217 / 633
第217話 魔術師vs魔術師
しおりを挟む
生徒達は、目の前で起きている出来事に頭がついて行かなかった。
この世界に救いはないのかとも思える光景。まるで戦場のど真ん中に放り出された感覚。
授業で習った化け物が、目の前にいる。だからこそ、それが絶望にも思えたのだ。
生徒達とて死にたくはないだろう。しかし、逃げ出す者はいなかった。
この恐怖はつい先程、ダンジョンで経験をしたばかり。自分達の無力さに挫折し、逃げ帰った。
そして冒険者の先輩方に、少なからずアドバイスを賜ったのである。それは決していい事ばかりではなかったが、身の締まる想いであった。
逃げることは簡単である。しかし、自分達もまた貴族の端くれ。いずれは領土を……民を守らねばならぬ立場に立つことになるのだ。
自分よりも幼き王女が戦っている。右手はだらりと垂れ下がり、左手に持つ杖から放たれる魔力は恐れを知らぬと言わんばかり。
それに守られているだけの自分達ではない。自分達が王女を守らなければならないのである。
仲間を信じ、力を合わせる。それがパーティなのだと教わったばかりだ。
「【磐岩束縛】!」
1人の生徒が勇気を振り絞り魔法を放つと、デスナイトの足元からボコボコと盛り上がっていく地面。その足が土と岩の塊で覆われるも、それはすぐに砕かれた。
一見無駄な行為にも見えた。だが、それが起爆剤となったのだ。生徒達が一斉に奮起したのである。
「「【氷結束縛】!」」
「「【磐岩束縛】!」」
数十人もの生徒達が一斉に放った魔法は全て束縛の魔法。自分達の攻撃魔法が通じないのは知っている。だが、王女様が示してくれた。動きを止めることならば出来るのだと。
そしてそこには2本の巨大な柱が聳え立ったのだ。1つは氷結。そしてもう1つは岩石の巨塔。
その中は最早藻掻くことすら許されぬ、時の止まった牢獄である。
「やるじゃねぇか! ヒヨッコ共!」
生徒達が一斉に沸いた。2体のデスナイトの無力化に成功したのだ。自分達でも力を合わせれば役に立てるのだと歓喜した。
「油断しない!!」
それを一喝したのはネストだ。一瞬にして戻る緊張感。もっともである。まだ最悪の敵が残っているのだから。
その名はリッチ。冒険者ギルドの魔物図鑑にも詳細な事は書かれていないアンデッド。その情報を持ち帰った者が少なすぎるからだ。
故に討伐難易度は未知数。一説には、魔王の時代の魔術師の魂が宿ったスケルトンだとか、魔法を極めた代償として命をなくした古代の魔術師などと言われているが、それを裏付ける証拠はない。
その脅威度はデスナイトよりも遥かに上。その辺にポコポコと現れていい魔物ではないのだ。
とはいえ相手が魔術師タイプであることは判明している。となれば、相手が魔法を使う前に接近してしまえば、強力な魔法は使えないはず。
それは、冒険者達が長年蓄積してきた知識であり常識だ。
「抑え込めぇ!!」
デスナイトから解放された冒険者達が一斉に戦線を押し上げる。だが、それをただ見ている相手ではないのだ。
「【魔力衝撃波】」
魔力を紡いだ曇った声。リッチが放ったのは、全方位に向けた魔力による衝撃波。
殺傷能力こそ低い魔法であるはずなのに、その衝撃波は大盾を持つ冒険者達を薙ぎ倒すほどの威力を誇っていた。
「クソっ! 踏ん張れ!!」
倒れなかった幾人かのおかげで、衝撃波が後ろの生徒達まで届かなかったのは不幸中の幸いだ。
鎧もなしにこれを受ければ数メートルは吹っ飛んでしまうだろう。未成熟な身体であれば尚更である。
それは攻撃こそ最大の防御と言わんばかりであったが、ネストがその隙を見逃すはずがなかった。
「【電光撃】!」
アンデッドの弱点は炎だということは周知の事実。だが、ネストは敢えて雷撃の魔法を放った。
炎の魔法を放っても、防がれたら何の意味もない。不意をつけたからこそのアドバンテージを逃さない為、着弾までの時間が短い最速の魔法を撃ち込んだのである。
そのおかげか、衝撃波の余韻をブチ破り飛翔する一筋の閃光は、見事リッチを貫いた。
「少しはダメージが通ればいいんだけど……」
しかし、そこには何事もなかったかのように佇むリッチの姿。その眼光の鋭さは衰えず、目を逸らしたくなってしまうほど。
魔法を使う者は魔法に対する抵抗力が高い。魔力の扱い方を熟知しているからという理由が1つ。それともう1つは自分の内なる魔力が、外側からの魔力に反発するからだと言われている。
もちろん、それは魔物でさえも例外ではない。
「チッ……」
思わずネストから漏れる舌打ち。一筋縄ではいかないのは誰が見ても明らかであった。
ダメージを与えられるだけの魔法となると限られて来るが、周りの被害を考えると、そう易々と撃つわけにもいかない。
だが、相手はそうじゃない。天を見上げたリッチは、同時に片手を大きく掲げた。そこに集まる魔力量は常軌を逸していたのである。
そしてネストは、その魔法が何なのかを知っていたのだ。
「【大氷塊瀑布】」
陽に雲がかかったかのように周囲が暗然とした。ふと空を見上げると、魔力で創り出したであろう物が地上に大きな影を作っていたのだ。
氷系攻撃魔法の最高峰。上空から降り注ぐそれは氷塊というより、最早氷山である。それほどまでに巨大な物体が、慣性と共に襲い掛かるのだ。
「逃げ……」
そこまで言ってネストは口を噤んだ。
(逃げる? 何処に?)
既に頭上には氷塊が迫って来ている。生徒達から上がる悲鳴。今から走って間に合う訳がない。
その魔法は戦争でもない限り使われることがない大魔法。地面に着弾したと同時に砕け散り、辺り一面は天牢雪獄となる。
吹雪となって襲い掛かる無数の砕氷に切り刻まれ、その範囲にいる者が逃れる術はないのである。
魔力障壁では耐えきれない。自分だけならまだしも、生徒全てを守る為の範囲まで広げれば、それはただのガラス板。
逃れる術はただ1つ。それ以上の威力の魔法で相殺する。氷塊が着弾する前に空中で破壊すればいいのだ。考え方はリッチと同じ。攻撃は最大の防御なのである。
それはアンカース家に伝わる最大魔術の内の1つ。気軽に見せていいものではないが、背に腹は代えられぬ。
ネストはアストロラーベを天に掲げ、落下してくる氷塊の一点を見据えた。
生徒達の視線にあるのはただ1つの氷塊。ネストの事など見ていない。だが、冒険者達は違った。周りが見えているからこそ、これから何が起きるかを理解したのだ。そして生徒達の元へ走ったのである。少しでも被害を少なくするために。
「伏せろぉぉぉぉ!!」
「【溶岩竜巻】!!」
渦巻く溶岩の奔流。それが空中の氷塊に衝突すると、降り注ぐ破片の量は正に氷の雨あられ。それでも氷塊の着弾を許すよりはマシである。
冒険者達が上手く動いてくれたおかげで、集まった生徒達をまとめて庇う事も出来ている様子。ならば氷塊の破壊に意識を集中できると、ネストは更に魔力を込めた。
赤く染まる空に溶けた氷塊は一瞬の内に蒸発し、その熱気と湿度はまるでサウナを思わせるほどの不快な空間。
氷塊が全て溶け切ると、辺りは蒸気に包まれるも一陣の風がそれを全てを吹き飛ばし、残っていたのは上空に出来た巨大な暗雲だけであった。
この世界に救いはないのかとも思える光景。まるで戦場のど真ん中に放り出された感覚。
授業で習った化け物が、目の前にいる。だからこそ、それが絶望にも思えたのだ。
生徒達とて死にたくはないだろう。しかし、逃げ出す者はいなかった。
この恐怖はつい先程、ダンジョンで経験をしたばかり。自分達の無力さに挫折し、逃げ帰った。
そして冒険者の先輩方に、少なからずアドバイスを賜ったのである。それは決していい事ばかりではなかったが、身の締まる想いであった。
逃げることは簡単である。しかし、自分達もまた貴族の端くれ。いずれは領土を……民を守らねばならぬ立場に立つことになるのだ。
自分よりも幼き王女が戦っている。右手はだらりと垂れ下がり、左手に持つ杖から放たれる魔力は恐れを知らぬと言わんばかり。
それに守られているだけの自分達ではない。自分達が王女を守らなければならないのである。
仲間を信じ、力を合わせる。それがパーティなのだと教わったばかりだ。
「【磐岩束縛】!」
1人の生徒が勇気を振り絞り魔法を放つと、デスナイトの足元からボコボコと盛り上がっていく地面。その足が土と岩の塊で覆われるも、それはすぐに砕かれた。
一見無駄な行為にも見えた。だが、それが起爆剤となったのだ。生徒達が一斉に奮起したのである。
「「【氷結束縛】!」」
「「【磐岩束縛】!」」
数十人もの生徒達が一斉に放った魔法は全て束縛の魔法。自分達の攻撃魔法が通じないのは知っている。だが、王女様が示してくれた。動きを止めることならば出来るのだと。
そしてそこには2本の巨大な柱が聳え立ったのだ。1つは氷結。そしてもう1つは岩石の巨塔。
その中は最早藻掻くことすら許されぬ、時の止まった牢獄である。
「やるじゃねぇか! ヒヨッコ共!」
生徒達が一斉に沸いた。2体のデスナイトの無力化に成功したのだ。自分達でも力を合わせれば役に立てるのだと歓喜した。
「油断しない!!」
それを一喝したのはネストだ。一瞬にして戻る緊張感。もっともである。まだ最悪の敵が残っているのだから。
その名はリッチ。冒険者ギルドの魔物図鑑にも詳細な事は書かれていないアンデッド。その情報を持ち帰った者が少なすぎるからだ。
故に討伐難易度は未知数。一説には、魔王の時代の魔術師の魂が宿ったスケルトンだとか、魔法を極めた代償として命をなくした古代の魔術師などと言われているが、それを裏付ける証拠はない。
その脅威度はデスナイトよりも遥かに上。その辺にポコポコと現れていい魔物ではないのだ。
とはいえ相手が魔術師タイプであることは判明している。となれば、相手が魔法を使う前に接近してしまえば、強力な魔法は使えないはず。
それは、冒険者達が長年蓄積してきた知識であり常識だ。
「抑え込めぇ!!」
デスナイトから解放された冒険者達が一斉に戦線を押し上げる。だが、それをただ見ている相手ではないのだ。
「【魔力衝撃波】」
魔力を紡いだ曇った声。リッチが放ったのは、全方位に向けた魔力による衝撃波。
殺傷能力こそ低い魔法であるはずなのに、その衝撃波は大盾を持つ冒険者達を薙ぎ倒すほどの威力を誇っていた。
「クソっ! 踏ん張れ!!」
倒れなかった幾人かのおかげで、衝撃波が後ろの生徒達まで届かなかったのは不幸中の幸いだ。
鎧もなしにこれを受ければ数メートルは吹っ飛んでしまうだろう。未成熟な身体であれば尚更である。
それは攻撃こそ最大の防御と言わんばかりであったが、ネストがその隙を見逃すはずがなかった。
「【電光撃】!」
アンデッドの弱点は炎だということは周知の事実。だが、ネストは敢えて雷撃の魔法を放った。
炎の魔法を放っても、防がれたら何の意味もない。不意をつけたからこそのアドバンテージを逃さない為、着弾までの時間が短い最速の魔法を撃ち込んだのである。
そのおかげか、衝撃波の余韻をブチ破り飛翔する一筋の閃光は、見事リッチを貫いた。
「少しはダメージが通ればいいんだけど……」
しかし、そこには何事もなかったかのように佇むリッチの姿。その眼光の鋭さは衰えず、目を逸らしたくなってしまうほど。
魔法を使う者は魔法に対する抵抗力が高い。魔力の扱い方を熟知しているからという理由が1つ。それともう1つは自分の内なる魔力が、外側からの魔力に反発するからだと言われている。
もちろん、それは魔物でさえも例外ではない。
「チッ……」
思わずネストから漏れる舌打ち。一筋縄ではいかないのは誰が見ても明らかであった。
ダメージを与えられるだけの魔法となると限られて来るが、周りの被害を考えると、そう易々と撃つわけにもいかない。
だが、相手はそうじゃない。天を見上げたリッチは、同時に片手を大きく掲げた。そこに集まる魔力量は常軌を逸していたのである。
そしてネストは、その魔法が何なのかを知っていたのだ。
「【大氷塊瀑布】」
陽に雲がかかったかのように周囲が暗然とした。ふと空を見上げると、魔力で創り出したであろう物が地上に大きな影を作っていたのだ。
氷系攻撃魔法の最高峰。上空から降り注ぐそれは氷塊というより、最早氷山である。それほどまでに巨大な物体が、慣性と共に襲い掛かるのだ。
「逃げ……」
そこまで言ってネストは口を噤んだ。
(逃げる? 何処に?)
既に頭上には氷塊が迫って来ている。生徒達から上がる悲鳴。今から走って間に合う訳がない。
その魔法は戦争でもない限り使われることがない大魔法。地面に着弾したと同時に砕け散り、辺り一面は天牢雪獄となる。
吹雪となって襲い掛かる無数の砕氷に切り刻まれ、その範囲にいる者が逃れる術はないのである。
魔力障壁では耐えきれない。自分だけならまだしも、生徒全てを守る為の範囲まで広げれば、それはただのガラス板。
逃れる術はただ1つ。それ以上の威力の魔法で相殺する。氷塊が着弾する前に空中で破壊すればいいのだ。考え方はリッチと同じ。攻撃は最大の防御なのである。
それはアンカース家に伝わる最大魔術の内の1つ。気軽に見せていいものではないが、背に腹は代えられぬ。
ネストはアストロラーベを天に掲げ、落下してくる氷塊の一点を見据えた。
生徒達の視線にあるのはただ1つの氷塊。ネストの事など見ていない。だが、冒険者達は違った。周りが見えているからこそ、これから何が起きるかを理解したのだ。そして生徒達の元へ走ったのである。少しでも被害を少なくするために。
「伏せろぉぉぉぉ!!」
「【溶岩竜巻】!!」
渦巻く溶岩の奔流。それが空中の氷塊に衝突すると、降り注ぐ破片の量は正に氷の雨あられ。それでも氷塊の着弾を許すよりはマシである。
冒険者達が上手く動いてくれたおかげで、集まった生徒達をまとめて庇う事も出来ている様子。ならば氷塊の破壊に意識を集中できると、ネストは更に魔力を込めた。
赤く染まる空に溶けた氷塊は一瞬の内に蒸発し、その熱気と湿度はまるでサウナを思わせるほどの不快な空間。
氷塊が全て溶け切ると、辺りは蒸気に包まれるも一陣の風がそれを全てを吹き飛ばし、残っていたのは上空に出来た巨大な暗雲だけであった。
11
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる