457 / 633
第457話 人手不足?
しおりを挟む
「さて……どうするか……」
数時間にわたる協議の結果、無情にもバモスのプレゼンはキャロの心を動かすことなく終了し、俺の出番はお祭りが終わってからという結果に落ち着いた。
肩を落とし去って行くバモスの背中を見送ると、コップに注いだ水を飲み干し椅子に腰を下ろす。
「ギルド……いくぅ?」
首を傾げ俺の顔を覗き込むミア。
答えはわかり切っているのに、一応は聞いておこうというある種のお約束的ニュアンスが含まれているのが丸わかりだ。
そんな質問に、俺は天を見上げながら本音を漏らす。
「行きたくねぇなぁ……」
「だよねぇ……」
俺とミアが同時に溜息をつくと、キャロはキツネにつままれたような顔で首を傾げた。
バモスから仕事を引き受けたのはひとまず良しとしても、問題はその内容。バモスは、新たに結成する捜索隊の指揮を俺に執ってほしいというのである。
当然捜索からの救助となれば、人手は多いほどいいと考えるのが妥当。普通の冒険者であればありがたい話ではあるのだが、俺の場合はそうじゃない。
秘密にしている死霊術のせいで、人がいるほど戦力がダウンするという特異体質。とはいえ、一人の方が制限なく動けるので……とは言い出せず、悩まされるのはいつものこと。
バモスの提案に難色を示し、顔を歪ませ続けることでなんとか引き出した条件は、俺が捜索隊のメンバーを選定できるという権利である。
王宮から腕の立つ騎士を拝借するもよし、街のギルドから協力者を探してもいい。どちらにせよ邪魔なだけだが、当日いきなり知らない人と顔を合わせるよりはマシである。
「ギルドでメンバーを集めて、街を出たら即解散――ってのはどうかな? 冒険者さんはお金が貰えればそれでいいと思うし……」
「うーん……。確かにアリではあるが、バモスさんにバレた時の事を考えるとなぁ……」
「でも、おにーちゃんのこと知ってる人って、ケシュアさんとメリルさんと……。後はエルザさんくらいしかいないよ?」
モフモフ団のメンバーを呼ぶにしても数日で来られるような距離ではない。従って、現状最も有効な選択肢はネクロガルドに頼ること。
「正直頼りたくはないが……ギルドよりはマシか……?」
それを黙って聞いてはいられなかったのだろう。キャロは頬をぷくっと膨らませて異を唱える。
「ひどい! ネクプラの皆はいい人達ばっかりだよ!? ギルドより役に立つもん!」
「あ、いや……そういう意味で言ったわけじゃなくてだな……」
俺のネクプラに対する評価が思ったよりも低かった――。それが許せないといったところか……。
確かに事情を知らなければ、勘違いしてしまうのも仕方ない。
キャロは、ネクロガルドの事を知らない。エルザとケシュアはネクプラの関係者だとしか教えられていないのだ。
「言い方が悪かったな……。能力的な話ではなくて……何と言えばいいか……」
ネクロガルドとは出来るだけ関わり合いになりたくない――と言えれば楽なのだが……。
「ほら、アレだ。俺が出発する日はお祭り最終日の翌日。ネクプラの皆は獣従王選手権で疲れてるだろう? だから、手伝ってくれとは言いにくいんだよ」
「むむむ……言われてみれば確かに……」
難しい顔で考え込むキャロに、俺とミアはなんとか誤魔化せたかとホッとする。
「じゃぁ、ネクプラで獣従王選手権に参加しなかった子たちを借りればいいよ。皆いい子だからきっとギルドの冒険者なんかより役に立つよ!?」
突然顔を上げたかと思えば、キラキラと輝いた視線を俺に向けるキャロ。
随分とギルドを目の敵にしているようだが、思えば孤児院を売ったという過去があるのだ。敵視していても不思議ではないか。
「あ……ありがたい話だが、人手を奪うのは気が引けるなぁ……」
1ミリも思っていない事を口にしつつも、実際ネクプラに俺の事を知っている者がどれだけ存在しているのかは気になるところ。
もちろん魔獣使いではなく、死霊術師としての俺の事だ。
恐らくだが、ネクプラがネクロガルドと繋がっていることすら知らない者が大半なのではないだろうか?
表向きはエンターテイメントファームを語るレジャー施設であり、獣使いの育成も手掛ける道場である。そんな場所を夢見て門戸を叩く者達に、実はネクロガルドで――とは言わないはず……。
「大丈夫だよ。九条にぃには、魔獣使いなんでしょ?」
何が大丈夫なのか……。魔獣使いだからといって、獣使いより偉いという訳ではないと思うが……。
「確かにそうだが、今それは関係なくないか?」
「なんで? メリルさんから聞いたよ? いっぱい従魔を従えられるんでしょ?」
キャロの言う従魔の定義がどの程度なのか……。
魔獣使いや獣使いの適性があり、ギルドの従魔登録試験をパスすることが出来れば、正式に従魔を名乗ることが許されアイアンプレートを授かる。
とはいえ、それはギルドが勝手に定めたルール。別にギルドに認定を貰わなくとも従魔化は可能だ。
獣使いは魔獣使いと違い、契約なぞ必要がなく、スキルで獣を操ることが出来る。
ただ忠実に言うことを聞いてくれる獣の事を従魔と呼ぶのであれば、俺はいくらでも従魔を作れることになってしまう。
そもそもスキルなぞ使う必要がないのだ。ただ手伝ってくれと声を掛け同意してもらうだけでいいのだから。
「言う事を聞いて貰うだけなら、確かに制限はないようなものかもしれないが……。それがどうした?」
「え? だからネクプラで従魔を借りればいいんじゃない?」
「あぁ、そういうことか。だが、従魔は間に合ってるんだ。今は人手の話で……」
「だから! 従魔をレンタルすればいいって言ってるの!」
両手を胸の前で握り締め、マラカスでも振るかのような仕草を見せるキャロ。
そのやきもきした姿は非常に愛らしいのだが、如何せん話が通じず俺は眉間にシワを寄せる事しか出来ない。
「いや、だから人手が……」
そこまで言いかけ、ハッとした。
「……もしかして、従魔も人手に数えているのか?」
「最初からそう言ってるもん!」
恐る恐るの俺に対し、キャロは腕を組み胸を張る。
確かに考えられない話ではない。獣使いが多い地域であり、当たり前のように従魔を活用する土地柄なのだ。
グランスロードという極寒の地において、従魔は誰よりも頼りになると言っても過言ではない。まさにベストパートナーと呼ぶに相応しい存在だ。
ここは獣人の国。人族の常識が全てでないことは、様々な国で経験してきた。
従魔がそのまま捜索隊のメンバーとして数えられるのならば、一気に問題は解決である。
「……もっと早く教えてくれよ……」
猫の手も借りたいとは良く言うが、本当に猫の手を借りられるとは……。道理で話が通じない訳である。
「じゃぁ、お手紙にそのことも書いておくね!」
ネクプラが役に立ち余程嬉しかったのか、ウキウキで机に向かうキャロ。
問題は、そのふにゃふにゃの文字が相手に伝わるかどうかなのだが、ひとまずはネクロガルドもギルドも頼らずに済むという結果に、俺はホッと胸を撫でおろした。
数時間にわたる協議の結果、無情にもバモスのプレゼンはキャロの心を動かすことなく終了し、俺の出番はお祭りが終わってからという結果に落ち着いた。
肩を落とし去って行くバモスの背中を見送ると、コップに注いだ水を飲み干し椅子に腰を下ろす。
「ギルド……いくぅ?」
首を傾げ俺の顔を覗き込むミア。
答えはわかり切っているのに、一応は聞いておこうというある種のお約束的ニュアンスが含まれているのが丸わかりだ。
そんな質問に、俺は天を見上げながら本音を漏らす。
「行きたくねぇなぁ……」
「だよねぇ……」
俺とミアが同時に溜息をつくと、キャロはキツネにつままれたような顔で首を傾げた。
バモスから仕事を引き受けたのはひとまず良しとしても、問題はその内容。バモスは、新たに結成する捜索隊の指揮を俺に執ってほしいというのである。
当然捜索からの救助となれば、人手は多いほどいいと考えるのが妥当。普通の冒険者であればありがたい話ではあるのだが、俺の場合はそうじゃない。
秘密にしている死霊術のせいで、人がいるほど戦力がダウンするという特異体質。とはいえ、一人の方が制限なく動けるので……とは言い出せず、悩まされるのはいつものこと。
バモスの提案に難色を示し、顔を歪ませ続けることでなんとか引き出した条件は、俺が捜索隊のメンバーを選定できるという権利である。
王宮から腕の立つ騎士を拝借するもよし、街のギルドから協力者を探してもいい。どちらにせよ邪魔なだけだが、当日いきなり知らない人と顔を合わせるよりはマシである。
「ギルドでメンバーを集めて、街を出たら即解散――ってのはどうかな? 冒険者さんはお金が貰えればそれでいいと思うし……」
「うーん……。確かにアリではあるが、バモスさんにバレた時の事を考えるとなぁ……」
「でも、おにーちゃんのこと知ってる人って、ケシュアさんとメリルさんと……。後はエルザさんくらいしかいないよ?」
モフモフ団のメンバーを呼ぶにしても数日で来られるような距離ではない。従って、現状最も有効な選択肢はネクロガルドに頼ること。
「正直頼りたくはないが……ギルドよりはマシか……?」
それを黙って聞いてはいられなかったのだろう。キャロは頬をぷくっと膨らませて異を唱える。
「ひどい! ネクプラの皆はいい人達ばっかりだよ!? ギルドより役に立つもん!」
「あ、いや……そういう意味で言ったわけじゃなくてだな……」
俺のネクプラに対する評価が思ったよりも低かった――。それが許せないといったところか……。
確かに事情を知らなければ、勘違いしてしまうのも仕方ない。
キャロは、ネクロガルドの事を知らない。エルザとケシュアはネクプラの関係者だとしか教えられていないのだ。
「言い方が悪かったな……。能力的な話ではなくて……何と言えばいいか……」
ネクロガルドとは出来るだけ関わり合いになりたくない――と言えれば楽なのだが……。
「ほら、アレだ。俺が出発する日はお祭り最終日の翌日。ネクプラの皆は獣従王選手権で疲れてるだろう? だから、手伝ってくれとは言いにくいんだよ」
「むむむ……言われてみれば確かに……」
難しい顔で考え込むキャロに、俺とミアはなんとか誤魔化せたかとホッとする。
「じゃぁ、ネクプラで獣従王選手権に参加しなかった子たちを借りればいいよ。皆いい子だからきっとギルドの冒険者なんかより役に立つよ!?」
突然顔を上げたかと思えば、キラキラと輝いた視線を俺に向けるキャロ。
随分とギルドを目の敵にしているようだが、思えば孤児院を売ったという過去があるのだ。敵視していても不思議ではないか。
「あ……ありがたい話だが、人手を奪うのは気が引けるなぁ……」
1ミリも思っていない事を口にしつつも、実際ネクプラに俺の事を知っている者がどれだけ存在しているのかは気になるところ。
もちろん魔獣使いではなく、死霊術師としての俺の事だ。
恐らくだが、ネクプラがネクロガルドと繋がっていることすら知らない者が大半なのではないだろうか?
表向きはエンターテイメントファームを語るレジャー施設であり、獣使いの育成も手掛ける道場である。そんな場所を夢見て門戸を叩く者達に、実はネクロガルドで――とは言わないはず……。
「大丈夫だよ。九条にぃには、魔獣使いなんでしょ?」
何が大丈夫なのか……。魔獣使いだからといって、獣使いより偉いという訳ではないと思うが……。
「確かにそうだが、今それは関係なくないか?」
「なんで? メリルさんから聞いたよ? いっぱい従魔を従えられるんでしょ?」
キャロの言う従魔の定義がどの程度なのか……。
魔獣使いや獣使いの適性があり、ギルドの従魔登録試験をパスすることが出来れば、正式に従魔を名乗ることが許されアイアンプレートを授かる。
とはいえ、それはギルドが勝手に定めたルール。別にギルドに認定を貰わなくとも従魔化は可能だ。
獣使いは魔獣使いと違い、契約なぞ必要がなく、スキルで獣を操ることが出来る。
ただ忠実に言うことを聞いてくれる獣の事を従魔と呼ぶのであれば、俺はいくらでも従魔を作れることになってしまう。
そもそもスキルなぞ使う必要がないのだ。ただ手伝ってくれと声を掛け同意してもらうだけでいいのだから。
「言う事を聞いて貰うだけなら、確かに制限はないようなものかもしれないが……。それがどうした?」
「え? だからネクプラで従魔を借りればいいんじゃない?」
「あぁ、そういうことか。だが、従魔は間に合ってるんだ。今は人手の話で……」
「だから! 従魔をレンタルすればいいって言ってるの!」
両手を胸の前で握り締め、マラカスでも振るかのような仕草を見せるキャロ。
そのやきもきした姿は非常に愛らしいのだが、如何せん話が通じず俺は眉間にシワを寄せる事しか出来ない。
「いや、だから人手が……」
そこまで言いかけ、ハッとした。
「……もしかして、従魔も人手に数えているのか?」
「最初からそう言ってるもん!」
恐る恐るの俺に対し、キャロは腕を組み胸を張る。
確かに考えられない話ではない。獣使いが多い地域であり、当たり前のように従魔を活用する土地柄なのだ。
グランスロードという極寒の地において、従魔は誰よりも頼りになると言っても過言ではない。まさにベストパートナーと呼ぶに相応しい存在だ。
ここは獣人の国。人族の常識が全てでないことは、様々な国で経験してきた。
従魔がそのまま捜索隊のメンバーとして数えられるのならば、一気に問題は解決である。
「……もっと早く教えてくれよ……」
猫の手も借りたいとは良く言うが、本当に猫の手を借りられるとは……。道理で話が通じない訳である。
「じゃぁ、お手紙にそのことも書いておくね!」
ネクプラが役に立ち余程嬉しかったのか、ウキウキで机に向かうキャロ。
問題は、そのふにゃふにゃの文字が相手に伝わるかどうかなのだが、ひとまずはネクロガルドもギルドも頼らずに済むという結果に、俺はホッと胸を撫でおろした。
10
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる