225 / 633
第225話 フィリップの目的
しおりを挟む
「アレックス様!!」
後方から僅かに聞こえる悲痛な叫び声。
「……死んだか……? 大人しく帰還しておけば良かったものを……」
フィリップは後方を気にしながらも地下8層への階段を駆け降りていた。
「バカが……。リッチになんて勝てるわけないだろ……」
リッチとの戦闘経験なぞあるわけがない。嘘を付いたのは、そこをどうしても通り抜けたかったからだ。
リッチの注意を引き付ける役として、アレックス達を使ったのである。
そもそも最初から魔法学院の試験なぞに興味はなかったのだ。興味があったのは九条のダンジョンに眠っているであろう魔剣の存在ただ1つ。
最初からそのつもりで、合法的にダンジョンへと入れる手段を模索していたのである。
それに学院の試験を利用したのだ。会場がこのダンジョンだと聞いて急遽ギルドに参加を申し込んだ。
そして経験者を探しているアレックスと出会ったのである。さすがは貴族と言うべきか、フィリップにとってはいい隠れ蓑であった。
プラチナプレートである九条が管理するダンジョン。学院の試験に使われるのだから、それほど危険ではなくなっていると踏んだのだ。
ダンジョンで見つけたものは発見者の物。ということは魔剣の所持者も九条になっているはずである。
現にそれを使っているであろう噂は耳にした。灰の蠕虫という巨大なワームを狩った時、バイスとシャーリーが伝説に相当する武器を所持していたのを見ていた冒険者がいたのだ。
緊急討伐隊として参加していたらしいが、その証言には信憑性があった。複数の冒険者からの証言に加え、その武器の見た目が言い伝えと一致していたからである。
そこから導き出した答えは、『炎の魔剣・イフリート』、『風の魔剣・無明殺し』、『剛弓・ヨルムンガンド』であろうということ。
その3つはその昔、黒翼騎士団と言われていた傭兵集団最強の部隊長達が所持していた武器である。
このダンジョンで黒翼騎士団の武器が見つかったのであれば、それら以外の騎士団由来の装備の数々が眠っていてもおかしくはない。
バイスは貴族である為、探りを入れることは出来なかったが、シャーリーは違った。
その討伐以来、ヨルムンガンドを所持していなかったことを考えると、可能性として上がるのは売ったか借りたかだ。
伝説とも言われる武器だ。それを売ったとなれば、その噂が広まってもいいはずなのだが、そんな噂も聞かず、シャーリーの生活環境が変わったようにも見えない。
となると、一緒にいた九条から借りた説が濃厚だろう。
少なくとも伝説級の武器が4つ、このダンジョンに隠されているのだ。まさかこんな近くにあろうとは夢にも思わず、フィリップは心が躍った。
それを探し求める事こそが、自分が冒険者になった理由なのだから。
シャーリーのミスリル製の弓も、アレックスからの報酬も興味はない。あるのは売れば金貨数万枚になるであろう伝説の武器達である。
所有することに意義がある。それを解析し、構造を紐解けば同じ物が作り出せるかもしれない。夢が広がり、フィリップはそれを押さえきれなくなったのだ。
もちろん、それらを九条から奪えばフィリップはお尋ね者だ。ギルドプレートは剥奪され、追われる身となるだろう。
(それが何だというのだ。国外に逃亡し、ひっそりと生きればいいだけだ。元ゴールドプレートの実力があれば、裏稼業の傭兵として生きることも出来る)
それは人生を賭けても狙う価値がある物なのだ。
地下8層を駆け抜け、地下9層への階段を駆け下りる。幸い魔物の気配はない
エンカウントしたとしても、フィリップは全て無視するつもりだった。魔剣を手に入れたら、それで掃除しつつ戻ればいいのだから。
アレックス達の誰かが帰還水晶を使ったと仮定すると、そこで初めて九条はフィリップの行動に気付くことになる。
ダンジョンまで出向いて来るのにかかる時間はおおよそ2時間。フィリップはそれまでに魔剣を奪えばいい。時間的には十分余裕があり、万が一追い詰められたとしてもフィリップには帰還水晶があるのだ。
(コット村には、ネストかバイスが待機してるだろうが、魔剣を持った俺に敵うはずがない……)
フィリップが地下9層へと降り立つと、記憶に残る景色が目の前に広がっていた。
長い1本の通路。その両隣には小部屋が並び、奥には金属製の豪華な扉。
最初に訪れたあの時のどんよりとした重苦しい雰囲気はなく、トラッキングスキルがなくとも強敵がいるような気配は感じなかった。
「……懐かしいな……。あの時は逃げ帰るのがやっとだったが、それを九条は倒したんだろうな……」
最早九条には敵わないだろうと、フィリップは影を落とした。
「あの時はよく逃げられたよ……。ネストなんて確実に死んだと思ったのに……」
そんなネストも、いまや魔法学院の教師だ。
物思いに耽りながら通路を進み、扉のドアノッカーに手を掛けると、重苦しく開く扉。
天井は高く、幾重にも並ぶ巨大な柱が多くの影を作り出す。真っ直ぐ伸びるレッドカーペットは鮮やかで、一点の穢れもない。
その上を慎重に進んで行くと、奥に見えてきたのは大きな玉座。そこには誰も座っていないはずだった。
「…………シャーリー……。ここにいたのか――――」
「フィリップ……」
玉座の隣には一角の狼。九条の従魔だ。
「そうか……。バレバレだったか……」
「フィリップ、もうやめよう? 九条は私が説得した。ここで諦めてくれれば許してくれるから……。だから……」
「それは出来ない相談だ。長年探し求めていた物がここにあるんだ。シャーリー……その手に持っている物だよ。それにどれくらいの価値があるかは知ってるだろ?」
シャーリーが左手に持っているのは剛弓・ヨルムンガンド。九条はフィリップを諦めた。だが、シャーリーは諦めきれなかったのだ。
あんなことがあったのにもかかわらず、まだ更生の余地は残っていると信じていた。……いや、信じたかったのだ。長年ペアとして活動していたのだから。
伝説の武器だってここにある物が全てじゃない。未だ見つかっていない物が世界中に散らばっている。それを新たに探せばいいだけのこと。
(いくら近くにあるからと言って、人の物を奪うなんてフィリップらしくない。いつかはそれを見つけ出し、名を上げてやると夢を語っていたフィリップは、こんなことをする人ではなかったはず……。その一心でゴールドプレートにまでなったのに、そんなことで、それを捨ててしまうの……?)
まだ、やり直せるはずである。シャーリーはそれを証明する為、九条に無理を言ってまでここにいるのだ。
後方から僅かに聞こえる悲痛な叫び声。
「……死んだか……? 大人しく帰還しておけば良かったものを……」
フィリップは後方を気にしながらも地下8層への階段を駆け降りていた。
「バカが……。リッチになんて勝てるわけないだろ……」
リッチとの戦闘経験なぞあるわけがない。嘘を付いたのは、そこをどうしても通り抜けたかったからだ。
リッチの注意を引き付ける役として、アレックス達を使ったのである。
そもそも最初から魔法学院の試験なぞに興味はなかったのだ。興味があったのは九条のダンジョンに眠っているであろう魔剣の存在ただ1つ。
最初からそのつもりで、合法的にダンジョンへと入れる手段を模索していたのである。
それに学院の試験を利用したのだ。会場がこのダンジョンだと聞いて急遽ギルドに参加を申し込んだ。
そして経験者を探しているアレックスと出会ったのである。さすがは貴族と言うべきか、フィリップにとってはいい隠れ蓑であった。
プラチナプレートである九条が管理するダンジョン。学院の試験に使われるのだから、それほど危険ではなくなっていると踏んだのだ。
ダンジョンで見つけたものは発見者の物。ということは魔剣の所持者も九条になっているはずである。
現にそれを使っているであろう噂は耳にした。灰の蠕虫という巨大なワームを狩った時、バイスとシャーリーが伝説に相当する武器を所持していたのを見ていた冒険者がいたのだ。
緊急討伐隊として参加していたらしいが、その証言には信憑性があった。複数の冒険者からの証言に加え、その武器の見た目が言い伝えと一致していたからである。
そこから導き出した答えは、『炎の魔剣・イフリート』、『風の魔剣・無明殺し』、『剛弓・ヨルムンガンド』であろうということ。
その3つはその昔、黒翼騎士団と言われていた傭兵集団最強の部隊長達が所持していた武器である。
このダンジョンで黒翼騎士団の武器が見つかったのであれば、それら以外の騎士団由来の装備の数々が眠っていてもおかしくはない。
バイスは貴族である為、探りを入れることは出来なかったが、シャーリーは違った。
その討伐以来、ヨルムンガンドを所持していなかったことを考えると、可能性として上がるのは売ったか借りたかだ。
伝説とも言われる武器だ。それを売ったとなれば、その噂が広まってもいいはずなのだが、そんな噂も聞かず、シャーリーの生活環境が変わったようにも見えない。
となると、一緒にいた九条から借りた説が濃厚だろう。
少なくとも伝説級の武器が4つ、このダンジョンに隠されているのだ。まさかこんな近くにあろうとは夢にも思わず、フィリップは心が躍った。
それを探し求める事こそが、自分が冒険者になった理由なのだから。
シャーリーのミスリル製の弓も、アレックスからの報酬も興味はない。あるのは売れば金貨数万枚になるであろう伝説の武器達である。
所有することに意義がある。それを解析し、構造を紐解けば同じ物が作り出せるかもしれない。夢が広がり、フィリップはそれを押さえきれなくなったのだ。
もちろん、それらを九条から奪えばフィリップはお尋ね者だ。ギルドプレートは剥奪され、追われる身となるだろう。
(それが何だというのだ。国外に逃亡し、ひっそりと生きればいいだけだ。元ゴールドプレートの実力があれば、裏稼業の傭兵として生きることも出来る)
それは人生を賭けても狙う価値がある物なのだ。
地下8層を駆け抜け、地下9層への階段を駆け下りる。幸い魔物の気配はない
エンカウントしたとしても、フィリップは全て無視するつもりだった。魔剣を手に入れたら、それで掃除しつつ戻ればいいのだから。
アレックス達の誰かが帰還水晶を使ったと仮定すると、そこで初めて九条はフィリップの行動に気付くことになる。
ダンジョンまで出向いて来るのにかかる時間はおおよそ2時間。フィリップはそれまでに魔剣を奪えばいい。時間的には十分余裕があり、万が一追い詰められたとしてもフィリップには帰還水晶があるのだ。
(コット村には、ネストかバイスが待機してるだろうが、魔剣を持った俺に敵うはずがない……)
フィリップが地下9層へと降り立つと、記憶に残る景色が目の前に広がっていた。
長い1本の通路。その両隣には小部屋が並び、奥には金属製の豪華な扉。
最初に訪れたあの時のどんよりとした重苦しい雰囲気はなく、トラッキングスキルがなくとも強敵がいるような気配は感じなかった。
「……懐かしいな……。あの時は逃げ帰るのがやっとだったが、それを九条は倒したんだろうな……」
最早九条には敵わないだろうと、フィリップは影を落とした。
「あの時はよく逃げられたよ……。ネストなんて確実に死んだと思ったのに……」
そんなネストも、いまや魔法学院の教師だ。
物思いに耽りながら通路を進み、扉のドアノッカーに手を掛けると、重苦しく開く扉。
天井は高く、幾重にも並ぶ巨大な柱が多くの影を作り出す。真っ直ぐ伸びるレッドカーペットは鮮やかで、一点の穢れもない。
その上を慎重に進んで行くと、奥に見えてきたのは大きな玉座。そこには誰も座っていないはずだった。
「…………シャーリー……。ここにいたのか――――」
「フィリップ……」
玉座の隣には一角の狼。九条の従魔だ。
「そうか……。バレバレだったか……」
「フィリップ、もうやめよう? 九条は私が説得した。ここで諦めてくれれば許してくれるから……。だから……」
「それは出来ない相談だ。長年探し求めていた物がここにあるんだ。シャーリー……その手に持っている物だよ。それにどれくらいの価値があるかは知ってるだろ?」
シャーリーが左手に持っているのは剛弓・ヨルムンガンド。九条はフィリップを諦めた。だが、シャーリーは諦めきれなかったのだ。
あんなことがあったのにもかかわらず、まだ更生の余地は残っていると信じていた。……いや、信じたかったのだ。長年ペアとして活動していたのだから。
伝説の武器だってここにある物が全てじゃない。未だ見つかっていない物が世界中に散らばっている。それを新たに探せばいいだけのこと。
(いくら近くにあるからと言って、人の物を奪うなんてフィリップらしくない。いつかはそれを見つけ出し、名を上げてやると夢を語っていたフィリップは、こんなことをする人ではなかったはず……。その一心でゴールドプレートにまでなったのに、そんなことで、それを捨ててしまうの……?)
まだ、やり直せるはずである。シャーリーはそれを証明する為、九条に無理を言ってまでここにいるのだ。
11
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる