477 / 633
第477話 夢への翼
しおりを挟む
次の日。世話になった王宮の迎賓館を後にすると、向かった先はネクロエンタープライズ。
キャロを最後に送り届けて、晴れて自由の身という訳だ。
「最後なんだ。お茶でも飲んでいけよ」
そう言いながらも、半ば強引に俺の手を引くメリル。
また入場料を取られるのかとも思ったが、今回は関係者としての入場を許可された。
三度目にしてようやく認められたというべきか……。三顧の礼はどうやら実在したらしい。
「ねぇ、おにーちゃぁ~ん……」
隣で俺を見上げながらも、反対側の手を引っ張るのはミア。
ねっとりした艶めかしい声と、その物欲しそうな表情から何が言いたいのかは、一目瞭然である。
「ああ、最後だからな。目一杯遊んでおいで」
「やったぁ! キャロちゃんもいこ?」
「うん!」
ミアはカガリに、キャロはワダツミに跨ると、颯爽と駆け出しすぐにその姿は見えなくなる。
「子供は元気だなぁ……」
「ハハハ……。まったくだ」
カラカラと笑うメリル。孤児の世話もしているのだ。共感できるところもあるのだろう。
案内されたのは、メリルの部屋。前に来た時と何も変わらない実家のような安心感。
相変わらずの獣臭さはコット村を思い起こさせ、ホームシックになる人の気持ちもわかるというもの。
「エルザとケシュアは?」
「今頃は、それぞれの部屋で荷物の整理でもしてるんじゃないか?」
「帰るのか? 中毒の奴等は?」
「それはもう大丈夫。魔法での処置は既に終わっている」
淹れたてのお茶が差し出され、俺がそれを受け取ると、メリルも一息ついた様子で腰を下ろす。
「九条は、アニマルセラピーって知ってるか?」
「詳しくは知らんが、聞いたことはあるな。動物とふれあうと身体にいいとかっていう……」
「まぁ、大体合ってる。つまりはそういうことだ。後は時間が解決してくれる。プロフェッショナルに任せてくれ」
別に口出しするつもりはない。そういうスキルがあるのだろう。
精神的な治療まで動物に任せられるとは、流石は獣使いのメッカ。恐れ入る。
「それで? 九条の方はどうなったんだ? ベヒモスの肉は、カイエンに食われちまったんだろ?」
「まぁな……」
渋めのお茶を啜りながらも、昨日の事を思い出す。
結局、ネヴィアが用意しただけのお肉では飽き足らず、カイエンはベヒモスの肉まで平らげてしまったのだ。
俺が様子を見に行った時には、時既に遅し。ベヒモスは骨と皮だけに成り果てていた。
カイエンは満足した様子で寝転び、自分の爪を楊枝代わりに歯の掃除中。
腹を壊さないかとヒヤヒヤしたが、逆に人間の腹は弱すぎると言われる始末。
言い得て妙だが、普段から生肉に泥水を啜るのが当たり前の獣たちの事だ。心配するだけ無駄であった。
どちらにせよ、ネヴィアを食わなかっただけマシである。
「ひとまずは折半で落ち着いた。骨と折れた角は俺が持ち帰る。皮はどうしてもって言うから譲ったよ……」
ベヒモスの死体は、歴史的にも素材的にも貴重なもの。とはいえ、それを倒したのは獣人側に所属しているモフモフ仮面となっている。
それを俺が持ち帰るのも、おかしな話。なので目立たない部分だけを貰い受けた。
皮は剥製を作り、戒めとして語り継いでいくらしい。実物大の資料ともなれば、大迫力は間違いなし。なんとも贅沢な教材となることだろう。
「そうか。祭りで使う山車は、特徴こそ捉えてはいたが、お世辞にもそっくりとは言えなかったからな。今回ベヒモスを見た奴は、誰もがそう思ったんじゃないか?」
口角を上げ、クスクスと遠慮がちに笑うメリル。
2000年も前の魔獣だ。写真もない世界で、語り継がれたその姿を再現するのは難儀だろう。
その努力を笑ってはいけないのだが、見比べてしまうと、その気持ちもよくわかる。
「さて……。そろそろ本題といこうじゃないか九条。アタイの覚悟はできてる」
メリルの笑みが消え、深呼吸と共に真剣な眼差しを俺へと向ける。
本題――それは、決闘での約束。メリルは俺に負け、なんでも言う事を聞くと、そう宣言したのだ。
キャロを救えたのだから悔いはない――。だから逃げも隠れもしない。
メリルの瞳は、俺にそう訴えかけていた。
「へぇ……。ホントかなぁ……?」
その怪しい覚悟とやらに、疑いの目を向ける俺。
ネクロガルドを通じて俺の性格を把握しているなら、無理難題は吹っ掛けないと知っているはず。生温い覚悟である。
「嘘じゃない。アタイは本気だ」
まぁ、はぐらかして逃げないだけマシか。俺の中での答えは、既に決まっている。
「色々と考えてはみたんだがな。俺も助けてもらった事だし、イーブンって事でいいんじゃないか?」
正直、ネクロガルドには感謝している。
エルザとケシュアがいなければ、俺は今頃ベヒモスの魔眼に魅入られていたかもしれないのだ。
メリルのスキルのおかげで、カイエンも無事。これを感謝せずしてなんとする。
自分で言うのもなんだが、俺はそこまで薄情な奴ではない。
「それとこれとは別だ! 結果的にはそうなったが、あの時はベヒモスなんて影も形もなかっただろ! 負けは負けだ! さぁ! なんでも言ってくれ!」
ガバっと両手を広げたそのポーズは、何時でもウェルカムと言わんばかり。
なんでもいいなら俺の意見を受け入れればいいのに、獣人らしいというか、なんとも面倒臭い性格である。
「そう言われてもな……」
そうなると、今度は俺が助けてもらった礼を別に用意しなければならず、二度手間ということに……。
どうにかメリルを納得させる方法はないものかと首をひねっていると、メリルはポンっと手を叩き、晴れやかな表情で身を乗り出した。
「……そうだ! ウチのラッキーを正式に九条の従魔にする――っていうのはどうだ!?」
メリルとの決闘で一時的に手伝ってもらったラッキーこと、セキセイインコのピーちゃん。
なんだかんだ一緒にいるが、最終的にはネクプラに返すつもりでいた。
本人が同意していようが、飼い主の許可は貰っていない。傍から見れば、他人のペットを勝手に連れ回しているようなものである。
「いや、ちょっと待て。……それを決めるのは俺じゃない」
チラリと開けた胸の内ポケットを覗き込むと、顔を上げるピーちゃんと目が合った。
「……だそうだが――、どうする?」
俺が問い掛けると、ピーちゃんはそこからヒョイと飛び出しテーブルへ。
そのままカツカツとリズミカルな足音を立て、メリルの方へと歩み寄る。
「メリルノ、アネゴ。ナガラク、オセワニナリマシタ……。オレノツバサニャ、ココハスコシセマスギル……。オレハ、セカイヲミテミテェ……」
何処か遠くを見つめる視線。迷いのない言葉はカタコトではあるものの、それには信念が籠っていた……。
そんなピーちゃんを見て、メリルは肩を震わせる。
唐突な別れに悲しみ、俯いているようにも見えるが、そうじゃない。
かくいう俺も、その一人だ。
「プふッ……」
まさかピーちゃんの可愛らしい声で、そんな漢らしい台詞が聞けるとは思わないではないか。不意打ちにもほどがある。
夢を追いかけ上京する若手ミュージシャンのような哀愁さえ漂う始末。
セキセイインコという小さな身体に、溢れんばかりの大きな夢。言いたいことはわかるのだが、そのギャップは凄まじい。
「……そ……そうか……わかった……。九条……ラッキーを、よろしくな……」
「お……おう……」
メリルが吹き出しそうになっているのに釣られて、俺も笑いを堪えるのに必死だ。
とは言え、腹積もりは決まっている。
俺と共にいることを望んでくれたのだから、それに応えるのは当然。新たな家族として歓迎しよう。
ピーちゃんが自分の望む世界を見られるのかは、俺の双肩にかかっていると言っても過言ではないが、正直言ってあまり自信はない。
少なくとも後悔だけはさせないよう精進せねばと、俺は鼻をヒクヒクさせながらも、身を引き締めたのであった。
キャロを最後に送り届けて、晴れて自由の身という訳だ。
「最後なんだ。お茶でも飲んでいけよ」
そう言いながらも、半ば強引に俺の手を引くメリル。
また入場料を取られるのかとも思ったが、今回は関係者としての入場を許可された。
三度目にしてようやく認められたというべきか……。三顧の礼はどうやら実在したらしい。
「ねぇ、おにーちゃぁ~ん……」
隣で俺を見上げながらも、反対側の手を引っ張るのはミア。
ねっとりした艶めかしい声と、その物欲しそうな表情から何が言いたいのかは、一目瞭然である。
「ああ、最後だからな。目一杯遊んでおいで」
「やったぁ! キャロちゃんもいこ?」
「うん!」
ミアはカガリに、キャロはワダツミに跨ると、颯爽と駆け出しすぐにその姿は見えなくなる。
「子供は元気だなぁ……」
「ハハハ……。まったくだ」
カラカラと笑うメリル。孤児の世話もしているのだ。共感できるところもあるのだろう。
案内されたのは、メリルの部屋。前に来た時と何も変わらない実家のような安心感。
相変わらずの獣臭さはコット村を思い起こさせ、ホームシックになる人の気持ちもわかるというもの。
「エルザとケシュアは?」
「今頃は、それぞれの部屋で荷物の整理でもしてるんじゃないか?」
「帰るのか? 中毒の奴等は?」
「それはもう大丈夫。魔法での処置は既に終わっている」
淹れたてのお茶が差し出され、俺がそれを受け取ると、メリルも一息ついた様子で腰を下ろす。
「九条は、アニマルセラピーって知ってるか?」
「詳しくは知らんが、聞いたことはあるな。動物とふれあうと身体にいいとかっていう……」
「まぁ、大体合ってる。つまりはそういうことだ。後は時間が解決してくれる。プロフェッショナルに任せてくれ」
別に口出しするつもりはない。そういうスキルがあるのだろう。
精神的な治療まで動物に任せられるとは、流石は獣使いのメッカ。恐れ入る。
「それで? 九条の方はどうなったんだ? ベヒモスの肉は、カイエンに食われちまったんだろ?」
「まぁな……」
渋めのお茶を啜りながらも、昨日の事を思い出す。
結局、ネヴィアが用意しただけのお肉では飽き足らず、カイエンはベヒモスの肉まで平らげてしまったのだ。
俺が様子を見に行った時には、時既に遅し。ベヒモスは骨と皮だけに成り果てていた。
カイエンは満足した様子で寝転び、自分の爪を楊枝代わりに歯の掃除中。
腹を壊さないかとヒヤヒヤしたが、逆に人間の腹は弱すぎると言われる始末。
言い得て妙だが、普段から生肉に泥水を啜るのが当たり前の獣たちの事だ。心配するだけ無駄であった。
どちらにせよ、ネヴィアを食わなかっただけマシである。
「ひとまずは折半で落ち着いた。骨と折れた角は俺が持ち帰る。皮はどうしてもって言うから譲ったよ……」
ベヒモスの死体は、歴史的にも素材的にも貴重なもの。とはいえ、それを倒したのは獣人側に所属しているモフモフ仮面となっている。
それを俺が持ち帰るのも、おかしな話。なので目立たない部分だけを貰い受けた。
皮は剥製を作り、戒めとして語り継いでいくらしい。実物大の資料ともなれば、大迫力は間違いなし。なんとも贅沢な教材となることだろう。
「そうか。祭りで使う山車は、特徴こそ捉えてはいたが、お世辞にもそっくりとは言えなかったからな。今回ベヒモスを見た奴は、誰もがそう思ったんじゃないか?」
口角を上げ、クスクスと遠慮がちに笑うメリル。
2000年も前の魔獣だ。写真もない世界で、語り継がれたその姿を再現するのは難儀だろう。
その努力を笑ってはいけないのだが、見比べてしまうと、その気持ちもよくわかる。
「さて……。そろそろ本題といこうじゃないか九条。アタイの覚悟はできてる」
メリルの笑みが消え、深呼吸と共に真剣な眼差しを俺へと向ける。
本題――それは、決闘での約束。メリルは俺に負け、なんでも言う事を聞くと、そう宣言したのだ。
キャロを救えたのだから悔いはない――。だから逃げも隠れもしない。
メリルの瞳は、俺にそう訴えかけていた。
「へぇ……。ホントかなぁ……?」
その怪しい覚悟とやらに、疑いの目を向ける俺。
ネクロガルドを通じて俺の性格を把握しているなら、無理難題は吹っ掛けないと知っているはず。生温い覚悟である。
「嘘じゃない。アタイは本気だ」
まぁ、はぐらかして逃げないだけマシか。俺の中での答えは、既に決まっている。
「色々と考えてはみたんだがな。俺も助けてもらった事だし、イーブンって事でいいんじゃないか?」
正直、ネクロガルドには感謝している。
エルザとケシュアがいなければ、俺は今頃ベヒモスの魔眼に魅入られていたかもしれないのだ。
メリルのスキルのおかげで、カイエンも無事。これを感謝せずしてなんとする。
自分で言うのもなんだが、俺はそこまで薄情な奴ではない。
「それとこれとは別だ! 結果的にはそうなったが、あの時はベヒモスなんて影も形もなかっただろ! 負けは負けだ! さぁ! なんでも言ってくれ!」
ガバっと両手を広げたそのポーズは、何時でもウェルカムと言わんばかり。
なんでもいいなら俺の意見を受け入れればいいのに、獣人らしいというか、なんとも面倒臭い性格である。
「そう言われてもな……」
そうなると、今度は俺が助けてもらった礼を別に用意しなければならず、二度手間ということに……。
どうにかメリルを納得させる方法はないものかと首をひねっていると、メリルはポンっと手を叩き、晴れやかな表情で身を乗り出した。
「……そうだ! ウチのラッキーを正式に九条の従魔にする――っていうのはどうだ!?」
メリルとの決闘で一時的に手伝ってもらったラッキーこと、セキセイインコのピーちゃん。
なんだかんだ一緒にいるが、最終的にはネクプラに返すつもりでいた。
本人が同意していようが、飼い主の許可は貰っていない。傍から見れば、他人のペットを勝手に連れ回しているようなものである。
「いや、ちょっと待て。……それを決めるのは俺じゃない」
チラリと開けた胸の内ポケットを覗き込むと、顔を上げるピーちゃんと目が合った。
「……だそうだが――、どうする?」
俺が問い掛けると、ピーちゃんはそこからヒョイと飛び出しテーブルへ。
そのままカツカツとリズミカルな足音を立て、メリルの方へと歩み寄る。
「メリルノ、アネゴ。ナガラク、オセワニナリマシタ……。オレノツバサニャ、ココハスコシセマスギル……。オレハ、セカイヲミテミテェ……」
何処か遠くを見つめる視線。迷いのない言葉はカタコトではあるものの、それには信念が籠っていた……。
そんなピーちゃんを見て、メリルは肩を震わせる。
唐突な別れに悲しみ、俯いているようにも見えるが、そうじゃない。
かくいう俺も、その一人だ。
「プふッ……」
まさかピーちゃんの可愛らしい声で、そんな漢らしい台詞が聞けるとは思わないではないか。不意打ちにもほどがある。
夢を追いかけ上京する若手ミュージシャンのような哀愁さえ漂う始末。
セキセイインコという小さな身体に、溢れんばかりの大きな夢。言いたいことはわかるのだが、そのギャップは凄まじい。
「……そ……そうか……わかった……。九条……ラッキーを、よろしくな……」
「お……おう……」
メリルが吹き出しそうになっているのに釣られて、俺も笑いを堪えるのに必死だ。
とは言え、腹積もりは決まっている。
俺と共にいることを望んでくれたのだから、それに応えるのは当然。新たな家族として歓迎しよう。
ピーちゃんが自分の望む世界を見られるのかは、俺の双肩にかかっていると言っても過言ではないが、正直言ってあまり自信はない。
少なくとも後悔だけはさせないよう精進せねばと、俺は鼻をヒクヒクさせながらも、身を引き締めたのであった。
10
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる