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第572話 承認もふもふアニマルキングダム
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「九条、どうでしょうか……」
ドレス姿を見せびらかすように、それでいて控えめにその場でくるりと回ったリリー。
「少々小さい気もしますが、おかしくは見えません。個人的には問題ないと思いますよ?」
「そう……ですか……」
大丈夫だと言っているのに、何故か落ち込んだような不満気な表情。
先程ネヴィアが評議会の結果を伝えに来た。
言っていた通り、全会一致で俺達の建国は認可され、正式にグランスロードの後ろ盾が得られるようになった。
そして、リリーは新たな国の女王としてヴィクトリアとの会談に臨む事になるのだが、それには正装が必須だ。
しかし、そんな高貴な衣装がコット村で買えるはずがなく、かと言って新しく仕立てるには時間が掛かる。
そこで、アレックスの結婚式でミアが賜ったおさがりのドレスを、荷物に忍ばせておいたのだ。
「ふぅ……。少々緊張しますね……」
「既に結果は決まっていますし、そんなに気負わずとも良いのでは?」
「国名にツッコまれたらどうしましょう……。それだけが心配で……」
「それについては、なんとも……。リリー様のアドリブ力にお任せします……」
もふもふアニマルキングダム。……できるだけ口には出さないようにしてきたが、正直ちょっと恥ずかしいのは事実である。
俺に免じて建国は認めるが、我が国を差し置いてその名は……などと言われる可能性も無きにしも非ず。
リリーの不安な気持ちも理解できる。
「では、行ってまいります!」
犬達が引くキャビンに揺られメナブレア王宮へと辿り着くと、リリーと白狐はネヴィアの案内により会談の場へと赴き、それ以外の俺達は別室での待機が命じられた。
そこはまだ記憶に新しい。
「懐かしいね、おにいちゃん」
「ああ。あの時は、心臓が止まるかと思ったよ……」
パチパチと爆ぜる暖炉を見ると思い出す。
ケシュアがファフナーの鱗を暖炉へと投げ入れた、あの部屋だ。
「お久しぶりです、九条さん」
そこへやって来たのは、俺が頭に思い描いていた人物。エドワードである。
呼び出した訳ではないが、聞きたいことがあったので丁度いい。むしろ相手もそう思っているだろう。
軽く挨拶を交わした後、エドワードは申し訳なさそうにしながらも、俺の顔を覗き込む。
「生きてますよね?」
まさかの質問に、我慢できず吹き出してしまった。
「勿論です。アレは、影武者……。俺に似せたゴーレムだと思っていただければわかりやすいかと……」
「そうなのですね……。当時は色々な憶測が飛び交っていましたので……」
俺の首が刎ねられる瞬間を目撃していたのだから、それも仕方のないことだ。
その後、生首が喋り出し金の鬣が復活した。各国の要人たちは我先にと避難しただろうから、その後の詳細な状況はわからず仕舞いといったところだろう。当然の疑問である。
まぁそういうのも含め、魔王などと呼ばれることになったのだろうが……。
「僕は九条さんに謝らなければなりません。グランスロードの代表として……いや、一個人としても兄には処刑の中断を進言しました。ですが、力及ばず……」
その気持ちはありがたい。だが、あまり強く出過ぎると、グランスロードも敵視されかねない問題だ。
「まぁ、エドワード様が何を言ったところで、聞き入れはしないでしょう」
「面目もありません。僕が不甲斐ないばかりに……」
目に見えて落ち込むエドワードに、少々言い方がまずかったかとすぐに訂正を入れる。
「すいません。エドワード様のお力が不足しているからと言っている訳ではなく、それだけの理由があるからなんです」
「……それは、禁呪の使用が事実であるから……でしょうか?」
「確かに、それもあります。……いや、だからこそと言った方が正しいのですが、アドウェール陛下を手に掛けたのが、アルバートだからです」
「……は?」
当然の反応だ。自分の兄が自分の父親を殺害したなどと言われて、すぐに受け入れられるとは思えない。
否定したい気持ちが納得するのを拒んでいる――といったところか……。
俺の口からそれを伝えなければならないのは、非常に心苦しいのだが、黙っている方が不誠実だろう。
俺達はそれを大義名分とし、名乗りを上げようというのだから……。
「禁呪……。つまり俺の死霊術であれば、アドウェール陛下の魂を呼び戻す事ができるので……」
「そういうこと……でしたか……。新たな国を興し、リリーがその頂点に立つと言うのです。何かがあるのだろうとは思っていましたが、これでスッキリしました……」
口ではそう言っているが、浮かべた笑顔には無理がある。
リリーは、その事実を怒りという感情に変換したが、エドワードはそういうタイプではないらしい。
恐らくは、悩みを1人で抱え込んでしまう性格なのだろう。ついでにグリンダの事も伝えようとは思っていたが、そちらは少し様子をみた方が良さそうだ……。
「俺にも聞きたいことがあります。陛下の国葬後、国の代表者同士での会談があったと聞いていますが、実際の内容はどういったものだったのですか? 恐らくは俺の事が大半を占めていたんじゃないかと思うのですが……」
公式発表では、平和への礎と称して世界平和に向けた話し合いが行われたとの事だが、正直あの状況でそんなことを話し合っていたとは思えない。
エドワードもグランスロードの代表として、その場に出席していたはずである。
「確かに九条さんの言う通りです。シルトフリューゲルの皇帝、アンドレアス殿がその場を纏め、自国で騒動を完結させればアルバート兄様への責任追及はしないということで、一応の決着をつけたという形に……」
「なるほど。そういう事でしたか……」
敵対するなら容赦はしないが、敵は少ないに越した事はない。
漁夫の利を狙う可能性も否めないとは思っていたが、その結果であれば俺達がスタッグ王国を相手取りドンパチやり合っても、他国が出張ってくる可能性は低そうだ。
そこに響いたノックの音。エドワードが入室を許可すると、入って来たのは八氏族評議会の面々。
人狼種のアッシュ。戦兎種のクラリス。土竜鼠種のリックに、猫妖種のネヴィア。そして、巨猪種のバモスと懐かしい顔ぶれだが、見慣れぬ有翼種の女性は恐らくセシリアの後任だろう。
「皆さん、お久しぶり……」
「九条殿! 是非、我が国と同盟を!」
俺の言葉を遮るや否や、必死な形相で駆け寄ってくる評議会の面々。
俺達のテーブルを取り囲み、その様子はカツアゲにでも合っているかのようである。
「同盟……ですか?」
「はい! リリー様から決定権は九条殿にあると!」
アッシュの顔が近い……というか、必死が過ぎる。
不測の事態はアドリブで――と、リリーには言っておいたはずなのだが、まさか同盟にまで話が飛躍するとは思っても見なかった――といったところか……。
「えっと……何か条件とか……」
「そんなものはありません! 獣達を愛するという志を持つ者同士、仲良くしようと言っているだけですから!」
うんうんと、一斉に首を縦に振りだす評議員たち。
その統率の取れた動きに若干の恐怖を覚えるも、もふもふアニマルキングダムという国名は、どうやら好意的に解釈された様子。
それに関しては、今頃リリーもホッと胸を撫でおろしているに違いない。
「今からでも遅くはありません。会談後には調印式へと移りますので、その前にご決断を……」
「お話はわかりました。ですが、それは敵を同じくする――という事にもなりませんか?」
誰が好き好んで戦争などするだろうか。俺達はその例外だ。
これからスタッグ王国と事を構えると知っていながらの申し出。俺達との同盟は、不利益にしかなり得ないと思うのだが……。
「だからこそです。我々には、もふもふアニマルキングダムと争う意思はない。その証明として是非……」
「ああ、そういう……」
グランスロードとスタッグも、また同盟を締結している。
俺達とスタッグが争えば、軍事的介入を求められる可能性は高い。
それを回避する為、俺達とも同盟を結んでおきたい――というのが本音なのだろう。
同盟国とは争えない――という正当な理由があれば、その要求を突っぱねるのも可能ということだ。
「わかりました。そういうことなら、喜んで」
「おぉ! 感謝します、九条殿!」
アッシュを皮切りに、次々と交わされる固い握手。
感謝するのはこちらの方である。これで周囲を気にすることなく、目標へと向け集中できるのだから……。
ドレス姿を見せびらかすように、それでいて控えめにその場でくるりと回ったリリー。
「少々小さい気もしますが、おかしくは見えません。個人的には問題ないと思いますよ?」
「そう……ですか……」
大丈夫だと言っているのに、何故か落ち込んだような不満気な表情。
先程ネヴィアが評議会の結果を伝えに来た。
言っていた通り、全会一致で俺達の建国は認可され、正式にグランスロードの後ろ盾が得られるようになった。
そして、リリーは新たな国の女王としてヴィクトリアとの会談に臨む事になるのだが、それには正装が必須だ。
しかし、そんな高貴な衣装がコット村で買えるはずがなく、かと言って新しく仕立てるには時間が掛かる。
そこで、アレックスの結婚式でミアが賜ったおさがりのドレスを、荷物に忍ばせておいたのだ。
「ふぅ……。少々緊張しますね……」
「既に結果は決まっていますし、そんなに気負わずとも良いのでは?」
「国名にツッコまれたらどうしましょう……。それだけが心配で……」
「それについては、なんとも……。リリー様のアドリブ力にお任せします……」
もふもふアニマルキングダム。……できるだけ口には出さないようにしてきたが、正直ちょっと恥ずかしいのは事実である。
俺に免じて建国は認めるが、我が国を差し置いてその名は……などと言われる可能性も無きにしも非ず。
リリーの不安な気持ちも理解できる。
「では、行ってまいります!」
犬達が引くキャビンに揺られメナブレア王宮へと辿り着くと、リリーと白狐はネヴィアの案内により会談の場へと赴き、それ以外の俺達は別室での待機が命じられた。
そこはまだ記憶に新しい。
「懐かしいね、おにいちゃん」
「ああ。あの時は、心臓が止まるかと思ったよ……」
パチパチと爆ぜる暖炉を見ると思い出す。
ケシュアがファフナーの鱗を暖炉へと投げ入れた、あの部屋だ。
「お久しぶりです、九条さん」
そこへやって来たのは、俺が頭に思い描いていた人物。エドワードである。
呼び出した訳ではないが、聞きたいことがあったので丁度いい。むしろ相手もそう思っているだろう。
軽く挨拶を交わした後、エドワードは申し訳なさそうにしながらも、俺の顔を覗き込む。
「生きてますよね?」
まさかの質問に、我慢できず吹き出してしまった。
「勿論です。アレは、影武者……。俺に似せたゴーレムだと思っていただければわかりやすいかと……」
「そうなのですね……。当時は色々な憶測が飛び交っていましたので……」
俺の首が刎ねられる瞬間を目撃していたのだから、それも仕方のないことだ。
その後、生首が喋り出し金の鬣が復活した。各国の要人たちは我先にと避難しただろうから、その後の詳細な状況はわからず仕舞いといったところだろう。当然の疑問である。
まぁそういうのも含め、魔王などと呼ばれることになったのだろうが……。
「僕は九条さんに謝らなければなりません。グランスロードの代表として……いや、一個人としても兄には処刑の中断を進言しました。ですが、力及ばず……」
その気持ちはありがたい。だが、あまり強く出過ぎると、グランスロードも敵視されかねない問題だ。
「まぁ、エドワード様が何を言ったところで、聞き入れはしないでしょう」
「面目もありません。僕が不甲斐ないばかりに……」
目に見えて落ち込むエドワードに、少々言い方がまずかったかとすぐに訂正を入れる。
「すいません。エドワード様のお力が不足しているからと言っている訳ではなく、それだけの理由があるからなんです」
「……それは、禁呪の使用が事実であるから……でしょうか?」
「確かに、それもあります。……いや、だからこそと言った方が正しいのですが、アドウェール陛下を手に掛けたのが、アルバートだからです」
「……は?」
当然の反応だ。自分の兄が自分の父親を殺害したなどと言われて、すぐに受け入れられるとは思えない。
否定したい気持ちが納得するのを拒んでいる――といったところか……。
俺の口からそれを伝えなければならないのは、非常に心苦しいのだが、黙っている方が不誠実だろう。
俺達はそれを大義名分とし、名乗りを上げようというのだから……。
「禁呪……。つまり俺の死霊術であれば、アドウェール陛下の魂を呼び戻す事ができるので……」
「そういうこと……でしたか……。新たな国を興し、リリーがその頂点に立つと言うのです。何かがあるのだろうとは思っていましたが、これでスッキリしました……」
口ではそう言っているが、浮かべた笑顔には無理がある。
リリーは、その事実を怒りという感情に変換したが、エドワードはそういうタイプではないらしい。
恐らくは、悩みを1人で抱え込んでしまう性格なのだろう。ついでにグリンダの事も伝えようとは思っていたが、そちらは少し様子をみた方が良さそうだ……。
「俺にも聞きたいことがあります。陛下の国葬後、国の代表者同士での会談があったと聞いていますが、実際の内容はどういったものだったのですか? 恐らくは俺の事が大半を占めていたんじゃないかと思うのですが……」
公式発表では、平和への礎と称して世界平和に向けた話し合いが行われたとの事だが、正直あの状況でそんなことを話し合っていたとは思えない。
エドワードもグランスロードの代表として、その場に出席していたはずである。
「確かに九条さんの言う通りです。シルトフリューゲルの皇帝、アンドレアス殿がその場を纏め、自国で騒動を完結させればアルバート兄様への責任追及はしないということで、一応の決着をつけたという形に……」
「なるほど。そういう事でしたか……」
敵対するなら容赦はしないが、敵は少ないに越した事はない。
漁夫の利を狙う可能性も否めないとは思っていたが、その結果であれば俺達がスタッグ王国を相手取りドンパチやり合っても、他国が出張ってくる可能性は低そうだ。
そこに響いたノックの音。エドワードが入室を許可すると、入って来たのは八氏族評議会の面々。
人狼種のアッシュ。戦兎種のクラリス。土竜鼠種のリックに、猫妖種のネヴィア。そして、巨猪種のバモスと懐かしい顔ぶれだが、見慣れぬ有翼種の女性は恐らくセシリアの後任だろう。
「皆さん、お久しぶり……」
「九条殿! 是非、我が国と同盟を!」
俺の言葉を遮るや否や、必死な形相で駆け寄ってくる評議会の面々。
俺達のテーブルを取り囲み、その様子はカツアゲにでも合っているかのようである。
「同盟……ですか?」
「はい! リリー様から決定権は九条殿にあると!」
アッシュの顔が近い……というか、必死が過ぎる。
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「えっと……何か条件とか……」
「そんなものはありません! 獣達を愛するという志を持つ者同士、仲良くしようと言っているだけですから!」
うんうんと、一斉に首を縦に振りだす評議員たち。
その統率の取れた動きに若干の恐怖を覚えるも、もふもふアニマルキングダムという国名は、どうやら好意的に解釈された様子。
それに関しては、今頃リリーもホッと胸を撫でおろしているに違いない。
「今からでも遅くはありません。会談後には調印式へと移りますので、その前にご決断を……」
「お話はわかりました。ですが、それは敵を同じくする――という事にもなりませんか?」
誰が好き好んで戦争などするだろうか。俺達はその例外だ。
これからスタッグ王国と事を構えると知っていながらの申し出。俺達との同盟は、不利益にしかなり得ないと思うのだが……。
「だからこそです。我々には、もふもふアニマルキングダムと争う意思はない。その証明として是非……」
「ああ、そういう……」
グランスロードとスタッグも、また同盟を締結している。
俺達とスタッグが争えば、軍事的介入を求められる可能性は高い。
それを回避する為、俺達とも同盟を結んでおきたい――というのが本音なのだろう。
同盟国とは争えない――という正当な理由があれば、その要求を突っぱねるのも可能ということだ。
「わかりました。そういうことなら、喜んで」
「おぉ! 感謝します、九条殿!」
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