476 / 633
第476話 最後の晩餐
しおりを挟む
女王の演説を終え、俺達は迎賓館での最後の晩餐の真っ最中。招待客は今回の功労者だけという、俺への配慮が窺える立食パーティーだ。
当然、静かな食事会になるものだとばかり思っていたが、どちらかと言えば無礼講に近い騒がしい状態となってしまっているのは、招待された者の中に無法者がいたからである。
「王宮の奴等は、こんなうめぇもん毎日食ってんのか? あぁ?」
険しい表情で握ったフォークを肉に突き刺し、そのまま口へと運ぶメリル。
それをワインで豪快に流し込んでいく姿は、正に遠慮なしといった振る舞い。敢えて言うなら、冒険者流の食事風景とでも言うべきか……。
個人的にはマナーなど気にせず気楽に食事を楽しめるので、それも大歓迎なのだが、場違い感は否めない。
「いえ……滅相もない。今日が特別なだけでして……」
苦笑いを浮かべながらも、渋々答えているのは八氏族評議会のクラリス。
メリルの勢いに気圧されている八氏族評議会の面々が若干気の毒ではあるのだが、それも当然と言えば当然だ。
顔を合わせるや否や、生贄だからとキャロを連れ去った恨みは忘れてはいないと憤るメリル。
キャロは勿論メリルの味方。その時点で八氏族評議会には謝る以外の選択肢は残されておらず、メリルに必要以上に絡まれた結果、目を合わせては子犬のように震えていた。
メリルがそんな感じなので、ミアとキャロもそれに倣い好き勝手に食べ始めた結果、大衆居酒屋のような雰囲気になってしまったという訳である。
晩餐会に参加しているのは、八氏族評議会からネヴィアを除いた4名。そして俺達に仕事を依頼したエドワード。巫女のキャロは当然として、ネクプラからメリルとエルザとケシュアだ。
勿論従魔達もいるのだが、カイエンの姿だけが見えないのは、大きさ故に部屋に入れなかったからである。
カイエンの想定外の巨大化に、約束と違う! などと泣き言を述べていたネヴィアが、カイエンに連れ去られていったのが最後。
今頃は別の場所で、ネヴィアとの約束であるお肉食べ放題を満喫している頃だろう。
王宮の食糧在庫は不明だが、ブレーキ不在の今、腹八分目では足りないからとネヴィアを食べてしまわないかが、若干の気掛かりではある。
「それで? ネクプラの魔眼中毒者たちの容体は?」
「魔眼中毒者って……。別に好きで魔眼の餌食になったわけでもないでしょうに……」
俺の質問に、山盛りのサラダを頬張るケシュアはそれを飲み込み、呆れたような表情を向ける。
「一応は快方に向かっておる。全員ともなると、まだ時間は必要じゃがな……。比較的症状が軽度だったザナックのギルド担当は、喋れるまでには回復した。直に事情聴取も始まるじゃろうて」
ケシュアの隣からひょっこりと顔を出したのはエルザ。
歯が悪いのか、お皿の上には比較的柔らかい物しか乗っていない。
「そうか……。色々と助かるよ」
「なぁに。闇魔法や呪いの類はワシ等の専売特許じゃからの……イッヒッヒ……」
他の者には聞かれないようボソリと呟くエルザ。最後のウィンクは余計である。
残念ながらザナックは息を引き取ってしまった為、今回の動機やセシリアとの関係などは闇の中。それを王宮側が知る為には、当事者から聞き出す以外に方法はない。
勿論、それは王宮側だけの話。俺はというとザナックの魂を呼び出し、事の真相は把握済みだ。
まぁ、それも予想通りと言うべきか、特筆するべき点は何もない。
敢えて言うとするならば、人を呪わば穴二つ――と言ったところか……。
「スノーホワイトファームはこれからどうなる?」
「さぁのう……。サウロンはまだ喋れるような状態ではないのでな……」
順当にいくなら、スノーホワイトファームのナンバー2であるサウロンが代表職を引き継ぐのが妥当ではあるが、問題は今回の責任の所在である。
当事者であるザナックとセシリアが主犯という事になるのだろうが、サウロンも今回の件に関与していたのは明白だ。
自分から何とかすると言って鉱山へと向かって行ったのだから、少なくともベヒモスの事は知っていたはずである。
ザナックの奇行を止めようとしていたのであれば情状酌量の余地もあろうが、帳消しという訳にもいくまい……。
「判決が出るまではなんとも言えんが、まぁなるようになるじゃろ。しばらくはネクプラの方で面倒を見てやってもええしの。孤児院の補助金も出る事になっておるし、ネクプラの経営は順調じゃ。何より獣従王選手権の優勝賞金がガッポリ入ったからの。イッヒッヒ……」
「どっちも、お前のカネじゃねぇだろ……」
うやむやになっていた獣従王選手権の優勝者。八氏族評議会に王族をも交えた協議の結果、今年は異例中の異例。2名が選出されたのである。
メリルを倒したベヒモス。さらにそれを倒した、モフモフ仮面とファフナーが優勝という何とも絞まらない結末ではあるが、街の雰囲気を少しでも明るくする為、優勝者なし――は、選択肢としてはあり得なかったとのこと。
当然この場合のモフモフ仮面は俺に該当するのだが、俺はそれを辞退し、賞金の全てをファフナーに譲ったというわけ。
ファフナーも勿論いらないので、それは巫女のキャロに……。キャロはメリルに……。そしてネクプラが受け取ったという流れである。
「本当にお主が受け取らずとも良いのか? 流石のプラチナ冒険者でも、はした金とは言えん額じゃろ?」
「くどいな。いらねぇっつったらいらねぇんだよ。持って帰るのも手間だしな」
別に格好つけてる訳でも、恩を売ろうとしている訳でもない。本当にいらないのだ。
ミアも最初は「貰っておけばいいのに……」と、口をへの字に曲げていたが、俺がそっと耳打ちをしたら、すぐに賛同し180度意見を変えた。
忘れていたのだろう。そんな賞金を遥かに凌駕する額の金銀財宝が手の内にある事を。
ズバリ、ファフナーが溜め込んでいたお宝たちの事である。
ダンジョンの中の遺物は、発見者に所有権が認められるのは冒険者の常識。それにファフナーからも、好きにして構わないとお許しが出ている。
その気になれば、それだけで一生暮らしていける額のお宝。勿論すぐに売ったりはしないが、いざという時の為の貯蓄だと思えば、優勝賞金の半分くらい譲る余裕も生まれるというものである。
「……ただ使い方は間違えるなよ? 俺が貰えるはずだった分は、キャロの養育費としての寄付だ。それ以外で使ったらタダじゃおかねぇからな?」
「わかっておるよ……」
表彰式は女王演説と同時に行われ、モフモフ仮面に扮したメリルがその場で優勝杯を受け取った。
ベコベコに変形してしまっている優勝杯は、ベヒモスやトレントに踏みつけられたからだ。
既に杯には見えないが、無理をすれば味がある形とも言えなくもない。
それは歴史を裏付ける逸品として修理はせず、そのままの形で受け継いでいく事になったらしい。
「九条さん……この度は誠にありがとうございました」
腰を低くしながらも、俺に近づいて来たのはリリーの兄であるエドワード。
「いえいえ、別に大したことでは……」
おめーの所為で、すげぇめんどくさかったぞ! ……とは、口が裂けても言えやしない。
俺がファフナーを復活させなければ、そもそもグランスロードに来る事もなかったのだ。
とはいえ、色々と収穫もあった。黒き厄災の調査を通して、ファフナーの素性や獣人達の歴史も知ることができ、予想外ではあったもののネクロガルドとの和解も出来た。
これから先、エルザやケシュアにまとわりつかれても、以前よりは穏やかに接していけそうである。
「私に出来る事があれば、なんでも仰ってください」
「うーん……そうですね……。リリー様には、九条がめちゃくちゃ頑張りましたので暫く休暇を与えては? と、それとなく報告してもらえれば……ってのはダメですか?」
「もちろんお任せください! 九条さんの御活躍は、妹のリリーも鼻が高い事でしょう! ……逆に九条さんがリリーに会う事がありましたら、兄は元気でやっていると、そうお伝えください」
「ええ。わかりました」
笑顔で交わされた握手。その手を離すと、お互いが同時に溜息をついた。そして、気まずそうにしながらも、口角を緩める。
俺はようやく訪れた達成感から。エドワードは恐らく安堵からだろう。
当初、評議会員の前では何処かよそよそしかったエドワードであったが、今は違う。
その自然な笑顔は、何かを吹っ切ったような……。獣人達の国でもやっていける――そんな自信の表れにも見えた。
それは、本来の依頼である黒き厄災調査の裏に隠された、小さいながらも切実な願い。遠く離れた兄を助けたいというリリーの想いが込められていたことだろう。
その手助けが出来たと思えば、今回の旅は僥倖であったと言っても過言ではなかった。
当然、静かな食事会になるものだとばかり思っていたが、どちらかと言えば無礼講に近い騒がしい状態となってしまっているのは、招待された者の中に無法者がいたからである。
「王宮の奴等は、こんなうめぇもん毎日食ってんのか? あぁ?」
険しい表情で握ったフォークを肉に突き刺し、そのまま口へと運ぶメリル。
それをワインで豪快に流し込んでいく姿は、正に遠慮なしといった振る舞い。敢えて言うなら、冒険者流の食事風景とでも言うべきか……。
個人的にはマナーなど気にせず気楽に食事を楽しめるので、それも大歓迎なのだが、場違い感は否めない。
「いえ……滅相もない。今日が特別なだけでして……」
苦笑いを浮かべながらも、渋々答えているのは八氏族評議会のクラリス。
メリルの勢いに気圧されている八氏族評議会の面々が若干気の毒ではあるのだが、それも当然と言えば当然だ。
顔を合わせるや否や、生贄だからとキャロを連れ去った恨みは忘れてはいないと憤るメリル。
キャロは勿論メリルの味方。その時点で八氏族評議会には謝る以外の選択肢は残されておらず、メリルに必要以上に絡まれた結果、目を合わせては子犬のように震えていた。
メリルがそんな感じなので、ミアとキャロもそれに倣い好き勝手に食べ始めた結果、大衆居酒屋のような雰囲気になってしまったという訳である。
晩餐会に参加しているのは、八氏族評議会からネヴィアを除いた4名。そして俺達に仕事を依頼したエドワード。巫女のキャロは当然として、ネクプラからメリルとエルザとケシュアだ。
勿論従魔達もいるのだが、カイエンの姿だけが見えないのは、大きさ故に部屋に入れなかったからである。
カイエンの想定外の巨大化に、約束と違う! などと泣き言を述べていたネヴィアが、カイエンに連れ去られていったのが最後。
今頃は別の場所で、ネヴィアとの約束であるお肉食べ放題を満喫している頃だろう。
王宮の食糧在庫は不明だが、ブレーキ不在の今、腹八分目では足りないからとネヴィアを食べてしまわないかが、若干の気掛かりではある。
「それで? ネクプラの魔眼中毒者たちの容体は?」
「魔眼中毒者って……。別に好きで魔眼の餌食になったわけでもないでしょうに……」
俺の質問に、山盛りのサラダを頬張るケシュアはそれを飲み込み、呆れたような表情を向ける。
「一応は快方に向かっておる。全員ともなると、まだ時間は必要じゃがな……。比較的症状が軽度だったザナックのギルド担当は、喋れるまでには回復した。直に事情聴取も始まるじゃろうて」
ケシュアの隣からひょっこりと顔を出したのはエルザ。
歯が悪いのか、お皿の上には比較的柔らかい物しか乗っていない。
「そうか……。色々と助かるよ」
「なぁに。闇魔法や呪いの類はワシ等の専売特許じゃからの……イッヒッヒ……」
他の者には聞かれないようボソリと呟くエルザ。最後のウィンクは余計である。
残念ながらザナックは息を引き取ってしまった為、今回の動機やセシリアとの関係などは闇の中。それを王宮側が知る為には、当事者から聞き出す以外に方法はない。
勿論、それは王宮側だけの話。俺はというとザナックの魂を呼び出し、事の真相は把握済みだ。
まぁ、それも予想通りと言うべきか、特筆するべき点は何もない。
敢えて言うとするならば、人を呪わば穴二つ――と言ったところか……。
「スノーホワイトファームはこれからどうなる?」
「さぁのう……。サウロンはまだ喋れるような状態ではないのでな……」
順当にいくなら、スノーホワイトファームのナンバー2であるサウロンが代表職を引き継ぐのが妥当ではあるが、問題は今回の責任の所在である。
当事者であるザナックとセシリアが主犯という事になるのだろうが、サウロンも今回の件に関与していたのは明白だ。
自分から何とかすると言って鉱山へと向かって行ったのだから、少なくともベヒモスの事は知っていたはずである。
ザナックの奇行を止めようとしていたのであれば情状酌量の余地もあろうが、帳消しという訳にもいくまい……。
「判決が出るまではなんとも言えんが、まぁなるようになるじゃろ。しばらくはネクプラの方で面倒を見てやってもええしの。孤児院の補助金も出る事になっておるし、ネクプラの経営は順調じゃ。何より獣従王選手権の優勝賞金がガッポリ入ったからの。イッヒッヒ……」
「どっちも、お前のカネじゃねぇだろ……」
うやむやになっていた獣従王選手権の優勝者。八氏族評議会に王族をも交えた協議の結果、今年は異例中の異例。2名が選出されたのである。
メリルを倒したベヒモス。さらにそれを倒した、モフモフ仮面とファフナーが優勝という何とも絞まらない結末ではあるが、街の雰囲気を少しでも明るくする為、優勝者なし――は、選択肢としてはあり得なかったとのこと。
当然この場合のモフモフ仮面は俺に該当するのだが、俺はそれを辞退し、賞金の全てをファフナーに譲ったというわけ。
ファフナーも勿論いらないので、それは巫女のキャロに……。キャロはメリルに……。そしてネクプラが受け取ったという流れである。
「本当にお主が受け取らずとも良いのか? 流石のプラチナ冒険者でも、はした金とは言えん額じゃろ?」
「くどいな。いらねぇっつったらいらねぇんだよ。持って帰るのも手間だしな」
別に格好つけてる訳でも、恩を売ろうとしている訳でもない。本当にいらないのだ。
ミアも最初は「貰っておけばいいのに……」と、口をへの字に曲げていたが、俺がそっと耳打ちをしたら、すぐに賛同し180度意見を変えた。
忘れていたのだろう。そんな賞金を遥かに凌駕する額の金銀財宝が手の内にある事を。
ズバリ、ファフナーが溜め込んでいたお宝たちの事である。
ダンジョンの中の遺物は、発見者に所有権が認められるのは冒険者の常識。それにファフナーからも、好きにして構わないとお許しが出ている。
その気になれば、それだけで一生暮らしていける額のお宝。勿論すぐに売ったりはしないが、いざという時の為の貯蓄だと思えば、優勝賞金の半分くらい譲る余裕も生まれるというものである。
「……ただ使い方は間違えるなよ? 俺が貰えるはずだった分は、キャロの養育費としての寄付だ。それ以外で使ったらタダじゃおかねぇからな?」
「わかっておるよ……」
表彰式は女王演説と同時に行われ、モフモフ仮面に扮したメリルがその場で優勝杯を受け取った。
ベコベコに変形してしまっている優勝杯は、ベヒモスやトレントに踏みつけられたからだ。
既に杯には見えないが、無理をすれば味がある形とも言えなくもない。
それは歴史を裏付ける逸品として修理はせず、そのままの形で受け継いでいく事になったらしい。
「九条さん……この度は誠にありがとうございました」
腰を低くしながらも、俺に近づいて来たのはリリーの兄であるエドワード。
「いえいえ、別に大したことでは……」
おめーの所為で、すげぇめんどくさかったぞ! ……とは、口が裂けても言えやしない。
俺がファフナーを復活させなければ、そもそもグランスロードに来る事もなかったのだ。
とはいえ、色々と収穫もあった。黒き厄災の調査を通して、ファフナーの素性や獣人達の歴史も知ることができ、予想外ではあったもののネクロガルドとの和解も出来た。
これから先、エルザやケシュアにまとわりつかれても、以前よりは穏やかに接していけそうである。
「私に出来る事があれば、なんでも仰ってください」
「うーん……そうですね……。リリー様には、九条がめちゃくちゃ頑張りましたので暫く休暇を与えては? と、それとなく報告してもらえれば……ってのはダメですか?」
「もちろんお任せください! 九条さんの御活躍は、妹のリリーも鼻が高い事でしょう! ……逆に九条さんがリリーに会う事がありましたら、兄は元気でやっていると、そうお伝えください」
「ええ。わかりました」
笑顔で交わされた握手。その手を離すと、お互いが同時に溜息をついた。そして、気まずそうにしながらも、口角を緩める。
俺はようやく訪れた達成感から。エドワードは恐らく安堵からだろう。
当初、評議会員の前では何処かよそよそしかったエドワードであったが、今は違う。
その自然な笑顔は、何かを吹っ切ったような……。獣人達の国でもやっていける――そんな自信の表れにも見えた。
それは、本来の依頼である黒き厄災調査の裏に隠された、小さいながらも切実な願い。遠く離れた兄を助けたいというリリーの想いが込められていたことだろう。
その手助けが出来たと思えば、今回の旅は僥倖であったと言っても過言ではなかった。
10
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる