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第382話 占いの館
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「ここからが本題よ。九条に聞いておかなきゃならないことがあるの」
ネストがテーブルの上で両手を組み真剣な面持ちで身を乗り出すと、艶やかな赤髪が肩から胸元へと垂れ下がる。
ランタンの光がネストの顔に影を作り、俺の目にはそれがより一層妖艶に見えた。
「え? なんですか急に改まって……」
「ニールセン公の事なんだけど……」
「あぁ。俺も気になってたんですよ。その後どうなりました? フェルス砦の再建は順調ですか?」
聞かれるだろうとは思っていた。なので、白を切る準備は万端である。
不自然に見えないよう振舞ったつもりなのだが、ネストは明らかに俺に疑いの目を向けていたのだ。
「本当に知らないの?」
「知らないから聞いてるんでしょう。俺は帰ってきてからずっと村から出てませんよ?」
自分では自然を装っていても、他から見ればわざとらしく見えるのかもしれない。
そんな俺に対して苛立ちを覚えたのかネストは諦めにも似た溜息をつくと、少々不機嫌そうに眉をひそめた。
「はぁ……。あの後、ニールセン公はアップグルント騎士団を率いて砦の防衛作戦を敢行したの。兵力差は圧倒的に不利。にも拘らず自軍の血を一滴たりとも流すことなく勝利した。……一体何故だと思う?」
「さぁ? ……不戦勝とかですか?」
「いいえ。黒き厄災と呼ばれるドラゴンがシルトフリューゲル軍に壊滅的打撃を与えたからよ」
「へぇ。そんなこともあるんですねぇ……」
「「……」」
向けられた視線を逸らさぬようにと必死に耐える。
すっきりとシャープに整った顔立ちをしたネストは、絶世……とはいかないまでも誰もが放ってはおかないであろう美女である。
そんな美女に見つめられるのは大変喜ばしい事なのだが、状況が状況なだけに複雑な心境だ。
ネストの言いたいことは大体わかる。そのドラゴンが俺と何か関係あるのではないかと疑っているのだろう。
ニールセン公から占いの事を聞いていれば、そこに行き着くだろう事は想定済み。
だが、それは疑いでしかなく、確証は得られていないはずだ。
想定外だったのは、黒き厄災と呼ばれる古代種であることが知られていたことではあるが……。
僅かな動揺を悟られまいと、平常を装うことに全力を尽くす俺。そんな状況に終止符を打ったのは、他でもないミアである。
「ぶっぶー! 時間切れでーす」
その言葉と共に2人の視界を遮ったのは、お茶を運んだ時に使っていた木製のトレイだ。
「モフモフ団の規約により、おにーちゃんと見つめ合えるのは10秒まで! それ以上は好きになっちゃうかもしれないのでダメでーす」
勝手に変な規約を作るなと言いたいところではあるが、ある意味ファインプレーである。
ネストはそれに頬を緩めると、僅かに場の雰囲気が和らいだ。
「……まぁいいわ。なんでこんな事言ってるのかって言うと、ニールセン公から九条の占いの話を聞いたのよ。それで……」
「当たっていたのなら喜ばしい限りですが、すいません。俺は自分の占いに干渉しないと決めているので……」
「もちろんそれも聞いたわ。占いが当たっただけで、九条はそのドラゴンと何の関係もないって言い張るつもりなんでしょ?」
「言い張るとかではなく、関係ないんです。俺はドラゴンがニールセン公を助けるなんて一言も口にしてないんですが……。深読みしすぎなんじゃないですか?」
それに何か反論を言いかけたネストであったが、思いとどまったかのように開けた口を一度閉じると、溜息と共に肩を竦めた。
「そう。わかったわ。そこまで言うなら信じましょう。……その代わりと言っちゃなんだけど、私の事も占ってくれない?」
それは本当に信じたのかと、疑ってもおかしくはない申し出だ。さすがにそうくるとは思わなかった。
「当たるとは限りませんよ?」
「いいわよ」
「有料ですよ?」
「構わないわ」
「……」
死霊術での占いなぞ出来やしない。レナにした時と同じようにそれっぽく見せかけるしかないのだが、問題は何を伝えるかだ……。
ネストの周りの事で、尚且つ当たっても外れても当たり障りない事象……。
それがパッと思いつけば、苦労はしない。レナの時はこれから起きる出来事をそれっぽく濁した言い方に変えただけ。今回は全くの無から作り出さなければならないのだ。
「どうしたの? 早くしてよ」
ひとまずは外す方向で考えよう。的中率を上げ過ぎて「自分の事を占って危機回避すればいいのに……」とかツッコまれても面倒だ。
魔法書から適当な頭蓋骨を取り出しテーブルに置く。蝋燭に火をつけ頭蓋骨に蝋を垂らすと、その上に蝋燭を静かに立てた。
そんな簡単な動作でさえゆっくりこなす。もちろんその間に占いの答えを考えているのだ。
「準備は出来ました」
答えの準備は出来てない。
ジッとドクロを見つめ、エアろくろを回しながらも、ぶつぶつと呪文を唱える。
「その呪文……どこかで聞いたことがあるような……」
そりゃそうだろう。バイスとネストに炭鉱の案内を頼まれた時、ダウジングで使っていたものと同じ般若心経である。
「ホアァァァタァァ!!」
頃合いを見計らってこれでもかと奇声を上げると、驚きのあまり椅子から転げ落ちそうになるネスト。
同時に隣の部屋からは何か重量物を落としたような物音が。
「急に大きい声出さないでよ……」
それを無視し、ドクロに立つ蝋燭の炎をジッと睨みつける。もちろん未来なぞ見えるはずもなく、見えているのは炎越しのネストの胸元だ。
「……ネストさんの身近な人に良くないことが起こるカモ? 人生の岐路に立たされた時は本能に従うと良いでしょう。明日の天気は、曇り時々晴れ。ラッキーアイテムは食堂のA定食。ラッキーカラーは#0054a6です」
それを聞いて勢いよく立ち上がるネスト。
「ちょっと! レナの時はそんなんじゃなかったでしょ!? なんて言うかこう……ちょっとふわっとしすぎじゃないかしら!?」
「そうですか? 占いなんてこんなもんでしょう?」
「それにラッキーカラーのしゃーぷ00……。既に色じゃないじゃない!」
「さぁ? 俺は死者達の声を代弁しているだけなので、何の事かはサッパリ……。あっ、具体的には青みたいですよ?」
「本当に真面目にやったんでしょうね!?」
「もちろんです。これ以上いちゃもんを付けられると死者達が怒り出しちゃいますよ? 具体的に言うと寝ている時、枕元に立ったりするかも?」
その顔はどう考えても納得していない。ネストから出た大きなため息は、本日何度目だろうか?
ため息は幸せが逃げるから止めた方が……などと言ったら誰のせいだと言われかねないので、ネストをこれ以上弄るのはやめておいた。
ネストがテーブルの上で両手を組み真剣な面持ちで身を乗り出すと、艶やかな赤髪が肩から胸元へと垂れ下がる。
ランタンの光がネストの顔に影を作り、俺の目にはそれがより一層妖艶に見えた。
「え? なんですか急に改まって……」
「ニールセン公の事なんだけど……」
「あぁ。俺も気になってたんですよ。その後どうなりました? フェルス砦の再建は順調ですか?」
聞かれるだろうとは思っていた。なので、白を切る準備は万端である。
不自然に見えないよう振舞ったつもりなのだが、ネストは明らかに俺に疑いの目を向けていたのだ。
「本当に知らないの?」
「知らないから聞いてるんでしょう。俺は帰ってきてからずっと村から出てませんよ?」
自分では自然を装っていても、他から見ればわざとらしく見えるのかもしれない。
そんな俺に対して苛立ちを覚えたのかネストは諦めにも似た溜息をつくと、少々不機嫌そうに眉をひそめた。
「はぁ……。あの後、ニールセン公はアップグルント騎士団を率いて砦の防衛作戦を敢行したの。兵力差は圧倒的に不利。にも拘らず自軍の血を一滴たりとも流すことなく勝利した。……一体何故だと思う?」
「さぁ? ……不戦勝とかですか?」
「いいえ。黒き厄災と呼ばれるドラゴンがシルトフリューゲル軍に壊滅的打撃を与えたからよ」
「へぇ。そんなこともあるんですねぇ……」
「「……」」
向けられた視線を逸らさぬようにと必死に耐える。
すっきりとシャープに整った顔立ちをしたネストは、絶世……とはいかないまでも誰もが放ってはおかないであろう美女である。
そんな美女に見つめられるのは大変喜ばしい事なのだが、状況が状況なだけに複雑な心境だ。
ネストの言いたいことは大体わかる。そのドラゴンが俺と何か関係あるのではないかと疑っているのだろう。
ニールセン公から占いの事を聞いていれば、そこに行き着くだろう事は想定済み。
だが、それは疑いでしかなく、確証は得られていないはずだ。
想定外だったのは、黒き厄災と呼ばれる古代種であることが知られていたことではあるが……。
僅かな動揺を悟られまいと、平常を装うことに全力を尽くす俺。そんな状況に終止符を打ったのは、他でもないミアである。
「ぶっぶー! 時間切れでーす」
その言葉と共に2人の視界を遮ったのは、お茶を運んだ時に使っていた木製のトレイだ。
「モフモフ団の規約により、おにーちゃんと見つめ合えるのは10秒まで! それ以上は好きになっちゃうかもしれないのでダメでーす」
勝手に変な規約を作るなと言いたいところではあるが、ある意味ファインプレーである。
ネストはそれに頬を緩めると、僅かに場の雰囲気が和らいだ。
「……まぁいいわ。なんでこんな事言ってるのかって言うと、ニールセン公から九条の占いの話を聞いたのよ。それで……」
「当たっていたのなら喜ばしい限りですが、すいません。俺は自分の占いに干渉しないと決めているので……」
「もちろんそれも聞いたわ。占いが当たっただけで、九条はそのドラゴンと何の関係もないって言い張るつもりなんでしょ?」
「言い張るとかではなく、関係ないんです。俺はドラゴンがニールセン公を助けるなんて一言も口にしてないんですが……。深読みしすぎなんじゃないですか?」
それに何か反論を言いかけたネストであったが、思いとどまったかのように開けた口を一度閉じると、溜息と共に肩を竦めた。
「そう。わかったわ。そこまで言うなら信じましょう。……その代わりと言っちゃなんだけど、私の事も占ってくれない?」
それは本当に信じたのかと、疑ってもおかしくはない申し出だ。さすがにそうくるとは思わなかった。
「当たるとは限りませんよ?」
「いいわよ」
「有料ですよ?」
「構わないわ」
「……」
死霊術での占いなぞ出来やしない。レナにした時と同じようにそれっぽく見せかけるしかないのだが、問題は何を伝えるかだ……。
ネストの周りの事で、尚且つ当たっても外れても当たり障りない事象……。
それがパッと思いつけば、苦労はしない。レナの時はこれから起きる出来事をそれっぽく濁した言い方に変えただけ。今回は全くの無から作り出さなければならないのだ。
「どうしたの? 早くしてよ」
ひとまずは外す方向で考えよう。的中率を上げ過ぎて「自分の事を占って危機回避すればいいのに……」とかツッコまれても面倒だ。
魔法書から適当な頭蓋骨を取り出しテーブルに置く。蝋燭に火をつけ頭蓋骨に蝋を垂らすと、その上に蝋燭を静かに立てた。
そんな簡単な動作でさえゆっくりこなす。もちろんその間に占いの答えを考えているのだ。
「準備は出来ました」
答えの準備は出来てない。
ジッとドクロを見つめ、エアろくろを回しながらも、ぶつぶつと呪文を唱える。
「その呪文……どこかで聞いたことがあるような……」
そりゃそうだろう。バイスとネストに炭鉱の案内を頼まれた時、ダウジングで使っていたものと同じ般若心経である。
「ホアァァァタァァ!!」
頃合いを見計らってこれでもかと奇声を上げると、驚きのあまり椅子から転げ落ちそうになるネスト。
同時に隣の部屋からは何か重量物を落としたような物音が。
「急に大きい声出さないでよ……」
それを無視し、ドクロに立つ蝋燭の炎をジッと睨みつける。もちろん未来なぞ見えるはずもなく、見えているのは炎越しのネストの胸元だ。
「……ネストさんの身近な人に良くないことが起こるカモ? 人生の岐路に立たされた時は本能に従うと良いでしょう。明日の天気は、曇り時々晴れ。ラッキーアイテムは食堂のA定食。ラッキーカラーは#0054a6です」
それを聞いて勢いよく立ち上がるネスト。
「ちょっと! レナの時はそんなんじゃなかったでしょ!? なんて言うかこう……ちょっとふわっとしすぎじゃないかしら!?」
「そうですか? 占いなんてこんなもんでしょう?」
「それにラッキーカラーのしゃーぷ00……。既に色じゃないじゃない!」
「さぁ? 俺は死者達の声を代弁しているだけなので、何の事かはサッパリ……。あっ、具体的には青みたいですよ?」
「本当に真面目にやったんでしょうね!?」
「もちろんです。これ以上いちゃもんを付けられると死者達が怒り出しちゃいますよ? 具体的に言うと寝ている時、枕元に立ったりするかも?」
その顔はどう考えても納得していない。ネストから出た大きなため息は、本日何度目だろうか?
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