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第492話 悪乗りアーニャ
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「羽根ペンなんて安物じゃなくてさ、もっとカネになる物の方がいいんじゃない?」
眉間にシワを寄せる俺に、怪しい笑みを浮かべながらも人差し指と親指で輪を作って見せたのはアーニャ。
「はぁ? カネをかければいいってもんじゃないでしょ? こーゆーのは気持ちが大切なの。ねぇ、九条?」
「シャーリーは甘いわね。気持ちじゃご飯は食べられないの。金銭的価値があってこそ、そのありがたみがわかるってもんでしょーが。ねぇ、九条?」
いきなり2人から詰め寄られ、どう切り返せばと言葉を詰まらせる。
そんな俺の返答を待たずに、2人は益々ヒートアップ。
「ミアちゃんは、これ以上着飾る必要はないの。貴族じゃあるまいし、目立ちすぎるのも危ないってわかるでしょ? 変なのが言い寄ってきたらどうするのよ?」
「そういうのは、九条か従魔が追っ払うからいいのよ。プラチナ冒険者の連れがみすぼらしかったら、逆に変な噂が立つかもしれないじゃない。相応の報酬は与えてますってアピールしなくちゃ。担当は奴隷じゃないのよ?」
どちらの言い分も間違ってはいないが故に、悩みどころだ。
正直ミアならなんでも喜んでくれそうだが、折角なのだ。出来れば贈る側から見ても、満足のいく物を贈りたい。
「あれ? アンタ知らなかったっけ? ミアちゃんも持ってるわよ、コレ」
シャーリーが左腕の袖をグイっと捲ると、スルスルと手首に滑り落ちてきたのは、青白い輝きを放つ金属製のブレスレット。
「え? これってミスリル!?」
それは俺たちがグリムロックの鉱石狩りで掘り当てたミスリル鉱石を、バルガスに加工してもらった物だ。
「そう。しかも、バルガス工房製よ?」
「えぇ!? あの名工の!?」
あまりの驚きようにその場で立ち上がるアーニャに対し、シャーリーはニヤニヤと悦に入ったかのような笑みを浮かべる。
元々アーニャは、グリムロックのギルドがホーム。当然バルガス工房も知っているのだろう。
そんなゴールドの冒険者からも一目置かれるレベルの鍛冶屋とは……。
知ってはいたが、凄い職人の世話になったのだと今更ながらに改めて実感した。
「ふ……ふーん。まあまあね。……でも、プラチナプレート冒険者の担当ともなれば、ミスリル程度のアクセサリーじゃ少し物足りないかなぁ?」
腕を組み強気な返答を返すも、若干震えているアーニャの声。
随分と効いているようだが、あくまで俺はアドバイスが欲しいのであって、優劣をつけたい訳じゃない。
当然張り合う必要などないのだが、出禁コンビとしての昨日までの仲の良さは、一体何処へ行ってしまったのか……。
「じゃぁ逆に聞くが、なんだったら足りるんだよ……」
「そうね……。金貨1000枚位の価値があれば十分じゃない?」
シャーリーに対抗心を燃やしているのか、ただ引っ込みがつかなくなっただけなのか……。
いくら俺がプラチナの冒険者だからといって、誕生日プレゼントに金貨1000枚は、最早貴族を通り越し王族レベルの贈り物。
少し考えればそれくらいの事わかりそうなものだが、俺はそれを提案してきたアーニャの表情に、若干の違和感を覚えた。
なんだろう……。ぎこちないと言うべきか、仕掛けたイタズラに引っ掛かるのを待っている子供でも見ているような気分だ。
「……あー……言っておくが、お前の誕生日には金貨1000枚のプレゼントはしないからな?」
「なっ……何の事かなぁ……?」
俺がそう言うと、あからさまに視線を逸らすアーニャ。
鎌をかけたつもりだったが、その反応から察するに、図星とまではいかないまでも当たらずとも遠からずといったところか……。
アーニャは、いずれ来るであろう自分の誕生日にも何か貰えないかと期待しているのだ。
仮にパーティメンバーの誕生日を祝う風習があるのだと教えられれば、俺が信じる可能性は高い。
間違った常識を埋め込めみ、その恩恵にあやかる。本気ではなさそうだが、あわよくば――と考えたのだろう。
アーニャに、それほど貯蓄がない事は知っている。冒険者としての報酬は、全てマナポーションにつぎ込んでいたのだから当然だ。
コット村での冒険者の稼ぎなど雀の涙。お金に執着するのも理解はできるが、正直言ってセコすぎる……。
「私は、ミアの為を思って……ね?」
「それなら、心配には及ばん。ミアは既に、ミスリルブレスレット以上の価値の物を持ち歩いてる」
それを聞いてピンときたのだろう。シャーリーは、手をポンっと叩き頷いた。
「あぁ、セイレーンの涙ってミアちゃんが持ってるんだ」
「セイレーンの涙!?」
今度は、椅子を倒してしまうほどの勢いで立ち上がるアーニャ。その顔は、知っている者から見れば滑稽だ。
それは、シーサーペント海賊団の元船長バルバロスと、歌姫イレースの娘であるイリヤスからの贈り物。
金貨1000枚どころではない。豪華客船が3隻は買えるだろうと言われるほど価値のある宝石。
「そんな物持たせてたら、危ないでしょーが! 代わりに私が無償で預かってあげてもいいわよ?」
「おめぇさっきと言ってる事が違うじゃねぇか!」
「アンタさっきと言ってる事、違うじゃない!」
俺とシャーリー。両サイドから激しくツッコまれるアーニャ。
俺と従魔がいれば安全だとか豪語していたクセに、手のひらを返すのが早すぎる。
そんなアーニャを黙って見ていたフードルも、流石に堪え切れなかったのかテーブルを叩きながらもゲラゲラと笑っていた。
おたくの娘さん……。育て方、間違ってはいませんか?
「まぁいいわ。冗談はさておき、日程はどうするの?」
ホントに冗談なのかも疑わしいが、アーニャを相手にしているだけでもこの疲労感。
既に帰って家で一杯やりたい気分ではあるが、ミアの為だと思えば耐え忍ぶことも容易である。
「プレゼントの用意ができれば、すぐにでもと思ってはいるが……」
「お祝いは2人だけで? それとも貴族みたいに皆で盛大にって感じ?」
「あぁ、そこまでは考えてなかったな……。どっちが一般的なんだ?」
「一般家庭は家族だけで祝うものだけど、ある程度の権力者は大勢の人を集めるわよ? 祝の席が質素だと品格が――とかで他の貴族からバカにされるからね。プラチナの冒険者ともなればパーティーくらい不思議じゃないとは思うけど、なんだったら色々と教えてあげましょうか? 仕事柄貴族には色々と関わってたから誕生日パーティーの経験もあるわよ? まぁ、参加というより裏方作業と護衛――って感じだったけど」
アーニャを疑っている訳ではないが、本職からの助言も欲しいところではある。
こういう時こそネストやバイスの出番なのだが、その所在は不明。一体どこで油を売っているのやら……。
「折角だ。どうせやるなら、盛大にやるのも悪くはないか……」
「言っておくけど、食事や会場の準備にかかるお金は全部主催者持ちよ?」
「ああ、構わないさ。それくらいの余裕はある」
実際どれほどかかるかは不透明だが、カネの問題など些細な事だ。
なくなったら稼げばいいだけの話で、最悪はファフナーのヘソクリを借りればいい。
ミアが戦災孤児となってからは、誕生日など祝っては貰えなかったはず。
その溜まりに溜まった分を全て清算するくらいの勢いで、盛大に祝ってやろうではないか。
今こそ、プラチナプレート冒険者としての特権をフル活用する時なのだッ!
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「はぁ? カネをかければいいってもんじゃないでしょ? こーゆーのは気持ちが大切なの。ねぇ、九条?」
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いきなり2人から詰め寄られ、どう切り返せばと言葉を詰まらせる。
そんな俺の返答を待たずに、2人は益々ヒートアップ。
「ミアちゃんは、これ以上着飾る必要はないの。貴族じゃあるまいし、目立ちすぎるのも危ないってわかるでしょ? 変なのが言い寄ってきたらどうするのよ?」
「そういうのは、九条か従魔が追っ払うからいいのよ。プラチナ冒険者の連れがみすぼらしかったら、逆に変な噂が立つかもしれないじゃない。相応の報酬は与えてますってアピールしなくちゃ。担当は奴隷じゃないのよ?」
どちらの言い分も間違ってはいないが故に、悩みどころだ。
正直ミアならなんでも喜んでくれそうだが、折角なのだ。出来れば贈る側から見ても、満足のいく物を贈りたい。
「あれ? アンタ知らなかったっけ? ミアちゃんも持ってるわよ、コレ」
シャーリーが左腕の袖をグイっと捲ると、スルスルと手首に滑り落ちてきたのは、青白い輝きを放つ金属製のブレスレット。
「え? これってミスリル!?」
それは俺たちがグリムロックの鉱石狩りで掘り当てたミスリル鉱石を、バルガスに加工してもらった物だ。
「そう。しかも、バルガス工房製よ?」
「えぇ!? あの名工の!?」
あまりの驚きようにその場で立ち上がるアーニャに対し、シャーリーはニヤニヤと悦に入ったかのような笑みを浮かべる。
元々アーニャは、グリムロックのギルドがホーム。当然バルガス工房も知っているのだろう。
そんなゴールドの冒険者からも一目置かれるレベルの鍛冶屋とは……。
知ってはいたが、凄い職人の世話になったのだと今更ながらに改めて実感した。
「ふ……ふーん。まあまあね。……でも、プラチナプレート冒険者の担当ともなれば、ミスリル程度のアクセサリーじゃ少し物足りないかなぁ?」
腕を組み強気な返答を返すも、若干震えているアーニャの声。
随分と効いているようだが、あくまで俺はアドバイスが欲しいのであって、優劣をつけたい訳じゃない。
当然張り合う必要などないのだが、出禁コンビとしての昨日までの仲の良さは、一体何処へ行ってしまったのか……。
「じゃぁ逆に聞くが、なんだったら足りるんだよ……」
「そうね……。金貨1000枚位の価値があれば十分じゃない?」
シャーリーに対抗心を燃やしているのか、ただ引っ込みがつかなくなっただけなのか……。
いくら俺がプラチナの冒険者だからといって、誕生日プレゼントに金貨1000枚は、最早貴族を通り越し王族レベルの贈り物。
少し考えればそれくらいの事わかりそうなものだが、俺はそれを提案してきたアーニャの表情に、若干の違和感を覚えた。
なんだろう……。ぎこちないと言うべきか、仕掛けたイタズラに引っ掛かるのを待っている子供でも見ているような気分だ。
「……あー……言っておくが、お前の誕生日には金貨1000枚のプレゼントはしないからな?」
「なっ……何の事かなぁ……?」
俺がそう言うと、あからさまに視線を逸らすアーニャ。
鎌をかけたつもりだったが、その反応から察するに、図星とまではいかないまでも当たらずとも遠からずといったところか……。
アーニャは、いずれ来るであろう自分の誕生日にも何か貰えないかと期待しているのだ。
仮にパーティメンバーの誕生日を祝う風習があるのだと教えられれば、俺が信じる可能性は高い。
間違った常識を埋め込めみ、その恩恵にあやかる。本気ではなさそうだが、あわよくば――と考えたのだろう。
アーニャに、それほど貯蓄がない事は知っている。冒険者としての報酬は、全てマナポーションにつぎ込んでいたのだから当然だ。
コット村での冒険者の稼ぎなど雀の涙。お金に執着するのも理解はできるが、正直言ってセコすぎる……。
「私は、ミアの為を思って……ね?」
「それなら、心配には及ばん。ミアは既に、ミスリルブレスレット以上の価値の物を持ち歩いてる」
それを聞いてピンときたのだろう。シャーリーは、手をポンっと叩き頷いた。
「あぁ、セイレーンの涙ってミアちゃんが持ってるんだ」
「セイレーンの涙!?」
今度は、椅子を倒してしまうほどの勢いで立ち上がるアーニャ。その顔は、知っている者から見れば滑稽だ。
それは、シーサーペント海賊団の元船長バルバロスと、歌姫イレースの娘であるイリヤスからの贈り物。
金貨1000枚どころではない。豪華客船が3隻は買えるだろうと言われるほど価値のある宝石。
「そんな物持たせてたら、危ないでしょーが! 代わりに私が無償で預かってあげてもいいわよ?」
「おめぇさっきと言ってる事が違うじゃねぇか!」
「アンタさっきと言ってる事、違うじゃない!」
俺とシャーリー。両サイドから激しくツッコまれるアーニャ。
俺と従魔がいれば安全だとか豪語していたクセに、手のひらを返すのが早すぎる。
そんなアーニャを黙って見ていたフードルも、流石に堪え切れなかったのかテーブルを叩きながらもゲラゲラと笑っていた。
おたくの娘さん……。育て方、間違ってはいませんか?
「まぁいいわ。冗談はさておき、日程はどうするの?」
ホントに冗談なのかも疑わしいが、アーニャを相手にしているだけでもこの疲労感。
既に帰って家で一杯やりたい気分ではあるが、ミアの為だと思えば耐え忍ぶことも容易である。
「プレゼントの用意ができれば、すぐにでもと思ってはいるが……」
「お祝いは2人だけで? それとも貴族みたいに皆で盛大にって感じ?」
「あぁ、そこまでは考えてなかったな……。どっちが一般的なんだ?」
「一般家庭は家族だけで祝うものだけど、ある程度の権力者は大勢の人を集めるわよ? 祝の席が質素だと品格が――とかで他の貴族からバカにされるからね。プラチナの冒険者ともなればパーティーくらい不思議じゃないとは思うけど、なんだったら色々と教えてあげましょうか? 仕事柄貴族には色々と関わってたから誕生日パーティーの経験もあるわよ? まぁ、参加というより裏方作業と護衛――って感じだったけど」
アーニャを疑っている訳ではないが、本職からの助言も欲しいところではある。
こういう時こそネストやバイスの出番なのだが、その所在は不明。一体どこで油を売っているのやら……。
「折角だ。どうせやるなら、盛大にやるのも悪くはないか……」
「言っておくけど、食事や会場の準備にかかるお金は全部主催者持ちよ?」
「ああ、構わないさ。それくらいの余裕はある」
実際どれほどかかるかは不透明だが、カネの問題など些細な事だ。
なくなったら稼げばいいだけの話で、最悪はファフナーのヘソクリを借りればいい。
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