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第475話 嘘も方便
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何時鳴り止むのかと不安になるほど続く喝采。
気分は悪くないのだが、手を振るのを止めるタイミングが掴めない。
自然と浮かんでいた笑顔が愛想笑いになりかけたその時、女王が王錫を一振りすると聴衆は嘘のように静まり返った。
「皆さんには、もう1つお伝えしなければならない事があります。祖霊還御大祭の中止は、まだ記憶に新しいことでしょう。その原因は、魔獣ベヒモスの襲撃。奇しくも英霊追悼という祭事の場に現れたのです。ですが、案ずることはありません。我等を蝕む厄災は既に駆逐されました。私はこの目で見たのです。恐ろしい力に立ち向かう1人の戦士を。伝説とも呼ばれる魔獣を相手に、果敢に立ち向かうその姿は正に歴戦の勇士。今日、ここで皆さんに私の声を届ける事が出来るのも、彼のおかげであると言えるでしょう」
「すぐ逃げたくせによく言う……」
ぼそりと呟いたワダツミに一瞬ヒヤッとしたが、それを聞き取れるのは俺だけだ。
とはいえ、いきなりは心臓に悪いのでやめていただきたい……。
一応は国のトップだ。さっさと逃げ出して裏でガタガタ震えていました――とは言えないのだろう。多少の脚色もやむを得まい。
「その者こそ、我が国が誇る影の実力者。モフモフ仮面ですッ!」
女王が勢いよく振り返り、指差したその先にいたのは、まごうことなきモフモフ仮面。
そいつは、女王を挟んで俺達の反対側で足を止め、聴衆へと向かって礼儀正しく一礼した。
上がる歓声に手を振り応えるモフモフ仮面。その表情が動かないのは、勿論被り物だからだ。
マスクや服装に至るまで、あの時と同じ。違うのは中身だけである。
「ベヒモスの駆逐に多大なる貢献をしてくれたモフモフ仮面。その正体を知りたいと思う者もいるでしょう。しかし、それは国家機密。故に正体を明かせぬ事を心苦しく思いますが、どうかご理解いただきたい」
これはネヴィアの考えた作戦だ。
モフモフ仮面の中身は、九条なのではないか? ――という疑いを持っている者がいるかもしれない。
その僅かな可能性を限りなくゼロにする為、モフモフ仮面と俺を同じ舞台に立たせ、その疑いを晴らしておこうというのである。
勿論、それだけでは弱い。別人がマスクを被っているだけ――という可能性も否定はできないだろう。
そのための女王である。しかも、スピーチの冒頭で誠実に謝罪をしている。まさかその舌の根も乾かぬうちに、嘘をつくとは思うまい。
モフモフ仮面の当初の設定を変更し、古くから王家に仕える影の特殊部隊――ということにしたのも、他所からの余計な詮索を防ぐ為。
王家直属を名乗った方が、何かと都合がいいらしい。
そうなると、当然女王にも協力を仰がねばならないが、ネヴィア曰く二つ返事で了解を得たとのこと。
人間の俺が活躍したと報告するより、獣人側に所属する者がベヒモスを倒したと言った方が聞こえはいい。なんともわかりやすい構図である。
八氏族評議会のバモスとリックだけが、俺の功績を奪う事に負い目を感じてくれたようだが、気持ちだけ受け取っておいた。
そもそも英雄視など望んではいない。まぁ、獣人の王家に貸しを作ったと思えば、そう悪い話でもないだろう。
「今回の功績を称え、モフモフ仮面には暫くの休息を与えた後、巫女直属の守護者へと任ずる」
どよめきが起こる中、女王に促されバルコニーへと姿を見せたのは、巫女装束を纏ったキャロ。
右脚と右手が同時に出てしまうほどの緊張ぶりは、親でもないのにヒヤヒヤしてしまう。
「こ……こんにちは……」
たどたどしい挨拶は小さく、恐らく聞き取れたのは前列にいた者達だけだろう。
それをフォローするかのように、モフモフ仮面はキャロを慣れた手付きで抱き抱え、腕にちょこんと座らせた。
「紹介しよう。この者の名はキャロ。今代の巫女を務める者である」
女王の紹介にもかかわらず、聴衆からの反応は微妙なもの。俺達やモフモフ仮面のように歓声が上がるわけでもなく、かと言って否定的でもない。
恐らくは戸惑っているのだ。生贄が巫女だったことについては説明を受けたばかりだが、巫女の役割など知る由もない。
聴衆からすれば、不思議な格好の幼女が出て来た――程度の認識なのだろう。
「巫女。それは太古の昔、我等を守護していたであろう黒き竜と共に時を歩む運命を定められた者であり、それを従える存在でもある。意思疎通は勿論、一心同体といっても過言ではない」
従える――は、正直ちょっと盛りすぎではあるが、暗に巫女を怒らせてはならないという戒めを含ませるには、わかりやすい表現ではある。
「ご……ご紹介に与りました、巫女のキャロです。ほ……本日は、ファ……黒き厄災様のお言葉を、み……皆様に伝えにきました」
ガチガチではあるが、先程より声は出ている。恐らくはモフモフ仮面に抱かれているからだろう。
その中身はメリルだ。事情を知っている者で、俺と体格が似ている者となると、それ以外の選択肢はなかった。
顔はマスクで完璧に隠れているし、革製の胸当ての下にはサラシを強めに巻いている為、女性の特徴は出ていない。声さえ出さなければ、見分けはつかないはず。
唯一の差異は、腹筋バキバキのメリルに対し、俺の腹がだらしない事くらいだが、それも遠目からではわかるまい。
キャロがそれを言い終わるとほぼ同時。王宮の中庭に蹲っていたファフナーがゆっくり立ち上がると、羽根を広げ咆哮する。
俺達の背後から突然登場したファフナー。それを見上げ、驚きのあまり声を無くす聴衆の顔と言ったら……。
皆が口を開け固まっている姿は、申し訳ないが笑いを誘う。
キャロもそう思ったのか、それともバックにいるファフナーに安心感を覚えたのか、目に見えていた緊張も解れた様子。
「黒き厄災様は、過去の因縁にケリをつける為、御復活なされました。それはモフモフ仮面様との共闘を経て、見事成し遂げられたのです!」
ファフナーはベヒモスを倒す為、復活した――。勿論大嘘なのだが、現状ではこれ以上ない理由付けだ。
復活の理由がハッキリしていれば、住民もファフナーを無駄に恐れず済む。
八氏族評議会では、憎しみにより復活した――としか説明していない。
その対象がベヒモスなのか、それとも人族なのかは、大した差ではないのだ。
そもそもシルトフリューゲルは、キャロの母親であるルイーダを殺めている。巫女の怒りを買っていてもなんら不思議ではなく、大義名分はこちら側にある。
「我々は歴史の目撃者となったのです。今日という日が節目となり、グランスロードは新たな一歩を踏み出す事が出来る……。私は、そう信じています」
胸に手を当て、そっと目を閉じる女王。
内なる想いを噛み締めるかのように俯くも、次の瞬間にはその目をカッと見開いた。
ファフナーが大きく羽ばたくと、粉雪が辺りに舞い上がる。
余りの強風に誰もが目を覆い隠すと、次の瞬間、女王とキャロを抱いたモフモフ仮面は、ファフナーの手のひらに立っていたのだ。
示し合わせたかのように力強く頷く女王とキャロ。2人は大きく息を吸い込み、これでもかと声を張り上げた。
「黒き竜の巫女キャロが、ここに宣言する! 私達が共に手を取り合い、困難を恐れず立ち向かうことを!」
「女王ヴィクトリアが、ここに宣言するッ! 我等の揺るぎない結束で、グランスロードをより一層繁栄させることをッ!」
巻き起こる大歓声に拍手喝采。女王は、やり切ったと言わんばかりの満足気な表情を浮かべ、キャロは今日一番の笑顔を見せていた。
そんな状況の中、ミシミシと悲鳴をあげる王宮が潰れてしまわないかと憂慮しているのは、俺くらいなものだろう。
2人を見上げ拍手をしながらも、ようやく全ての肩の荷が下りたと安堵していた。
気分は悪くないのだが、手を振るのを止めるタイミングが掴めない。
自然と浮かんでいた笑顔が愛想笑いになりかけたその時、女王が王錫を一振りすると聴衆は嘘のように静まり返った。
「皆さんには、もう1つお伝えしなければならない事があります。祖霊還御大祭の中止は、まだ記憶に新しいことでしょう。その原因は、魔獣ベヒモスの襲撃。奇しくも英霊追悼という祭事の場に現れたのです。ですが、案ずることはありません。我等を蝕む厄災は既に駆逐されました。私はこの目で見たのです。恐ろしい力に立ち向かう1人の戦士を。伝説とも呼ばれる魔獣を相手に、果敢に立ち向かうその姿は正に歴戦の勇士。今日、ここで皆さんに私の声を届ける事が出来るのも、彼のおかげであると言えるでしょう」
「すぐ逃げたくせによく言う……」
ぼそりと呟いたワダツミに一瞬ヒヤッとしたが、それを聞き取れるのは俺だけだ。
とはいえ、いきなりは心臓に悪いのでやめていただきたい……。
一応は国のトップだ。さっさと逃げ出して裏でガタガタ震えていました――とは言えないのだろう。多少の脚色もやむを得まい。
「その者こそ、我が国が誇る影の実力者。モフモフ仮面ですッ!」
女王が勢いよく振り返り、指差したその先にいたのは、まごうことなきモフモフ仮面。
そいつは、女王を挟んで俺達の反対側で足を止め、聴衆へと向かって礼儀正しく一礼した。
上がる歓声に手を振り応えるモフモフ仮面。その表情が動かないのは、勿論被り物だからだ。
マスクや服装に至るまで、あの時と同じ。違うのは中身だけである。
「ベヒモスの駆逐に多大なる貢献をしてくれたモフモフ仮面。その正体を知りたいと思う者もいるでしょう。しかし、それは国家機密。故に正体を明かせぬ事を心苦しく思いますが、どうかご理解いただきたい」
これはネヴィアの考えた作戦だ。
モフモフ仮面の中身は、九条なのではないか? ――という疑いを持っている者がいるかもしれない。
その僅かな可能性を限りなくゼロにする為、モフモフ仮面と俺を同じ舞台に立たせ、その疑いを晴らしておこうというのである。
勿論、それだけでは弱い。別人がマスクを被っているだけ――という可能性も否定はできないだろう。
そのための女王である。しかも、スピーチの冒頭で誠実に謝罪をしている。まさかその舌の根も乾かぬうちに、嘘をつくとは思うまい。
モフモフ仮面の当初の設定を変更し、古くから王家に仕える影の特殊部隊――ということにしたのも、他所からの余計な詮索を防ぐ為。
王家直属を名乗った方が、何かと都合がいいらしい。
そうなると、当然女王にも協力を仰がねばならないが、ネヴィア曰く二つ返事で了解を得たとのこと。
人間の俺が活躍したと報告するより、獣人側に所属する者がベヒモスを倒したと言った方が聞こえはいい。なんともわかりやすい構図である。
八氏族評議会のバモスとリックだけが、俺の功績を奪う事に負い目を感じてくれたようだが、気持ちだけ受け取っておいた。
そもそも英雄視など望んではいない。まぁ、獣人の王家に貸しを作ったと思えば、そう悪い話でもないだろう。
「今回の功績を称え、モフモフ仮面には暫くの休息を与えた後、巫女直属の守護者へと任ずる」
どよめきが起こる中、女王に促されバルコニーへと姿を見せたのは、巫女装束を纏ったキャロ。
右脚と右手が同時に出てしまうほどの緊張ぶりは、親でもないのにヒヤヒヤしてしまう。
「こ……こんにちは……」
たどたどしい挨拶は小さく、恐らく聞き取れたのは前列にいた者達だけだろう。
それをフォローするかのように、モフモフ仮面はキャロを慣れた手付きで抱き抱え、腕にちょこんと座らせた。
「紹介しよう。この者の名はキャロ。今代の巫女を務める者である」
女王の紹介にもかかわらず、聴衆からの反応は微妙なもの。俺達やモフモフ仮面のように歓声が上がるわけでもなく、かと言って否定的でもない。
恐らくは戸惑っているのだ。生贄が巫女だったことについては説明を受けたばかりだが、巫女の役割など知る由もない。
聴衆からすれば、不思議な格好の幼女が出て来た――程度の認識なのだろう。
「巫女。それは太古の昔、我等を守護していたであろう黒き竜と共に時を歩む運命を定められた者であり、それを従える存在でもある。意思疎通は勿論、一心同体といっても過言ではない」
従える――は、正直ちょっと盛りすぎではあるが、暗に巫女を怒らせてはならないという戒めを含ませるには、わかりやすい表現ではある。
「ご……ご紹介に与りました、巫女のキャロです。ほ……本日は、ファ……黒き厄災様のお言葉を、み……皆様に伝えにきました」
ガチガチではあるが、先程より声は出ている。恐らくはモフモフ仮面に抱かれているからだろう。
その中身はメリルだ。事情を知っている者で、俺と体格が似ている者となると、それ以外の選択肢はなかった。
顔はマスクで完璧に隠れているし、革製の胸当ての下にはサラシを強めに巻いている為、女性の特徴は出ていない。声さえ出さなければ、見分けはつかないはず。
唯一の差異は、腹筋バキバキのメリルに対し、俺の腹がだらしない事くらいだが、それも遠目からではわかるまい。
キャロがそれを言い終わるとほぼ同時。王宮の中庭に蹲っていたファフナーがゆっくり立ち上がると、羽根を広げ咆哮する。
俺達の背後から突然登場したファフナー。それを見上げ、驚きのあまり声を無くす聴衆の顔と言ったら……。
皆が口を開け固まっている姿は、申し訳ないが笑いを誘う。
キャロもそう思ったのか、それともバックにいるファフナーに安心感を覚えたのか、目に見えていた緊張も解れた様子。
「黒き厄災様は、過去の因縁にケリをつける為、御復活なされました。それはモフモフ仮面様との共闘を経て、見事成し遂げられたのです!」
ファフナーはベヒモスを倒す為、復活した――。勿論大嘘なのだが、現状ではこれ以上ない理由付けだ。
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その対象がベヒモスなのか、それとも人族なのかは、大した差ではないのだ。
そもそもシルトフリューゲルは、キャロの母親であるルイーダを殺めている。巫女の怒りを買っていてもなんら不思議ではなく、大義名分はこちら側にある。
「我々は歴史の目撃者となったのです。今日という日が節目となり、グランスロードは新たな一歩を踏み出す事が出来る……。私は、そう信じています」
胸に手を当て、そっと目を閉じる女王。
内なる想いを噛み締めるかのように俯くも、次の瞬間にはその目をカッと見開いた。
ファフナーが大きく羽ばたくと、粉雪が辺りに舞い上がる。
余りの強風に誰もが目を覆い隠すと、次の瞬間、女王とキャロを抱いたモフモフ仮面は、ファフナーの手のひらに立っていたのだ。
示し合わせたかのように力強く頷く女王とキャロ。2人は大きく息を吸い込み、これでもかと声を張り上げた。
「黒き竜の巫女キャロが、ここに宣言する! 私達が共に手を取り合い、困難を恐れず立ち向かうことを!」
「女王ヴィクトリアが、ここに宣言するッ! 我等の揺るぎない結束で、グランスロードをより一層繁栄させることをッ!」
巻き起こる大歓声に拍手喝采。女王は、やり切ったと言わんばかりの満足気な表情を浮かべ、キャロは今日一番の笑顔を見せていた。
そんな状況の中、ミシミシと悲鳴をあげる王宮が潰れてしまわないかと憂慮しているのは、俺くらいなものだろう。
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