314 / 616
第314話 2人のプラチナプレート
しおりを挟む
俺達が別室へと案内され、女王に対する批判がある程度収まったところで部屋の扉がノックされる。
「はい」
返事と共に開かれた扉。そこに立っていたのは蒼いローブのハイエルフの女性。胸に輝くプラチナプレートは存在感抜群だ。
声には出さずとも、皆が衝撃を受けているだろうことは肌で感じ取れる。
「失礼する。モ……私はイーミアル。まずは当依頼をお受けいただき感謝する」
「も?」
ミアが不思議そうに聞き返す。確かにそこは気になった。プラチナプレートに吸われていた意識がそちらへと向き、つい声に出てしまったのだろう。
一応は依頼主である。失礼があってはならないと、大きく咳ばらいをして誤魔化すと、膝上のミアをどけて立ち上がる。
「はじめまして。九条と申します」
慣れで差し出してしまった右手を急いで引っ込め、胸に手を当て頭を下げる。
イーミアルはそれに何の反応も示さず、ただ座るようにと促された。
まさかプラチナプレート冒険者が依頼主だとは思わず面食らってしまったが、イーミアルが泡沫夢幻の白波と呼ばれる冒険者なのだろう。
雰囲気は、ちょっとキツそうなおねぇさんと言ったところか……。やや釣り目で強い口調が気にはなるが、気分を害するほどじゃない。
同じプラチナであれば立場は対等と考えるのは普通のこと。王族や貴族相手の堅苦しい雰囲気よりは若干マシである。
「では、今回の依頼について話す前に、先程の書状には合意されたという事でよろしいな?」
「はい。問題ありません。元よりそのつもりです」
俺は人間だ。信用されていないことは理解しているが、一応はプラチナの冒険者。仕事に関して手を抜くつもりはなく、自分の立場は弁えているつもりである。
「よろしい。ならば依頼の話に移らせていただく。モ……お前達は我等エルフ族とドワーフ族との確執については知っているな?」
「も?」
……ミアはひとまずスルーだ。
「詳しくはありませんが、小耳にはさんだ程度には……」
「ふむ。まぁいいだろう。モ……お前達が向かう先はヤート村だ。ここからだと北西に位置するサザンゲイアの村になる」
「も?」
他言無用だと約束させたのは調査対象が自国の村ではないからで、冒険者に頼んだのも自分達で勝手に調査することが出来ないからだろう。許可が下りないか、そもそも知られたくないものなのか……。
エルフとドワーフが友好関係ではないなら、隠しておきたいのも道理。たとえバレたとしても、冒険者を切り捨てるのは簡単だ。
それよりも気になるのはミア……ではなく、アニタである。村の名前を聞いて、表情を変えた。一瞬だが怒りにも似た強張りを見せたのだ。
「どうした? 何か知ってるのか?」
「ううん。聞いたことがあるだけ……」
気のせいか、今は至って普通の表情。サザンゲイアがホームなら名前くらい聞いた事もあるのだろう。そんなことより今はイーミアルに集中しなければ。
「我が国がサザンゲイアとの国交を断絶したのは知っていると思うが、その原因がドワーフ族によって起こされたものだ」
「それは聞きました。伐採の禁止区域で……」
「いや、それは既に解決した。……違うな。解決しかかっていたというべきか……」
含みのある言い方をしつつも言葉を詰まらせたイーミアルは、視線を落とし口元を手で押さえた。
さすがはハイエルフである。悩む女性といった雰囲気はそれだけで様になっている。
「何と言えばいいのか……。我々も一枚岩ではない。数十年前の話が最近だと感じてしまうのは、我等エルフが長寿である弊害ではあるが、サザンゲイアとの協議は何度も行ってきた。そしてそれが実を結ぶはずだったのが8年前の話……」
「では、何か問題が?」
「ああ。8年前、調印式は無事に終わり、一時は規制緩和がされたんだ。だがそれはたったの1日だけだった。その日、フェルヴェフルールに賊が入り込み、その容疑を掛けられているのがドワーフ共なのだ」
「それで? それが俺の仕事に関係があるんですか?」
正直言ってエルフとドワーフの抗争になぞ興味はない。女王やイーミアルの態度から俺達があまり歓迎されていないことは明らかであるし、自由に街中を歩くことも許されない今、長居は無用である。
パパっと仕事を終わらせて、お土産を買ったらさっさと帰るのが1番だ。もちろんアニタのマナポーションも忘れてはいない。
そんな俺に目を丸くしたイーミアルは、怒るでもなく唖然としていた。
「……お前……意外とドライだな……。ここはもっと……こう食いつく場面じゃないか?」
不躾な目を向けるイーミアル。
「仕事に一途なんですよ」
適当に当たり障りなく答える。お前達には興味がないと言ってやりたいが、機嫌を損ねるわけにもいくまい。
「まぁいい。一応関係のある話だから聞け。その盗まれた物というのが白い仮面だ。主に祭具として使われていた古い物だが、我々はその行方を追っているのだ」
「それが、今回の調査に関係があると?」
「そうだ。賊の逃げた方向にあった村がヤート村。廃村となった時期も一致し無関係とも思えない。モ……お前等は村へと趣き死者達の言葉に耳を傾け、そして何としてもその仮面を取り戻すのだ!」
「も?」
これ以上喋らないようにと、そっとミアの口元を押さえ、真っ直ぐにイーミアルを見据えた。
「わかりました。お断りします」
「はぇ?」
素っ頓狂な声を上げるイーミアル。得意満面でビシッと俺の事を指差すのは構わないが、話が違う。
「なぜだ!?」
「いやいや。俺が受けたのは村の調査であり、仮面の捜索ではないのですが?」
「いや……。確かにそうだが、それはネロの仮面の行方を探すためのもので、ついでに……」
ある意味予想通りで苦笑するしかない。それを言うなら逆である。
「ペロだかマロだかは知りませんけど、逆でしょう? 仮面の捜索に村の調査が必要なら理解できますが、村の調査で仮面の在処がわかったのなら、その捜索は別の方にお願いして下さい。ギルドだって別物の依頼だと判定しますよ?」
それには、ミアとシャロンも黙って頷く。
「ぐぬぬ……。わかった……。新たに依頼を出せば受けてくれるのだな?」
「いや、観光もできないようなので。当初の依頼が完了したら帰ります。別の方に頼んで下さい。死人以外は専門外なので……」
「お前には、人の心がないのか!?」
まさかエルフに人の心を説かれるとは思わず、一瞬時が止まったかのように静止してしまったが、そこまで言うなら逆にエルフの心を教えていただきたいものである。
事情を知る者がそのまま依頼を引き継げば、新たな冒険者を探す時間も短縮でき説明する手間も省けて一石二鳥と考えるのは道理だが、俺はミアの笑顔の為に依頼を受けたのであって、本来はカネを貰ってもやらない仕事であるのだ。そこは勘違いしてほしくない。
報酬が5倍になろうが10倍になろうが、依頼受注の権利はこちら側にあるのだ。
「ないっすね……」
それを聞いたイーミアルは、机を叩き立ち上がる。その表情は、憤りながらも焦っている様子が窺えるほど。
冷静な分析で申し訳ないが、なんというか感情が多彩で愉快な人だ。
「よしわかった! モフぅ……お前達が街中で自由に動けるようエルメロード様に掛け合ってやる。ちょっと待ってろ!」
そしてイーミアルは、そのまま部屋を飛び出していったのである。
「もふぅ?」
「はい」
返事と共に開かれた扉。そこに立っていたのは蒼いローブのハイエルフの女性。胸に輝くプラチナプレートは存在感抜群だ。
声には出さずとも、皆が衝撃を受けているだろうことは肌で感じ取れる。
「失礼する。モ……私はイーミアル。まずは当依頼をお受けいただき感謝する」
「も?」
ミアが不思議そうに聞き返す。確かにそこは気になった。プラチナプレートに吸われていた意識がそちらへと向き、つい声に出てしまったのだろう。
一応は依頼主である。失礼があってはならないと、大きく咳ばらいをして誤魔化すと、膝上のミアをどけて立ち上がる。
「はじめまして。九条と申します」
慣れで差し出してしまった右手を急いで引っ込め、胸に手を当て頭を下げる。
イーミアルはそれに何の反応も示さず、ただ座るようにと促された。
まさかプラチナプレート冒険者が依頼主だとは思わず面食らってしまったが、イーミアルが泡沫夢幻の白波と呼ばれる冒険者なのだろう。
雰囲気は、ちょっとキツそうなおねぇさんと言ったところか……。やや釣り目で強い口調が気にはなるが、気分を害するほどじゃない。
同じプラチナであれば立場は対等と考えるのは普通のこと。王族や貴族相手の堅苦しい雰囲気よりは若干マシである。
「では、今回の依頼について話す前に、先程の書状には合意されたという事でよろしいな?」
「はい。問題ありません。元よりそのつもりです」
俺は人間だ。信用されていないことは理解しているが、一応はプラチナの冒険者。仕事に関して手を抜くつもりはなく、自分の立場は弁えているつもりである。
「よろしい。ならば依頼の話に移らせていただく。モ……お前達は我等エルフ族とドワーフ族との確執については知っているな?」
「も?」
……ミアはひとまずスルーだ。
「詳しくはありませんが、小耳にはさんだ程度には……」
「ふむ。まぁいいだろう。モ……お前達が向かう先はヤート村だ。ここからだと北西に位置するサザンゲイアの村になる」
「も?」
他言無用だと約束させたのは調査対象が自国の村ではないからで、冒険者に頼んだのも自分達で勝手に調査することが出来ないからだろう。許可が下りないか、そもそも知られたくないものなのか……。
エルフとドワーフが友好関係ではないなら、隠しておきたいのも道理。たとえバレたとしても、冒険者を切り捨てるのは簡単だ。
それよりも気になるのはミア……ではなく、アニタである。村の名前を聞いて、表情を変えた。一瞬だが怒りにも似た強張りを見せたのだ。
「どうした? 何か知ってるのか?」
「ううん。聞いたことがあるだけ……」
気のせいか、今は至って普通の表情。サザンゲイアがホームなら名前くらい聞いた事もあるのだろう。そんなことより今はイーミアルに集中しなければ。
「我が国がサザンゲイアとの国交を断絶したのは知っていると思うが、その原因がドワーフ族によって起こされたものだ」
「それは聞きました。伐採の禁止区域で……」
「いや、それは既に解決した。……違うな。解決しかかっていたというべきか……」
含みのある言い方をしつつも言葉を詰まらせたイーミアルは、視線を落とし口元を手で押さえた。
さすがはハイエルフである。悩む女性といった雰囲気はそれだけで様になっている。
「何と言えばいいのか……。我々も一枚岩ではない。数十年前の話が最近だと感じてしまうのは、我等エルフが長寿である弊害ではあるが、サザンゲイアとの協議は何度も行ってきた。そしてそれが実を結ぶはずだったのが8年前の話……」
「では、何か問題が?」
「ああ。8年前、調印式は無事に終わり、一時は規制緩和がされたんだ。だがそれはたったの1日だけだった。その日、フェルヴェフルールに賊が入り込み、その容疑を掛けられているのがドワーフ共なのだ」
「それで? それが俺の仕事に関係があるんですか?」
正直言ってエルフとドワーフの抗争になぞ興味はない。女王やイーミアルの態度から俺達があまり歓迎されていないことは明らかであるし、自由に街中を歩くことも許されない今、長居は無用である。
パパっと仕事を終わらせて、お土産を買ったらさっさと帰るのが1番だ。もちろんアニタのマナポーションも忘れてはいない。
そんな俺に目を丸くしたイーミアルは、怒るでもなく唖然としていた。
「……お前……意外とドライだな……。ここはもっと……こう食いつく場面じゃないか?」
不躾な目を向けるイーミアル。
「仕事に一途なんですよ」
適当に当たり障りなく答える。お前達には興味がないと言ってやりたいが、機嫌を損ねるわけにもいくまい。
「まぁいい。一応関係のある話だから聞け。その盗まれた物というのが白い仮面だ。主に祭具として使われていた古い物だが、我々はその行方を追っているのだ」
「それが、今回の調査に関係があると?」
「そうだ。賊の逃げた方向にあった村がヤート村。廃村となった時期も一致し無関係とも思えない。モ……お前等は村へと趣き死者達の言葉に耳を傾け、そして何としてもその仮面を取り戻すのだ!」
「も?」
これ以上喋らないようにと、そっとミアの口元を押さえ、真っ直ぐにイーミアルを見据えた。
「わかりました。お断りします」
「はぇ?」
素っ頓狂な声を上げるイーミアル。得意満面でビシッと俺の事を指差すのは構わないが、話が違う。
「なぜだ!?」
「いやいや。俺が受けたのは村の調査であり、仮面の捜索ではないのですが?」
「いや……。確かにそうだが、それはネロの仮面の行方を探すためのもので、ついでに……」
ある意味予想通りで苦笑するしかない。それを言うなら逆である。
「ペロだかマロだかは知りませんけど、逆でしょう? 仮面の捜索に村の調査が必要なら理解できますが、村の調査で仮面の在処がわかったのなら、その捜索は別の方にお願いして下さい。ギルドだって別物の依頼だと判定しますよ?」
それには、ミアとシャロンも黙って頷く。
「ぐぬぬ……。わかった……。新たに依頼を出せば受けてくれるのだな?」
「いや、観光もできないようなので。当初の依頼が完了したら帰ります。別の方に頼んで下さい。死人以外は専門外なので……」
「お前には、人の心がないのか!?」
まさかエルフに人の心を説かれるとは思わず、一瞬時が止まったかのように静止してしまったが、そこまで言うなら逆にエルフの心を教えていただきたいものである。
事情を知る者がそのまま依頼を引き継げば、新たな冒険者を探す時間も短縮でき説明する手間も省けて一石二鳥と考えるのは道理だが、俺はミアの笑顔の為に依頼を受けたのであって、本来はカネを貰ってもやらない仕事であるのだ。そこは勘違いしてほしくない。
報酬が5倍になろうが10倍になろうが、依頼受注の権利はこちら側にあるのだ。
「ないっすね……」
それを聞いたイーミアルは、机を叩き立ち上がる。その表情は、憤りながらも焦っている様子が窺えるほど。
冷静な分析で申し訳ないが、なんというか感情が多彩で愉快な人だ。
「よしわかった! モフぅ……お前達が街中で自由に動けるようエルメロード様に掛け合ってやる。ちょっと待ってろ!」
そしてイーミアルは、そのまま部屋を飛び出していったのである。
「もふぅ?」
10
お気に入りに追加
369
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
パーティ追放が進化の条件?! チートジョブ『道化師』からの成り上がり。
荒井竜馬
ファンタジー
『第16回ファンタジー小説大賞』奨励賞受賞作品
あらすじ
勢いが凄いと話題のS級パーティ『黒龍の牙』。そのパーティに所属していた『道化師見習い』のアイクは突然パーティを追放されてしまう。
しかし、『道化師見習い』の進化条件がパーティから独立をすることだったアイクは、『道化師見習い』から『道化師』に進化する。
道化師としてのジョブを手に入れたアイクは、高いステータスと新たなスキルも手に入れた。
そして、見習いから独立したアイクの元には助手という女の子が現れたり、使い魔と契約をしたりして多くのクエストをこなしていくことに。
追放されて良かった。思わずそう思ってしまうような世界がアイクを待っていた。
成り上がりとざまぁ、後は異世界で少しゆっくりと。そんなファンタジー小説。
ヒロインは6話から登場します。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる