に、何をすべきなのかが見えてくる。
思わずため息を漏らして、同意する意味を込めて頷いた。
「わかった、逃げない。 でもひとつだけ、約束してほしい」
「うん、何?」
「……食べるなら、ひと思いに殺してからにしてくれ。 痛いのは、一瞬だけがいい」
「タベル? 誰を?」
「だから、俺を……」
「そんなことはしない、僕はあなたを殺さないし、村の人もあなたを殺さないよ」
「え、じゃあなんでこんなところに連れて……?」
「僕にはあなたが必要だから。 そしてあなたはきっと村のためにもなる、それをこれから爺様が説明してくれる。 じゃあ、じっとしてて」
逃走しないことを約束すると同時に、せめてもの情けとして殺してから捕食してほしいと伝える。
するとヒューイという犬はキョトンとした、何を言っているのだろうという顔を浮かべた。
食糧として連れてきたわけではない、殺すつもりはないと断言されて、余計に分からなくなる。
「よし解けた。 あれっ痕がついちゃってるや。 ごめん、僕って力が強すぎるみたいだから、加減がわからないんだよね。 痛くない?」
「はっ?? いっいやっ、大丈夫です……」
「そっか、良かったぁ。 それじゃあこっちだよ」
混乱している間に手に巻かれていたロープを外され、自由になった俺の手を掴んで彼は歩き出した。
ただ妙に距離感がなくなったというか、俺に対して慎重に配慮しているというか、気遣ってくれているのが気になる。
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