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第490話 法界無縁
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魔法学院の合宿で使われた宿舎の地下に隠された一本道の地下トンネル。
再利用したトロッコに乗るのは俺とシャーリーとアーニャの3人。
それをコクセイが引っ張れば、すぐにダンジョンへと到着だ。
「おっそぉぉぉぉいッ!」
108番と顔を合わせての第一声がコレである。
「ハイハイ、悪かったよ……」
とは言ったものの、それほど悪いとは思っていない。
確かにダンジョンハートの中身は残り少ないのだろうが、まだ慌てるような時間でもないというのが、俺の見解だ。
「本当に反省してるんですか!?」
「まぁ、一応は……」
後方からグチグチと聞こえる108番の小言に耳を塞ぎながらも、慣れ親しんだダンジョンを降りていく。
「久しぶりに来たけど、綺麗すぎて最早ダンジョンじゃないみたいだわ。なんか感覚狂っちゃう……」
キョロキョロと辺りを見渡しながら、ブロックの隙間に指を走らせるシャーリー。
その指先には埃1つ付いておらず、掃除が行き渡っている様子が窺える。
それも全ては住み着いているゴブリンたちのおかげだ。微々たる魔力を糧に、なんだかんだ問題も起こさず良くやってくれている。
「アーニャはフードルの所で待っててくれ。俺はダンジョンハートに魔力を供給してから行くよ」
「おっけー」
最下層に辿り着くと、有無を言わさずダンジョンハートに手を触れる。
ドバドバと滝のように流れ出る紫色の液体も、既に見慣れた光景だ。
それをジッと眺める108番は、安堵からか油断しきった締まりのない表情を浮かべていた。
「どうせだから、限界ギリギリまで補充しておこう」
来たついでだ。その方が108番の安心感も増すだろう。
「次は呼んだらすぐ来てくださいね! でないと、デスマスクをこっそり荷物に忍ばせますよ!?」
ネロの為に造られたというデスマスク。それはダンジョン間の転移を可能とする物らしいが、出来れば持っては歩きたくない代物だ。
エーテルを生み出す機能なんて備わっていないのに、各国はそれを躍起になって探している。
ネクロガルドはエルフたちに偽物を渡したらしいが、それがバレない保証はない。
元々そんな機能はなかったのだと諦めればいいのだが、すり替えに気付かれてしまった場合、真っ先に疑われるのはジョゼフか俺。
人目のつかないところにひっそりと保管しておくのが最良の選択なのだが、帰還の予定が大幅に遅れてしまったのは事実。
108番にはファフナーの事に加え、色々と助けてはもらっているので一概にお断りだ――とは言い辛い。
どちらかと言えば、遅れたのは俺の所為ではないような気もするのだが、言い訳するだけ時間の無駄。
ここは話題を変え、意識をそちらに向けさせよう。
「あぁ、そうだ。俺さ、別の世界から来たんだわ」
効果は抜群であった。
それを聞いた途端、108番は眉間にシワを寄せながらも、首をぐるりとこちらに向ける。
「はぁぁぁぁ!? なんで、そんなに軽く言っちゃうんですかぁぁぁぁ!」
「え?」
「だって、今まで必死に隠してたじゃないですか! だから、知らんぷりしてあげてたのにぃ!」
「知ってたのか?」
「いや、なんとなくわかるでしょ……。そのバカみたいな魔力量で、一般人は流石に通用しませんよ……」
バカは余計である。アーニャに続き、108番にまで言われるとは……。
「それよりも、そんなに簡単にバラしちゃっていいんですか? それを人間たちに知られたら、大変なことになるってわかってるから隠してたんですよね? 最悪、地獄の果てまで追いかけ回され、捕まったら奴隷同然の扱いを受けるんですよ?」
なにも、全てをオープンにする訳じゃない。知っているのは身近で信用のできる人だけだ。
少なくとも、俺を騙そうとするような人はその中にはいないはず。
「人間を悪く言いたい気持ちもわかるが、奴隷は言いすぎだろ……」
「そうですか? いざ有事が起きたとしたら、人間は確実にマスターを頼りますよ? 何と言っても前例がありますからね。勇者を頼れば自分の手を汚さずに済むんですから」
この世界では、異世界から来た者がイコール勇者なのだ。当然その可能性は否めないが、あくまで事が起きたらの話――。
「まぁ、そうかもしれないが、きっぱりと断れば済む話だ。それに魔王はもういない」
「口ではそう言いますけど、本当に断り切れますか? 別に魔王様に限った話ではありません。命が懸かっていると知った人間達が、多少断ったくらいで諦めるとでも? マスターの性格は理解しているつもりです。なので敢えて言わせてもらいますが、本当に人間を見捨てる事ができますか?」
「待て待て。お前はどっちの味方なんだよ……」
「決まってるじゃないですか! もちろんマスターのですよッ!」
言ってやったと言わんばかりの108番は胸を張り、これでもかとふんぞり返る。
俺としては、魔族側か人間側かを聞いたつもりだったのだが、返ってきた答えは予想外。
面と向かってそう言われると少々気恥しいのだが、悪い気はしない。
「やりたくもない事をやらされるのは奴隷と変わらないでしょう? それともマスターは勇者の真似事を甘んじて受け入れると?」
「冗談はやめてくれ。断じてそのつもりはない」
「じゃぁ、私がこのダンジョンハートの魔力を使い魔王様を呼び出したとしても、人間には協力しないと誓えますか!?」
まるで、俺に魔族側に付けと言っているようなものだが、そうは問屋が卸さない。
「……どうせ、できないだろ?」
そう言うと、108番の険しかった表情が、一気に緩んだ。
「えへ? やっぱわかりますぅ?」
「……急にいつもの調子に戻るんじゃねぇよ……」
それが出来るのならば、俺がこのダンジョンに閉じ込められ108番と出会った時点で既にやっているはずなのだ。
無知な俺を騙すのは安易。その気になれば、今頃俺は全ての魔力を吸い上げられ、死んでいる。
「まぁ、俺とその周囲に危害が加わればその限りではないが、どちらに付くにせよ108番を見捨てたりはしない」
「その割には、扱いが雑な気がするんですけど……」
「気の所為じゃないか? 俺の性格を理解しているならわかるだろ?」
ダンジョンハートを満タンにすると少々不貞腐れ気味の108番に別れを告げ、フードルの部屋へと向かう。
急な階段を上るのに嫌気が差してきた頃、シャーリーが隣からひょっこりと顔を出し、俺の顔を覗き込む。
「ねぇ、九条。108番さんとは何を話してたの?」
そんなシャーリーに顔を向けるのも億劫だ。そのまま階段を上りながら簡潔に答える。
「あぁ。魔王が復活したら、俺はどっちに肩入れするのかって聞かれてな……」
「魔王が復活するの!?」
「いや、たとえばの話だ」
「そう、よかった……。それで? 九条はどっちの味方なの?」
「うーん……」
正直な話、どちらの味方でもないというのが、現時点での回答になるだろうか……。
全てにおいて公平であり平等である――それが仏の教え。……と、言いたいところではあるが、本音は面倒事に巻き込まれるのが嫌なだけ。
その考え方は一貫して変わらず、冒険者の肩書がそれを許さないのであれば、プレートの返却も辞さない構えだ。
勿論そうなってしまった時の為に、ミアを合法的にギルドから取り戻す策もちゃんと考えている。
簡単な話だ。ミアがギルドに損失を与えればいいのである。
マナポーションを全て割ったとか、支払うべきだった冒険者への報酬を間違えるなど、金銭的なトラブルがベスト。
そうすれば、ミアにはその損失を埋めなければならない処分が下されるだろう。
そう、俺を騙していたソフィアが被るはずだった処分と同じ、奴隷落ちである。
そのミアを俺が買い戻せばいいだけ。褒められたやり方ではないかもしれないが、法には触れていない。
「中立……かな? 出来れば静観していたいんだが……」
「まぁ、九条らしい答えで安心したわ……」
安堵……というより、呆れ顔のシャーリー。魔族に加担するよりはマシ――といったところか……。
わかっているなら聞かなければいいのに……と思いつつも、そんなシャーリーに少々意地悪な質問を投げかける。
「仮に俺が魔族の側に付いたとしたら、シャーリーはどうする?」
「それはもちろん、九条について行くに決まってるでしょ?」
多少は悩むかとも思ってはいたが、意外にも即答。
「ほう……。人間の全てが敵に回るとしても?」
「ええ。九条が魔族側に付くのにも理由があるってことでしょ? 魔族が本当の悪だとしたら、九条が手を貸すわけがないもん。……もちろんそれだけじゃないけど……」
見透かされたと言うべきか、それとも確信を突かれたと言うべきか……。
確かにシャーリーの言う通りなのだが、最後の『それだけじゃない――』のくだりが気にかかる。
「他に理由があるのか?」
俺がそれを問い質そうとするも、シャーリーは俺から顔を背け、耳の付け根まで真っ赤にしながらフードルの部屋の扉を叩いていた。
再利用したトロッコに乗るのは俺とシャーリーとアーニャの3人。
それをコクセイが引っ張れば、すぐにダンジョンへと到着だ。
「おっそぉぉぉぉいッ!」
108番と顔を合わせての第一声がコレである。
「ハイハイ、悪かったよ……」
とは言ったものの、それほど悪いとは思っていない。
確かにダンジョンハートの中身は残り少ないのだろうが、まだ慌てるような時間でもないというのが、俺の見解だ。
「本当に反省してるんですか!?」
「まぁ、一応は……」
後方からグチグチと聞こえる108番の小言に耳を塞ぎながらも、慣れ親しんだダンジョンを降りていく。
「久しぶりに来たけど、綺麗すぎて最早ダンジョンじゃないみたいだわ。なんか感覚狂っちゃう……」
キョロキョロと辺りを見渡しながら、ブロックの隙間に指を走らせるシャーリー。
その指先には埃1つ付いておらず、掃除が行き渡っている様子が窺える。
それも全ては住み着いているゴブリンたちのおかげだ。微々たる魔力を糧に、なんだかんだ問題も起こさず良くやってくれている。
「アーニャはフードルの所で待っててくれ。俺はダンジョンハートに魔力を供給してから行くよ」
「おっけー」
最下層に辿り着くと、有無を言わさずダンジョンハートに手を触れる。
ドバドバと滝のように流れ出る紫色の液体も、既に見慣れた光景だ。
それをジッと眺める108番は、安堵からか油断しきった締まりのない表情を浮かべていた。
「どうせだから、限界ギリギリまで補充しておこう」
来たついでだ。その方が108番の安心感も増すだろう。
「次は呼んだらすぐ来てくださいね! でないと、デスマスクをこっそり荷物に忍ばせますよ!?」
ネロの為に造られたというデスマスク。それはダンジョン間の転移を可能とする物らしいが、出来れば持っては歩きたくない代物だ。
エーテルを生み出す機能なんて備わっていないのに、各国はそれを躍起になって探している。
ネクロガルドはエルフたちに偽物を渡したらしいが、それがバレない保証はない。
元々そんな機能はなかったのだと諦めればいいのだが、すり替えに気付かれてしまった場合、真っ先に疑われるのはジョゼフか俺。
人目のつかないところにひっそりと保管しておくのが最良の選択なのだが、帰還の予定が大幅に遅れてしまったのは事実。
108番にはファフナーの事に加え、色々と助けてはもらっているので一概にお断りだ――とは言い辛い。
どちらかと言えば、遅れたのは俺の所為ではないような気もするのだが、言い訳するだけ時間の無駄。
ここは話題を変え、意識をそちらに向けさせよう。
「あぁ、そうだ。俺さ、別の世界から来たんだわ」
効果は抜群であった。
それを聞いた途端、108番は眉間にシワを寄せながらも、首をぐるりとこちらに向ける。
「はぁぁぁぁ!? なんで、そんなに軽く言っちゃうんですかぁぁぁぁ!」
「え?」
「だって、今まで必死に隠してたじゃないですか! だから、知らんぷりしてあげてたのにぃ!」
「知ってたのか?」
「いや、なんとなくわかるでしょ……。そのバカみたいな魔力量で、一般人は流石に通用しませんよ……」
バカは余計である。アーニャに続き、108番にまで言われるとは……。
「それよりも、そんなに簡単にバラしちゃっていいんですか? それを人間たちに知られたら、大変なことになるってわかってるから隠してたんですよね? 最悪、地獄の果てまで追いかけ回され、捕まったら奴隷同然の扱いを受けるんですよ?」
なにも、全てをオープンにする訳じゃない。知っているのは身近で信用のできる人だけだ。
少なくとも、俺を騙そうとするような人はその中にはいないはず。
「人間を悪く言いたい気持ちもわかるが、奴隷は言いすぎだろ……」
「そうですか? いざ有事が起きたとしたら、人間は確実にマスターを頼りますよ? 何と言っても前例がありますからね。勇者を頼れば自分の手を汚さずに済むんですから」
この世界では、異世界から来た者がイコール勇者なのだ。当然その可能性は否めないが、あくまで事が起きたらの話――。
「まぁ、そうかもしれないが、きっぱりと断れば済む話だ。それに魔王はもういない」
「口ではそう言いますけど、本当に断り切れますか? 別に魔王様に限った話ではありません。命が懸かっていると知った人間達が、多少断ったくらいで諦めるとでも? マスターの性格は理解しているつもりです。なので敢えて言わせてもらいますが、本当に人間を見捨てる事ができますか?」
「待て待て。お前はどっちの味方なんだよ……」
「決まってるじゃないですか! もちろんマスターのですよッ!」
言ってやったと言わんばかりの108番は胸を張り、これでもかとふんぞり返る。
俺としては、魔族側か人間側かを聞いたつもりだったのだが、返ってきた答えは予想外。
面と向かってそう言われると少々気恥しいのだが、悪い気はしない。
「やりたくもない事をやらされるのは奴隷と変わらないでしょう? それともマスターは勇者の真似事を甘んじて受け入れると?」
「冗談はやめてくれ。断じてそのつもりはない」
「じゃぁ、私がこのダンジョンハートの魔力を使い魔王様を呼び出したとしても、人間には協力しないと誓えますか!?」
まるで、俺に魔族側に付けと言っているようなものだが、そうは問屋が卸さない。
「……どうせ、できないだろ?」
そう言うと、108番の険しかった表情が、一気に緩んだ。
「えへ? やっぱわかりますぅ?」
「……急にいつもの調子に戻るんじゃねぇよ……」
それが出来るのならば、俺がこのダンジョンに閉じ込められ108番と出会った時点で既にやっているはずなのだ。
無知な俺を騙すのは安易。その気になれば、今頃俺は全ての魔力を吸い上げられ、死んでいる。
「まぁ、俺とその周囲に危害が加わればその限りではないが、どちらに付くにせよ108番を見捨てたりはしない」
「その割には、扱いが雑な気がするんですけど……」
「気の所為じゃないか? 俺の性格を理解しているならわかるだろ?」
ダンジョンハートを満タンにすると少々不貞腐れ気味の108番に別れを告げ、フードルの部屋へと向かう。
急な階段を上るのに嫌気が差してきた頃、シャーリーが隣からひょっこりと顔を出し、俺の顔を覗き込む。
「ねぇ、九条。108番さんとは何を話してたの?」
そんなシャーリーに顔を向けるのも億劫だ。そのまま階段を上りながら簡潔に答える。
「あぁ。魔王が復活したら、俺はどっちに肩入れするのかって聞かれてな……」
「魔王が復活するの!?」
「いや、たとえばの話だ」
「そう、よかった……。それで? 九条はどっちの味方なの?」
「うーん……」
正直な話、どちらの味方でもないというのが、現時点での回答になるだろうか……。
全てにおいて公平であり平等である――それが仏の教え。……と、言いたいところではあるが、本音は面倒事に巻き込まれるのが嫌なだけ。
その考え方は一貫して変わらず、冒険者の肩書がそれを許さないのであれば、プレートの返却も辞さない構えだ。
勿論そうなってしまった時の為に、ミアを合法的にギルドから取り戻す策もちゃんと考えている。
簡単な話だ。ミアがギルドに損失を与えればいいのである。
マナポーションを全て割ったとか、支払うべきだった冒険者への報酬を間違えるなど、金銭的なトラブルがベスト。
そうすれば、ミアにはその損失を埋めなければならない処分が下されるだろう。
そう、俺を騙していたソフィアが被るはずだった処分と同じ、奴隷落ちである。
そのミアを俺が買い戻せばいいだけ。褒められたやり方ではないかもしれないが、法には触れていない。
「中立……かな? 出来れば静観していたいんだが……」
「まぁ、九条らしい答えで安心したわ……」
安堵……というより、呆れ顔のシャーリー。魔族に加担するよりはマシ――といったところか……。
わかっているなら聞かなければいいのに……と思いつつも、そんなシャーリーに少々意地悪な質問を投げかける。
「仮に俺が魔族の側に付いたとしたら、シャーリーはどうする?」
「それはもちろん、九条について行くに決まってるでしょ?」
多少は悩むかとも思ってはいたが、意外にも即答。
「ほう……。人間の全てが敵に回るとしても?」
「ええ。九条が魔族側に付くのにも理由があるってことでしょ? 魔族が本当の悪だとしたら、九条が手を貸すわけがないもん。……もちろんそれだけじゃないけど……」
見透かされたと言うべきか、それとも確信を突かれたと言うべきか……。
確かにシャーリーの言う通りなのだが、最後の『それだけじゃない――』のくだりが気にかかる。
「他に理由があるのか?」
俺がそれを問い質そうとするも、シャーリーは俺から顔を背け、耳の付け根まで真っ赤にしながらフードルの部屋の扉を叩いていた。
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掲載は不定期になります。
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