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第529話 コット村の英霊
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騎士団がコット村へと滞在するようになってから一月。
誰もが憂慮していた村人との目立ったトラブルもなく、ダンジョンへの連絡通路も未だ発見には至っていない。
それも騎士団にやる気が見られない所為だが、双方のフラストレーションは確実に溜まっていた。
ダンジョンとの繋がりを絶たなければ九条が姿を現さないのは道理な訳で、当然それだけ滞在時間は伸びていく。
村の守衛に100人もの人員は過剰。村人達は我が物顔で歩く騎士達に嫌悪感を覚え始め、手持無沙汰な騎士達は、暇な時間と野営の長期化に苛立ちを募らせる。
娯楽の少ない小さな村だ。日常という歯車は、徐々に狂い始めていた。
「ごめんね、シャーリー……」
「大丈夫。カイルや村のみんなも手伝ってくれてるし、気にしないでレベッカ」
ギルド3階の空き部屋の一室。そこのベッドに横になっているのは、食堂の主レベッカだ。
その顔色は良いとは言えず、いつもの明るさは何処へやら。多忙故の過労である。
騎士団が滞在を始めた当初はそれほどでもなかったのだが、客数は日に日に増え続け、最近の食堂は連日満員御礼だ。
食事自体は騎士団内部で間に合ってはいるのだが、お酒だけはそうもいかないらしく、夜の営業はほぼ騎士団の為のようなもの。
流石のレベッカも遂には音を上げ、バイト経験のあるシャーリーに加え冒険者にも手伝って貰ってはいたが、奮闘も虚しくダウンしてしまったという訳である。
「出来るだけ早く復帰するから……」
「いやいや、この際だからゆっくり休んでおきなさいって。食堂は大丈夫だから、こんな時くらい任せてよ。どうせ冒険者も休業中だしさ」
柔らかな笑顔を見せるシャーリーに釣られ、クスリと僅かに微笑むレベッカ。
「じゃぁ、少しだけお言葉に甘えようかな……」
「うん」
その後すぐに寝息を立てたレベッカに、シャーリーは起こさないようにとそっと部屋を後にした。
3階の廊下からでも聞こえてくる食堂からの喧騒に、溜息をつきながらも階段を降りていくシャーリー。
ギルドは既に本日の営業を終えており、2階は既に真っ暗だ。
案の定と言うべきか、食堂は予想通りのバカ騒ぎ。
(冒険者だろうが、騎士だろうが……酒が入れば皆一緒か……)
シャーリーだって冒険者だ。ある意味打ち上げは日常茶飯事。その雰囲気には慣れている。
そんな中、給仕に精を出すソフィアとカイルを横目に、シャーリーはいそいそと厨房へと顔を出した。
「お? いいとこに来たわねシャーリー。これを8番テーブルに持って行って」
「はーい」
エプロン姿のシャロンから渡されたのは、お酒の入った大きなジョッキと出来上がったばかりの料理の数々。
レベッカ不在の今、主に厨房を切り盛りしているのは村の奥様たち。それとは別に、夜の忙しい時間帯に限りギルド職員もヘルプに入っている。
臨時休業が無難ではあったのだが、利用するのは騎士だけではない。冒険者に商人たち。時には村人の憩いの場にもなっているのだ。
それに酒の提供が出来なくなれば、騎士達の機嫌を損ね治安の悪化が懸念される為、営業は続けることにした。
何より真面目に監視をされては、ダンジョンへの連絡通路がバレてしまう恐れもある。
「はいはい、ちょっと通りますよぉ」
両手に溢れんばかりの料理を抱え、指定されたテーブルに向かうシャーリー。
出来るだけ多くの客が入れるようにと限界ギリギリまでテーブルが敷き詰められている為、通路の間隔は狭く、料理を運ぶだけでも一苦労。
その間を縫うように進んでいたシャーリーであったが、突如自分のお尻に違和感を覚えた。
「ちょっと! 誰ッ!」
虫唾が走るほどの不快感。その舐めるような感触から、意図的であることは確実だ。
シャーリーが振り返ると、そこに座っていたのは2人の騎士。
分隊長を任されているクロードと、その補佐グラハムである。
「わりぃね。手が滑っちまった……へへッ……」
にやにやと気色の悪い笑みを浮かべながらも謝罪の言葉を述べたのは、クロードの方。
「無作法ですぞ、クロード殿……」
静かに酒を飲んでいたグラハムからも一応の苦言は呈されたものの、その声は小さく、あまり関心はない様子。
「おいおい、そう怖い顔をするなよ。これは名誉な事なんだぞ? 我が騎士団に欲しい良い尻だ。ギャハハ……」
酒に呑まれているのか、それとも呑まれたフリなのか……。
純粋な強さで言えばシャーリーの方に分があるが、プレートを付けていなかったせいでそうは見られなかった。
仮にそうであったとしても、両手は塞がり抵抗はできないと侮っているのだ。
シャーリーはその手に持ったアツアツの料理を、その顔に擦りつけてやりたい気分であったが、溜息1つで溜飲を下げた。
相手が謝ったからではない。腐っても相手は騎士である。
九条との関係を疑われ、監視されているかもしれない状況下で騒ぎを起こすのは得策ではないからだ。
(これも九条の為よ……。平常心平常心……)
クロードを無視し、8番テーブルへの注文を運び終えたシャーリー。
その帰り道、抵抗されなかったのをいい事に、クロードはまたしてもシャーリーの下半身へと手を伸ばす。
それが触れる寸前だった。その腕を掴んだのは、冒険者のカイルだ。
「あぁ? 貴様、何のつもりだ?」
「いきなり掴んで悪かったよ。だけど、ここはそういう店じゃないんだ。みんなで楽しくお酒を嗜む場所だってことを理解した上で、節度を守ってくれるとありがたい」
出来るだけやんわりと注意したつもりのカイルであったが、酔っ払いが大人しく話を聞くかと思ったら、大間違い。
「なんで、貴様にそんなこと言われなきゃならねぇ? 食堂の給仕しか出来ねぇクソザコ冒険者風情が……」
怒りを露に立ち上がり、カイルの胸ぐらを掴んだクロード。
その様子は、まさに一触即発。食堂内は、その行方を見守るかのように静まり返る。
注目を浴びそれに気をよくしたのか、はたまた気分が高揚したのか……。クロードが自分の剣に手を掛けた瞬間だった。
「まぁまぁ、お若いの。少々落ち着きなされ」
何時の間にかクロードの隣にいたのは、背の小さな1人の老人の男性。
「老いぼれ! 貴様もコイツ同様、斬り捨ててやろうか!?」
脅しなどではない。カッとなったクロードは、本気で剣を抜こうとその手に力を込めた。
「――ッ!?」
しかし、それは抜けなかった。
その剣の柄に添えられていた華奢な老人の手は、岩のようにビクともしなかったのだ。
「そう焦りなさるな。お詫びと言ってはなんじゃが、ワシが1杯おごってやろう。どうじゃ? ワシの顔に免じて、怒りを収めてはくれんかのう?」
その直後、ガチャンと大きな音が食堂に響くと、床にはジョッキが転がり、零れたお酒がグラハムの足元を濡らしていた。
「グラハム……さん……?」
突然の出来事に我に返るクロード。だが、その返事は返ってこない。
グラハムの呼吸は激しく乱れ、泳いだ目は焦点が定まらない。吹き出すほどの発汗はどう考えても異常な量だ。
落としたジョッキにも気付いていないのか、その視線は目の前の老人に釘付け。
グラハムは、その顔に見覚えがあった。
忘れもしないあの日の夜。暗闇の森の中で立ち尽くしていた両腕のない老人だ。
まるで、悪霊にでも睨まれたかのような錯覚を覚え、その気配が過去の記憶を呼び覚ましたのである。
しかし、目の前にいる老人にはしっかりと腕が付いていた。
何かの間違いかもしれないと淡い期待を胸に秘め、一生懸命目を擦ったのだが、その結果は変わらない。
「おや、騎士様。どうかなされましたか? 体調が優れないようですが……」
気遣う様子を見せてはいるが、そうじゃない。
その白濁した瞳が何を訴えているのかは、考えずともわかること。
「い……いえ……御心配なく……。す……すぐに退散しますので……。どうか、我々の非礼をお許しください……」
出涸らしのような声を絞り出したグラハムは、テーブルに金貨を1枚置くと、クロードを引き摺り急ぎ店を出て行った。
誰もが憂慮していた村人との目立ったトラブルもなく、ダンジョンへの連絡通路も未だ発見には至っていない。
それも騎士団にやる気が見られない所為だが、双方のフラストレーションは確実に溜まっていた。
ダンジョンとの繋がりを絶たなければ九条が姿を現さないのは道理な訳で、当然それだけ滞在時間は伸びていく。
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娯楽の少ない小さな村だ。日常という歯車は、徐々に狂い始めていた。
「ごめんね、シャーリー……」
「大丈夫。カイルや村のみんなも手伝ってくれてるし、気にしないでレベッカ」
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その顔色は良いとは言えず、いつもの明るさは何処へやら。多忙故の過労である。
騎士団が滞在を始めた当初はそれほどでもなかったのだが、客数は日に日に増え続け、最近の食堂は連日満員御礼だ。
食事自体は騎士団内部で間に合ってはいるのだが、お酒だけはそうもいかないらしく、夜の営業はほぼ騎士団の為のようなもの。
流石のレベッカも遂には音を上げ、バイト経験のあるシャーリーに加え冒険者にも手伝って貰ってはいたが、奮闘も虚しくダウンしてしまったという訳である。
「出来るだけ早く復帰するから……」
「いやいや、この際だからゆっくり休んでおきなさいって。食堂は大丈夫だから、こんな時くらい任せてよ。どうせ冒険者も休業中だしさ」
柔らかな笑顔を見せるシャーリーに釣られ、クスリと僅かに微笑むレベッカ。
「じゃぁ、少しだけお言葉に甘えようかな……」
「うん」
その後すぐに寝息を立てたレベッカに、シャーリーは起こさないようにとそっと部屋を後にした。
3階の廊下からでも聞こえてくる食堂からの喧騒に、溜息をつきながらも階段を降りていくシャーリー。
ギルドは既に本日の営業を終えており、2階は既に真っ暗だ。
案の定と言うべきか、食堂は予想通りのバカ騒ぎ。
(冒険者だろうが、騎士だろうが……酒が入れば皆一緒か……)
シャーリーだって冒険者だ。ある意味打ち上げは日常茶飯事。その雰囲気には慣れている。
そんな中、給仕に精を出すソフィアとカイルを横目に、シャーリーはいそいそと厨房へと顔を出した。
「お? いいとこに来たわねシャーリー。これを8番テーブルに持って行って」
「はーい」
エプロン姿のシャロンから渡されたのは、お酒の入った大きなジョッキと出来上がったばかりの料理の数々。
レベッカ不在の今、主に厨房を切り盛りしているのは村の奥様たち。それとは別に、夜の忙しい時間帯に限りギルド職員もヘルプに入っている。
臨時休業が無難ではあったのだが、利用するのは騎士だけではない。冒険者に商人たち。時には村人の憩いの場にもなっているのだ。
それに酒の提供が出来なくなれば、騎士達の機嫌を損ね治安の悪化が懸念される為、営業は続けることにした。
何より真面目に監視をされては、ダンジョンへの連絡通路がバレてしまう恐れもある。
「はいはい、ちょっと通りますよぉ」
両手に溢れんばかりの料理を抱え、指定されたテーブルに向かうシャーリー。
出来るだけ多くの客が入れるようにと限界ギリギリまでテーブルが敷き詰められている為、通路の間隔は狭く、料理を運ぶだけでも一苦労。
その間を縫うように進んでいたシャーリーであったが、突如自分のお尻に違和感を覚えた。
「ちょっと! 誰ッ!」
虫唾が走るほどの不快感。その舐めるような感触から、意図的であることは確実だ。
シャーリーが振り返ると、そこに座っていたのは2人の騎士。
分隊長を任されているクロードと、その補佐グラハムである。
「わりぃね。手が滑っちまった……へへッ……」
にやにやと気色の悪い笑みを浮かべながらも謝罪の言葉を述べたのは、クロードの方。
「無作法ですぞ、クロード殿……」
静かに酒を飲んでいたグラハムからも一応の苦言は呈されたものの、その声は小さく、あまり関心はない様子。
「おいおい、そう怖い顔をするなよ。これは名誉な事なんだぞ? 我が騎士団に欲しい良い尻だ。ギャハハ……」
酒に呑まれているのか、それとも呑まれたフリなのか……。
純粋な強さで言えばシャーリーの方に分があるが、プレートを付けていなかったせいでそうは見られなかった。
仮にそうであったとしても、両手は塞がり抵抗はできないと侮っているのだ。
シャーリーはその手に持ったアツアツの料理を、その顔に擦りつけてやりたい気分であったが、溜息1つで溜飲を下げた。
相手が謝ったからではない。腐っても相手は騎士である。
九条との関係を疑われ、監視されているかもしれない状況下で騒ぎを起こすのは得策ではないからだ。
(これも九条の為よ……。平常心平常心……)
クロードを無視し、8番テーブルへの注文を運び終えたシャーリー。
その帰り道、抵抗されなかったのをいい事に、クロードはまたしてもシャーリーの下半身へと手を伸ばす。
それが触れる寸前だった。その腕を掴んだのは、冒険者のカイルだ。
「あぁ? 貴様、何のつもりだ?」
「いきなり掴んで悪かったよ。だけど、ここはそういう店じゃないんだ。みんなで楽しくお酒を嗜む場所だってことを理解した上で、節度を守ってくれるとありがたい」
出来るだけやんわりと注意したつもりのカイルであったが、酔っ払いが大人しく話を聞くかと思ったら、大間違い。
「なんで、貴様にそんなこと言われなきゃならねぇ? 食堂の給仕しか出来ねぇクソザコ冒険者風情が……」
怒りを露に立ち上がり、カイルの胸ぐらを掴んだクロード。
その様子は、まさに一触即発。食堂内は、その行方を見守るかのように静まり返る。
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「まぁまぁ、お若いの。少々落ち着きなされ」
何時の間にかクロードの隣にいたのは、背の小さな1人の老人の男性。
「老いぼれ! 貴様もコイツ同様、斬り捨ててやろうか!?」
脅しなどではない。カッとなったクロードは、本気で剣を抜こうとその手に力を込めた。
「――ッ!?」
しかし、それは抜けなかった。
その剣の柄に添えられていた華奢な老人の手は、岩のようにビクともしなかったのだ。
「そう焦りなさるな。お詫びと言ってはなんじゃが、ワシが1杯おごってやろう。どうじゃ? ワシの顔に免じて、怒りを収めてはくれんかのう?」
その直後、ガチャンと大きな音が食堂に響くと、床にはジョッキが転がり、零れたお酒がグラハムの足元を濡らしていた。
「グラハム……さん……?」
突然の出来事に我に返るクロード。だが、その返事は返ってこない。
グラハムの呼吸は激しく乱れ、泳いだ目は焦点が定まらない。吹き出すほどの発汗はどう考えても異常な量だ。
落としたジョッキにも気付いていないのか、その視線は目の前の老人に釘付け。
グラハムは、その顔に見覚えがあった。
忘れもしないあの日の夜。暗闇の森の中で立ち尽くしていた両腕のない老人だ。
まるで、悪霊にでも睨まれたかのような錯覚を覚え、その気配が過去の記憶を呼び覚ましたのである。
しかし、目の前にいる老人にはしっかりと腕が付いていた。
何かの間違いかもしれないと淡い期待を胸に秘め、一生懸命目を擦ったのだが、その結果は変わらない。
「おや、騎士様。どうかなされましたか? 体調が優れないようですが……」
気遣う様子を見せてはいるが、そうじゃない。
その白濁した瞳が何を訴えているのかは、考えずともわかること。
「い……いえ……御心配なく……。す……すぐに退散しますので……。どうか、我々の非礼をお許しください……」
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