533 / 638
第533話 涙の力
しおりを挟む
異変を察知し外へと出たフードルが見たものは、戦慄するほどの畏怖と目を背けたくなるほどの絶望だった。
薄暗い闇夜に、突如として出現したスケルトンロード。自らの身体が薄っすらと発光しているのは、その膨大な魔力故だろう。
上半身しか出ていない巨大な身体。ゆっくりと持ち上げた錫杖からは、毒々しい色の濃霧が降り注いでいたのだ。
「イカン! 村人を避難させろッ! 瘴気に巻き込まれるぞッ!」
フードルの声を聞き、散開していく従魔達。
それに長時間晒されようものなら自我は崩壊、瘴気は血に成り代わり、アンデッドと化し傀儡として現世を彷徨う事となる。
今の九条を見れば、過去の勇者がどれだけ異常であったのかが理解出来る。それは、明確な悪がいないこの世界には過ぎた力だ。
(それを知らずに……いや、知っても尚敵に回そうというのだ……。やはり人は愚かであると言わざるを得んな……)
勝敗の結果などわかり切っている。フードルは、九条の心配など微塵もしていなかった。
問題なのは、それだけの力を振るう状況となってしまった事の経緯だ。
犠牲者を出してしまったであろう可能性も考えられるが、手加減の難しい強敵が紛れていた可能性も考えられる。
(巻き込まれるのは御免じゃが、遊撃の為前線へと赴くべきか、待機を継続するべきか……)
勇ましい男達の怒号が毛色を変え、徐々に悲痛な叫び声が混じり始めた頃、頭を悩ませるフードルの耳に微かに届いた娘の声。
「お父さんッ!」
駆け寄るその背に担がれていたのは、半身氷漬けのシャーリーだ。
「――ッ!?」
それを見たフードルは、一瞬で状況を把握した。
不自然なほどに赤い氷。血液そのものを魔法の力で凍結させる止血法を教えたのは、紛れもない自分である。
急ぎポケットから取り出したのは、くすんだ金属製のスキットル。
その中身を一気に飲み干すと、シャーリーの胸元に手を伸ばす。
「【停滞領域】!」
それは、任意の対象を時の流れから隔離する魔法。一時的ではあるがシャーリーの時間を止めたのだ。
時間を操作するほどの魔法ともなれば、当然大量の魔力を消費する。
それは魔族のフードルであったとしても、予備のエーテルを使い切ってしまうほど。
「持って数分! ミアッ! 神聖術の使い手を集めろッ!!」
「皆! おねがいっ!」
こっそりと様子を見に出てきていたミアがカガリから飛び降りると、魔獣達はギルドの職員達を集めに走り、ミアはそのままシャーリーの傍で膝を付いた。
「ひどい……」
その顔が歪んでしまうのも当然だ。ギルドの基準に照らし合わせれば、それは既に手遅れと呼べるもの。
複数のケガ人が出ていれば、諦めて助かる見込みのある者の治癒に回れ――と、言われてしまうレベルである。
所謂、袈裟斬り。鎖骨を砕き動脈を傷付けることで、失血死を狙う殺傷力の高い剣技。
即死には至らずとも、血液の循環が滞ることは間違いなく、奇跡的に回復したとしても障害が残ってしまう場合が殆どだ。
「ギルドに、完全回復術を使える奴は?」
フードルの質問に、首を横に振るミア。
肉体の損傷を復元する魔法は3つ。弱い物から、回復術、強化回復術、そして完全回復術。
ギルド職員で、且つ神聖術に適性があれば、殆どの者が強化回復術までを習得している。
だが、それ以上は一握り。ギルドの本部、ヴィルザール教団、又は国家のお抱えが当たり前だ。
従魔達は、僅か数分で戻って来た。
ソフィア、ニーナ、シャロン、グレイスの4人は、横たわるシャーリーを見て表情を一変させる。
自分達が連れてこられた理由を把握するには、それだけで必要十分だ。
「シャーリーさんッ!」
皆がシャーリーを取り囲み、両手をかざす。
「停滞が解けるぞ! ありったけの魔力を込めろッ!」
「「【強化回復術】!」」
シャーリーを覆っていた魔力の層が消えると、一斉に放たれた回復魔法。
5人同時ともなれば、その効果は確かに目に見えて現れていた。
パックリと割れた肉体を縫い合わせるよう、裂傷はゆっくりと塞がっていく。
――しかし、それでだけでは足りなかった。
「ダメッ! 間に合わないッ!」
「ニーナ! 諦めないでッ!」
時間を掛ければ、肉体の損傷は確実に修復できる。だが、回復術では失った血は戻らないのだ。
出血が致死量を超える前に、傷口を塞ぎきらなければならない。
皆、頭の中ではわかっていた。奇跡でも起きない限り、シャーリーが帰って来ることはないだろうと……。
「お父さん! どうにかならないの!?」
しがみつくアーニャに、フードルは顔を歪め、唇を噛み締める事しか出来なかった。
シャーリーは、アーニャが真の名を語れるようになってから、初めて気を許す事が出来たであろう友人だ。
更には年齢もそう遠くはなく、アーニャの過去を知りつつも、それを受け入れている貴重な存在。
「助けてやりたいのはワシも同じ……。じゃが……」
魔族に神聖術の才はない。仲間が傷つけば、魔力を分け与えればいいだけだ。
フードルに出来る事と言ったら、先程同様の延命処置が精一杯。それも残された魔力では、数十秒が限界だ。
それでも何もしないよりはマシなのかもしれないが、儚く消えゆく命の灯火を雀の涙ほど延ばしたところで、結果が変わらない事は誰の目に見ても明らかだった。
止血しているにも拘らず、それが意味をなさないほどに溢れ出る鮮血。
それでも諦めまいと皆が必死で魔力を振り絞る中、突如その手を止めた者が1人。
「ミア! あんたが諦めてどうするの!?」
魔力切れというには、まだ早いタイミング。信じたくはなかったが、諦めたとしか考えられない。
――しかし、そうではなかった。その瞳は、まだ希望を失ってはいなかったのである。
ミアは深刻そうな表情を天に向けると、自分の胸元に片手を突っ込み、首に掛けていたペンダントを強く引き千切った。
「ミア!? それは……」
ミアが手のひらに乗せていたのは、流れ落ちた涙を切り取ったかのような、青く澄んだ小さな宝石。
ミアは、それを両手で握り締めると、祈るかのように目を閉じた。
「……お願い……イリヤスちゃん……。シャーリーさんを助けて……」
その瞬間、合わされた手の隙間から漏れ出た閃光が、辺りを一瞬にして包み込んだのである。
薄暗い闇夜に、突如として出現したスケルトンロード。自らの身体が薄っすらと発光しているのは、その膨大な魔力故だろう。
上半身しか出ていない巨大な身体。ゆっくりと持ち上げた錫杖からは、毒々しい色の濃霧が降り注いでいたのだ。
「イカン! 村人を避難させろッ! 瘴気に巻き込まれるぞッ!」
フードルの声を聞き、散開していく従魔達。
それに長時間晒されようものなら自我は崩壊、瘴気は血に成り代わり、アンデッドと化し傀儡として現世を彷徨う事となる。
今の九条を見れば、過去の勇者がどれだけ異常であったのかが理解出来る。それは、明確な悪がいないこの世界には過ぎた力だ。
(それを知らずに……いや、知っても尚敵に回そうというのだ……。やはり人は愚かであると言わざるを得んな……)
勝敗の結果などわかり切っている。フードルは、九条の心配など微塵もしていなかった。
問題なのは、それだけの力を振るう状況となってしまった事の経緯だ。
犠牲者を出してしまったであろう可能性も考えられるが、手加減の難しい強敵が紛れていた可能性も考えられる。
(巻き込まれるのは御免じゃが、遊撃の為前線へと赴くべきか、待機を継続するべきか……)
勇ましい男達の怒号が毛色を変え、徐々に悲痛な叫び声が混じり始めた頃、頭を悩ませるフードルの耳に微かに届いた娘の声。
「お父さんッ!」
駆け寄るその背に担がれていたのは、半身氷漬けのシャーリーだ。
「――ッ!?」
それを見たフードルは、一瞬で状況を把握した。
不自然なほどに赤い氷。血液そのものを魔法の力で凍結させる止血法を教えたのは、紛れもない自分である。
急ぎポケットから取り出したのは、くすんだ金属製のスキットル。
その中身を一気に飲み干すと、シャーリーの胸元に手を伸ばす。
「【停滞領域】!」
それは、任意の対象を時の流れから隔離する魔法。一時的ではあるがシャーリーの時間を止めたのだ。
時間を操作するほどの魔法ともなれば、当然大量の魔力を消費する。
それは魔族のフードルであったとしても、予備のエーテルを使い切ってしまうほど。
「持って数分! ミアッ! 神聖術の使い手を集めろッ!!」
「皆! おねがいっ!」
こっそりと様子を見に出てきていたミアがカガリから飛び降りると、魔獣達はギルドの職員達を集めに走り、ミアはそのままシャーリーの傍で膝を付いた。
「ひどい……」
その顔が歪んでしまうのも当然だ。ギルドの基準に照らし合わせれば、それは既に手遅れと呼べるもの。
複数のケガ人が出ていれば、諦めて助かる見込みのある者の治癒に回れ――と、言われてしまうレベルである。
所謂、袈裟斬り。鎖骨を砕き動脈を傷付けることで、失血死を狙う殺傷力の高い剣技。
即死には至らずとも、血液の循環が滞ることは間違いなく、奇跡的に回復したとしても障害が残ってしまう場合が殆どだ。
「ギルドに、完全回復術を使える奴は?」
フードルの質問に、首を横に振るミア。
肉体の損傷を復元する魔法は3つ。弱い物から、回復術、強化回復術、そして完全回復術。
ギルド職員で、且つ神聖術に適性があれば、殆どの者が強化回復術までを習得している。
だが、それ以上は一握り。ギルドの本部、ヴィルザール教団、又は国家のお抱えが当たり前だ。
従魔達は、僅か数分で戻って来た。
ソフィア、ニーナ、シャロン、グレイスの4人は、横たわるシャーリーを見て表情を一変させる。
自分達が連れてこられた理由を把握するには、それだけで必要十分だ。
「シャーリーさんッ!」
皆がシャーリーを取り囲み、両手をかざす。
「停滞が解けるぞ! ありったけの魔力を込めろッ!」
「「【強化回復術】!」」
シャーリーを覆っていた魔力の層が消えると、一斉に放たれた回復魔法。
5人同時ともなれば、その効果は確かに目に見えて現れていた。
パックリと割れた肉体を縫い合わせるよう、裂傷はゆっくりと塞がっていく。
――しかし、それでだけでは足りなかった。
「ダメッ! 間に合わないッ!」
「ニーナ! 諦めないでッ!」
時間を掛ければ、肉体の損傷は確実に修復できる。だが、回復術では失った血は戻らないのだ。
出血が致死量を超える前に、傷口を塞ぎきらなければならない。
皆、頭の中ではわかっていた。奇跡でも起きない限り、シャーリーが帰って来ることはないだろうと……。
「お父さん! どうにかならないの!?」
しがみつくアーニャに、フードルは顔を歪め、唇を噛み締める事しか出来なかった。
シャーリーは、アーニャが真の名を語れるようになってから、初めて気を許す事が出来たであろう友人だ。
更には年齢もそう遠くはなく、アーニャの過去を知りつつも、それを受け入れている貴重な存在。
「助けてやりたいのはワシも同じ……。じゃが……」
魔族に神聖術の才はない。仲間が傷つけば、魔力を分け与えればいいだけだ。
フードルに出来る事と言ったら、先程同様の延命処置が精一杯。それも残された魔力では、数十秒が限界だ。
それでも何もしないよりはマシなのかもしれないが、儚く消えゆく命の灯火を雀の涙ほど延ばしたところで、結果が変わらない事は誰の目に見ても明らかだった。
止血しているにも拘らず、それが意味をなさないほどに溢れ出る鮮血。
それでも諦めまいと皆が必死で魔力を振り絞る中、突如その手を止めた者が1人。
「ミア! あんたが諦めてどうするの!?」
魔力切れというには、まだ早いタイミング。信じたくはなかったが、諦めたとしか考えられない。
――しかし、そうではなかった。その瞳は、まだ希望を失ってはいなかったのである。
ミアは深刻そうな表情を天に向けると、自分の胸元に片手を突っ込み、首に掛けていたペンダントを強く引き千切った。
「ミア!? それは……」
ミアが手のひらに乗せていたのは、流れ落ちた涙を切り取ったかのような、青く澄んだ小さな宝石。
ミアは、それを両手で握り締めると、祈るかのように目を閉じた。
「……お願い……イリヤスちゃん……。シャーリーさんを助けて……」
その瞬間、合わされた手の隙間から漏れ出た閃光が、辺りを一瞬にして包み込んだのである。
21
お気に入りに追加
384
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

私のスキルが、クエストってどういうこと?
地蔵
ファンタジー
スキルが全ての世界。
十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。
スキルによって、今後の人生が決まる。
当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。
聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。
少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。
一話辺りは約三千文字前後にしております。
更新は、毎週日曜日の十六時予定です。
『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

異世界から帰ってきた勇者は既に擦り切れている。
暁月ライト
ファンタジー
魔王を倒し、邪神を滅ぼし、五年の冒険の果てに役割を終えた勇者は地球へと帰還する。 しかし、遂に帰還した地球では何故か三十年が過ぎており……しかも、何故か普通に魔術が使われており……とはいえ最強な勇者がちょっとおかしな現代日本で無双するお話です。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

スキル【アイテムコピー】を駆使して金貨のお風呂に入りたい
兎屋亀吉
ファンタジー
異世界転生にあたって、神様から提示されたスキルは4つ。1.【剣術】2.【火魔法】3.【アイテムボックス】4.【アイテムコピー】。これらのスキルの中から、選ぶことのできるスキルは一つだけ。さて、僕は何を選ぶべきか。タイトルで答え出てた。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる