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第593話 ウマい話には裏がある
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ベルモントのタウンホールは、一時的にもふもふアニマルキングダムの司令部兼兵舎として使用されている。
ネストとバイスが統治に関するあれこれをまとめ上げる為、市庁舎として使われていた建物を接収したのだ。
流石は貴族と言うべきか、占領後も大きな混乱はなく、市政は淡々と進められていた。
その会議室に招かれているのは、突然訪問してきたシルビア嬢。
一緒に連れて来ていた元奴隷、使用人のソーニャが手際よくお茶を入れ、御者をしていた騎士のグラーゼンはバイスと2人で見張りという名の飲み会に行ってしまった。
「ええと……九条様は御不在で?」
きょろきょろと落ち着きのない様子を見せるシルビアに、ネストはお茶を傾けながらも静かに答えた。
「それは、まだお答えできかねます……」
白旗が降られていたとはいえ、油断はできない。敵国の貴族である以上、アルバートの息がかかっている可能性もあるのだ。
しかし、それを否定したのは他でもないセバスである。
「お嬢様。レストール様は、我々の救援に駆け付けてくれたのでございます」
「……救援?」
アンカース領に王国軍が侵攻したと聞き、レストール卿はロッケザークとブラムエスト、合わせて4000の兵を引いて出陣。
アンカース家の救援にとノーピークスへ進軍したが、到着した頃には既に九条が問題を解決した後であった。
「流石は九条様ですね。私達の援軍は必要なかったようで、何よりですわ」
「そうだったのですね。レストール卿のお心遣い、痛み入ります。父に代わり感謝を……」
相手は年下。にも拘らず、ネストは感謝の気持ちを込め丁寧に頭を下げた。
シルビアとネストは知らぬ仲ではない。ギルドがマナポーションの原材料欲しさにブラムエストのダンジョン調査に名乗りを上げた時、ギルドを諦めさせるためにはどうすればいいかと相談されたのが切っ掛けで、面識を持った。
その後、レストール卿が第4王女派閥に鞍替えした事もあり、同じ派閥の仲間として良い関係を築けている。
「時に、シルビア様は何故ここに? まさかとは思いますが……」
「ええ。微力ではありますが、我々ももふもふアニマルキングダムに力をお貸ししたく……いや、回りくどい言い方はやめましょう。我々は、スタッグ王国から離反するつもりで参りました」
グラーゼン率いるサラマンドラ騎士団は、ニールセン家が誇るアップグルント騎士団に勝るとも劣らない猛者ぞろい。
それが手を貸してくれるというのだから、断る理由は何もない。
「レストール卿はどちらに?」
「現在はノーピークスに滞在させていただいております。騎士団とその兵達は街の南に陣を敷いており、勿論アンカース卿……ロウエル様にもお話は通してあります」
ネストの視線に無言で頷くセバス。それに対し、シルビアはニコニコと笑顔を絶やさない。
多少の違和感はあるものの、笑顔は敵意のない証明。それは交渉術の1つでもあり、貴族として当たり前の所作だ。
「それで……改めてお伺いしたいのですが、九条様はどちらに?」
その質問には適任がいる。ネストの視線が壁に寄りかかるシャーリーへと移ったが、当の本人は微妙な表情。
「流石にもうミスト領にはいないと思いますけど、他にも色々と下準備が必要とかで動き回っているようなので、正確な居場所まではちょっと……」
レイヴン公が王都へと帰還するのとほぼ同時に、九条はミアとカガリ。そしてヴェクターを連れ、ミスト領シュトルムクラータへと旅立った。
ニールセン公の説得に失敗すれば、すぐに帰還するという話だったので、恐らくは前向きな話し合いがなされている――という認識なのだが……。
「そうでしたか……。因みに、何時頃お戻りになられるかは……」
「うーん……どうですかね……。そろそろ帰ってきてもおかしくはないと思いますが……」
その言葉に、目に見えて落ち込んだ様子のシルビア。
ローンデル領が編入を求めてくるなんて、流石のネストも想定外。
知らぬ仲でもない為すぐにでも受け入れたい気持ちではあるが、これからの作戦も含め、九条の判断は仰いでおきたいところ。
現状を不測の事態と判断するには正直微妙なところだが、緊急時にはファフナーを九条の元へ飛ばす手筈になっている。
「……仕方ない。シャーリー、悪いんだけどファフナーで九条の捜索を……」
「いえいえ! 神竜様にそのような事頼むわけには……」
「……ん? 神竜?」
「……え? 私、何かおかしなことを言いましたでしょうか?」
ファフナーには、いくつかの俗称が存在する。一般的には黒き厄災。深い知識を持つ者はディメンションウィング。
その他にも黒竜や古代竜など様々だが、神竜と呼ばれたことは一度もない。
「九条様の秘密を隠しておく必要はなくなったんですよね? 神の使いである九条様の御業で黒き厄災を成敗し改心させたのなら、神竜と呼ぶに相応しいのでは?」
「あー……」
それを聞き、シャーリーは思い出した。シルビアが、九条の事を勘違いしていたことに……。
それも仕方のない事だ。シルビアは、ネストのような魔法の専門家でもシャーリーのような冒険者でもない。
魔法に関する知識は、一般人とさほど遜色のないレベル。
人の治療や復活に関する魔法は神聖術の領域であるとされていて、それを超える力を持つ九条を、神かそれに近しい存在であると誤認しているのだ。
くだらないレストール卿の思いつきが悪いのか……。それに付き合ってしまった九条の落ち度か……。
どちらにせよ、九条に対する認識を改めてもらうには丁度良い機会である。
「シルビア様。この際なんで言っておきますが、九条は神の使いなんて崇高なもんじゃないですからね? ただ少し死霊術への造詣が深い異世界人というだけで……」
「えぇ! 異世界人なのですか!?」
驚愕の表情を見せたシルビアだったが、それも一瞬。
今度は、何を言っているのかと首を傾げる。
「それは、神の使いでは?」
「え? ……あぁ、言われてみれば確かにそうね……」
そんなやり取りに、セバスは吹き出しそうになるのをグッと耐え、ネストは呆れた様子で溜息をつく。
「ちょっとシャーリー。あなたが感化されてどうするのよ……」
異世界人は勇者であり、勇者は神に遣わされた者なのだから、理論的に言えばシルビアは間違ってはいない。
しかし、それは九条が勇者だったらの話だ。
「シルビア様。そもそもの話、九条は勇者ではありません。まぁ、その辺りは九条から直接聞いた方がよろしいかと。どちらにせよ我々も九条の帰還待ちですので、暫くここへ滞在されてはいかがです?」
「それもそうですね。是非そうさせていただきますわ」
九条がベルモントへと帰ってきたのは、それから1週間後の事である。
「あぁ九条様! この日をどれほど待ちわびた事か!」
九条が会議室に姿を見せると、シルビアはその元へ駆け寄り手を取った。
「久しぶりだな。シルビア」
それを拒むことなく、笑顔を見せる九条。
シャーリーから大体の事は聞いている。九条の見解も皆と同様、レストール卿の合流には理解を示した。
だが、問題はその条件。100%善意の可能性も否めないが、共に運命を歩もうというのだ。
疑うのは良くないとわかってはいても、九条には若干の心当たりがあった。
「本当にいいのか?」
「勿論です九条様! 打倒アルバートを掲げ、共に手を取り合おうではありませんか!」
「……」「……」
「……その代わりに?」
「……もう一度、お兄様を呼び戻していただければと……」
「んなこったろうと思ったよ……」
上目使いで、おねだりでもしているかのように九条の顔を覗き込むシルビア。
欲望に忠実。そんなブレないシルビアに対し、九条は特に気分を害することもなく、優しめなデコピンをお見舞いしたのであった。
ネストとバイスが統治に関するあれこれをまとめ上げる為、市庁舎として使われていた建物を接収したのだ。
流石は貴族と言うべきか、占領後も大きな混乱はなく、市政は淡々と進められていた。
その会議室に招かれているのは、突然訪問してきたシルビア嬢。
一緒に連れて来ていた元奴隷、使用人のソーニャが手際よくお茶を入れ、御者をしていた騎士のグラーゼンはバイスと2人で見張りという名の飲み会に行ってしまった。
「ええと……九条様は御不在で?」
きょろきょろと落ち着きのない様子を見せるシルビアに、ネストはお茶を傾けながらも静かに答えた。
「それは、まだお答えできかねます……」
白旗が降られていたとはいえ、油断はできない。敵国の貴族である以上、アルバートの息がかかっている可能性もあるのだ。
しかし、それを否定したのは他でもないセバスである。
「お嬢様。レストール様は、我々の救援に駆け付けてくれたのでございます」
「……救援?」
アンカース領に王国軍が侵攻したと聞き、レストール卿はロッケザークとブラムエスト、合わせて4000の兵を引いて出陣。
アンカース家の救援にとノーピークスへ進軍したが、到着した頃には既に九条が問題を解決した後であった。
「流石は九条様ですね。私達の援軍は必要なかったようで、何よりですわ」
「そうだったのですね。レストール卿のお心遣い、痛み入ります。父に代わり感謝を……」
相手は年下。にも拘らず、ネストは感謝の気持ちを込め丁寧に頭を下げた。
シルビアとネストは知らぬ仲ではない。ギルドがマナポーションの原材料欲しさにブラムエストのダンジョン調査に名乗りを上げた時、ギルドを諦めさせるためにはどうすればいいかと相談されたのが切っ掛けで、面識を持った。
その後、レストール卿が第4王女派閥に鞍替えした事もあり、同じ派閥の仲間として良い関係を築けている。
「時に、シルビア様は何故ここに? まさかとは思いますが……」
「ええ。微力ではありますが、我々ももふもふアニマルキングダムに力をお貸ししたく……いや、回りくどい言い方はやめましょう。我々は、スタッグ王国から離反するつもりで参りました」
グラーゼン率いるサラマンドラ騎士団は、ニールセン家が誇るアップグルント騎士団に勝るとも劣らない猛者ぞろい。
それが手を貸してくれるというのだから、断る理由は何もない。
「レストール卿はどちらに?」
「現在はノーピークスに滞在させていただいております。騎士団とその兵達は街の南に陣を敷いており、勿論アンカース卿……ロウエル様にもお話は通してあります」
ネストの視線に無言で頷くセバス。それに対し、シルビアはニコニコと笑顔を絶やさない。
多少の違和感はあるものの、笑顔は敵意のない証明。それは交渉術の1つでもあり、貴族として当たり前の所作だ。
「それで……改めてお伺いしたいのですが、九条様はどちらに?」
その質問には適任がいる。ネストの視線が壁に寄りかかるシャーリーへと移ったが、当の本人は微妙な表情。
「流石にもうミスト領にはいないと思いますけど、他にも色々と下準備が必要とかで動き回っているようなので、正確な居場所まではちょっと……」
レイヴン公が王都へと帰還するのとほぼ同時に、九条はミアとカガリ。そしてヴェクターを連れ、ミスト領シュトルムクラータへと旅立った。
ニールセン公の説得に失敗すれば、すぐに帰還するという話だったので、恐らくは前向きな話し合いがなされている――という認識なのだが……。
「そうでしたか……。因みに、何時頃お戻りになられるかは……」
「うーん……どうですかね……。そろそろ帰ってきてもおかしくはないと思いますが……」
その言葉に、目に見えて落ち込んだ様子のシルビア。
ローンデル領が編入を求めてくるなんて、流石のネストも想定外。
知らぬ仲でもない為すぐにでも受け入れたい気持ちではあるが、これからの作戦も含め、九条の判断は仰いでおきたいところ。
現状を不測の事態と判断するには正直微妙なところだが、緊急時にはファフナーを九条の元へ飛ばす手筈になっている。
「……仕方ない。シャーリー、悪いんだけどファフナーで九条の捜索を……」
「いえいえ! 神竜様にそのような事頼むわけには……」
「……ん? 神竜?」
「……え? 私、何かおかしなことを言いましたでしょうか?」
ファフナーには、いくつかの俗称が存在する。一般的には黒き厄災。深い知識を持つ者はディメンションウィング。
その他にも黒竜や古代竜など様々だが、神竜と呼ばれたことは一度もない。
「九条様の秘密を隠しておく必要はなくなったんですよね? 神の使いである九条様の御業で黒き厄災を成敗し改心させたのなら、神竜と呼ぶに相応しいのでは?」
「あー……」
それを聞き、シャーリーは思い出した。シルビアが、九条の事を勘違いしていたことに……。
それも仕方のない事だ。シルビアは、ネストのような魔法の専門家でもシャーリーのような冒険者でもない。
魔法に関する知識は、一般人とさほど遜色のないレベル。
人の治療や復活に関する魔法は神聖術の領域であるとされていて、それを超える力を持つ九条を、神かそれに近しい存在であると誤認しているのだ。
くだらないレストール卿の思いつきが悪いのか……。それに付き合ってしまった九条の落ち度か……。
どちらにせよ、九条に対する認識を改めてもらうには丁度良い機会である。
「シルビア様。この際なんで言っておきますが、九条は神の使いなんて崇高なもんじゃないですからね? ただ少し死霊術への造詣が深い異世界人というだけで……」
「えぇ! 異世界人なのですか!?」
驚愕の表情を見せたシルビアだったが、それも一瞬。
今度は、何を言っているのかと首を傾げる。
「それは、神の使いでは?」
「え? ……あぁ、言われてみれば確かにそうね……」
そんなやり取りに、セバスは吹き出しそうになるのをグッと耐え、ネストは呆れた様子で溜息をつく。
「ちょっとシャーリー。あなたが感化されてどうするのよ……」
異世界人は勇者であり、勇者は神に遣わされた者なのだから、理論的に言えばシルビアは間違ってはいない。
しかし、それは九条が勇者だったらの話だ。
「シルビア様。そもそもの話、九条は勇者ではありません。まぁ、その辺りは九条から直接聞いた方がよろしいかと。どちらにせよ我々も九条の帰還待ちですので、暫くここへ滞在されてはいかがです?」
「それもそうですね。是非そうさせていただきますわ」
九条がベルモントへと帰ってきたのは、それから1週間後の事である。
「あぁ九条様! この日をどれほど待ちわびた事か!」
九条が会議室に姿を見せると、シルビアはその元へ駆け寄り手を取った。
「久しぶりだな。シルビア」
それを拒むことなく、笑顔を見せる九条。
シャーリーから大体の事は聞いている。九条の見解も皆と同様、レストール卿の合流には理解を示した。
だが、問題はその条件。100%善意の可能性も否めないが、共に運命を歩もうというのだ。
疑うのは良くないとわかってはいても、九条には若干の心当たりがあった。
「本当にいいのか?」
「勿論です九条様! 打倒アルバートを掲げ、共に手を取り合おうではありませんか!」
「……」「……」
「……その代わりに?」
「……もう一度、お兄様を呼び戻していただければと……」
「んなこったろうと思ったよ……」
上目使いで、おねだりでもしているかのように九条の顔を覗き込むシルビア。
欲望に忠実。そんなブレないシルビアに対し、九条は特に気分を害することもなく、優しめなデコピンをお見舞いしたのであった。
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