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第406話 ケシュアへのペナルティ
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右腕を大きく振りかぶると、ケシュアはぎゅっと目を瞑り縮こまるよう顔を背けた。
「ちょっと待って!」
突如、部屋に響いたのはミアの声。ケシュアの頬を引っ叩く予定だった俺の平手は行き場を失い、その場で待機。
「ミア。何故止める? 言ってわからん奴には……」
「ちがうの。たぶん呪いの所為じゃないかと思って……」
「呪いぃ?」
ケシュアをギロリと睨みつけると、何度も首を縦に振っていた。その必死さは、若干引いてしまうほど。
聞いたことはある。呪術と呼ばれている適性の一種だ。相手を誓約で縛り、それが破られる事で何らかの効果を発揮する魔法。
その威力は限定的であるが故に強力だが、抵抗されやすく成功率は極端に低い。しかし、相手の同意を得られるのならば話は別だ。
実際に見たことはないが、俺が108番と出会った時にかけられる予定であった呪いも、その類なのだろう。
「そうなのか?」
何度も頷くケシュアの首は止まらない。
「いや、返事しろよ。カガリが判断するから」
「ダメだよ、おにーちゃん。自分が呪われてるって事も言っちゃだめなの。他の人に解呪されたら意味ないでしょ? 呪術師のじょーとー手段だよ?」
その徹底ぶりは、闇魔法結社を名乗るだけはあると妙に納得してしまうほどの説得力。
「それは、どの範囲まで許されるものなんだ?」
「呪術師さんの力量次第かも……。ギルドでも悪い人に呪いをかけて行動を制限することはあるけど、よっぽどの事がない限りはしないから……」
随分と曖昧な力ではあるが、それをどうこう言っても始まらない。魔法なんてどれもそんなものである。
魔法のない世界から来た俺からしてみれば、どれもこれもが非科学的で信じられないものばかり。
魔法は手品とは違いトリックではない。1から10まで気にしていたらキリがなく、その解明は既に学者の領分だ。
そんなことよりケシュアである。呪われているという割には組織に縛られているようには見えず、むしろ積極的に協力している節さえある。
「言えないことは言わなくていい。俺達にわかるように説明しろ」
「これはネクロガルドへの加入に必要な儀式なの。それが組織に所属する最低条件であり、ネクロガルドの秘密が長い間守られてきた理由。例外は最高顧問のエルザ婆くらいだけど、詳しくは教えられていないわ」
受けた呪いに抵触しないよう恐る恐る喋るのかと思いきや、意外とすんなり口を開いたケシュア。
それは慣れているというより、どこまでなら話せるのかを詳細に知っているかのような口ぶり。
「嘘ではありません」
カガリの審判は絶対だ。なんともブラックな組織である。
「……随分と厳しいんだな」
それだけ重要な秘密なのだろうが、命を賭けなければならないのは少々行き過ぎのようにも感じてしまう。
それは同じ組織の仲間でありながらも、誰にも信用されていないのと同じ事。
お互いが監視し合っているような状況を、窮屈には感じないのだろうか? 俺だったら願い下げだ。
そんな俺の歪めた表情に、ケシュアは野良犬のように吼えた。
「私達を憐れむのは止めて! 私達は好きでやっているの! だからそんな目で見ないでくれる? ネクロガルドの身辺調査は完璧。全員が組織に束縛されることをわかって加入してる。言い換えるなら、組織の存亡に関わる秘密は絶対に明かさないという自信があるの。……嘘だと思うならあなたの知っている海賊達に聞いてみたらどう? 私が逃げたのは、あなたが怖いからじゃないわ。組織の秘密を聞かれるだろうと思ったからよ」
声を荒げ、息が切れるほどの早口でまくし立てる。
カガリはそれを嘘ではないと首を振り、俺は考えを改めた。
価値観は人の自由だ。ケシュアがいいなら、それに対しての文句はない。
「言いたいことは理解した。お前達の内情について、どうこう言うつもりはない。……だが、1つだけ聞きたい。組織に勧誘された俺やシャーリーも、その呪いとやらを甘んじて受けると思っているのか?」
「……どちらとも言えない。エルザ婆次第で、九条は例外になるかもしれないから……。でも、シャーリーは受け入れるはず。私達がシャーリーを勧誘し、シャーリーが九条を勧誘する。九条が加入すれば、シャーリーは九条の言う事をなんでも聞くもの」
やはりネクロガルドの目は節穴のようだ。聞き分けがいいのと、なんでも言うことを聞くのとでは、大きな違いがある。
俺がシャーリーに呪われてくれと言えば、命を賭けるとでも? バカも休み休み言うべきだ。
「そんな訳ねーだろ……。それに順序がバラバラじゃねーか……」
「順番なんかどうだっていいのよ。本来勧誘するのは九条なんだから。加えて言うならアーニャだってそう。九条よりも先に私達が彼女を発見していれば、間違いなく勧誘していたでしょうね。あの子、かなりの素質があるわよ?」
「何のだよ……」
「それは言えませぇーん」
バチーンという軽快な音が辺りに響く。
不覚である。自分の中の苛立ちを抑えきれず、ついつい右手が再始動してしまった。
「痛ったいわねッ!」
涙目でキッと俺を睨みつけるケシュア。
人をおちょくるような事をするのが悪いのだ。これでも十分手加減はしている。本気でやれば、暫く手形は消えないだろう。
「……お前は自分の立場がわかってないのか? この短時間で随分と饒舌になったじゃないか……」
「言えることならなんでも話すって言ったでしょ。そういう約束じゃない」
「……お前は既に約束を破ってんだよ。偉そうに言うな……」
確かに言ったが、核心が聞けなければ意味はない。これ以上のやり取りは無駄だと、方向性を切り替える。
そもそも本来の目的は、約束を反故にしたケシュアに対するペナルティであり、ネクロガルドの秘密はついでだ。
「わかった。もう何も喋らなくていいから、ネクロガルドが俺に近づかないようエルザを説得しろ」
「そんなの無理に決まってんじゃん」
「そこを何とかしろっつってんだよ。これはお願いじゃない。命令だ。お前は、これが約束を破った事への罰だってわかってんのか?」
圧力をかけるという意味で上から思いっきり睨みつけているのだが、ケシュアは既に視線すら逸らさなくなっている。
恐らくは状況に慣れたのだろう。ネクロガルドが俺を調べているのなら、その性格も熟知しているはず。
半信半疑だった最初とは違い、会話をしている間に自分が殺されないことを自覚したのだ。
「わかってるわよ。私だって九条に協力してあげたいけど、内部事情を知ってるからこそ無理なのも知ってる。私1人が言ったところでどうにもならない。それよりもいい解決法があるわよ?」
「言ってみろ」
「九条がネクロガルドに入ればいいのよ。私も罰を受けずに済むし、九条はネクロガルドの秘密を知ることが出来る。一石二鳥じゃない?」
バチーンという軽快な音が、再度辺りに響き渡る。
今度は右頬だ。
「うぅ……冗談なのに……」
カガリに頼らずとも、俺にだってそれくらいは見抜ける。
不意打ちであったのと、少々強めに振り抜いたのが効いた様子。跡は残らないだろうが、流れる涙と若干の鼻水は汚らしい。
「組織の秘密は話せねぇ。それを退けることもできねぇって……。だったら、お前は何が出来るんだよ……」
「うーん……。それ以外? それより鼻水拭いて貰えない?」
小首を傾げ、なんとも張り合いのない返事をするケシュア。
完全に舐められている。ならば、こちらも最終手段を出すしかあるまい。
「決めたぞ、ケシュア。今日からお前を俺の奴隷にする」
「へ? ……そんなんでいいの?」
思っていたのとは違う反応を見せるケシュアは、意外にも平気そう。
奴隷落ち。それはこの世界の住人にとって、屈辱的な仕打ちになるはずなのだが……。
「奴隷だぞ? なんでも俺の言うことを聞くんだぞ?」
「別にいいわよ? そんなんでよければいくらでも。あんたこそわかってるの? それってネクロガルドの監視を傍に置くってことだけど……」
「ぐッ……」
ケシュアの言う通りである。完璧だと思っていたのに、意外な盲点であった……。
いや、逆に考えるのだ。懐柔することは難しいが、奴隷となったことを後悔するような屈辱を味あわせてやれば良いのだと。
そもそも今回の仕事は、ケシュアと行動を供にしなければならないのが大前提。ならば最初から監視が付いている物だと割り切った方が、気は楽だ。
「ケシュア……その言葉、後悔するなよ?」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべる俺。しかし、ケシュアの反応はビックリするほど薄かった。
「ちょっと待って!」
突如、部屋に響いたのはミアの声。ケシュアの頬を引っ叩く予定だった俺の平手は行き場を失い、その場で待機。
「ミア。何故止める? 言ってわからん奴には……」
「ちがうの。たぶん呪いの所為じゃないかと思って……」
「呪いぃ?」
ケシュアをギロリと睨みつけると、何度も首を縦に振っていた。その必死さは、若干引いてしまうほど。
聞いたことはある。呪術と呼ばれている適性の一種だ。相手を誓約で縛り、それが破られる事で何らかの効果を発揮する魔法。
その威力は限定的であるが故に強力だが、抵抗されやすく成功率は極端に低い。しかし、相手の同意を得られるのならば話は別だ。
実際に見たことはないが、俺が108番と出会った時にかけられる予定であった呪いも、その類なのだろう。
「そうなのか?」
何度も頷くケシュアの首は止まらない。
「いや、返事しろよ。カガリが判断するから」
「ダメだよ、おにーちゃん。自分が呪われてるって事も言っちゃだめなの。他の人に解呪されたら意味ないでしょ? 呪術師のじょーとー手段だよ?」
その徹底ぶりは、闇魔法結社を名乗るだけはあると妙に納得してしまうほどの説得力。
「それは、どの範囲まで許されるものなんだ?」
「呪術師さんの力量次第かも……。ギルドでも悪い人に呪いをかけて行動を制限することはあるけど、よっぽどの事がない限りはしないから……」
随分と曖昧な力ではあるが、それをどうこう言っても始まらない。魔法なんてどれもそんなものである。
魔法のない世界から来た俺からしてみれば、どれもこれもが非科学的で信じられないものばかり。
魔法は手品とは違いトリックではない。1から10まで気にしていたらキリがなく、その解明は既に学者の領分だ。
そんなことよりケシュアである。呪われているという割には組織に縛られているようには見えず、むしろ積極的に協力している節さえある。
「言えないことは言わなくていい。俺達にわかるように説明しろ」
「これはネクロガルドへの加入に必要な儀式なの。それが組織に所属する最低条件であり、ネクロガルドの秘密が長い間守られてきた理由。例外は最高顧問のエルザ婆くらいだけど、詳しくは教えられていないわ」
受けた呪いに抵触しないよう恐る恐る喋るのかと思いきや、意外とすんなり口を開いたケシュア。
それは慣れているというより、どこまでなら話せるのかを詳細に知っているかのような口ぶり。
「嘘ではありません」
カガリの審判は絶対だ。なんともブラックな組織である。
「……随分と厳しいんだな」
それだけ重要な秘密なのだろうが、命を賭けなければならないのは少々行き過ぎのようにも感じてしまう。
それは同じ組織の仲間でありながらも、誰にも信用されていないのと同じ事。
お互いが監視し合っているような状況を、窮屈には感じないのだろうか? 俺だったら願い下げだ。
そんな俺の歪めた表情に、ケシュアは野良犬のように吼えた。
「私達を憐れむのは止めて! 私達は好きでやっているの! だからそんな目で見ないでくれる? ネクロガルドの身辺調査は完璧。全員が組織に束縛されることをわかって加入してる。言い換えるなら、組織の存亡に関わる秘密は絶対に明かさないという自信があるの。……嘘だと思うならあなたの知っている海賊達に聞いてみたらどう? 私が逃げたのは、あなたが怖いからじゃないわ。組織の秘密を聞かれるだろうと思ったからよ」
声を荒げ、息が切れるほどの早口でまくし立てる。
カガリはそれを嘘ではないと首を振り、俺は考えを改めた。
価値観は人の自由だ。ケシュアがいいなら、それに対しての文句はない。
「言いたいことは理解した。お前達の内情について、どうこう言うつもりはない。……だが、1つだけ聞きたい。組織に勧誘された俺やシャーリーも、その呪いとやらを甘んじて受けると思っているのか?」
「……どちらとも言えない。エルザ婆次第で、九条は例外になるかもしれないから……。でも、シャーリーは受け入れるはず。私達がシャーリーを勧誘し、シャーリーが九条を勧誘する。九条が加入すれば、シャーリーは九条の言う事をなんでも聞くもの」
やはりネクロガルドの目は節穴のようだ。聞き分けがいいのと、なんでも言うことを聞くのとでは、大きな違いがある。
俺がシャーリーに呪われてくれと言えば、命を賭けるとでも? バカも休み休み言うべきだ。
「そんな訳ねーだろ……。それに順序がバラバラじゃねーか……」
「順番なんかどうだっていいのよ。本来勧誘するのは九条なんだから。加えて言うならアーニャだってそう。九条よりも先に私達が彼女を発見していれば、間違いなく勧誘していたでしょうね。あの子、かなりの素質があるわよ?」
「何のだよ……」
「それは言えませぇーん」
バチーンという軽快な音が辺りに響く。
不覚である。自分の中の苛立ちを抑えきれず、ついつい右手が再始動してしまった。
「痛ったいわねッ!」
涙目でキッと俺を睨みつけるケシュア。
人をおちょくるような事をするのが悪いのだ。これでも十分手加減はしている。本気でやれば、暫く手形は消えないだろう。
「……お前は自分の立場がわかってないのか? この短時間で随分と饒舌になったじゃないか……」
「言えることならなんでも話すって言ったでしょ。そういう約束じゃない」
「……お前は既に約束を破ってんだよ。偉そうに言うな……」
確かに言ったが、核心が聞けなければ意味はない。これ以上のやり取りは無駄だと、方向性を切り替える。
そもそも本来の目的は、約束を反故にしたケシュアに対するペナルティであり、ネクロガルドの秘密はついでだ。
「わかった。もう何も喋らなくていいから、ネクロガルドが俺に近づかないようエルザを説得しろ」
「そんなの無理に決まってんじゃん」
「そこを何とかしろっつってんだよ。これはお願いじゃない。命令だ。お前は、これが約束を破った事への罰だってわかってんのか?」
圧力をかけるという意味で上から思いっきり睨みつけているのだが、ケシュアは既に視線すら逸らさなくなっている。
恐らくは状況に慣れたのだろう。ネクロガルドが俺を調べているのなら、その性格も熟知しているはず。
半信半疑だった最初とは違い、会話をしている間に自分が殺されないことを自覚したのだ。
「わかってるわよ。私だって九条に協力してあげたいけど、内部事情を知ってるからこそ無理なのも知ってる。私1人が言ったところでどうにもならない。それよりもいい解決法があるわよ?」
「言ってみろ」
「九条がネクロガルドに入ればいいのよ。私も罰を受けずに済むし、九条はネクロガルドの秘密を知ることが出来る。一石二鳥じゃない?」
バチーンという軽快な音が、再度辺りに響き渡る。
今度は右頬だ。
「うぅ……冗談なのに……」
カガリに頼らずとも、俺にだってそれくらいは見抜ける。
不意打ちであったのと、少々強めに振り抜いたのが効いた様子。跡は残らないだろうが、流れる涙と若干の鼻水は汚らしい。
「組織の秘密は話せねぇ。それを退けることもできねぇって……。だったら、お前は何が出来るんだよ……」
「うーん……。それ以外? それより鼻水拭いて貰えない?」
小首を傾げ、なんとも張り合いのない返事をするケシュア。
完全に舐められている。ならば、こちらも最終手段を出すしかあるまい。
「決めたぞ、ケシュア。今日からお前を俺の奴隷にする」
「へ? ……そんなんでいいの?」
思っていたのとは違う反応を見せるケシュアは、意外にも平気そう。
奴隷落ち。それはこの世界の住人にとって、屈辱的な仕打ちになるはずなのだが……。
「奴隷だぞ? なんでも俺の言うことを聞くんだぞ?」
「別にいいわよ? そんなんでよければいくらでも。あんたこそわかってるの? それってネクロガルドの監視を傍に置くってことだけど……」
「ぐッ……」
ケシュアの言う通りである。完璧だと思っていたのに、意外な盲点であった……。
いや、逆に考えるのだ。懐柔することは難しいが、奴隷となったことを後悔するような屈辱を味あわせてやれば良いのだと。
そもそも今回の仕事は、ケシュアと行動を供にしなければならないのが大前提。ならば最初から監視が付いている物だと割り切った方が、気は楽だ。
「ケシュア……その言葉、後悔するなよ?」
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