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第460話 リハーサル
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「……フハハッ……」
「何処からか聞こえる笑い声。……何者だッ!」
「お……俺の名は、モフモフ仮面……。全ての獣を愛し、全ての獣に愛される男……? なんだこれ……」
「ややっ!? その手にあるのは優勝杯! それは私……じゃなかった……。アタイの物だ! 返せッ!」
「……この優勝杯は最強の獣使いである俺にこそ相応しい。欲しければ力づくで奪ってみせよ……?」
そんな俺とミアのやりとりを、ベッドに腰掛け見ているキャロは終始笑顔。
観客役に徹しているのか、所々でパチパチと拍手するのはなんだか義務感が半端ない。
「おにーちゃんは、もうちょっと真面目にやって!」
「いや、こんなもんアドリブでいいだろ……。ご丁寧に台本まで用意する必要はないと思うんだが……」
ネヴィアが用意した台本――と、呼んでいいのか微妙な枚数の冊子を手に、部屋で対峙している俺とミア。
ミアはメリルの役で、その両隣に控えているのは、やる気のなさそうなカガリとワダツミ。メリルの従魔役だ。
モフモフ仮面の役は勿論俺。偉そうに登場と書いてあるので、雰囲気作りの為椅子の上に立ってはいるが、正直言って恥ずかしい。
「お遊戯会じゃねぇんだぞ……」
「もう! おにーちゃんは文句ばっかりっ! 皆の前で台詞を忘れちゃったらどうするの!?」
どうもこうもない。台詞があるから忘れるのだ。逆に、台詞がなければ忘れることもないのである。
設定と結果だけで十分。あとはノリと雰囲気でどうとでもなる。最終的に俺がメリルに負ければそれでいいのだから、過程なぞ考えるだけ無駄なのだ。
椅子から飛び降り、キャロの隣に腰掛けると、そのままベッドに倒れ込む。
「そもそも設定からおかしいんだよ。優勝杯を盗んでおいて、試合で決着を付けるってのも意味わからんだろ……。泥棒は役人に突き出せよ……」
それを言ったら身も蓋もないが、設定がガバガバすぎて気になるのだ。
「モフモフ仮面が最強だと自負するなら、盗みなんかしないで獣従王選手権に参加表明すりゃ良かったのにな」
「細かい事は気にしないの! ネヴィアさんも言ってたでしょ? 面白ければいいんだって」
確かに細かい事なのかもしれないが、ネヴィアから台本と同時に渡された設定資料の方が細かすぎて、顔が引きつってしまうほどだ。
それは、お祭りの由来から始まっていた。少し前にローゼスから聞いた、祖霊還御大祭の元になったであろう過去の出来事である。
一緒に封入されていたのは、1枚の挿絵。古い歴史書の模写のようだが、塔の壁画よりはわかりやすい。
伝説の魔獣ベヒモスの侵略に対抗したとされる、黒き巨竜と獣人の獣使い達を描いたものなのだろう。
牛のような角の魔獣は恐らくベヒモス。それに群がる獣人と獣。その上を羽ばたいているのがファフナーだ。
注目すべきは、ファフナーの隣に描かれている女性の姿。まるで消え入りそうな細い線でうっすらと描かれている為、ゴーストのような印象を受ける。
見ようによっては、犠牲となった生贄の娘が天から見守ってくれているようにも見えるのだが、この女性こそが巫女であったのだろう。
恐らくは獣人達を守る為、巫女自らが黒き巨竜を率いて、ベヒモスと戦ったと推測できる。
その激しい戦いの末、ベヒモスは燃え盛る炎を身に纏い深い渓谷へと落とされ、二度と這いあがってくることはなかったのだと、記されていた。
モフモフ仮面は、その戦いを生き抜いた獣使いの血を引く隠された一族の最強の戦士――という設定らしい。
「要は偉そうに、デンッと構えてりゃいいんだろ? デカイ口を叩いておいて、負けなきゃならんのは情けないことこの上ないが……」
台本をぺラリと捲り、最後の方を読み進める。
場面はメリルとのテイマーバトルを終え、審判がメリルの勝利を宣言した後のシーン。
「えーっと……会場に倒れるモフモフ仮面。メリルが近寄り伸ばした手をモフモフ仮面が掴み立ち上がる。固い握手でお互いが認め合い、死闘の中で生まれた友情に会場は感動の嵐に包まれる――って……、なるか? 普通」
「なるの!」
ムキになって言い返してくるミアではあるが、それは不安の裏返しだろう。
俺は素直に問題点を洗い出しているだけである。
「100歩譲ってそうなったとしても、窃盗の罪は消えんだろ? それに従魔同士を戦わせるのに、モフモフ仮面が会場に倒れている意味がわからん……」
俺とメリルが直接殴り合う訳ではない。メリルとの対戦は、公式ルールに準ずるとのこと。
シングルエントリーでノーオプション。そしてウェイトスタンダードはノーリミット。つまりは重量制限なしのタイマンバトルだ。
「た……確かに……」
俺の指摘に不信感を募らせているのか、眉間にシワが寄ってしまうミア。
もう一押しで、ミアの演技指導から逃れられると思ったのも束の間、キャロの一言で一気にこちらの形勢は不利に。
「不自然を自然に見せるのが、九条にぃにの役目なんじゃないの?」
「――ッ!?」
悪気も悪意もない、無邪気の代名詞のような表情で首を傾げるキャロ。
ある意味確信を突かれ、ぐうの音も出ない俺の顔は目に見えて歪み、ミアは息を吹き返す。
「そうだよね! だから特訓は大事なんだよ? おにーちゃん!」
「はぁ。わかったよ……。だが、少し休憩だ。メリルとネヴィアが来てから再開しよう」
そもそも、俺が使役するであろう従魔の存在さえ知らされていないのだ。
流石に顔も合わせず、大勢の観客の前で立ち回れと言うのは酷な話。ぶっつけ本番は御免被る。
予定では、ネヴィアが厳選したであろう従魔を連れてくる手筈になっている。
王宮の騎士である獣使いから一時的に借りるとの事で実力は申し分なさそうだが、問題はそこではなく聞き分けの良さである。
素直に言う事を聞いてくれると良いのだが……。
「メリルさんは、そろそろ準決勝終わったかな?」
ベッドから降り、窓に張り付くキャロ。遠くの闘技場に目を凝らすも、結果が見えるわけがない。
その姿は、遠い地で暮らす恋人に思いを馳せる乙女のよう。
「……教えてやれなくもないが、メリルが来てから直接聞いた方がいいんじゃないか?」
「大丈夫! どうせ勝ってるはずだもん」
メリルは獣従王選手権の準決勝が終わり次第合流することになっているのだが、まぁ本人が知りたいというのだ。教えてやろう。
俺がワダツミに視線を向けると、ワダツミは僅かに頷いて見せた。
「先程の大歓声は、恐らく勝利したからだろう」
流石は魔獣の聴覚といったところか。
窓を開け、耳をすませば聞こえたのかもしれないが、この寒さで窓を開けっぱなしにする勇気はない。
「どうやら勝ったみたいだぞ。良かったな」
「うん!」
勝って当然とは思っていても、嬉しい事に変わりはないのだろう。
太陽のような笑顔で頷いたキャロは、そのままワダツミへとダイブした。
「何処からか聞こえる笑い声。……何者だッ!」
「お……俺の名は、モフモフ仮面……。全ての獣を愛し、全ての獣に愛される男……? なんだこれ……」
「ややっ!? その手にあるのは優勝杯! それは私……じゃなかった……。アタイの物だ! 返せッ!」
「……この優勝杯は最強の獣使いである俺にこそ相応しい。欲しければ力づくで奪ってみせよ……?」
そんな俺とミアのやりとりを、ベッドに腰掛け見ているキャロは終始笑顔。
観客役に徹しているのか、所々でパチパチと拍手するのはなんだか義務感が半端ない。
「おにーちゃんは、もうちょっと真面目にやって!」
「いや、こんなもんアドリブでいいだろ……。ご丁寧に台本まで用意する必要はないと思うんだが……」
ネヴィアが用意した台本――と、呼んでいいのか微妙な枚数の冊子を手に、部屋で対峙している俺とミア。
ミアはメリルの役で、その両隣に控えているのは、やる気のなさそうなカガリとワダツミ。メリルの従魔役だ。
モフモフ仮面の役は勿論俺。偉そうに登場と書いてあるので、雰囲気作りの為椅子の上に立ってはいるが、正直言って恥ずかしい。
「お遊戯会じゃねぇんだぞ……」
「もう! おにーちゃんは文句ばっかりっ! 皆の前で台詞を忘れちゃったらどうするの!?」
どうもこうもない。台詞があるから忘れるのだ。逆に、台詞がなければ忘れることもないのである。
設定と結果だけで十分。あとはノリと雰囲気でどうとでもなる。最終的に俺がメリルに負ければそれでいいのだから、過程なぞ考えるだけ無駄なのだ。
椅子から飛び降り、キャロの隣に腰掛けると、そのままベッドに倒れ込む。
「そもそも設定からおかしいんだよ。優勝杯を盗んでおいて、試合で決着を付けるってのも意味わからんだろ……。泥棒は役人に突き出せよ……」
それを言ったら身も蓋もないが、設定がガバガバすぎて気になるのだ。
「モフモフ仮面が最強だと自負するなら、盗みなんかしないで獣従王選手権に参加表明すりゃ良かったのにな」
「細かい事は気にしないの! ネヴィアさんも言ってたでしょ? 面白ければいいんだって」
確かに細かい事なのかもしれないが、ネヴィアから台本と同時に渡された設定資料の方が細かすぎて、顔が引きつってしまうほどだ。
それは、お祭りの由来から始まっていた。少し前にローゼスから聞いた、祖霊還御大祭の元になったであろう過去の出来事である。
一緒に封入されていたのは、1枚の挿絵。古い歴史書の模写のようだが、塔の壁画よりはわかりやすい。
伝説の魔獣ベヒモスの侵略に対抗したとされる、黒き巨竜と獣人の獣使い達を描いたものなのだろう。
牛のような角の魔獣は恐らくベヒモス。それに群がる獣人と獣。その上を羽ばたいているのがファフナーだ。
注目すべきは、ファフナーの隣に描かれている女性の姿。まるで消え入りそうな細い線でうっすらと描かれている為、ゴーストのような印象を受ける。
見ようによっては、犠牲となった生贄の娘が天から見守ってくれているようにも見えるのだが、この女性こそが巫女であったのだろう。
恐らくは獣人達を守る為、巫女自らが黒き巨竜を率いて、ベヒモスと戦ったと推測できる。
その激しい戦いの末、ベヒモスは燃え盛る炎を身に纏い深い渓谷へと落とされ、二度と這いあがってくることはなかったのだと、記されていた。
モフモフ仮面は、その戦いを生き抜いた獣使いの血を引く隠された一族の最強の戦士――という設定らしい。
「要は偉そうに、デンッと構えてりゃいいんだろ? デカイ口を叩いておいて、負けなきゃならんのは情けないことこの上ないが……」
台本をぺラリと捲り、最後の方を読み進める。
場面はメリルとのテイマーバトルを終え、審判がメリルの勝利を宣言した後のシーン。
「えーっと……会場に倒れるモフモフ仮面。メリルが近寄り伸ばした手をモフモフ仮面が掴み立ち上がる。固い握手でお互いが認め合い、死闘の中で生まれた友情に会場は感動の嵐に包まれる――って……、なるか? 普通」
「なるの!」
ムキになって言い返してくるミアではあるが、それは不安の裏返しだろう。
俺は素直に問題点を洗い出しているだけである。
「100歩譲ってそうなったとしても、窃盗の罪は消えんだろ? それに従魔同士を戦わせるのに、モフモフ仮面が会場に倒れている意味がわからん……」
俺とメリルが直接殴り合う訳ではない。メリルとの対戦は、公式ルールに準ずるとのこと。
シングルエントリーでノーオプション。そしてウェイトスタンダードはノーリミット。つまりは重量制限なしのタイマンバトルだ。
「た……確かに……」
俺の指摘に不信感を募らせているのか、眉間にシワが寄ってしまうミア。
もう一押しで、ミアの演技指導から逃れられると思ったのも束の間、キャロの一言で一気にこちらの形勢は不利に。
「不自然を自然に見せるのが、九条にぃにの役目なんじゃないの?」
「――ッ!?」
悪気も悪意もない、無邪気の代名詞のような表情で首を傾げるキャロ。
ある意味確信を突かれ、ぐうの音も出ない俺の顔は目に見えて歪み、ミアは息を吹き返す。
「そうだよね! だから特訓は大事なんだよ? おにーちゃん!」
「はぁ。わかったよ……。だが、少し休憩だ。メリルとネヴィアが来てから再開しよう」
そもそも、俺が使役するであろう従魔の存在さえ知らされていないのだ。
流石に顔も合わせず、大勢の観客の前で立ち回れと言うのは酷な話。ぶっつけ本番は御免被る。
予定では、ネヴィアが厳選したであろう従魔を連れてくる手筈になっている。
王宮の騎士である獣使いから一時的に借りるとの事で実力は申し分なさそうだが、問題はそこではなく聞き分けの良さである。
素直に言う事を聞いてくれると良いのだが……。
「メリルさんは、そろそろ準決勝終わったかな?」
ベッドから降り、窓に張り付くキャロ。遠くの闘技場に目を凝らすも、結果が見えるわけがない。
その姿は、遠い地で暮らす恋人に思いを馳せる乙女のよう。
「……教えてやれなくもないが、メリルが来てから直接聞いた方がいいんじゃないか?」
「大丈夫! どうせ勝ってるはずだもん」
メリルは獣従王選手権の準決勝が終わり次第合流することになっているのだが、まぁ本人が知りたいというのだ。教えてやろう。
俺がワダツミに視線を向けると、ワダツミは僅かに頷いて見せた。
「先程の大歓声は、恐らく勝利したからだろう」
流石は魔獣の聴覚といったところか。
窓を開け、耳をすませば聞こえたのかもしれないが、この寒さで窓を開けっぱなしにする勇気はない。
「どうやら勝ったみたいだぞ。良かったな」
「うん!」
勝って当然とは思っていても、嬉しい事に変わりはないのだろう。
太陽のような笑顔で頷いたキャロは、そのままワダツミへとダイブした。
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