367 / 633
第367話 報酬の使い道
しおりを挟む
虫の鳴き声が耳障りにも感じる真夜中。俺はアレックスを連れ出し、ある場所へと向かっていた。
「九条さん。一体何処へ?」
「いいから黙ってついて来い」
他にも色々と言いたそうな顔をしているが、こんな時間にコソコソと人目を盗んでの移動である。恐らくは感付いているだろう。
屋敷を出ると、向かった先は使用人達の宿舎。その炊事場から地下の食料貯蔵庫に入ると、ズラリと並ぶ酒瓶を横目に長い通路を歩いて行く。
その先にはランプの光を掲げる何者かが立っていた。
「レナ!」
「アレックス!!」
そこにいたのはレナを引き連れたニールセン公。レナが使用人の制服を着用しているのは変装の為だ。
2人はお互いの姿を確認すると、薄暗く長い廊下のど真ん中で熱い抱擁を交わした。
その様子を見て、うんうんと深く頷くニールセン公は幸せそうで結構なのだが、この後色々と説明しなければならないのは理解しているのだろうか?
「アレックスには本当の事を話すとしても、その他招待客にはなんて説明するんです? 神の力で生き返ったとか適当なこと言わないでくださいよ?」
その言い訳は、レストール卿のところで1度痛い目を見ているのでやめていただきたい。
レナは今のところ死んでいる設定である。そのまま結婚式を中断し、後でひっそり結婚式を挙げればよいものをニールセン公はどうしても諦めたくないと言うのだ。
「死んだのはレナの影武者だった……というのはどうだろう?」
「それはちょっと都合が良すぎやしませんか? それだと招待客全員を騙していたということになりますが……」
「がっはっは。任せておけ。こう見えても公爵。無理矢理にでも納得させてやるわ!」
「まぁ、それで皆さんを説得出来るのであれば俺は構いませんけど……」
豪快と言うか、雑と言うか……。とは言え、それが出来るほどの権力を持っているのだから、任せた方が楽な事には変わりない。
俺に迷惑が掛からないように処理してくれれば、正直なんだっていいのだ。
「九条さん!」
一頻り抱き合い、ちゅっちゅした後に駆け寄って来たのはアレックスとレナ。
ニールセン公同様幸せそうではあるのだが、俺にはそれが眩しすぎて胸やけがしそうである。
「レナを守ってくれてありがとうございました! まさかあの死体が作り物だったなんて……」
「いや、こちらこそすまない。仲間外れにする気はなかったんだが、第2王女の目が厳しくてな……」
「レナから聞きました。ですが九条さんのヒントと、このブレスレットのおかげで気付けたんです! 九条さんなら僕と同じようにレナを生き返らせることが出来るんじゃないかと……。結果は少し違いましたけど」
「あーあれな。実は生き返らせたわけじゃないんだ……」
「どういうことです?」
「今だから言うが、お前は死んでなかったんだ。気絶している状態の身体から魂だけを抜き出し、それを元に戻しただけだったんだよ」
「そうだったんですか!?」
「ああ。死んだと思っただろう? 自分で自分の身体を見下ろす感覚はどうだった?」
「最悪に決まってるじゃないですか! ……でも、そのおかげで今の僕がある……。なんというか……自分に素直になれました……」
「そこに気付けたのなら、お前は俺が思っているよりずっと成長している。自分の進むべき道を間違うな――とは言わないが、以前よりも周りが見えているからこそ最善の選択ができるはずだ」
「はい!」
「まぁ、俺も人の事は言えんがな」
近年稀にみる良い返事に、アレックスと一緒になって笑顔を浮かべる。
今のタイミングであれば、アレックスも理解してくれるだろうと思ったからこそ明かした真実。
生き返らせたと勘違いさせ続けるのも、良心が咎める。それに、お互いにとっても良くないと判断した結果だ。
いずれ今回のような事件が起きてしまった時、俺を当てにされても困るのである。
「では、自分は邪魔でしょうしこの辺で。今後の事は後程……」
自室へと戻り夜を明かす。目は覚めているものの、束の間の休息とばかりにベッドでゴロゴロと寝転んだままの俺とミア。
後は結婚式を待つばかり。暫くはゆっくりできると思ったのだが、そうは問屋が卸さない。
聞こえてきたのは複数人の足音。案の定自室の扉がノックされると、俺は横になったまま声を上げた。
「へーい。開いてまーす」
扉が開くと、そこにいたのはいつもの面々。ニールセン公は言わずもがな。バイスにネストにシャーリーにアーニャ。第4王女のリリーに、その護衛を務める従魔達とヒルバークだ。
「うぇーい。おつかれぇい!」
本当に本心でそう思っているのかと、疑わしくも気さくな声を上げたのはバイス。
「そう思ってるなら、少しはゆっくりさせてくださいよ……」
気だるそうに体を起こし溜息をつきながらも愚痴をこぼすと、白狐の隣でリリーはクスクスと控えめな笑顔を見せていた。
それは全ての不安が取り除かれたような柔らかな表情であり、俺もようやく肩の荷が下ろせると本当の意味で気を抜くことが出来たのだ。
「九条。貴殿にはまたしても助けられてしまった。なんと礼をすればよいか……」
俺の目の前に出て来たかと思えば、頭を下げたニールセン公。その礼儀正しい振る舞いは一目置く所ではあるが、昨日の今日でコレである。
ひとまずの脅威は去ったのだから、家族団欒でも楽しんでゆっくりすればいいのに、誠実というか几帳面というか……。
大勢の招待客にヴィルヘルムや第2王女の事。その全てを取り仕切っていたのだから相当忙しかったはずなのに、そんな慌ただしさを微塵も感じさせないのは、流石であると言わざるを得ない。
「結果そうなりましたが、俺はリリー王女への恩を返したに過ぎません。それにフェルス砦の事もありますし……」
「そんなものは新しく建て直せば済む話だ。しかし、人の命はそうじゃない。九条には感謝してもしきれん。なんでも望む物をやろう。何かないか?」
砦の再建費用は、目も当てられない金額になるだろう。そう思うと、首を縦には振りにくい。
補償を求められることはないと思っていたが、報酬を貰えるとも思ってはいなかった。
むしろその逆で、何かで補填した方がいいのではないかと考えていたくらいである。
「九条の事だから、どうせいらないって言うんでしょ?」
さすがはシャーリー。俺の事をよくわかっている。
「えっ? 九条がいらないなら私が貰ってもいい?」
「ダメに決まってんだろ!」「ダメに決まってんでしょ!」
アーニャの正直すぎる提案に、シャーリーとの見事な調和を見せるツッコミ。
全く手伝っていない――と言うわけでもないので貰う権利もあるとは思うが、少なくとも自分から言い出していいレベルでないことは確かであり、少しは遠慮するべきだ。
とは言え、この流れは良くない気もする。知人であればタダ働きをしてくれる――なんて思われるのは心外だ。加えて言うならシャーリーの思い通りになるもの癪である。
「うーん、そうですね……。毎回タダ働きというのもアレなんで……何かないか探してみます」
何を希望するべきか……。長期休暇を――と言いたいところではあるが、それをニールセン公に求めても無駄だろう。
いや、言えばギルドに圧力をかけてくれそうではあるが、そこまでしてもらう訳にもいくまい。
「えっ!? どしたの九条!? 何か悪い物でも食べた?」
「そんなに驚くことかよ……」
その反応も今までの事を鑑みれば当然なのかもしれないが、決してボランティアが趣味な訳ではないのだ。
「それはそうとニールセン公。ヴィルヘルムの処分は?」
「うむ。ヴィルヘルムは処刑……と言いたいところではあるが、捕虜扱いが妥当だろう。身柄の引き渡しを条件にすれば、停戦も含め交渉は有利に進められるはず。ひとまずは陛下次第だが、意見があれば言ってくれ。陛下に進言しておこう」
「いえ。第2王女の処分も含めて、事後処理は全てニールセン公にお任せしますよ」
「そうか。ならばそうしよう。今回の事はグリンダ様の事も含め、全て陛下に報告するつもりだ」
「まぁ、妥当でしょうね」
「うむ。一国の王女とは言え、今回ばかりは度が過ぎる。内乱とまではいかずとも、国家反逆に抵触する事案。さすがの私でも黙認はできん」
「出来ればもう顔を合わせるのはご遠慮願いたいですね。正直ろくなことがない……」
「実に耳が痛い話ではあるが、今回は流石に厳しい処罰を申し付けるに違いなかろう。実の娘とは言え、甘い裁定では他の貴族達に示しがつかんからな」
申し訳なさそうに頭を掻くニールセン公。これで第2王女に下される処分が厳しくなければ、不満の1つでも言ってやりたいくらいではあるが、正直それすらも面倒臭い。
そもそも俺は冒険者なのだ。ちょっと貴族に知り合いが多い一般人なだけである。貴族じゃあるまいし、政に口を出す気は端からないのである。
「九条さん。一体何処へ?」
「いいから黙ってついて来い」
他にも色々と言いたそうな顔をしているが、こんな時間にコソコソと人目を盗んでの移動である。恐らくは感付いているだろう。
屋敷を出ると、向かった先は使用人達の宿舎。その炊事場から地下の食料貯蔵庫に入ると、ズラリと並ぶ酒瓶を横目に長い通路を歩いて行く。
その先にはランプの光を掲げる何者かが立っていた。
「レナ!」
「アレックス!!」
そこにいたのはレナを引き連れたニールセン公。レナが使用人の制服を着用しているのは変装の為だ。
2人はお互いの姿を確認すると、薄暗く長い廊下のど真ん中で熱い抱擁を交わした。
その様子を見て、うんうんと深く頷くニールセン公は幸せそうで結構なのだが、この後色々と説明しなければならないのは理解しているのだろうか?
「アレックスには本当の事を話すとしても、その他招待客にはなんて説明するんです? 神の力で生き返ったとか適当なこと言わないでくださいよ?」
その言い訳は、レストール卿のところで1度痛い目を見ているのでやめていただきたい。
レナは今のところ死んでいる設定である。そのまま結婚式を中断し、後でひっそり結婚式を挙げればよいものをニールセン公はどうしても諦めたくないと言うのだ。
「死んだのはレナの影武者だった……というのはどうだろう?」
「それはちょっと都合が良すぎやしませんか? それだと招待客全員を騙していたということになりますが……」
「がっはっは。任せておけ。こう見えても公爵。無理矢理にでも納得させてやるわ!」
「まぁ、それで皆さんを説得出来るのであれば俺は構いませんけど……」
豪快と言うか、雑と言うか……。とは言え、それが出来るほどの権力を持っているのだから、任せた方が楽な事には変わりない。
俺に迷惑が掛からないように処理してくれれば、正直なんだっていいのだ。
「九条さん!」
一頻り抱き合い、ちゅっちゅした後に駆け寄って来たのはアレックスとレナ。
ニールセン公同様幸せそうではあるのだが、俺にはそれが眩しすぎて胸やけがしそうである。
「レナを守ってくれてありがとうございました! まさかあの死体が作り物だったなんて……」
「いや、こちらこそすまない。仲間外れにする気はなかったんだが、第2王女の目が厳しくてな……」
「レナから聞きました。ですが九条さんのヒントと、このブレスレットのおかげで気付けたんです! 九条さんなら僕と同じようにレナを生き返らせることが出来るんじゃないかと……。結果は少し違いましたけど」
「あーあれな。実は生き返らせたわけじゃないんだ……」
「どういうことです?」
「今だから言うが、お前は死んでなかったんだ。気絶している状態の身体から魂だけを抜き出し、それを元に戻しただけだったんだよ」
「そうだったんですか!?」
「ああ。死んだと思っただろう? 自分で自分の身体を見下ろす感覚はどうだった?」
「最悪に決まってるじゃないですか! ……でも、そのおかげで今の僕がある……。なんというか……自分に素直になれました……」
「そこに気付けたのなら、お前は俺が思っているよりずっと成長している。自分の進むべき道を間違うな――とは言わないが、以前よりも周りが見えているからこそ最善の選択ができるはずだ」
「はい!」
「まぁ、俺も人の事は言えんがな」
近年稀にみる良い返事に、アレックスと一緒になって笑顔を浮かべる。
今のタイミングであれば、アレックスも理解してくれるだろうと思ったからこそ明かした真実。
生き返らせたと勘違いさせ続けるのも、良心が咎める。それに、お互いにとっても良くないと判断した結果だ。
いずれ今回のような事件が起きてしまった時、俺を当てにされても困るのである。
「では、自分は邪魔でしょうしこの辺で。今後の事は後程……」
自室へと戻り夜を明かす。目は覚めているものの、束の間の休息とばかりにベッドでゴロゴロと寝転んだままの俺とミア。
後は結婚式を待つばかり。暫くはゆっくりできると思ったのだが、そうは問屋が卸さない。
聞こえてきたのは複数人の足音。案の定自室の扉がノックされると、俺は横になったまま声を上げた。
「へーい。開いてまーす」
扉が開くと、そこにいたのはいつもの面々。ニールセン公は言わずもがな。バイスにネストにシャーリーにアーニャ。第4王女のリリーに、その護衛を務める従魔達とヒルバークだ。
「うぇーい。おつかれぇい!」
本当に本心でそう思っているのかと、疑わしくも気さくな声を上げたのはバイス。
「そう思ってるなら、少しはゆっくりさせてくださいよ……」
気だるそうに体を起こし溜息をつきながらも愚痴をこぼすと、白狐の隣でリリーはクスクスと控えめな笑顔を見せていた。
それは全ての不安が取り除かれたような柔らかな表情であり、俺もようやく肩の荷が下ろせると本当の意味で気を抜くことが出来たのだ。
「九条。貴殿にはまたしても助けられてしまった。なんと礼をすればよいか……」
俺の目の前に出て来たかと思えば、頭を下げたニールセン公。その礼儀正しい振る舞いは一目置く所ではあるが、昨日の今日でコレである。
ひとまずの脅威は去ったのだから、家族団欒でも楽しんでゆっくりすればいいのに、誠実というか几帳面というか……。
大勢の招待客にヴィルヘルムや第2王女の事。その全てを取り仕切っていたのだから相当忙しかったはずなのに、そんな慌ただしさを微塵も感じさせないのは、流石であると言わざるを得ない。
「結果そうなりましたが、俺はリリー王女への恩を返したに過ぎません。それにフェルス砦の事もありますし……」
「そんなものは新しく建て直せば済む話だ。しかし、人の命はそうじゃない。九条には感謝してもしきれん。なんでも望む物をやろう。何かないか?」
砦の再建費用は、目も当てられない金額になるだろう。そう思うと、首を縦には振りにくい。
補償を求められることはないと思っていたが、報酬を貰えるとも思ってはいなかった。
むしろその逆で、何かで補填した方がいいのではないかと考えていたくらいである。
「九条の事だから、どうせいらないって言うんでしょ?」
さすがはシャーリー。俺の事をよくわかっている。
「えっ? 九条がいらないなら私が貰ってもいい?」
「ダメに決まってんだろ!」「ダメに決まってんでしょ!」
アーニャの正直すぎる提案に、シャーリーとの見事な調和を見せるツッコミ。
全く手伝っていない――と言うわけでもないので貰う権利もあるとは思うが、少なくとも自分から言い出していいレベルでないことは確かであり、少しは遠慮するべきだ。
とは言え、この流れは良くない気もする。知人であればタダ働きをしてくれる――なんて思われるのは心外だ。加えて言うならシャーリーの思い通りになるもの癪である。
「うーん、そうですね……。毎回タダ働きというのもアレなんで……何かないか探してみます」
何を希望するべきか……。長期休暇を――と言いたいところではあるが、それをニールセン公に求めても無駄だろう。
いや、言えばギルドに圧力をかけてくれそうではあるが、そこまでしてもらう訳にもいくまい。
「えっ!? どしたの九条!? 何か悪い物でも食べた?」
「そんなに驚くことかよ……」
その反応も今までの事を鑑みれば当然なのかもしれないが、決してボランティアが趣味な訳ではないのだ。
「それはそうとニールセン公。ヴィルヘルムの処分は?」
「うむ。ヴィルヘルムは処刑……と言いたいところではあるが、捕虜扱いが妥当だろう。身柄の引き渡しを条件にすれば、停戦も含め交渉は有利に進められるはず。ひとまずは陛下次第だが、意見があれば言ってくれ。陛下に進言しておこう」
「いえ。第2王女の処分も含めて、事後処理は全てニールセン公にお任せしますよ」
「そうか。ならばそうしよう。今回の事はグリンダ様の事も含め、全て陛下に報告するつもりだ」
「まぁ、妥当でしょうね」
「うむ。一国の王女とは言え、今回ばかりは度が過ぎる。内乱とまではいかずとも、国家反逆に抵触する事案。さすがの私でも黙認はできん」
「出来ればもう顔を合わせるのはご遠慮願いたいですね。正直ろくなことがない……」
「実に耳が痛い話ではあるが、今回は流石に厳しい処罰を申し付けるに違いなかろう。実の娘とは言え、甘い裁定では他の貴族達に示しがつかんからな」
申し訳なさそうに頭を掻くニールセン公。これで第2王女に下される処分が厳しくなければ、不満の1つでも言ってやりたいくらいではあるが、正直それすらも面倒臭い。
そもそも俺は冒険者なのだ。ちょっと貴族に知り合いが多い一般人なだけである。貴族じゃあるまいし、政に口を出す気は端からないのである。
11
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる