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第507話 ご褒美ゾンビ
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レイヴン公がコット村を訪れた日。紆余曲折はあったものの、俺はアドウェール陛下の降霊を請け負うことにした。
こちらからの条件は1つ。ミアの羽根ペンデビューの為、ギルドを通して依頼すること。
その出発日を明日に控え、バイスから借りている馬車の最終点検をしていた時のことである。
「「行きたい! 行きたい! 行きたい! 行きたいッ!」」
土埃を巻き上げバタバタと駄々をこねているのは、ワダツミとコクセイのウルフコンビ。
コット村の風物詩……とまではいかないが、近年稀にみる光景である。
「ゴネたって無駄だ。仕方ないだろ。今回はみんな留守番だ。カガリと白狐を見てみろ」
俺の隣で、冷やかな視線を向けているのはカガリと白狐。
「なんとみっともない……。主の言う事も聞けぬとは……」
「うるさい! 急に聞き分けの良いフリをしてポイントを稼ぎおって!」
互いに唸りならがも牙を剥く従魔達。
その迫力たるや熟練の冒険者でさえ逃げ出すほどだが、それが本気じゃない事くらいはお見通し。
どれだけ一緒にいると思っているのか……。
「カガリもコクセイもいい加減にしろ。ケンカしたって駄目なものはダメだ」
「ぐぬぬ……」
しゅんとする2匹に、胸を締め付けられるような気持ちを抑え、今回ばかりは心を鬼にする。
「おにーちゃん。カガリだけでも……ダメ?」
馬車の窓からひょっこりと顔を覗かせるミア。
その手にはハタキ。顔には布を三角に折っただけのマスクを着用していて、小さなお手伝いさんといった出で立ちだ。
「俺も食い下がってはみたんだが、こればっかりはな……」
レイヴン公からの依頼を受けるにあたって、色々と注文を付けられた。
1つは、シャーリーとアーニャを除いた第4王女派閥の貴族、又はそれに属する者への接触の禁止。
そしてもう1つが、従魔達の同行制限である。
国葬には、国内外問わず大勢の来賓がやってくる。その期間中王都には厳戒態勢が敷かれる為、魔獣の同行は控えるように――と言われたのだ。
理屈はわかる。来賓への配慮とでも言おうか。不安材料は極力排除しておきたいのだろう。
もしかしたら、魔獣達が俺の手を離れ暴れ出すかもしれない。そうなった場合、俺みのならず国としても責任を負う必要が出てくる。
ならば、最初から連れてこなければ済む話。全ての来賓に魔獣達の安全性を証明して回るより、俺1人を説得する方が簡単なのは明らかだ。
当然反論はした。従魔達が、むやみやたらに暴れるような事は絶対にないと。
その甲斐あってかレイヴン公からはひとまずの理解を得られたが、結局の問題は来賓側からの視点である為、レイヴン公を説得したところで糠に釘であった。
要人の護衛であったり国葬の警備に尽力するなら話は別だが、そうでなければ魔獣の存在は過剰な防衛力であると言わざるを得ない。
「まぁ、予定通り何もなければ陛下の遺言を聞いた後、国葬に出席して終わりだ。早ければ半月、長くとも一月ほどで帰れるだろうから、少しの間だけ我慢してくれ」
俺が王宮にいる間、魔獣を預かってくれるところがあればいいのだが、従魔達に寛容なグランスロードとは訳が違う。そんな都合の良い場所あるはずがないのだ。
ワンチャン冒険者ギルドなら……とも考えたが、その見返りにと色々要求されても敵わないので、恩を売りたくないというのが正直なところ。
だからと言って、用事が終わるまで街の外で待ってろ――とも言えないので、結局は村で待機してもらうというのが最適解だと判断した。
「ダンナノコトハ、オレニマカセロ! パイセン!」
俺の胸ポケットから勢いよく飛び出したのは、インコのピーちゃん。
そのままバサバサと羽ばたき、ワダツミの角へと着地した。
小さいながらも胸を張る。その勇ましさは見事と言わざるを得ないが、悲しきかなそれでも脅威にはなり得ないとの判断により、唯一同行を許された従魔であった。
「くッ……新入りのクセにッ……」
別に煽っている訳ではないと思うのだが、皆が何処となく悔しそうに見えるのは気のせいだろうか?
「よし、わかった! お前達が寂しくないよう、俺の代わりになる物を置いていこう」
「主の代わり……ですか?」
ミアを含めた全員が、示し合わせたかのようなタイミングで首を傾げる様は、ある意味では予想通り。
「そうだ。その名も九条君人形! 疑似肉体形成で作った俺そっくりの肉体に、その辺の浮遊霊を……」
「それは、姿が似ているだけの別人ではないかッ!」
俺の奇抜な発想に、総ツッコミの従魔達。
何もないよりは、気も紛れるかと思ったのだが、どうやら不満の解消には至らないらしい。
だが、本番はここからだ。
「まぁ待て。それだけじゃないぞ? なんと今回は特別に、その九条君人形を4体用意しようじゃないか!」
「――ッ!?」
怪しい通販番組を思わせる後出し情報に、お互いの顔を見合わせる従魔達。
暫く悩んだ素振りを見せるも、ひとまず考えはまとまった様子。
「それなら……まぁ……」
「えッ……いいの!?」
従魔達の意外な反応に、今度はミアがツッコミを入れる。
皆に平等。各従魔に1体ずつだ。妥協点としてはアリなのだろう。
例えるなら、ペットにぬいぐるみのおもちゃを与えるようなもの。
餌で釣っているようで心苦しくはあるのだが、大人しく待っていてもらうための御褒美とでも思っていただこう。
「お前達の扱いにもよるが、もって2週間だ。それと、野外には持ち出すなよ? 九条君人形はダンジョン内限定だ」
人形とは言え、その強度は人間のそれと変わらない。無茶な扱いだけはしないようにと願うばかりだ……。
――――――――――
「じゃぁ、行ってくる」
「いってらっしゃい。リリー様とネストによろしくね。……バイスは……まぁ適当でいいや」
翌日の早朝。少し寂しそうな従魔達と、欠伸をしながらも軽く手を振るシャーリーに見送られ、コット村を後にする。
レイヴン公との待ち合わせの為、ひとまず向かうは隣町のベルモント。
どうせ目的地は同じだ。コット村で待ってればいいのに――とも思うのだが、そこはお偉い貴族様。コット村の宿屋は、お気に召さなかったのである。
低速で走る馬車の旅。ワダツミやカイエンが引く力強さは感じられないものの、リズミカルに響く蹄の音は心地よい。
少々霞がかってはいるが、陽が昇ればじきに晴れるだろう。
「静かだね。おにーちゃん」
「そうだな……」
俺とミア。2人だけには広すぎる車内。にも拘わらず、ミアは俺の膝の上だ。
いつもは付きっきりのカガリもいない。寂しさを覚えているのは、従魔達だけではないのだろう。
勿論俺もその一人。手持無沙汰でミアの頭を撫でてはいるが、久しぶりの2人きりという状況に、気恥しさすら覚えてしまう。
「この感じ……。なんだか久しぶりだね」
「ああ。カガリたちがいないだけなんだがな……」
掃除の甲斐あって、普段従魔達がくつろいでいる所には、抜け毛の1つも落ちていない。
「みんな大人しくしてるかなぁ……」
「いやいや、流石に早すぎるぞ。まだ出発したばかりじゃないか」
「でも、こっそりついて来てるかもしれないよ?」
「……ははは、まさかな……」
冗談なのはわかっているが、引き攣る表情。そう言われると気になってしまうのが人の性。
玄関は施錠したはずなのに、出先でふと思い出し不安になってしまうアレと同じ現象だ。
俺は膝の上のミアをそっと持ち上げ隣に置くと、窓から後方に目を光らせる。
「どう?」
見えるのは、コット村へと続く石畳と、鬱蒼とした雑木林だけ。
従魔達の姿は確認できないが、だからと言ってついて来ていない保証もない。
彼等が本気で気配を消そうと思えば、俺が目を凝らした程度では絶対に見つけられないだろう。
「うーん……。正直わからん……。まぁ、大丈夫だろ」
気にはなるが、それだけだ。根拠はないが、俺は従魔達を信じている。彼等が約束を破るわけがない。
ピーちゃんに空から……とも考えたが、そこまでするほどの事ではないと早々に諦め、元居た席で横になる。
「よっこらしょ……」
そんな俺に、容赦なく飛び乗るミア。
「えいっ」
「ぐえっ……」
その勢いたるや、軽めに食べた朝食を戻してしまうかと思ったほど。油断していたので尚更だ。
カガリ相手ならそれでいいのだろうが、俺は一応人間である。
「ねぇ、おにーちゃん。折角なんだし、おにーちゃんがいた世界のお話を聞かせて?」
馬乗りのまま、興味津々といった様子で目を輝かせるミアに対し、俺はその両頬を優しく抓った。
「教えるのは構わないが、俺に乗る時は手加減してくれ……」
「ふぁぃ……」
こちらからの条件は1つ。ミアの羽根ペンデビューの為、ギルドを通して依頼すること。
その出発日を明日に控え、バイスから借りている馬車の最終点検をしていた時のことである。
「「行きたい! 行きたい! 行きたい! 行きたいッ!」」
土埃を巻き上げバタバタと駄々をこねているのは、ワダツミとコクセイのウルフコンビ。
コット村の風物詩……とまではいかないが、近年稀にみる光景である。
「ゴネたって無駄だ。仕方ないだろ。今回はみんな留守番だ。カガリと白狐を見てみろ」
俺の隣で、冷やかな視線を向けているのはカガリと白狐。
「なんとみっともない……。主の言う事も聞けぬとは……」
「うるさい! 急に聞き分けの良いフリをしてポイントを稼ぎおって!」
互いに唸りならがも牙を剥く従魔達。
その迫力たるや熟練の冒険者でさえ逃げ出すほどだが、それが本気じゃない事くらいはお見通し。
どれだけ一緒にいると思っているのか……。
「カガリもコクセイもいい加減にしろ。ケンカしたって駄目なものはダメだ」
「ぐぬぬ……」
しゅんとする2匹に、胸を締め付けられるような気持ちを抑え、今回ばかりは心を鬼にする。
「おにーちゃん。カガリだけでも……ダメ?」
馬車の窓からひょっこりと顔を覗かせるミア。
その手にはハタキ。顔には布を三角に折っただけのマスクを着用していて、小さなお手伝いさんといった出で立ちだ。
「俺も食い下がってはみたんだが、こればっかりはな……」
レイヴン公からの依頼を受けるにあたって、色々と注文を付けられた。
1つは、シャーリーとアーニャを除いた第4王女派閥の貴族、又はそれに属する者への接触の禁止。
そしてもう1つが、従魔達の同行制限である。
国葬には、国内外問わず大勢の来賓がやってくる。その期間中王都には厳戒態勢が敷かれる為、魔獣の同行は控えるように――と言われたのだ。
理屈はわかる。来賓への配慮とでも言おうか。不安材料は極力排除しておきたいのだろう。
もしかしたら、魔獣達が俺の手を離れ暴れ出すかもしれない。そうなった場合、俺みのならず国としても責任を負う必要が出てくる。
ならば、最初から連れてこなければ済む話。全ての来賓に魔獣達の安全性を証明して回るより、俺1人を説得する方が簡単なのは明らかだ。
当然反論はした。従魔達が、むやみやたらに暴れるような事は絶対にないと。
その甲斐あってかレイヴン公からはひとまずの理解を得られたが、結局の問題は来賓側からの視点である為、レイヴン公を説得したところで糠に釘であった。
要人の護衛であったり国葬の警備に尽力するなら話は別だが、そうでなければ魔獣の存在は過剰な防衛力であると言わざるを得ない。
「まぁ、予定通り何もなければ陛下の遺言を聞いた後、国葬に出席して終わりだ。早ければ半月、長くとも一月ほどで帰れるだろうから、少しの間だけ我慢してくれ」
俺が王宮にいる間、魔獣を預かってくれるところがあればいいのだが、従魔達に寛容なグランスロードとは訳が違う。そんな都合の良い場所あるはずがないのだ。
ワンチャン冒険者ギルドなら……とも考えたが、その見返りにと色々要求されても敵わないので、恩を売りたくないというのが正直なところ。
だからと言って、用事が終わるまで街の外で待ってろ――とも言えないので、結局は村で待機してもらうというのが最適解だと判断した。
「ダンナノコトハ、オレニマカセロ! パイセン!」
俺の胸ポケットから勢いよく飛び出したのは、インコのピーちゃん。
そのままバサバサと羽ばたき、ワダツミの角へと着地した。
小さいながらも胸を張る。その勇ましさは見事と言わざるを得ないが、悲しきかなそれでも脅威にはなり得ないとの判断により、唯一同行を許された従魔であった。
「くッ……新入りのクセにッ……」
別に煽っている訳ではないと思うのだが、皆が何処となく悔しそうに見えるのは気のせいだろうか?
「よし、わかった! お前達が寂しくないよう、俺の代わりになる物を置いていこう」
「主の代わり……ですか?」
ミアを含めた全員が、示し合わせたかのようなタイミングで首を傾げる様は、ある意味では予想通り。
「そうだ。その名も九条君人形! 疑似肉体形成で作った俺そっくりの肉体に、その辺の浮遊霊を……」
「それは、姿が似ているだけの別人ではないかッ!」
俺の奇抜な発想に、総ツッコミの従魔達。
何もないよりは、気も紛れるかと思ったのだが、どうやら不満の解消には至らないらしい。
だが、本番はここからだ。
「まぁ待て。それだけじゃないぞ? なんと今回は特別に、その九条君人形を4体用意しようじゃないか!」
「――ッ!?」
怪しい通販番組を思わせる後出し情報に、お互いの顔を見合わせる従魔達。
暫く悩んだ素振りを見せるも、ひとまず考えはまとまった様子。
「それなら……まぁ……」
「えッ……いいの!?」
従魔達の意外な反応に、今度はミアがツッコミを入れる。
皆に平等。各従魔に1体ずつだ。妥協点としてはアリなのだろう。
例えるなら、ペットにぬいぐるみのおもちゃを与えるようなもの。
餌で釣っているようで心苦しくはあるのだが、大人しく待っていてもらうための御褒美とでも思っていただこう。
「お前達の扱いにもよるが、もって2週間だ。それと、野外には持ち出すなよ? 九条君人形はダンジョン内限定だ」
人形とは言え、その強度は人間のそれと変わらない。無茶な扱いだけはしないようにと願うばかりだ……。
――――――――――
「じゃぁ、行ってくる」
「いってらっしゃい。リリー様とネストによろしくね。……バイスは……まぁ適当でいいや」
翌日の早朝。少し寂しそうな従魔達と、欠伸をしながらも軽く手を振るシャーリーに見送られ、コット村を後にする。
レイヴン公との待ち合わせの為、ひとまず向かうは隣町のベルモント。
どうせ目的地は同じだ。コット村で待ってればいいのに――とも思うのだが、そこはお偉い貴族様。コット村の宿屋は、お気に召さなかったのである。
低速で走る馬車の旅。ワダツミやカイエンが引く力強さは感じられないものの、リズミカルに響く蹄の音は心地よい。
少々霞がかってはいるが、陽が昇ればじきに晴れるだろう。
「静かだね。おにーちゃん」
「そうだな……」
俺とミア。2人だけには広すぎる車内。にも拘わらず、ミアは俺の膝の上だ。
いつもは付きっきりのカガリもいない。寂しさを覚えているのは、従魔達だけではないのだろう。
勿論俺もその一人。手持無沙汰でミアの頭を撫でてはいるが、久しぶりの2人きりという状況に、気恥しさすら覚えてしまう。
「この感じ……。なんだか久しぶりだね」
「ああ。カガリたちがいないだけなんだがな……」
掃除の甲斐あって、普段従魔達がくつろいでいる所には、抜け毛の1つも落ちていない。
「みんな大人しくしてるかなぁ……」
「いやいや、流石に早すぎるぞ。まだ出発したばかりじゃないか」
「でも、こっそりついて来てるかもしれないよ?」
「……ははは、まさかな……」
冗談なのはわかっているが、引き攣る表情。そう言われると気になってしまうのが人の性。
玄関は施錠したはずなのに、出先でふと思い出し不安になってしまうアレと同じ現象だ。
俺は膝の上のミアをそっと持ち上げ隣に置くと、窓から後方に目を光らせる。
「どう?」
見えるのは、コット村へと続く石畳と、鬱蒼とした雑木林だけ。
従魔達の姿は確認できないが、だからと言ってついて来ていない保証もない。
彼等が本気で気配を消そうと思えば、俺が目を凝らした程度では絶対に見つけられないだろう。
「うーん……。正直わからん……。まぁ、大丈夫だろ」
気にはなるが、それだけだ。根拠はないが、俺は従魔達を信じている。彼等が約束を破るわけがない。
ピーちゃんに空から……とも考えたが、そこまでするほどの事ではないと早々に諦め、元居た席で横になる。
「よっこらしょ……」
そんな俺に、容赦なく飛び乗るミア。
「えいっ」
「ぐえっ……」
その勢いたるや、軽めに食べた朝食を戻してしまうかと思ったほど。油断していたので尚更だ。
カガリ相手ならそれでいいのだろうが、俺は一応人間である。
「ねぇ、おにーちゃん。折角なんだし、おにーちゃんがいた世界のお話を聞かせて?」
馬乗りのまま、興味津々といった様子で目を輝かせるミアに対し、俺はその両頬を優しく抓った。
「教えるのは構わないが、俺に乗る時は手加減してくれ……」
「ふぁぃ……」
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