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第237話 日常
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「さて、今日はどこに食べにいこっか?」
ギルドを出た道すがら、気の向くままにぶらぶらと街中を歩き始めるシャーリーとシャロン。
「そうですね……。いつもはファンテーブルですけど、たまには静かなお店にしましょうか」
「いいわね」
「少々値は張りますけど、いいお店を知ってるんです」
シャロンに連れられた店は、大通りから少し奥まった場所にある所謂隠れ家的な店。
落ち着いた大人の雰囲気を漂わせる白と黒を基調としたシックなレストラン。さながらバーのようでもある。
冒険者達が集まり酒を飲みながら騒ぐファンテーブルとは真逆のお店と言っても差し支えないだろう。
注文を取りに来たスーツ姿の男性は、店員というより執事といった佇まい。
この街にこんな店があったのかと舌を巻くシャーリー。さすがギルド職員と言うべきか、多くの冒険者を相手にするだけあって情報通なのも頷ける。
「シャーリー。支部長からはなんて?」
「九条に謝っておいてくれってさ。虫がいいわよね。あれだけ嫌ってたのに心を入れ替えたんだって。怪しい事この上ないわ」
「ぷっ……。そんなこと言ってたのね」
「どうせなんか裏があるんでしょ?」
「ええ。シャーリーは九条さんの噂、知ってる?」
「九条の噂と言われてもねぇ……。どっちのことやら……。悪い方? 良い方?」
「良い方かな? ウチのギルド的には悪い方になるけど」
「あー、なるほどね。なんとなくわかっちゃった気がするわ……。結局噂話に踊らされてるんじゃない。何が噂話に流されずにぃ……よ」
「九条さん、第4王女様のナイトに選ばれたんでしょ? それでウチの支部長ビビっちゃってんのよ。ナイトと言えば侯爵様と肩を並べるくらいだし、そのまま結婚なんてこともあり得るんじゃないの? 九条さんがその気になれば、ウチの支部長なんかすぐ辺境に飛ばされるだろうしね」
それを想像し、クスクスと笑顔を見せるシャロン。久しぶりに腹を割って話せる相手との貴重な時間だ。その微笑みは、気兼ねない相手だからこそ見ることの出来る表情であった。
「残念だけどそれは単なる噂で、九条はナイトになんてならないわよ?」
「そうなの?」
「ええ。本人と王女様から直接聞いてるからね。証拠はないけど」
「九条さんの身近にいるシャーリーがそう言うんだからそうなんでしょ。そんなこと疑わないわよ」
シャロンもシャーリーとは長い付き合いだ。それをこれっぽっちも疑ってはいないが、だからこそ気付いた事もあった。
九条の結婚という言葉に、ほんの僅かに見せた動揺をシャロンが見逃すはずがない。
「で、結局のところ九条さんはどんな感じ?」
「どんなって……? シャロン。あなたまだ九条の担当狙ってるの?」
「違う違う。そうじゃなくって、シャーリーと九条さんの仲がどれくらい進展したのかってこと」
「ちょ、何言い出すのよ!? どうもこうも何もないわよ。……助けてもらった恩があるのは知ってるでしょ? それがきっかけでパーティに1回誘われただけじゃない。九条はレンジャーが必要だから顔見知りだった私が丁度良かったってだけだし、グリムロックだって武器を新調しようと思っていた所にタイミングよく九条が行くって言うから同行させてもらっただけで……」
「で、そんな高価そうな弓をプレゼントされたと……」
「違うってば! 確かに九条と一緒にいたから作って貰えた武器ではあるけど、貰ったんじゃないんだって! ホントなんだから!」
「ふぅん……」
ニヤニヤと不敵な笑みを浮かべるシャロンだが、シャーリーの気持ちはなんとなくわかっていた。
九条へと向けるシャーリーの視線が、他の者へ向けるものとは違うことくらいお見通しである。
「いや、まぁ言いたいことはわかるけどね。自分でも驚いてるもん。オーダーメイドのフルスクラッチなんてシルバーの冒険者が持ってること自体おかしいもの。勘違いされても仕方ないわ」
「まぁ、そういうことにしといてあげる」
「だーかーらぁ……」
「それで? 次はいつ会うの? 良かったら私も連れてってよ」
「……決まってない……」
僅かに曇るシャーリーの表情。それは出かけようと思っていたのに雨が降って来てしまった程度の落胆。恐らくは無意識に出てしまったものだ。
「そうなの?」
「九条は自分から進んで依頼を受けるタイプじゃないからね。早くても暖かくなったらって言ってた」
「そっか。じゃぁ暫く会えないのは残念ね」
「うん……」
「ぷぷっ……。やっぱり会いたいんじゃない」
「あっ……ちがっ……」
シャーリーの顔が真っ赤に染まる。その焦りようを見ながら飲む酒は格別だ。
これは1ヵ月近く音信不通であったシャーリーへの罰である。当然の報いだ。
必至の言い訳を涼しい顔で聞き流しながらも、また同じ席で食事を楽しむことが出来たことをシャロンは心から喜んでいた。
冒険者という職業柄、死はとても身近にあるものだ。昨日まで元気だった者が、1枚のプレートとなって帰還することなど日常茶飯事。
行方不明者は数知れず、捜索隊を出してもその帰還率は10%にも満たないと言われているほど低い。
そんな仕事だからこそ、シャーリーとはもう会えないんじゃないかと諦めかけていた。
ひょっとしたら今日は帰ってきているかもしれない……。そう思い、シャロンは何度もシャーリーの家へと足を運んだ。
そして今日、扉の張り紙が消えていて、中からシャーリーの声が聞こえたのである。これほどまでに嬉しい事はなかった。
シャロンはフィリップを恨んでいた。シャーリーの失踪にフィリップが絡んでいることは明白である。
シャーリーにとってフィリップは大切な仲間なのだろう。だが、シャロンにとってはシャーリーの方が大切な仲間であり、唯一無二の親友なのだ。
「えっ、ちょっと待ってシャロン。今の話の何処に泣くところがあったの!?」
「ごめんなさい。なんだか感極まってしまって……」
何気ない日常の一コマ。2人で食事を楽しむことは良くあること。
最初はただの仕事であった。担当になった冒険者との簡単な座談会。お互いを知ることの第一歩として、たまに食事に誘う程度の感覚だった。
だが、それは何時の間にか変化していたのだ。同じ女性という立場であったからか、それとも気が合ったからなのか……。シャロンにとっては、それが当たり前の日常となっていたのだ。
それがどれだけ自分にとって大切な時間なのかを知り、またその時間が近いうちに奪われてしまうかもしれない不安に駆られていたのである。
「ごめんねシャーリー。話を戻しましょうか」
「……どこまで?」
「九条さんに会いに行きたいところまで」
「ゔっ……。出来れば戻してほしくないなぁ……」
「ダーメっ。真面目な話、そんなに会いたいならコット村に引っ越しちゃえば?」
「まぁ、考えたこともあったけど、担当が変わるのはちょっと……」
「あら、嬉しい事言ってくれるじゃない」
「シャロンは私が初心者の頃からの担当だしね。今更別の人が担当になるのも……」
残念ながらシャーリーはシルバーの冒険者。プラチナとは違い専属担当という訳にはいかない。
依頼でもない限り、九条のように好き勝手に担当を連れ回すことは出来ないのだ。
「じゃぁ担当が変わらなければいいんだ?」
「まぁそうだけど……。どういうこと? シャロンがコット村に異動にでもならない限り無理じゃない? 異動申請したとして、そんなに簡単に通るものなの?」
「まぁ、無理でしょうね……」
「慰めの為に言ってくれたんでしょうけど、気持ちだけ受け取っておくわ。ありがとね」
それにほんの少しの笑顔を向けると、シャロンはすぐに視線を落とし、その表情を曇らせる。
「もし……もしよ? 私がコット村に異動になったらシャーリーはついて来てくれる?」
「そんな夢物語みたいな……」
「私は真剣だけど?」
「本気? ……まぁ、いいわ。王都だろうがコット村だろうが何処へでもついて行ってあげる」
「そう。じゃあ近いうちにシャーリーには指名の依頼が入ると思うから、しばらくは遠出しないでね?」
「どういう事? 何企んでるの?」
「ふふっ……。ひ・み・つ」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべるシャロン。さすがのシャーリーもそれには警戒せざるを得なかったが、久しぶりのシャロンとの交流だ。楽しまなければ損である。
シャーリーはシャロンとの食事に多幸感を覚え、シャロンは戻って来た日常を謳歌する。
2人の楽しそうな会話は、店の閉店時間を忘れてしまうほどに続いていた。
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「そうですね……。いつもはファンテーブルですけど、たまには静かなお店にしましょうか」
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シャロンに連れられた店は、大通りから少し奥まった場所にある所謂隠れ家的な店。
落ち着いた大人の雰囲気を漂わせる白と黒を基調としたシックなレストラン。さながらバーのようでもある。
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この街にこんな店があったのかと舌を巻くシャーリー。さすがギルド職員と言うべきか、多くの冒険者を相手にするだけあって情報通なのも頷ける。
「シャーリー。支部長からはなんて?」
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「ええ。シャーリーは九条さんの噂、知ってる?」
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「九条さん、第4王女様のナイトに選ばれたんでしょ? それでウチの支部長ビビっちゃってんのよ。ナイトと言えば侯爵様と肩を並べるくらいだし、そのまま結婚なんてこともあり得るんじゃないの? 九条さんがその気になれば、ウチの支部長なんかすぐ辺境に飛ばされるだろうしね」
それを想像し、クスクスと笑顔を見せるシャロン。久しぶりに腹を割って話せる相手との貴重な時間だ。その微笑みは、気兼ねない相手だからこそ見ることの出来る表情であった。
「残念だけどそれは単なる噂で、九条はナイトになんてならないわよ?」
「そうなの?」
「ええ。本人と王女様から直接聞いてるからね。証拠はないけど」
「九条さんの身近にいるシャーリーがそう言うんだからそうなんでしょ。そんなこと疑わないわよ」
シャロンもシャーリーとは長い付き合いだ。それをこれっぽっちも疑ってはいないが、だからこそ気付いた事もあった。
九条の結婚という言葉に、ほんの僅かに見せた動揺をシャロンが見逃すはずがない。
「で、結局のところ九条さんはどんな感じ?」
「どんなって……? シャロン。あなたまだ九条の担当狙ってるの?」
「違う違う。そうじゃなくって、シャーリーと九条さんの仲がどれくらい進展したのかってこと」
「ちょ、何言い出すのよ!? どうもこうも何もないわよ。……助けてもらった恩があるのは知ってるでしょ? それがきっかけでパーティに1回誘われただけじゃない。九条はレンジャーが必要だから顔見知りだった私が丁度良かったってだけだし、グリムロックだって武器を新調しようと思っていた所にタイミングよく九条が行くって言うから同行させてもらっただけで……」
「で、そんな高価そうな弓をプレゼントされたと……」
「違うってば! 確かに九条と一緒にいたから作って貰えた武器ではあるけど、貰ったんじゃないんだって! ホントなんだから!」
「ふぅん……」
ニヤニヤと不敵な笑みを浮かべるシャロンだが、シャーリーの気持ちはなんとなくわかっていた。
九条へと向けるシャーリーの視線が、他の者へ向けるものとは違うことくらいお見通しである。
「いや、まぁ言いたいことはわかるけどね。自分でも驚いてるもん。オーダーメイドのフルスクラッチなんてシルバーの冒険者が持ってること自体おかしいもの。勘違いされても仕方ないわ」
「まぁ、そういうことにしといてあげる」
「だーかーらぁ……」
「それで? 次はいつ会うの? 良かったら私も連れてってよ」
「……決まってない……」
僅かに曇るシャーリーの表情。それは出かけようと思っていたのに雨が降って来てしまった程度の落胆。恐らくは無意識に出てしまったものだ。
「そうなの?」
「九条は自分から進んで依頼を受けるタイプじゃないからね。早くても暖かくなったらって言ってた」
「そっか。じゃぁ暫く会えないのは残念ね」
「うん……」
「ぷぷっ……。やっぱり会いたいんじゃない」
「あっ……ちがっ……」
シャーリーの顔が真っ赤に染まる。その焦りようを見ながら飲む酒は格別だ。
これは1ヵ月近く音信不通であったシャーリーへの罰である。当然の報いだ。
必至の言い訳を涼しい顔で聞き流しながらも、また同じ席で食事を楽しむことが出来たことをシャロンは心から喜んでいた。
冒険者という職業柄、死はとても身近にあるものだ。昨日まで元気だった者が、1枚のプレートとなって帰還することなど日常茶飯事。
行方不明者は数知れず、捜索隊を出してもその帰還率は10%にも満たないと言われているほど低い。
そんな仕事だからこそ、シャーリーとはもう会えないんじゃないかと諦めかけていた。
ひょっとしたら今日は帰ってきているかもしれない……。そう思い、シャロンは何度もシャーリーの家へと足を運んだ。
そして今日、扉の張り紙が消えていて、中からシャーリーの声が聞こえたのである。これほどまでに嬉しい事はなかった。
シャロンはフィリップを恨んでいた。シャーリーの失踪にフィリップが絡んでいることは明白である。
シャーリーにとってフィリップは大切な仲間なのだろう。だが、シャロンにとってはシャーリーの方が大切な仲間であり、唯一無二の親友なのだ。
「えっ、ちょっと待ってシャロン。今の話の何処に泣くところがあったの!?」
「ごめんなさい。なんだか感極まってしまって……」
何気ない日常の一コマ。2人で食事を楽しむことは良くあること。
最初はただの仕事であった。担当になった冒険者との簡単な座談会。お互いを知ることの第一歩として、たまに食事に誘う程度の感覚だった。
だが、それは何時の間にか変化していたのだ。同じ女性という立場であったからか、それとも気が合ったからなのか……。シャロンにとっては、それが当たり前の日常となっていたのだ。
それがどれだけ自分にとって大切な時間なのかを知り、またその時間が近いうちに奪われてしまうかもしれない不安に駆られていたのである。
「ごめんねシャーリー。話を戻しましょうか」
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「九条さんに会いに行きたいところまで」
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「ダーメっ。真面目な話、そんなに会いたいならコット村に引っ越しちゃえば?」
「まぁ、考えたこともあったけど、担当が変わるのはちょっと……」
「あら、嬉しい事言ってくれるじゃない」
「シャロンは私が初心者の頃からの担当だしね。今更別の人が担当になるのも……」
残念ながらシャーリーはシルバーの冒険者。プラチナとは違い専属担当という訳にはいかない。
依頼でもない限り、九条のように好き勝手に担当を連れ回すことは出来ないのだ。
「じゃぁ担当が変わらなければいいんだ?」
「まぁそうだけど……。どういうこと? シャロンがコット村に異動にでもならない限り無理じゃない? 異動申請したとして、そんなに簡単に通るものなの?」
「まぁ、無理でしょうね……」
「慰めの為に言ってくれたんでしょうけど、気持ちだけ受け取っておくわ。ありがとね」
それにほんの少しの笑顔を向けると、シャロンはすぐに視線を落とし、その表情を曇らせる。
「もし……もしよ? 私がコット村に異動になったらシャーリーはついて来てくれる?」
「そんな夢物語みたいな……」
「私は真剣だけど?」
「本気? ……まぁ、いいわ。王都だろうがコット村だろうが何処へでもついて行ってあげる」
「そう。じゃあ近いうちにシャーリーには指名の依頼が入ると思うから、しばらくは遠出しないでね?」
「どういう事? 何企んでるの?」
「ふふっ……。ひ・み・つ」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべるシャロン。さすがのシャーリーもそれには警戒せざるを得なかったが、久しぶりのシャロンとの交流だ。楽しまなければ損である。
シャーリーはシャロンとの食事に多幸感を覚え、シャロンは戻って来た日常を謳歌する。
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