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第226話 悪魔の剣
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九条の予想は当たっていた。と言っても確信はなかった。
アレックスに聞いた報酬額では、犯罪に手を染めるリスクには見合わない。仲間を裏切るには安すぎるのだ。
フィリップが金目的でないのなら、何がフィリップを動かしているのか。それをシャーリー、ネスト、バイスの3人と協議した結果、浮かび上がってきた本来の目的と言うのが魔剣の存在であったのだ。
確かにフィリップは魔剣に興味を示していた。バイスとネストが魔法書を探す為にこのダンジョンを訪れた時も、それがあればこそ無謀な戦いにも挑むだろうと言っていたのを覚えている。
九条は、それを放っておいても構わないと思っていた。フィリップがデュラハンに勝てるはずがないのだ。ダンジョンの底に1体の死体が出来上がるだけ。
最悪の場合、封印の扉を閉じてしまえば出口はなくなる。炭鉱のマップもなければそう簡単には出られない。だが、それを止めたのは他でもないシャーリーであった。最後のチャンスを上げてほしいと九条に懇願したのだ。
自分が魔剣を諦めさせるから、命だけは取らないでくれと。力尽くでも止めて見せると。
九条がそれを是としたのは、その気持ちがわかるからだ。例えミアが魔剣を狙っていたとしても、九条はミアを諦めないだろう。
だからこそ迷っていた。シャーリーを送り出すことは簡単だが、失敗した時の事を考えるとやめた方がいいのは確実。シャーリーを見殺しには出来ない。
「何もせず後悔するより、やって後悔したほうがいい」
シャーリーがそう言った時、九条はそれに共感しシャーリーに任せてみようと決心した。その言葉の意味が、仏教の経典に書かれている一節に似ていたからだ。
『前後際断』それは、前である過去と後である未来が、別物であるという教えだ。
故に、過去はどうあがいても変えられず、未来がどうなるかは恐れてもしかたがない。とにかく今に最善を尽くすべきだ、という考え方だ。
とは言え、いつまでもフィリップを野放しには出来ない。故に明確な最終ラインを決め、それを超えたらフィリップは諦めるということでシャーリーと合意した。
少ない時間で作戦を立て、後はシャーリー次第。それでもフィリップが諦める確率は低いだろうと、誰もがそう感じていた。
――――――――――
「シャーリー。それをこっちへ寄越せ。……そうだ、それを持って一緒に逃げよう。隣の魔獣はシャーリーの言うことを聞くように命令されているんだろ? それは九条の元に返してやればいい。どうだ? 悪い話じゃないはずだ」
言っていることに行動が伴っていない。シャーリーの元へとゆっくり迫るフィリップは、手を差し伸べながらも腰の剣を抜いていた。
「なんで!? どうして言う事を聞いてくれないの!?」
「言うことを聞かないのはお前の方だ、シャーリー……」
「そう……。なら仕方ない。力尽くで止めて見せる」
「やってみろ……。ゴールドの俺に敵うとでも思っているのか!?」
シャーリーは立ち上がると腰の矢筒から1本の矢をつがえ、フィリップに狙いを定めた。
それでもフィリップは止まる気配を見せず、鋭くシャーリーを睨みつけていた。
シャーリーから打ち出された1本の矢がフィリップ目掛けて射出されるも、それは所謂威嚇射撃。
当てるつもりのないものだ。シャーリーはその後の動きで、フィリップの本気度を測ろうとした。
射出した瞬間、その行方を確認することなくシャーリーは近くの柱へと身を隠す。
攻撃の瞬間こそ最大の隙が出来るからだ。弓を使っているなら尚更である。フィリップが次の矢をつがえる隙を逃すはずがない。
気付くとフィリップは迫り来る矢を躱し、玉座の前へと詰めていた。そこはシャーリーが数秒前までいた所。本気で踏み込んできていることは明白である。
「やるじゃないかシャーリー。腕を上げたな……」
「ありがと。あんたと違って私はちゃんと鍛錬してるからね」
話すということは、相手に自分の位置を教えていることに他ならない。それが不利な事はシャーリーにもわかっている。だが、目的はフィリップを殺す事ではない。口にしなければ思いは伝わらないのだ。
ガシャリガシャリと近づいて来る金属音。瞬発力ならフィリップが上。持久力ならシャーリーが上だ。
柱の影に隠れつつ、ヒット&アウェイを繰り返すしかシャーリーに勝ち目はないのだが、相手はフィリップ。それは読まれているだろう。
(ホント、やりづらいなぁ……)
ワダツミに加勢してもらえれば、すぐにでもフィリップをねじ伏せることが出来るが、それでは意味がないのだ。
次の矢を構え、柱から姿を見せると同時に、それを放つ。
「”リジェクトショット”!」
そしてすぐ次の柱へと身を潜め、息を殺して神経を研ぎ澄ます。
「シャーリー……可哀想に。こんなダンジョンの底で見張り番なんかさせられて……。九条は酷い奴だ。なんでそんな奴の言うことを聞くんだ。弱みでも握られているのか?」
「違う! これは自分で志願したこと! あんたの目を覚まさせてやる為にね! ”スパイラルショット”!!」
フィリップの間合いに入らないよう。矢を放ち、更に別の柱へと走るも手応えはない。
代わりに聞こえてきたのは全く別の鈍い金属音が2つ。そして足音が聞こえなくなった。フィリップは、具足を脱ぎ捨て足音を消したのだ。
「チッ……」
漏れる舌打ち。トラッキングは役に立たない。近くに大きな反応が3つもあるからだ。
人間相手はやりづらい。しかも、フィリップはシャーリーのやり方を熟知している。
(だが、それはこちらも同じこと……)
「俺が魔剣を使えば、九条さえも凌駕するとは思わないか?」
「九条はあんたが思っているよりずっと強い!」
「そんなにか……。じゃぁ益々このチャンスを逃す手はないな……」
刹那、シャーリーは近くに殺気を感じて、後方へと飛んだ。
閃く太刀筋。それが巨大な柱に傷をつけ、火花を散らす。
「これを躱すか……。マジでやるようになったなシャーリー……」
ほんの少しでも反応が遅れていたら、シャーリーの首は無くなっていてもおかしくはなかった。
(そしたら私もデュラハンになっちゃうのかな……?)
なんて余計な事を考えている暇はない。具足を脱ぎ捨て、多少身軽になったとはいえハーフプレートの鎧に盾と剣まで持っていてこの速度だ。
腐ってもゴールド。やはり瞬発力ではフィリップに一日の長がある。
(フィリップは本気だ……。甘さは捨てないと……)
距離をとる為、走り出そうと足に力を入れたシャーリーであったが、それが地を蹴ることはなかった。
味わった事のない衝撃、まるで壁にタックルでもされたかのような打撃を受けたシャーリーは、体中の臓器が揺さぶられるような感覚に襲われ、強烈な眩暈を引き起こす。
一瞬の内に目の前に現れたのはフィリップの盾。それを激しく打ちつけられたのである。
「あうッ!?」
それでもそこから離れようと力を入れるも足は縺れ、その場に前から倒れ込む。緩んだ手のひらからヨルムンガンドが零れ落ち、それは手を伸ばしても届かない。
「ぐっ!?」
喉元に突きつけられるロングソード。現実は非情である。最初からわかっていた事ではあった。どう考えても適性相性は最悪で、しかも相手は格上だ。
「終わりだ、シャーリー。お前が最後のチャンスをくれたように、俺もお前に最後のチャンスをやろう。魔剣の在処を話し、俺と共に来い」
「冗談はやめて。九条を裏切るくらいなら死を選ぶわ」
「そんなに九条がいいのか……」
「違う! そうじゃないでしょ!? 確かに九条は嫌いじゃない。でもそれとこれとは別なの! そもそもあなたのやり方が間違ってるって言ってるのにまだ気づかないの!?」
「わかってるよ。だが、在処もわからない物を一から探すより、殺してでも奪い取った方が早いだろ?」
「全然わかってない! ここで私を殺し、魔剣を奪ったところで九条から逃げ切れるわけがない!」
「やってみなきゃわからんだろ?」
「わかる! あなたは九条の強さがわかってない! こんなつまらないことで命を失ってもいいの!?」
「大丈夫だ。魔剣さえあれば俺は負けない」
何を言っても効果はなかった。それはある種の呪いのようなもの。
そもそも魔剣の定義とはなんなのか。魔法の力を宿しているから? それとも悪魔の剣だからだろうか。
シャーリーから見ればそれは後者だ。魔剣に心を奪われたフィリップは、既に以前のフィリップではないのだから。
「さよならだ。シャーリー」
アレックスに聞いた報酬額では、犯罪に手を染めるリスクには見合わない。仲間を裏切るには安すぎるのだ。
フィリップが金目的でないのなら、何がフィリップを動かしているのか。それをシャーリー、ネスト、バイスの3人と協議した結果、浮かび上がってきた本来の目的と言うのが魔剣の存在であったのだ。
確かにフィリップは魔剣に興味を示していた。バイスとネストが魔法書を探す為にこのダンジョンを訪れた時も、それがあればこそ無謀な戦いにも挑むだろうと言っていたのを覚えている。
九条は、それを放っておいても構わないと思っていた。フィリップがデュラハンに勝てるはずがないのだ。ダンジョンの底に1体の死体が出来上がるだけ。
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自分が魔剣を諦めさせるから、命だけは取らないでくれと。力尽くでも止めて見せると。
九条がそれを是としたのは、その気持ちがわかるからだ。例えミアが魔剣を狙っていたとしても、九条はミアを諦めないだろう。
だからこそ迷っていた。シャーリーを送り出すことは簡単だが、失敗した時の事を考えるとやめた方がいいのは確実。シャーリーを見殺しには出来ない。
「何もせず後悔するより、やって後悔したほうがいい」
シャーリーがそう言った時、九条はそれに共感しシャーリーに任せてみようと決心した。その言葉の意味が、仏教の経典に書かれている一節に似ていたからだ。
『前後際断』それは、前である過去と後である未来が、別物であるという教えだ。
故に、過去はどうあがいても変えられず、未来がどうなるかは恐れてもしかたがない。とにかく今に最善を尽くすべきだ、という考え方だ。
とは言え、いつまでもフィリップを野放しには出来ない。故に明確な最終ラインを決め、それを超えたらフィリップは諦めるということでシャーリーと合意した。
少ない時間で作戦を立て、後はシャーリー次第。それでもフィリップが諦める確率は低いだろうと、誰もがそう感じていた。
――――――――――
「シャーリー。それをこっちへ寄越せ。……そうだ、それを持って一緒に逃げよう。隣の魔獣はシャーリーの言うことを聞くように命令されているんだろ? それは九条の元に返してやればいい。どうだ? 悪い話じゃないはずだ」
言っていることに行動が伴っていない。シャーリーの元へとゆっくり迫るフィリップは、手を差し伸べながらも腰の剣を抜いていた。
「なんで!? どうして言う事を聞いてくれないの!?」
「言うことを聞かないのはお前の方だ、シャーリー……」
「そう……。なら仕方ない。力尽くで止めて見せる」
「やってみろ……。ゴールドの俺に敵うとでも思っているのか!?」
シャーリーは立ち上がると腰の矢筒から1本の矢をつがえ、フィリップに狙いを定めた。
それでもフィリップは止まる気配を見せず、鋭くシャーリーを睨みつけていた。
シャーリーから打ち出された1本の矢がフィリップ目掛けて射出されるも、それは所謂威嚇射撃。
当てるつもりのないものだ。シャーリーはその後の動きで、フィリップの本気度を測ろうとした。
射出した瞬間、その行方を確認することなくシャーリーは近くの柱へと身を隠す。
攻撃の瞬間こそ最大の隙が出来るからだ。弓を使っているなら尚更である。フィリップが次の矢をつがえる隙を逃すはずがない。
気付くとフィリップは迫り来る矢を躱し、玉座の前へと詰めていた。そこはシャーリーが数秒前までいた所。本気で踏み込んできていることは明白である。
「やるじゃないかシャーリー。腕を上げたな……」
「ありがと。あんたと違って私はちゃんと鍛錬してるからね」
話すということは、相手に自分の位置を教えていることに他ならない。それが不利な事はシャーリーにもわかっている。だが、目的はフィリップを殺す事ではない。口にしなければ思いは伝わらないのだ。
ガシャリガシャリと近づいて来る金属音。瞬発力ならフィリップが上。持久力ならシャーリーが上だ。
柱の影に隠れつつ、ヒット&アウェイを繰り返すしかシャーリーに勝ち目はないのだが、相手はフィリップ。それは読まれているだろう。
(ホント、やりづらいなぁ……)
ワダツミに加勢してもらえれば、すぐにでもフィリップをねじ伏せることが出来るが、それでは意味がないのだ。
次の矢を構え、柱から姿を見せると同時に、それを放つ。
「”リジェクトショット”!」
そしてすぐ次の柱へと身を潜め、息を殺して神経を研ぎ澄ます。
「シャーリー……可哀想に。こんなダンジョンの底で見張り番なんかさせられて……。九条は酷い奴だ。なんでそんな奴の言うことを聞くんだ。弱みでも握られているのか?」
「違う! これは自分で志願したこと! あんたの目を覚まさせてやる為にね! ”スパイラルショット”!!」
フィリップの間合いに入らないよう。矢を放ち、更に別の柱へと走るも手応えはない。
代わりに聞こえてきたのは全く別の鈍い金属音が2つ。そして足音が聞こえなくなった。フィリップは、具足を脱ぎ捨て足音を消したのだ。
「チッ……」
漏れる舌打ち。トラッキングは役に立たない。近くに大きな反応が3つもあるからだ。
人間相手はやりづらい。しかも、フィリップはシャーリーのやり方を熟知している。
(だが、それはこちらも同じこと……)
「俺が魔剣を使えば、九条さえも凌駕するとは思わないか?」
「九条はあんたが思っているよりずっと強い!」
「そんなにか……。じゃぁ益々このチャンスを逃す手はないな……」
刹那、シャーリーは近くに殺気を感じて、後方へと飛んだ。
閃く太刀筋。それが巨大な柱に傷をつけ、火花を散らす。
「これを躱すか……。マジでやるようになったなシャーリー……」
ほんの少しでも反応が遅れていたら、シャーリーの首は無くなっていてもおかしくはなかった。
(そしたら私もデュラハンになっちゃうのかな……?)
なんて余計な事を考えている暇はない。具足を脱ぎ捨て、多少身軽になったとはいえハーフプレートの鎧に盾と剣まで持っていてこの速度だ。
腐ってもゴールド。やはり瞬発力ではフィリップに一日の長がある。
(フィリップは本気だ……。甘さは捨てないと……)
距離をとる為、走り出そうと足に力を入れたシャーリーであったが、それが地を蹴ることはなかった。
味わった事のない衝撃、まるで壁にタックルでもされたかのような打撃を受けたシャーリーは、体中の臓器が揺さぶられるような感覚に襲われ、強烈な眩暈を引き起こす。
一瞬の内に目の前に現れたのはフィリップの盾。それを激しく打ちつけられたのである。
「あうッ!?」
それでもそこから離れようと力を入れるも足は縺れ、その場に前から倒れ込む。緩んだ手のひらからヨルムンガンドが零れ落ち、それは手を伸ばしても届かない。
「ぐっ!?」
喉元に突きつけられるロングソード。現実は非情である。最初からわかっていた事ではあった。どう考えても適性相性は最悪で、しかも相手は格上だ。
「終わりだ、シャーリー。お前が最後のチャンスをくれたように、俺もお前に最後のチャンスをやろう。魔剣の在処を話し、俺と共に来い」
「冗談はやめて。九条を裏切るくらいなら死を選ぶわ」
「そんなに九条がいいのか……」
「違う! そうじゃないでしょ!? 確かに九条は嫌いじゃない。でもそれとこれとは別なの! そもそもあなたのやり方が間違ってるって言ってるのにまだ気づかないの!?」
「わかってるよ。だが、在処もわからない物を一から探すより、殺してでも奪い取った方が早いだろ?」
「全然わかってない! ここで私を殺し、魔剣を奪ったところで九条から逃げ切れるわけがない!」
「やってみなきゃわからんだろ?」
「わかる! あなたは九条の強さがわかってない! こんなつまらないことで命を失ってもいいの!?」
「大丈夫だ。魔剣さえあれば俺は負けない」
何を言っても効果はなかった。それはある種の呪いのようなもの。
そもそも魔剣の定義とはなんなのか。魔法の力を宿しているから? それとも悪魔の剣だからだろうか。
シャーリーから見ればそれは後者だ。魔剣に心を奪われたフィリップは、既に以前のフィリップではないのだから。
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