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第463話 ネクロガルド参戦
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ゴロゴロと地面に転がる優勝杯。
ザナックの声はすぐに枯れ果て、白目を剥いたまま地面へと突っ伏した。
それは10秒にも満たない僅かな時間。
生きているのか、それとも事切れてしまったのか……。それを確認しようとする者なぞいやしない。
ザナックは自業自得だとしても、プラチナの冒険者が2人もやられたのだ。誰もがそれに絶望を覚えるのは当然のこと。
それでも声を上げず逃げ出そうともしないのは、その目論見が失敗し、ベヒモスに食われているであろう自分が安易に想像出来るからだろう。
観客の中には、既に生を諦めている者もいるかもしれない。
そんなピリピリと張り詰めた空気が漂う中、直接ベヒモスから威圧されている俺の身にもなってほしいものである。
次はお前だと言わんばかりに睨みつけられるも、抵抗なぞせず目を逸らす。
不敵な笑みは余裕の表れなのだろうが、俺が雑魚だと油断してくれているならありがたい限り。
恐らくは慣れの問題もあるのだろうが、ベヒモスを目の前にしても恐怖という感情が湧いてこないのは、言葉が通じるからだろう。
金の鬣とは違い、交渉の余地があるだけマシだとも言える。
「なぁ、俺を殺す前に取引をしないか?」
「命乞いか? それとも騙し討ちか? 残念だがお前の死は確定している。恨むなら一族の先祖を……」
「違う。取引だと言っただろ。まぁ聞けよ。もうザナックの願いは叶えたんだろ? なら、メリルはもう関係ないはずだ。すぐにでも治療してやりたいんだが……」
ベヒモスの目的は巫女とファフナーだ。ならばメリルの生死なぞどうでもいいはず。
「あぁ、忘れていたよ。お前達一族は、仲間との絆を重んじる種族だったな。それで? 我がそれを許したとしてお前は対価に何を支払う? お前の命か?」
「いいや。……黒き厄災の居場所を教えるってのはどうだ?」
恐らくは、巫女よりも直接手を下したであろうファフナーの方に強い恨みを持っているはず。
上手くそちらに誘導できれば、街への被害は最小限で済むのではないだろうか?
最悪、戦闘になる事も視野には入れているが、できれば避けたいと思うのは当然の事だ。
「お前がそれを知っているとでも? お前に聞かずとも、上で高みの見物を決め込んでいる巫女に聞けば済む話だろう?」
やはり、キャロがVIP席にいることは把握済みか……。
「確かにそうだが、巫女には優秀な護衛が付いているぞ? 勿論俺もその内の一人だが、黒き厄災と事を構えるならここで余計な体力を使うのは得策じゃないと思うが?」
「正気かぁ? 従魔がいなければ何も出来ないお前らが、我から巫女を守り抜けるとでも? 巫女と黒竜に守られていたのは、お前らだったではないか」
「そう思うならメリルの治療くらいさせてくれよ。お前にとって俺達は取るに足らない存在なんだろ? ――それとも……獣人如きが怖いのか?」
「なめるなぁッ!!」
突如ベヒモスの前足が振り上げられ、それが俺に影を作ると、地鳴りと共に舞い上がる土煙。
「ほう。言うだけの事はあるようだ……」
顎を上げ、見下すように言い放つベヒモス。
流石は伝説とまで言われた魔獣。振り下ろされた前足は申し分ない威力を誇ってはいるが、当たらなければ意味がない。
2歩ほど後退したおかげでぺしゃんこは免れたが、目の前にまで迫った巨大な前足は、地面を引き摺りゆっくり引かれていく。
指の間から飛び出た爪は、引っ掻くというより圧し潰す方に特化しているのか、鋭利というより武骨だ。
「いいだろう。そこの女を好きにして構わん。我が一撃を躱した褒美だ」
「そりゃどーも……」
その真意が何処にあるのかは不明だが、この際だ。お言葉に甘えようではないか。
「カイ……ハクエン。メリルとシルバを頼む」
後方でガラガラと盛大な音を立てて鉄格子の門が開く。
従魔用の出入口。その暗がりから出て来たのは、見事な白熊。
カイエンはベヒモスを警戒しながらもメリルを片手で持ち上げ、もう片方の手でシルバの尻尾をむんずと掴む。
「ミアの所に運べばいいんだな?」
「ああ。頼む」
そう言って暗がりへと戻って行くカイエン。
ずるずると引き摺られているシルバの扱いが少々雑だが、細かい事はこの際だ。目を瞑ろう。
「今のが、お前の従魔か?」
「そうだ」
「ほう。道理で我の前でも臆さぬわけよ……。先程の女はお前の影武者。本当はお前が獣人最強というわけだな? 弱そうに見せ掛け、我に近づいたのだろう? 能ある鷹は爪を隠すとは、よく言ったものよ……」
全てを悟ったとばかりに、ニヤリと口角を上げるベヒモスであったが、完全に勘違いしているうえに買い被りすぎ。
自信満々での推理がはずれていると知ったら、ベヒモスはどんな顔をするのだろうか?
俺だったら恥ずかしくて逃げ出してしまうが、恐らくは怒り狂うだけな気がするので敢えて触れるのは避けておく。
「ご想像にお任せする。それよりも、どういう風の吹き回しだ? 黒き厄災の居場所を聞きたくなったのか?」
「違う。女が邪魔で実力を出せなかったなどと言わせぬためよ。万全の状態でのお前を完膚なきまでに叩きのめしたら、どうなるか試したくなった。お前を助けに巫女自らが我の前に立ちはだかるのか、それとも全てを見捨てて陰でコソコソ隠れ続けるのかをな……。お前はどう思う?」
「悪趣味だとしか思わん……」
ベヒモスは状況を楽しんでいるのだろう。
黒き厄災への復讐を果たすことがベヒモスの望んだ終着点であり、この場はただの通過点でしかない。
精々、余興程度にしか考えていないのだ。
「なぁ、復讐なんて止めないか?」
「なんだ? 今更怖気づいたのか?」
「そうじゃない。仮に黒き厄災を打ち倒し、復讐を達成したとしよう。結果には満足するだろうが、その後はどうする? 今度は獣人達がお前を許さないぞ?」
憎しみは連鎖するものだ。ザナックとベヒモスがここに現れたという事は、調査隊の生存は絶望的だろう。
その者達にも家族や友人がいるのだ。残された者の心境の変化は、想像に難くない。
「我が獣人族如きに遅れをとると? 片腹痛い。いくら束になろうとを貴様等を根絶やしにすることなぞ容易い。なんならここにいる全員でかかってきたらどうだ? いくらでも相手になってやろうではないか。我こそはという命知らずは名乗り出てみよ!」
「いや、そうじゃなくてだな……」
過去、ベヒモスが何をしでかしたのかは不明だが、既に相当な年月が経っている。
だからと言って全てを忘れ、なかったことにしろと言う訳でも、情けを掛けるつもりもない。
ただ、せめて力による解決ではなく、別の方法を模索してはどうかと提案したかったのだが、それを言う前に名乗り出て来た者がいた。
「ならば、お言葉に甘え、参戦させていただこうかのぉ……」
その言葉に集まる視線。観客席の一角で立ち上がったのは、腰の曲がった老婆とエルフの女性。
「――ッ!?」
その名を呼ぼうとして瞬時に口を噤む。今の俺は九条ではない。あくまでモフモフ仮面なのだ。
しかし、その中身を知っているからこそ2人は名乗りを上げたのだろう。
ネクロエンタープライズの関係者。メリルに近しいエルザとケシュアであれば聞いていて当然。
そもそも、腰の魔法書と金剛杵で嫌でもバレる。
「ガッハッハ! まさかバカが2人もいたとは! しかも獣人でもないときた」
観客席の階段をゆっくりと降りてくる2人。最下段に辿り着くとケシュアは先に飛び降りたが、エルザはもたもたと老人ムーブ。
持っていた杖をケシュアに放り投げ、塀に腰掛け一息つくと俺に向かって大袈裟な手招き。
「ちぃとこっちへ来て、降りるのを手伝ってくれやせんか?」
「お……お婆さんには少々荷が重いのでは? 死んでも知りませんよ?」
「うちのメリルがやられたんじゃ……。黙って見ている訳にもいかんじゃろうて……」
何を見ているのかすらわからないほどの細目はワザとらしく、本当に状況を理解しているのかと思うほど緩い表情。
何処からどう見ても役に立たなそうな老婆だが、恐らくはベヒモスを油断させるための演技だろう。
本当の実力は正直言ってまだ未知数だが、自分から名乗り出てきたくらいだ。それなりに自信はあるはず。
間違っても、俺頼みにはしないでくれと祈るばかりだ……。
ザナックの声はすぐに枯れ果て、白目を剥いたまま地面へと突っ伏した。
それは10秒にも満たない僅かな時間。
生きているのか、それとも事切れてしまったのか……。それを確認しようとする者なぞいやしない。
ザナックは自業自得だとしても、プラチナの冒険者が2人もやられたのだ。誰もがそれに絶望を覚えるのは当然のこと。
それでも声を上げず逃げ出そうともしないのは、その目論見が失敗し、ベヒモスに食われているであろう自分が安易に想像出来るからだろう。
観客の中には、既に生を諦めている者もいるかもしれない。
そんなピリピリと張り詰めた空気が漂う中、直接ベヒモスから威圧されている俺の身にもなってほしいものである。
次はお前だと言わんばかりに睨みつけられるも、抵抗なぞせず目を逸らす。
不敵な笑みは余裕の表れなのだろうが、俺が雑魚だと油断してくれているならありがたい限り。
恐らくは慣れの問題もあるのだろうが、ベヒモスを目の前にしても恐怖という感情が湧いてこないのは、言葉が通じるからだろう。
金の鬣とは違い、交渉の余地があるだけマシだとも言える。
「なぁ、俺を殺す前に取引をしないか?」
「命乞いか? それとも騙し討ちか? 残念だがお前の死は確定している。恨むなら一族の先祖を……」
「違う。取引だと言っただろ。まぁ聞けよ。もうザナックの願いは叶えたんだろ? なら、メリルはもう関係ないはずだ。すぐにでも治療してやりたいんだが……」
ベヒモスの目的は巫女とファフナーだ。ならばメリルの生死なぞどうでもいいはず。
「あぁ、忘れていたよ。お前達一族は、仲間との絆を重んじる種族だったな。それで? 我がそれを許したとしてお前は対価に何を支払う? お前の命か?」
「いいや。……黒き厄災の居場所を教えるってのはどうだ?」
恐らくは、巫女よりも直接手を下したであろうファフナーの方に強い恨みを持っているはず。
上手くそちらに誘導できれば、街への被害は最小限で済むのではないだろうか?
最悪、戦闘になる事も視野には入れているが、できれば避けたいと思うのは当然の事だ。
「お前がそれを知っているとでも? お前に聞かずとも、上で高みの見物を決め込んでいる巫女に聞けば済む話だろう?」
やはり、キャロがVIP席にいることは把握済みか……。
「確かにそうだが、巫女には優秀な護衛が付いているぞ? 勿論俺もその内の一人だが、黒き厄災と事を構えるならここで余計な体力を使うのは得策じゃないと思うが?」
「正気かぁ? 従魔がいなければ何も出来ないお前らが、我から巫女を守り抜けるとでも? 巫女と黒竜に守られていたのは、お前らだったではないか」
「そう思うならメリルの治療くらいさせてくれよ。お前にとって俺達は取るに足らない存在なんだろ? ――それとも……獣人如きが怖いのか?」
「なめるなぁッ!!」
突如ベヒモスの前足が振り上げられ、それが俺に影を作ると、地鳴りと共に舞い上がる土煙。
「ほう。言うだけの事はあるようだ……」
顎を上げ、見下すように言い放つベヒモス。
流石は伝説とまで言われた魔獣。振り下ろされた前足は申し分ない威力を誇ってはいるが、当たらなければ意味がない。
2歩ほど後退したおかげでぺしゃんこは免れたが、目の前にまで迫った巨大な前足は、地面を引き摺りゆっくり引かれていく。
指の間から飛び出た爪は、引っ掻くというより圧し潰す方に特化しているのか、鋭利というより武骨だ。
「いいだろう。そこの女を好きにして構わん。我が一撃を躱した褒美だ」
「そりゃどーも……」
その真意が何処にあるのかは不明だが、この際だ。お言葉に甘えようではないか。
「カイ……ハクエン。メリルとシルバを頼む」
後方でガラガラと盛大な音を立てて鉄格子の門が開く。
従魔用の出入口。その暗がりから出て来たのは、見事な白熊。
カイエンはベヒモスを警戒しながらもメリルを片手で持ち上げ、もう片方の手でシルバの尻尾をむんずと掴む。
「ミアの所に運べばいいんだな?」
「ああ。頼む」
そう言って暗がりへと戻って行くカイエン。
ずるずると引き摺られているシルバの扱いが少々雑だが、細かい事はこの際だ。目を瞑ろう。
「今のが、お前の従魔か?」
「そうだ」
「ほう。道理で我の前でも臆さぬわけよ……。先程の女はお前の影武者。本当はお前が獣人最強というわけだな? 弱そうに見せ掛け、我に近づいたのだろう? 能ある鷹は爪を隠すとは、よく言ったものよ……」
全てを悟ったとばかりに、ニヤリと口角を上げるベヒモスであったが、完全に勘違いしているうえに買い被りすぎ。
自信満々での推理がはずれていると知ったら、ベヒモスはどんな顔をするのだろうか?
俺だったら恥ずかしくて逃げ出してしまうが、恐らくは怒り狂うだけな気がするので敢えて触れるのは避けておく。
「ご想像にお任せする。それよりも、どういう風の吹き回しだ? 黒き厄災の居場所を聞きたくなったのか?」
「違う。女が邪魔で実力を出せなかったなどと言わせぬためよ。万全の状態でのお前を完膚なきまでに叩きのめしたら、どうなるか試したくなった。お前を助けに巫女自らが我の前に立ちはだかるのか、それとも全てを見捨てて陰でコソコソ隠れ続けるのかをな……。お前はどう思う?」
「悪趣味だとしか思わん……」
ベヒモスは状況を楽しんでいるのだろう。
黒き厄災への復讐を果たすことがベヒモスの望んだ終着点であり、この場はただの通過点でしかない。
精々、余興程度にしか考えていないのだ。
「なぁ、復讐なんて止めないか?」
「なんだ? 今更怖気づいたのか?」
「そうじゃない。仮に黒き厄災を打ち倒し、復讐を達成したとしよう。結果には満足するだろうが、その後はどうする? 今度は獣人達がお前を許さないぞ?」
憎しみは連鎖するものだ。ザナックとベヒモスがここに現れたという事は、調査隊の生存は絶望的だろう。
その者達にも家族や友人がいるのだ。残された者の心境の変化は、想像に難くない。
「我が獣人族如きに遅れをとると? 片腹痛い。いくら束になろうとを貴様等を根絶やしにすることなぞ容易い。なんならここにいる全員でかかってきたらどうだ? いくらでも相手になってやろうではないか。我こそはという命知らずは名乗り出てみよ!」
「いや、そうじゃなくてだな……」
過去、ベヒモスが何をしでかしたのかは不明だが、既に相当な年月が経っている。
だからと言って全てを忘れ、なかったことにしろと言う訳でも、情けを掛けるつもりもない。
ただ、せめて力による解決ではなく、別の方法を模索してはどうかと提案したかったのだが、それを言う前に名乗り出て来た者がいた。
「ならば、お言葉に甘え、参戦させていただこうかのぉ……」
その言葉に集まる視線。観客席の一角で立ち上がったのは、腰の曲がった老婆とエルフの女性。
「――ッ!?」
その名を呼ぼうとして瞬時に口を噤む。今の俺は九条ではない。あくまでモフモフ仮面なのだ。
しかし、その中身を知っているからこそ2人は名乗りを上げたのだろう。
ネクロエンタープライズの関係者。メリルに近しいエルザとケシュアであれば聞いていて当然。
そもそも、腰の魔法書と金剛杵で嫌でもバレる。
「ガッハッハ! まさかバカが2人もいたとは! しかも獣人でもないときた」
観客席の階段をゆっくりと降りてくる2人。最下段に辿り着くとケシュアは先に飛び降りたが、エルザはもたもたと老人ムーブ。
持っていた杖をケシュアに放り投げ、塀に腰掛け一息つくと俺に向かって大袈裟な手招き。
「ちぃとこっちへ来て、降りるのを手伝ってくれやせんか?」
「お……お婆さんには少々荷が重いのでは? 死んでも知りませんよ?」
「うちのメリルがやられたんじゃ……。黙って見ている訳にもいかんじゃろうて……」
何を見ているのかすらわからないほどの細目はワザとらしく、本当に状況を理解しているのかと思うほど緩い表情。
何処からどう見ても役に立たなそうな老婆だが、恐らくはベヒモスを油断させるための演技だろう。
本当の実力は正直言ってまだ未知数だが、自分から名乗り出てきたくらいだ。それなりに自信はあるはず。
間違っても、俺頼みにはしないでくれと祈るばかりだ……。
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