403 / 637
第403話 定時連絡
しおりを挟む
王都スダッグの商業区。大通りから1本外れた枝道に入ると、人通りも少ない閑散とした場所に聳え立つのは1件の宿屋。
『小鳥の楽園』と呼ばれたそこは、大衆向けとは真逆に位置する最高級グレードの宿である。
1階の食堂では、専属の吟遊詩人が絶えず歌声を披露していることから、その名に恥じない個性的な宿として一世を風靡したが、それも過去の話。
連日満員御礼の人気ぶりであったが為に、調子に乗った店主は値上げに値上げを重ね、気付けば誰も近寄らない宿へと成り果てていた。
売り上げも振るわず、吟遊詩人達の賃金さえも支払えなくなった宿は、最早過去の栄光に縋り付くだけのぼったくり店。
今や所属する吟遊詩人は僅か1名。その惨状を知る者達からは『小鳥のさえずり』と呼ばれ蔑まれていたのだが、それでも潰れず細々と商いを続けていられるのは、宿とは別の裏の顔があるからだ。
そんな宿の扉に手をかけたのは、ブロンドの髪を後ろで束ねたエルフの女性。
地味な服装ながらも、右手に持った大きな樫の杖は名のある魔術師を思わせる。
宿のフロントには店主だろう中年の男。客に気付いているのか、いないのか。椅子に深く腰掛けながらも、自分の手をジッと見つめているのは、爪のヤスリ掛けに忙しいから。
「こんにちは」
「……らっしゃい」
可愛らしい声に返ってきたのは、接客業とは思えない不躾な挨拶。
店主の男は立ち上がろうともせず、客の顔すら見ていない。
「2年と2か月前から予約していた、ケシュアだけど」
それにピクリと眉を動かした宿の店主は、必要以上気にしないよう努めながらも、ようやく目の前の女性に意識を向けた。
「お待ちしておりましたケシュア様。ええと……お部屋のご希望は?」
「そうね……。大きめの部屋でベッドは2台。3階で窓がある東側の部屋がいいわ」
「……かしこまりました。ご案内いたしますので、どうぞこちらへ……」
見違えるような動きで立ち上がる店主。壁に掛けられた202号室の鍵を手に取り、ヘコヘコと頭を下げながらも薄暗い廊下を歩き出す。
暫くして辿り着いたのは地下の一室。そこまで来て鍵を受け取ったケシュアは、店主が見えなくなるのを待ってから扉の鍵を開けた。
そこは8畳ほどの部屋。ベッドはなく窓もない。置かれていたのは一般的な四角いテーブルと4つの椅子。
ランタンの明かりは1つだけで、その雰囲気はまるで牢獄にでもいるかのよう。
「遅かったな。定時連絡は、定められた時間に連絡するから定時連絡と言うんだぞ?」
ケシュアに皮肉めいた言葉を掛けたのは、既にそこに座っていた1人の男。
特徴もない何処にでも居そうな中年男性。黒い外套は丈が足りず、足元からはギルドの制服が覗いていた。
「うるさいわね。わかってるわよ。ここんところ立て込んでたのは、あんたも知ってるでしょ?」
少々強めに睨み返したケシュアだが、男はそれに動じない様子で淡々と言葉を返していく。
「自業自得だろう? 黒き厄災の話も貴様が口を滑らせなければ、目も付けられず調査なぞに赴く必要もなかったはずだ。違うか?」
「わかってるっつってんの! だからついでにグランスロードまでのお使いを頼まれてやってるんでしょうが!」
「いいや、わかっていない。古代の知識は我等の共有財産だ。時と場合を弁えねば……」
「うるさいッ! それだけの働きはしてるでしょ!? 誰のおかげで九条の事を知れたと思ってるの!」
溜め込んだ物を吐き出すように怒鳴り散らすケシュア。
荷物を床に放り投げると乱暴に椅子を引き、髪を振り乱しながら男の対面にドカッと座る。
「あんたらがちんたらやってるから、私が九条から逃げ回ってるんじゃない! さっさと仲間に引き込みなさいよ!」
そう言われて、男は悔しそうに顔を歪ませる。
当初の予定では、半年もあれば九条をネクロガルドへと寝返らせることが出来るだろうと思われていた。
しかし、九条は悪い意味でギルドから目を付けられおり、勧誘活動でさえ一筋縄ではいかない状況。
そもそも九条には欲がなく、付け入る隙が見当たらない。極めつけは、辺りにうろつく従魔達の存在である。
「コット村のガードは貴様が思っている以上に固い。シャーリーの勧誘も失敗……というより、そもそも出入りすら困難を極める。それ故、外堀から埋める計画も不可能に近い」
「計画が難航するなら、ギルドから九条のダンジョンに調査隊を派遣する話だったでしょ? 九条がギルドを辞めれば、動きやすくなるって豪語してたじゃない」
「残念だが、その計画も頓挫した。九条様がギルドに少量の賢者の石を渡した事で、上層部は九条様に対する考えを改めた。緊急時以外の接触は出来るだけ避ける方針に転換したんだ。九条様の研究が進めば、賢者の石を作り出せるかもしれないと本気で期待しているようだ……」
それに肩を竦め、ケシュアは呆れたように溜息をつく。
「どうせダンジョンハートから抽出したのを、渡しただけでしょ?」
「わかっている。だが、それをギルドに教える訳にはいかない。ギルドがダンジョンを探ろうとしないのはこちらとしても好都合だが、これ以上の介入も不可能だ」
「じゃぁ、どうしろって言うのよ!? 一生私に逃げ続けろとでも言うんじゃないでしょうね? 九条がその気になれば冒険者の1人や2人、消えたところで問題にもならないわよ!? この意味がわからないわけじゃないでしょ?」
「それはこちらとしても非常に困る。魔族暗号の解読は貴様とエルザ様以外には出来ぬ芸当……」
「わかってるなら、早く何とかしてよ!」
テーブルに乗ったランタンの光が激しく揺らぐ。命が懸かっているのだ。声を荒げてしまうのも無理もない。
九条がネクロガルド側に付いてくれれば何の問題もなかったのだが、見込みが甘すぎたのだ。
結果、ただケシュアが九条の秘密を漏らしてしまっただけという現実だけが残ってしまった。
「今回、冒険者強化の名目でシャーリーとアーニャを呼び出している。そこで再度コンタクトを取るつもりだが期待はするな。今は唯一コット村への侵入を果たしたエルザ様に期待するしかあるまい……」
本来であれば九条が来るはずだったのだが、流石のギルドも王家の介入があれば強くは出られない。
とは言え、九条との関係が深いであろう2人をコット村から離しただけでも上出来だ。
九条が留守の間に、2人のどちらかでも引き込むことが出来れば、まだ可能性はあるのだから。
「最高顧問に頼り切りって……。使えない部下を持ったエルザ婆が可哀想だと思わない?」
「なんだと!? こちらとしても本気でッ……!」
堪忍袋の緒が切れたとばかりに、テーブルを叩き立ち上がる男。なにも、思い通りにならない現実に苛立っているのはケシュアだけではない。
しかし、そこは大人である。振り上げた拳を胸のあたりまで持ってくると、自分に向けられたケシュアの冷たい視線に一瞬の躊躇を見せ、男は拳をゆっくり降ろした。
「いや、すまなかった……。兎に角貴様は暫くグランスロード王国に身を潜めていろ。我々の調査によれば、九条は寒い場所を嫌う傾向にある。北国に足を伸ばす確率は低いはずだ。何かと都合がいい」
落ち着きを取り戻した男は、再度椅子に腰を下ろすと両肘をテーブルに付け腕を組む。
「それで? 調査期間はどれだけを予定している?」
「そうね……。3か月……いや、半年はイケルかしら……。私以外の同行者次第だけど、痺れを切らすようなら別途カネを握らせて黙らせるわ」
「わかった。出来るだけ長引かせてくれ。こちらもそれまでには何とかしよう……」
それを聞いたケシュアは、自分で投げ捨てた荷物を拾い上げ、そのまま立ち上がり肩に掛けると、男を見下し鼻で笑う。
「定時連絡の度に聞かされてるから、既に諜報部の信用なんてこれっぽっちもないけどね」
捨て台詞を吐き、そのまま宿を出て行くケシュア。
最初から期待なぞしていなかった。ケシュアは、わざと黒き厄災の存在を匂わせたのだ。
それも九条との距離を置く為。それは狙い通り、グランスロード王国からの調査依頼という形になって返って来た。
(これで暫くは国外に身を隠せる……。知識量で言えば、同行者は恐らくエルフ。同族なら御しやすい……。1年でも2年でも……いっそあっちに住んじゃおうかしら?)
そんなことを考えながらも、いざ安住の地へ――! と、期待に胸を膨らませるケシュア。
そんな気持ちとは裏腹に、今回の依頼が過酷で屈辱的な旅になるとは露知らず、ケシュアは軽い足取りで待ち合わせの宿へと向かって行った。
『小鳥の楽園』と呼ばれたそこは、大衆向けとは真逆に位置する最高級グレードの宿である。
1階の食堂では、専属の吟遊詩人が絶えず歌声を披露していることから、その名に恥じない個性的な宿として一世を風靡したが、それも過去の話。
連日満員御礼の人気ぶりであったが為に、調子に乗った店主は値上げに値上げを重ね、気付けば誰も近寄らない宿へと成り果てていた。
売り上げも振るわず、吟遊詩人達の賃金さえも支払えなくなった宿は、最早過去の栄光に縋り付くだけのぼったくり店。
今や所属する吟遊詩人は僅か1名。その惨状を知る者達からは『小鳥のさえずり』と呼ばれ蔑まれていたのだが、それでも潰れず細々と商いを続けていられるのは、宿とは別の裏の顔があるからだ。
そんな宿の扉に手をかけたのは、ブロンドの髪を後ろで束ねたエルフの女性。
地味な服装ながらも、右手に持った大きな樫の杖は名のある魔術師を思わせる。
宿のフロントには店主だろう中年の男。客に気付いているのか、いないのか。椅子に深く腰掛けながらも、自分の手をジッと見つめているのは、爪のヤスリ掛けに忙しいから。
「こんにちは」
「……らっしゃい」
可愛らしい声に返ってきたのは、接客業とは思えない不躾な挨拶。
店主の男は立ち上がろうともせず、客の顔すら見ていない。
「2年と2か月前から予約していた、ケシュアだけど」
それにピクリと眉を動かした宿の店主は、必要以上気にしないよう努めながらも、ようやく目の前の女性に意識を向けた。
「お待ちしておりましたケシュア様。ええと……お部屋のご希望は?」
「そうね……。大きめの部屋でベッドは2台。3階で窓がある東側の部屋がいいわ」
「……かしこまりました。ご案内いたしますので、どうぞこちらへ……」
見違えるような動きで立ち上がる店主。壁に掛けられた202号室の鍵を手に取り、ヘコヘコと頭を下げながらも薄暗い廊下を歩き出す。
暫くして辿り着いたのは地下の一室。そこまで来て鍵を受け取ったケシュアは、店主が見えなくなるのを待ってから扉の鍵を開けた。
そこは8畳ほどの部屋。ベッドはなく窓もない。置かれていたのは一般的な四角いテーブルと4つの椅子。
ランタンの明かりは1つだけで、その雰囲気はまるで牢獄にでもいるかのよう。
「遅かったな。定時連絡は、定められた時間に連絡するから定時連絡と言うんだぞ?」
ケシュアに皮肉めいた言葉を掛けたのは、既にそこに座っていた1人の男。
特徴もない何処にでも居そうな中年男性。黒い外套は丈が足りず、足元からはギルドの制服が覗いていた。
「うるさいわね。わかってるわよ。ここんところ立て込んでたのは、あんたも知ってるでしょ?」
少々強めに睨み返したケシュアだが、男はそれに動じない様子で淡々と言葉を返していく。
「自業自得だろう? 黒き厄災の話も貴様が口を滑らせなければ、目も付けられず調査なぞに赴く必要もなかったはずだ。違うか?」
「わかってるっつってんの! だからついでにグランスロードまでのお使いを頼まれてやってるんでしょうが!」
「いいや、わかっていない。古代の知識は我等の共有財産だ。時と場合を弁えねば……」
「うるさいッ! それだけの働きはしてるでしょ!? 誰のおかげで九条の事を知れたと思ってるの!」
溜め込んだ物を吐き出すように怒鳴り散らすケシュア。
荷物を床に放り投げると乱暴に椅子を引き、髪を振り乱しながら男の対面にドカッと座る。
「あんたらがちんたらやってるから、私が九条から逃げ回ってるんじゃない! さっさと仲間に引き込みなさいよ!」
そう言われて、男は悔しそうに顔を歪ませる。
当初の予定では、半年もあれば九条をネクロガルドへと寝返らせることが出来るだろうと思われていた。
しかし、九条は悪い意味でギルドから目を付けられおり、勧誘活動でさえ一筋縄ではいかない状況。
そもそも九条には欲がなく、付け入る隙が見当たらない。極めつけは、辺りにうろつく従魔達の存在である。
「コット村のガードは貴様が思っている以上に固い。シャーリーの勧誘も失敗……というより、そもそも出入りすら困難を極める。それ故、外堀から埋める計画も不可能に近い」
「計画が難航するなら、ギルドから九条のダンジョンに調査隊を派遣する話だったでしょ? 九条がギルドを辞めれば、動きやすくなるって豪語してたじゃない」
「残念だが、その計画も頓挫した。九条様がギルドに少量の賢者の石を渡した事で、上層部は九条様に対する考えを改めた。緊急時以外の接触は出来るだけ避ける方針に転換したんだ。九条様の研究が進めば、賢者の石を作り出せるかもしれないと本気で期待しているようだ……」
それに肩を竦め、ケシュアは呆れたように溜息をつく。
「どうせダンジョンハートから抽出したのを、渡しただけでしょ?」
「わかっている。だが、それをギルドに教える訳にはいかない。ギルドがダンジョンを探ろうとしないのはこちらとしても好都合だが、これ以上の介入も不可能だ」
「じゃぁ、どうしろって言うのよ!? 一生私に逃げ続けろとでも言うんじゃないでしょうね? 九条がその気になれば冒険者の1人や2人、消えたところで問題にもならないわよ!? この意味がわからないわけじゃないでしょ?」
「それはこちらとしても非常に困る。魔族暗号の解読は貴様とエルザ様以外には出来ぬ芸当……」
「わかってるなら、早く何とかしてよ!」
テーブルに乗ったランタンの光が激しく揺らぐ。命が懸かっているのだ。声を荒げてしまうのも無理もない。
九条がネクロガルド側に付いてくれれば何の問題もなかったのだが、見込みが甘すぎたのだ。
結果、ただケシュアが九条の秘密を漏らしてしまっただけという現実だけが残ってしまった。
「今回、冒険者強化の名目でシャーリーとアーニャを呼び出している。そこで再度コンタクトを取るつもりだが期待はするな。今は唯一コット村への侵入を果たしたエルザ様に期待するしかあるまい……」
本来であれば九条が来るはずだったのだが、流石のギルドも王家の介入があれば強くは出られない。
とは言え、九条との関係が深いであろう2人をコット村から離しただけでも上出来だ。
九条が留守の間に、2人のどちらかでも引き込むことが出来れば、まだ可能性はあるのだから。
「最高顧問に頼り切りって……。使えない部下を持ったエルザ婆が可哀想だと思わない?」
「なんだと!? こちらとしても本気でッ……!」
堪忍袋の緒が切れたとばかりに、テーブルを叩き立ち上がる男。なにも、思い通りにならない現実に苛立っているのはケシュアだけではない。
しかし、そこは大人である。振り上げた拳を胸のあたりまで持ってくると、自分に向けられたケシュアの冷たい視線に一瞬の躊躇を見せ、男は拳をゆっくり降ろした。
「いや、すまなかった……。兎に角貴様は暫くグランスロード王国に身を潜めていろ。我々の調査によれば、九条は寒い場所を嫌う傾向にある。北国に足を伸ばす確率は低いはずだ。何かと都合がいい」
落ち着きを取り戻した男は、再度椅子に腰を下ろすと両肘をテーブルに付け腕を組む。
「それで? 調査期間はどれだけを予定している?」
「そうね……。3か月……いや、半年はイケルかしら……。私以外の同行者次第だけど、痺れを切らすようなら別途カネを握らせて黙らせるわ」
「わかった。出来るだけ長引かせてくれ。こちらもそれまでには何とかしよう……」
それを聞いたケシュアは、自分で投げ捨てた荷物を拾い上げ、そのまま立ち上がり肩に掛けると、男を見下し鼻で笑う。
「定時連絡の度に聞かされてるから、既に諜報部の信用なんてこれっぽっちもないけどね」
捨て台詞を吐き、そのまま宿を出て行くケシュア。
最初から期待なぞしていなかった。ケシュアは、わざと黒き厄災の存在を匂わせたのだ。
それも九条との距離を置く為。それは狙い通り、グランスロード王国からの調査依頼という形になって返って来た。
(これで暫くは国外に身を隠せる……。知識量で言えば、同行者は恐らくエルフ。同族なら御しやすい……。1年でも2年でも……いっそあっちに住んじゃおうかしら?)
そんなことを考えながらも、いざ安住の地へ――! と、期待に胸を膨らませるケシュア。
そんな気持ちとは裏腹に、今回の依頼が過酷で屈辱的な旅になるとは露知らず、ケシュアは軽い足取りで待ち合わせの宿へと向かって行った。
10
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説
異世界で等価交換~文明の力で冒険者として生き抜く
りおまる
ファンタジー
交通事故で命を落とし、愛犬ルナと共に異世界に転生したタケル。神から授かった『等価交換』スキルで、現代のアイテムを異世界で取引し、商売人として成功を目指す。商業ギルドとの取引や店舗経営、そして冒険者としての活動を通じて仲間を増やしながら、タケルは異世界での新たな人生を切り開いていく。商売と冒険、二つの顔を持つ異世界ライフを描く、笑いあり、感動ありの成長ファンタジー!

元公務員が異世界転生して辺境の勇者になったけど魔獣が13倍出現するブラック地区だから共生を目指すことにした
まどぎわ
ファンタジー
激務で倒れ、そのまま死んだ役所職員。
生まれ変わった世界は、魔獣に怯える国民を守るために勇者が活躍するファンタジーの世界だった。
前世の記憶を有したままチート状態で勇者になったが、担当する街は魔獣の出現が他よりも遥かに多いブラック地区。これは出現する魔獣が悪いのか、通報してくる街の住人が悪いのか……穏やかに寿命を真っ当するため、仕事はそんなに頑張らない。勇者は今日も、魔獣と、市民と、共生を目指す。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!


『転生したら「村」だった件 〜最強の移動要塞で世界を救います〜』
ソコニ
ファンタジー
29歳の過労死サラリーマン・御影要が目覚めたのは、なんと「村」として転生した姿だった。
誰もいない村の守護者となった要は、偶然迷い込んできた少年リオを最初の住民として迎え入れ、徐々に「村」としての力を開花させていく。【村レベル:1】【住民数:0】【スキル:基本生活機能】から始まった異世界生活。

加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる