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第284話 傷心のシャーリー
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次の日の夜。ギルドに顔を出したのは他でもない九条である。2匹の魔獣を引き連れてのご来店だ。
恐らくはシャーリーが九条を説得してくれたのだろう。自分の謝罪を聞いてくれる気になったのだと思い、掲示板を見つめる九条に急ぎ声を掛けた。
「九条様! お久しぶりで御座います」
「ん? ああ、誰だっけ?」
引きつった表情を一瞬の内に笑顔に変えた。
「アハハ……。九条様も人が悪い。御冗談が過ぎます。このギルドの支部長を務めておりますノーマンで御座います」
「ああ。思い出した。ノルディックを殺した俺が嫌いなんだったよな?」
「いえいえ。そんな滅相もない。あの時のわたくしの目は曇っておりました。周囲の噂話なぞに流されギルドを預かる支部長として情けない限り。今では海よりも深く反省し、是非謝罪をさせていただきたく……」
「必要ない。お前の謝罪を聞く為に立ち寄った訳じゃないからな」
「……それでは何か御用でしょうか? 九条様の頼みでしたらなんでも……」
「必要ないと言っているだろ。依頼を受けに来た訳じゃない。待ち合わせをしているだけだ」
「待ち合わせ……でございますか?」
眉をひそめる。恐らくはシャーリーに違いない。ゴールドへと昇格したのを聞きつけ、祝いに来たのだろう。
それくらいなら問題はないが、顔なじみだからと何度もシャーリーを連れていかれるのも考え物だ。
どうせパーティを組むなら、ウチのギルドで依頼を受けてもらいたい。
とは言え、それも時間の問題だ。シャーリーに厳しめな依頼を頼めば必ず九条に助けを求めるだろう。
それを何度か繰り返せば、コット村とベルモントの往復は面倒だからと、いずれは九条もこのギルドに移籍を考えるはずだ。
フィリップ亡き今、シャーリーが頼れるのは九条しかいないのだ。さすがの九条もシャーリーの頼みを断りはすまい。
そんなことを考えていると、丁度良くシャーリーがギルドへと姿を見せた。噂をすればなんとやらだ。
「こんばんわシャーリー。九条様がお待ちですよ?」
「はぁ? なんで?」
「なんでって……。待ち合わせをしているのでは?」
その時だ。はしゃぐような声と共にギルドの職員通用口から出て来た女性に目を奪われた。
「九条さぁん。待ちましたぁ?」
大きく手を振り小走りで駆け寄って来たのはシャロンである。
ギルドの制服から着替え、その恰好は普段着とは思えない少々気合の入った出で立ち。
「いや、俺も今来たところだ」
振り向いた先には、先程とは打って変わって満面の笑みを浮かべる九条。
「えっ!?」
状況が飲み込めず、つい声が出てしまった。
シャロンはそのままの勢いで九条の腕に抱きつくと、2人はギルドを出て行ってしまったのだ。
シャーリーはそれに見向きもせず、依頼掲示板を眺めていた。
その表情は無理に平静を装っているようにも見えたのである。
良く見るとシャーリーは冒険者スタイル。これからデートや食事に行くような服装ではない。
それに九条から貰ったと噂されていたミスリル製の弓も持たず、いつもの短弓を背負っていた。
「何か言いたい事でもあるの? 人の顔をジロジロ見るの止めてくれない?」
「す……すいません……」
ギルドの裏へと身を隠し、壁に寄りかかると冷静に思考を巡らせた。
シャーリーが九条にフラれた? いや、まさかそんなはずは……。逆の可能性もなくはないが、それはどうでもいい。
シャーリーは昨日から機嫌が悪かった。もしやこれが原因なのか? この2か月の間に一体何があったのだ……。
いや、たまたまなのかもしれない。シャーリーがゴールドに昇格したのは昨日。
今日は先約があっただけ……。近いうちにシャーリーとも必ず……。
それから1週間が経過した。
間違いない。原因は不明だが、九条はシャーリーに飽きたのだ。2人は顔を合わせても挨拶すらしていない。
あれから九条は毎日のようにギルドへとやって来る。
それもシャロンの終業時間に合わせてだ。そして腕を組み、仲睦まじい様子で一緒に帰っていくのである。
シャロンのデスク周りには、数人の職員が集まり色恋話に華を咲かせていた。
「ねぇシャロン。どうやって九条様を射止めたの?」
「えぇー。私は求められたから応えただけで別に何も……。彼から言い寄って来たんだもの」
「いいなぁ。私にもせめてカッコイイ彼氏が出来たらなぁ……」
「最低でもゴールドは必要よねぇ? 男はやっぱり経済力がなきゃぁ」
聞きたくなくても耳に入って来るガールズトークに苛立ちが募る。
「うるさいぞ! 私語をやめて仕事に集中しろ!」
「「はぁい……」」
反抗的な視線とやる気のない返事。ぶつくさと文句を言いながらもぞろぞろと散開していく職員達。
八つ当たりなのは承知の上だ。九条の心変わりの所為で計画が大きく崩れた。とは言え、それに代わる策なぞ思いつくはずがない。
シャーリーの担当を変えようと、シャロンに当たりを強くしていることを九条に知られていたら非常にマズイ。
相変わらず私に対しての九条の機嫌はすこぶる悪く、声すら掛けられない状態だ。
とは言え、このまま見過ごす訳にもいかず、1つの結論を出した。
それは九条の取り込みを諦め、シャーリー1本に絞ること。
九条の機嫌はとっておくが、ベルモントからは早急に出て行ってもらう。
このままギルド内でいちゃいちゃされると、シャーリーがベルモントを出て行ってしまいかねない。
ならば九条よりも、シャーリーを優先すべきである。
「シャロン。今日も九条様は来るのか?」
「はい。その予定ですが……。あっ、残念ですが、私は九条さんには何も伝えませんし取り次ぎもしませんよ? それは業務時間外のことですので」
「わかっている。ただ九条様に話すことができただけだ。少しだけ時間をくれないか?」
「はあ……。九条さんが良ければ……」
シャロンの言った通り、終業時間間際に九条がギルドに顔を出した。
待ってましたと言わんばかりに近寄っていく。もちろん申し訳なさそうに頭を下げながらだ。
「こんばんわ、九条様」
「ああ」
九条は顔すらこちらに向けてはくれない。だが、それも今日までだ。
「本日は九条様に大事なお話がございまして……。少々お時間をいただけないかと……」
「俺にはない。他を当たってくれ」
「重々承知のうえで御座います。ですがシャロンのことについてなのですが……」
九条の眉がピクリと反応を見せ、まずは餌に食いついたと内心ほくそ笑んだ。
「お時間は取らせませんので、何卒……」
「はぁ。わかった。少しだけだぞ」
諦めたように溜息をつく九条を応接室へと案内する。
扉を開けると、お茶を啜っているシャロンがソファに腰掛けていた。
その隣に九条が座り、シャロンはその腕に抱きついた。
2人の嬉しそうな笑顔に不満を募らせるも、ぐっと堪え反対側のソファへと座る。
「で? 話と言うのは?」
「はい。九条様は最近、シャロンと仲がよろしいようで」
「それがどうした? お前には関係ないだろ?」
「もちろんでございます。むしろ逆で、私はそのお手伝いをさせていただければと……」
「お手伝いだと?」
「さようです。九条様はコット村がホームですので、こちらのギルドまでご足労願うのも大変かと存じます」
「まあ、そうだな」
「……もし……もし九条様がよろしければ、シャロンの異動を出願してはいかがでしょう?」
元々、シャーリーとシャロンを引き離すつもりだったのだ。そう考えれば一石二鳥。
シャーリーも、自分の男を取られた女のことなぞいつまでも担当にはしたくないだろう。
「……それはシャロンをコット村へ連れて行けということか?」
「まあ……平たく言えばそうなります。プラチナの九条様であれば、その要望を通すことは可能でしょう。私はそれを受理する準備が出来ておりますので、本部が反発することはまずないかと……。もちろんシャロンがそれに同意すればの話ですが……」
九条とシャロンが顔を見合わせると、シャロンは嬉しそうに頷いた。
「ふむ……。悪くない提案だ。だが、何か裏があるんじゃないか?」
「滅相もない! ……ただ……過去の私を許していただければ……」
「やはりな……。だが、いいだろう。その提案気に入った。乗ってやろうじゃないか」
「ありがとうございます九条様! すぐにでもお手続きの方進めさせていただきます!」
そう言った時の九条は、不敵な笑みを浮かべていた。
自分にも九条にもメリットがある提案だった。それが九条に認められ、謝罪も受け入れてもらえたのだ。
故に舞い上がっていた。九条の掌の上で踊らされていただけだとも知らずに……。
恐らくはシャーリーが九条を説得してくれたのだろう。自分の謝罪を聞いてくれる気になったのだと思い、掲示板を見つめる九条に急ぎ声を掛けた。
「九条様! お久しぶりで御座います」
「ん? ああ、誰だっけ?」
引きつった表情を一瞬の内に笑顔に変えた。
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眉をひそめる。恐らくはシャーリーに違いない。ゴールドへと昇格したのを聞きつけ、祝いに来たのだろう。
それくらいなら問題はないが、顔なじみだからと何度もシャーリーを連れていかれるのも考え物だ。
どうせパーティを組むなら、ウチのギルドで依頼を受けてもらいたい。
とは言え、それも時間の問題だ。シャーリーに厳しめな依頼を頼めば必ず九条に助けを求めるだろう。
それを何度か繰り返せば、コット村とベルモントの往復は面倒だからと、いずれは九条もこのギルドに移籍を考えるはずだ。
フィリップ亡き今、シャーリーが頼れるのは九条しかいないのだ。さすがの九条もシャーリーの頼みを断りはすまい。
そんなことを考えていると、丁度良くシャーリーがギルドへと姿を見せた。噂をすればなんとやらだ。
「こんばんわシャーリー。九条様がお待ちですよ?」
「はぁ? なんで?」
「なんでって……。待ち合わせをしているのでは?」
その時だ。はしゃぐような声と共にギルドの職員通用口から出て来た女性に目を奪われた。
「九条さぁん。待ちましたぁ?」
大きく手を振り小走りで駆け寄って来たのはシャロンである。
ギルドの制服から着替え、その恰好は普段着とは思えない少々気合の入った出で立ち。
「いや、俺も今来たところだ」
振り向いた先には、先程とは打って変わって満面の笑みを浮かべる九条。
「えっ!?」
状況が飲み込めず、つい声が出てしまった。
シャロンはそのままの勢いで九条の腕に抱きつくと、2人はギルドを出て行ってしまったのだ。
シャーリーはそれに見向きもせず、依頼掲示板を眺めていた。
その表情は無理に平静を装っているようにも見えたのである。
良く見るとシャーリーは冒険者スタイル。これからデートや食事に行くような服装ではない。
それに九条から貰ったと噂されていたミスリル製の弓も持たず、いつもの短弓を背負っていた。
「何か言いたい事でもあるの? 人の顔をジロジロ見るの止めてくれない?」
「す……すいません……」
ギルドの裏へと身を隠し、壁に寄りかかると冷静に思考を巡らせた。
シャーリーが九条にフラれた? いや、まさかそんなはずは……。逆の可能性もなくはないが、それはどうでもいい。
シャーリーは昨日から機嫌が悪かった。もしやこれが原因なのか? この2か月の間に一体何があったのだ……。
いや、たまたまなのかもしれない。シャーリーがゴールドに昇格したのは昨日。
今日は先約があっただけ……。近いうちにシャーリーとも必ず……。
それから1週間が経過した。
間違いない。原因は不明だが、九条はシャーリーに飽きたのだ。2人は顔を合わせても挨拶すらしていない。
あれから九条は毎日のようにギルドへとやって来る。
それもシャロンの終業時間に合わせてだ。そして腕を組み、仲睦まじい様子で一緒に帰っていくのである。
シャロンのデスク周りには、数人の職員が集まり色恋話に華を咲かせていた。
「ねぇシャロン。どうやって九条様を射止めたの?」
「えぇー。私は求められたから応えただけで別に何も……。彼から言い寄って来たんだもの」
「いいなぁ。私にもせめてカッコイイ彼氏が出来たらなぁ……」
「最低でもゴールドは必要よねぇ? 男はやっぱり経済力がなきゃぁ」
聞きたくなくても耳に入って来るガールズトークに苛立ちが募る。
「うるさいぞ! 私語をやめて仕事に集中しろ!」
「「はぁい……」」
反抗的な視線とやる気のない返事。ぶつくさと文句を言いながらもぞろぞろと散開していく職員達。
八つ当たりなのは承知の上だ。九条の心変わりの所為で計画が大きく崩れた。とは言え、それに代わる策なぞ思いつくはずがない。
シャーリーの担当を変えようと、シャロンに当たりを強くしていることを九条に知られていたら非常にマズイ。
相変わらず私に対しての九条の機嫌はすこぶる悪く、声すら掛けられない状態だ。
とは言え、このまま見過ごす訳にもいかず、1つの結論を出した。
それは九条の取り込みを諦め、シャーリー1本に絞ること。
九条の機嫌はとっておくが、ベルモントからは早急に出て行ってもらう。
このままギルド内でいちゃいちゃされると、シャーリーがベルモントを出て行ってしまいかねない。
ならば九条よりも、シャーリーを優先すべきである。
「シャロン。今日も九条様は来るのか?」
「はい。その予定ですが……。あっ、残念ですが、私は九条さんには何も伝えませんし取り次ぎもしませんよ? それは業務時間外のことですので」
「わかっている。ただ九条様に話すことができただけだ。少しだけ時間をくれないか?」
「はあ……。九条さんが良ければ……」
シャロンの言った通り、終業時間間際に九条がギルドに顔を出した。
待ってましたと言わんばかりに近寄っていく。もちろん申し訳なさそうに頭を下げながらだ。
「こんばんわ、九条様」
「ああ」
九条は顔すらこちらに向けてはくれない。だが、それも今日までだ。
「本日は九条様に大事なお話がございまして……。少々お時間をいただけないかと……」
「俺にはない。他を当たってくれ」
「重々承知のうえで御座います。ですがシャロンのことについてなのですが……」
九条の眉がピクリと反応を見せ、まずは餌に食いついたと内心ほくそ笑んだ。
「お時間は取らせませんので、何卒……」
「はぁ。わかった。少しだけだぞ」
諦めたように溜息をつく九条を応接室へと案内する。
扉を開けると、お茶を啜っているシャロンがソファに腰掛けていた。
その隣に九条が座り、シャロンはその腕に抱きついた。
2人の嬉しそうな笑顔に不満を募らせるも、ぐっと堪え反対側のソファへと座る。
「で? 話と言うのは?」
「はい。九条様は最近、シャロンと仲がよろしいようで」
「それがどうした? お前には関係ないだろ?」
「もちろんでございます。むしろ逆で、私はそのお手伝いをさせていただければと……」
「お手伝いだと?」
「さようです。九条様はコット村がホームですので、こちらのギルドまでご足労願うのも大変かと存じます」
「まあ、そうだな」
「……もし……もし九条様がよろしければ、シャロンの異動を出願してはいかがでしょう?」
元々、シャーリーとシャロンを引き離すつもりだったのだ。そう考えれば一石二鳥。
シャーリーも、自分の男を取られた女のことなぞいつまでも担当にはしたくないだろう。
「……それはシャロンをコット村へ連れて行けということか?」
「まあ……平たく言えばそうなります。プラチナの九条様であれば、その要望を通すことは可能でしょう。私はそれを受理する準備が出来ておりますので、本部が反発することはまずないかと……。もちろんシャロンがそれに同意すればの話ですが……」
九条とシャロンが顔を見合わせると、シャロンは嬉しそうに頷いた。
「ふむ……。悪くない提案だ。だが、何か裏があるんじゃないか?」
「滅相もない! ……ただ……過去の私を許していただければ……」
「やはりな……。だが、いいだろう。その提案気に入った。乗ってやろうじゃないか」
「ありがとうございます九条様! すぐにでもお手続きの方進めさせていただきます!」
そう言った時の九条は、不敵な笑みを浮かべていた。
自分にも九条にもメリットがある提案だった。それが九条に認められ、謝罪も受け入れてもらえたのだ。
故に舞い上がっていた。九条の掌の上で踊らされていただけだとも知らずに……。
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