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第218話 九条流棍術奥義?
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「バイスさん……。コレ……食べきれないんですけど……」
「ああ? これくらい食えなきゃ大きくなれねーぞ? 九条はこれを食ってプラチナプレートになったんだ」
「ホ……ホントですか!? 九条さん!?」
「嘘だからこの人の話は当てにするな……」
俺とバイスとコクセイと白狐。それと対面に座っているのは、バイスが試験官を担当した4人の生徒達だ。
コット村のギルドの1階に併設されている食堂。そこで俺達は少し早い夕食をとっていた。
食堂の看板メニュープラチナプレート。簡単に言うなら超大盛のお子様ランチだが、その量が量だけにお子様には到底食べきれない逸品である。
どんな料理が出て来るのかとわくわくしていた生徒達も、その実物を見れば顔も引きつるというものだ。
先輩の奢りだから食べないといけないという固定観念でもあるのか、無理矢理食わされている生徒達が少々不憫でもある。
金の鬣を討伐した時の話や、灰の蠕虫を討伐した時の話などを脚色しながらしゃべくるバイスは、まるで講談師にでもなったかのよう。
よくもまぁ、そんな嘘だらけの話がホイホイと出て来るものだとある意味唸ってしまうほどだが、その割にはちゃんと筋が通っていて、俺の秘密は確実に守っている辺り、感心を通り越し尊敬すらしてしまう。
とは言え、最後の嘘だけは教育上よろしくなさそうだと訂正させていただいた。
これを食べてプラチナプレート冒険者になれるなら、ここのギルドは世界最強のギルド支部に成り上がっているだろう。
「ホントに信じたらどうするんですか……。バイスさん」
「嘘を嘘と見抜けない奴は、冒険者になるのは難しいって昔の人も良く言ってただろ?」
まったく聞いた事がない。恐らくそれも嘘である。
バイスはつまみを口に放り込みながらも酒を煽ってはいるが、まだそれは1杯目。……にも拘らず、まるで酔っ払いの相手をしているかのようだ……。
バイスに軽蔑にも似た視線を向けつつも、溜息をつく俺の隣で必死に頷く生徒達。
「な……なるほど……」
一向に減る気配を見せない目の前の料理を口の中へとかき込みながら、隣のメモにバイスの格言を一生懸命書き込んでいる。
バイスは貴族でもあり冒険者でもある。言わば自分達の目指すところなのだろう。彼らの努力と言うよりは、家の許しが出るかどうかが最大の焦点であろうが、大先輩の言葉だ。それなりの重みは噛み締めているといったところか。
その時だ。食堂の扉が壊れるかと思うくらいに勢いよく開け放たれ、その音は俺達の視線を奪う程度の強制力を秘めていた。
「九条さん! 大変です! 村に魔物が!!」
息も絶え絶えに、飛び込んできたのは学院の教師であるマグナスだ。
少々早めではあるが、夕食時なのに俺達の他に客はいない。
「そろそろ時間か?」
「そうみたいですね……」
何がどうなっているのかわからない生徒達は俺達の表情が強張るのを見て、オロオロと落ち着かない様子を見せる。
「じゃぁ、俺は迎えに行ってくるわ」
「わかりました。では自分は魔物退治に行きましょう」
「がんばれよ」
そう言い残し、先に食堂を出ていくバイス。
「君たちはマグナス先生とここで待機だ。いいね?」
「「はい」」
「マグナス先生。後はよろしくお願いします」
「大丈夫ですか? 九条さん。私も応援に……」
「任せてください!」
自信たっぷりに断言し、片腕を上げてガッツポーズをして見せると、コクセイと白狐を引き連れて合宿施設へと駆け出した。
「そうだ、九条さん! 場所は……」
「大丈夫です。わかってますから」
――――――――――
立ち込める蒸気が少しずつ晴れると、リッチは未だ健在であった。
ガイコツであるリッチの表情はまったく読めないものの、その視線の先にはネストをしっかりと見据えていた。
ネストの放った魔法は見事降り注ぐ氷塊を溶かし切ったが、それはデスナイトを拘束していた氷も溶かすことに他ならない。
「グォォォァァ!!」
再び自由を取り戻したデスナイトが吼え、大気が震える。生徒達はもう動くことすら出来なかった。
リッチの魔法で死を覚悟し、ネストの魔法で驚愕する。それはまだ自分が生きていることに戸惑いを隠せないほどだ。
目の前で行われているそれが現実離れしすぎていて、夢なのではないかと疑ってしまうくらいの衝撃を受けていたのである。
自分達が目指していた目標が目の前にいる。自分達のレベルの遥か上を行く存在。こんなにも凄い人から教えを賜っているとも知らず、呑気に学院生活を過ごしていたのだ。
(もっと真面目に授業を聞いておけばよかった……)
恐らくほとんどの生徒がそう思ったに違いなかった。後悔は先に立たないのである。
九条から聞いた金の鬣討伐の話も、どうせ脚色されているに違いないと考えている者も多かった。
だが、目の前で行われているそれは正真正銘、命を賭けたやりとりだ。それを目の当たりにし、嘘ではないということを思い知らされた。
冒険者になるということは、そこに片足を突っ込むということ。今感じている恐怖は魔物からのものではなく、まさに人生を変えるかもしれない選択に対しての恐怖であった。
リリーが動き出したデスナイトを再度拘束しようと杖を向けると、デスナイトが地面に跪いた。
その理由はすぐに理解した。自分達も同じような状態に陥ってしまったからである。
「【重力の大渦】」
リッチから放たれた魔力は重力へと姿を変え、全ての物を押し潰す。
それはアレックスが模擬戦で使った魔法の数段上の魔法だ。威力も範囲も桁違いである。
「きゃぁっ!」
リリーも思わず悲鳴を上げてしまうほどの重力場。範囲内の地面が陥没し、その中で立ち上がれる者などいやしない。
デスナイトを巻き込んでいても構わず、その威力は次第に増していく。
「ぐぅっ!?……」
ネストでさえ杖を支えにしてようやく膝を突ける程度。流石にあれだけの大魔法をぶっ放した後である。体力的にはまだ余力はあるものの、精神的にはそろそろ限界が近かった。
(九条! 早く来なさい! お膳立てはしてあげたでしょ!!)
その瞬間、リッチとネストの魔法が作り出した黒雲から光の柱が降り注ぎ、それがリッチの身体を貫いたのである。
同時に轟く大きな雷鳴、それは地震のように激しく大地を震動させた。
周囲を覆っていた重力場が元へと戻り、自由を取り戻した生徒達はなんとか体を起こすと、そこで見たものに驚きを隠せなかった。
それはデスナイトをいともたやすく手玉に取っている魔獣達の姿だ。
その流れるような動きが息を呑むほどに美しく、ただ見惚れることしか出来なかった。
「……きれい……」
黒と白のコントラストが美しく宙を舞う。鍛え上げられた野生の獣。長い獣毛は風の流れに逆らわないが故に流麗で、躍動する筋肉はしなやかでいて鋼のように強靭。
そこから繰り出される鋭爪は金属をも両断し、その顎に噛み砕けぬものはないだろう。
既にデスナイトの1体は地面に倒れ動かない。もう1体は右腕がもがれ、残った左腕でそれを払おうとしてはいるものの、それも時間の問題である。
勢いが違う。従魔達が圧倒的優位に立っていることは誰が見ても明らかだった。
だが、リッチはまだ倒れてはいなかった。落雷に焼かれたボロボロのローブを翻し、従魔達を薙ぎ払おうと持てる魔力を振り絞る。
「【魔法の矢】」
取り敢えず蹴散らせればいい。まずは崩れた体制を立て直すところから……。そう思ったのかもしれない。だからこそ扱いやすくもっとも基礎的な魔法を選択したのだろう。
リッチの周囲に浮かび上がる20もの魔力の塊。だが、それが従魔達に放たれる事はなかった。
気付いたのである。九条の存在に。
リッチはすぐさま向きを変えると、駆け寄る九条にそれを放った。
迫り来る無数の魔力の矢。それはことごとく外れていった。九条はそれを全て避けているのである。
高速で飛翔するそれは、アレックスが放つ愚直な魔法の矢ではない。相手の動きを先読みし、緩急を付けたフェイントが織り交ぜられたものである。
それを無傷で避ける可能性は限りなくゼロに近い。隠密と素早さに定評のある高レベルのローグでさえ1度は足を止め、回避に専念するだろう。
だが九条は違った。足を止めるどころか、その速度はぐんぐんと増していくのだ。
それは、九条だけが持つスキル”無我の境地”のおかげである。
一撃でも浴びれば致命傷であろう威力の矢を、顔色一つ変えることなく紙一重で躱していく。
最後の1本を躱した時、九条はリッチの目の前まで迫っていた。
「うぉぉぉぉ! 仏滅バーストォォォォ!!」
謎のスキル名を叫びながらも、そのままの勢いで金剛杵をリッチの頭蓋に叩き込む。
勢い余って通り過ぎるも、それは刹那の内に粉々に砕け、残った身体だけが直立不動を崩さなかった。
「白狐!」
「”狐火”!」
白狐が吼え、リッチであった身体が勢いよく燃え上がると、機能不全を起こしたそれは膝からボロボロと崩れ落ちる。
そこに出来たのはスケルトンの成れの果て。小さな骨の山である。それが燃え尽き灰となるまで、蒼き炎が消える事はなかったのだ。
「ああ? これくらい食えなきゃ大きくなれねーぞ? 九条はこれを食ってプラチナプレートになったんだ」
「ホ……ホントですか!? 九条さん!?」
「嘘だからこの人の話は当てにするな……」
俺とバイスとコクセイと白狐。それと対面に座っているのは、バイスが試験官を担当した4人の生徒達だ。
コット村のギルドの1階に併設されている食堂。そこで俺達は少し早い夕食をとっていた。
食堂の看板メニュープラチナプレート。簡単に言うなら超大盛のお子様ランチだが、その量が量だけにお子様には到底食べきれない逸品である。
どんな料理が出て来るのかとわくわくしていた生徒達も、その実物を見れば顔も引きつるというものだ。
先輩の奢りだから食べないといけないという固定観念でもあるのか、無理矢理食わされている生徒達が少々不憫でもある。
金の鬣を討伐した時の話や、灰の蠕虫を討伐した時の話などを脚色しながらしゃべくるバイスは、まるで講談師にでもなったかのよう。
よくもまぁ、そんな嘘だらけの話がホイホイと出て来るものだとある意味唸ってしまうほどだが、その割にはちゃんと筋が通っていて、俺の秘密は確実に守っている辺り、感心を通り越し尊敬すらしてしまう。
とは言え、最後の嘘だけは教育上よろしくなさそうだと訂正させていただいた。
これを食べてプラチナプレート冒険者になれるなら、ここのギルドは世界最強のギルド支部に成り上がっているだろう。
「ホントに信じたらどうするんですか……。バイスさん」
「嘘を嘘と見抜けない奴は、冒険者になるのは難しいって昔の人も良く言ってただろ?」
まったく聞いた事がない。恐らくそれも嘘である。
バイスはつまみを口に放り込みながらも酒を煽ってはいるが、まだそれは1杯目。……にも拘らず、まるで酔っ払いの相手をしているかのようだ……。
バイスに軽蔑にも似た視線を向けつつも、溜息をつく俺の隣で必死に頷く生徒達。
「な……なるほど……」
一向に減る気配を見せない目の前の料理を口の中へとかき込みながら、隣のメモにバイスの格言を一生懸命書き込んでいる。
バイスは貴族でもあり冒険者でもある。言わば自分達の目指すところなのだろう。彼らの努力と言うよりは、家の許しが出るかどうかが最大の焦点であろうが、大先輩の言葉だ。それなりの重みは噛み締めているといったところか。
その時だ。食堂の扉が壊れるかと思うくらいに勢いよく開け放たれ、その音は俺達の視線を奪う程度の強制力を秘めていた。
「九条さん! 大変です! 村に魔物が!!」
息も絶え絶えに、飛び込んできたのは学院の教師であるマグナスだ。
少々早めではあるが、夕食時なのに俺達の他に客はいない。
「そろそろ時間か?」
「そうみたいですね……」
何がどうなっているのかわからない生徒達は俺達の表情が強張るのを見て、オロオロと落ち着かない様子を見せる。
「じゃぁ、俺は迎えに行ってくるわ」
「わかりました。では自分は魔物退治に行きましょう」
「がんばれよ」
そう言い残し、先に食堂を出ていくバイス。
「君たちはマグナス先生とここで待機だ。いいね?」
「「はい」」
「マグナス先生。後はよろしくお願いします」
「大丈夫ですか? 九条さん。私も応援に……」
「任せてください!」
自信たっぷりに断言し、片腕を上げてガッツポーズをして見せると、コクセイと白狐を引き連れて合宿施設へと駆け出した。
「そうだ、九条さん! 場所は……」
「大丈夫です。わかってますから」
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立ち込める蒸気が少しずつ晴れると、リッチは未だ健在であった。
ガイコツであるリッチの表情はまったく読めないものの、その視線の先にはネストをしっかりと見据えていた。
ネストの放った魔法は見事降り注ぐ氷塊を溶かし切ったが、それはデスナイトを拘束していた氷も溶かすことに他ならない。
「グォォォァァ!!」
再び自由を取り戻したデスナイトが吼え、大気が震える。生徒達はもう動くことすら出来なかった。
リッチの魔法で死を覚悟し、ネストの魔法で驚愕する。それはまだ自分が生きていることに戸惑いを隠せないほどだ。
目の前で行われているそれが現実離れしすぎていて、夢なのではないかと疑ってしまうくらいの衝撃を受けていたのである。
自分達が目指していた目標が目の前にいる。自分達のレベルの遥か上を行く存在。こんなにも凄い人から教えを賜っているとも知らず、呑気に学院生活を過ごしていたのだ。
(もっと真面目に授業を聞いておけばよかった……)
恐らくほとんどの生徒がそう思ったに違いなかった。後悔は先に立たないのである。
九条から聞いた金の鬣討伐の話も、どうせ脚色されているに違いないと考えている者も多かった。
だが、目の前で行われているそれは正真正銘、命を賭けたやりとりだ。それを目の当たりにし、嘘ではないということを思い知らされた。
冒険者になるということは、そこに片足を突っ込むということ。今感じている恐怖は魔物からのものではなく、まさに人生を変えるかもしれない選択に対しての恐怖であった。
リリーが動き出したデスナイトを再度拘束しようと杖を向けると、デスナイトが地面に跪いた。
その理由はすぐに理解した。自分達も同じような状態に陥ってしまったからである。
「【重力の大渦】」
リッチから放たれた魔力は重力へと姿を変え、全ての物を押し潰す。
それはアレックスが模擬戦で使った魔法の数段上の魔法だ。威力も範囲も桁違いである。
「きゃぁっ!」
リリーも思わず悲鳴を上げてしまうほどの重力場。範囲内の地面が陥没し、その中で立ち上がれる者などいやしない。
デスナイトを巻き込んでいても構わず、その威力は次第に増していく。
「ぐぅっ!?……」
ネストでさえ杖を支えにしてようやく膝を突ける程度。流石にあれだけの大魔法をぶっ放した後である。体力的にはまだ余力はあるものの、精神的にはそろそろ限界が近かった。
(九条! 早く来なさい! お膳立てはしてあげたでしょ!!)
その瞬間、リッチとネストの魔法が作り出した黒雲から光の柱が降り注ぎ、それがリッチの身体を貫いたのである。
同時に轟く大きな雷鳴、それは地震のように激しく大地を震動させた。
周囲を覆っていた重力場が元へと戻り、自由を取り戻した生徒達はなんとか体を起こすと、そこで見たものに驚きを隠せなかった。
それはデスナイトをいともたやすく手玉に取っている魔獣達の姿だ。
その流れるような動きが息を呑むほどに美しく、ただ見惚れることしか出来なかった。
「……きれい……」
黒と白のコントラストが美しく宙を舞う。鍛え上げられた野生の獣。長い獣毛は風の流れに逆らわないが故に流麗で、躍動する筋肉はしなやかでいて鋼のように強靭。
そこから繰り出される鋭爪は金属をも両断し、その顎に噛み砕けぬものはないだろう。
既にデスナイトの1体は地面に倒れ動かない。もう1体は右腕がもがれ、残った左腕でそれを払おうとしてはいるものの、それも時間の問題である。
勢いが違う。従魔達が圧倒的優位に立っていることは誰が見ても明らかだった。
だが、リッチはまだ倒れてはいなかった。落雷に焼かれたボロボロのローブを翻し、従魔達を薙ぎ払おうと持てる魔力を振り絞る。
「【魔法の矢】」
取り敢えず蹴散らせればいい。まずは崩れた体制を立て直すところから……。そう思ったのかもしれない。だからこそ扱いやすくもっとも基礎的な魔法を選択したのだろう。
リッチの周囲に浮かび上がる20もの魔力の塊。だが、それが従魔達に放たれる事はなかった。
気付いたのである。九条の存在に。
リッチはすぐさま向きを変えると、駆け寄る九条にそれを放った。
迫り来る無数の魔力の矢。それはことごとく外れていった。九条はそれを全て避けているのである。
高速で飛翔するそれは、アレックスが放つ愚直な魔法の矢ではない。相手の動きを先読みし、緩急を付けたフェイントが織り交ぜられたものである。
それを無傷で避ける可能性は限りなくゼロに近い。隠密と素早さに定評のある高レベルのローグでさえ1度は足を止め、回避に専念するだろう。
だが九条は違った。足を止めるどころか、その速度はぐんぐんと増していくのだ。
それは、九条だけが持つスキル”無我の境地”のおかげである。
一撃でも浴びれば致命傷であろう威力の矢を、顔色一つ変えることなく紙一重で躱していく。
最後の1本を躱した時、九条はリッチの目の前まで迫っていた。
「うぉぉぉぉ! 仏滅バーストォォォォ!!」
謎のスキル名を叫びながらも、そのままの勢いで金剛杵をリッチの頭蓋に叩き込む。
勢い余って通り過ぎるも、それは刹那の内に粉々に砕け、残った身体だけが直立不動を崩さなかった。
「白狐!」
「”狐火”!」
白狐が吼え、リッチであった身体が勢いよく燃え上がると、機能不全を起こしたそれは膝からボロボロと崩れ落ちる。
そこに出来たのはスケルトンの成れの果て。小さな骨の山である。それが燃え尽き灰となるまで、蒼き炎が消える事はなかったのだ。
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