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第201話 ヘッドハンティング
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魔法学院の正門に1台の馬車が到着すると、そこから胸を張って降りてきたのはプラチナプレート冒険者の男と可愛らしい女の子。その後ろに付き従うのは魔獣と呼ばれる4匹の従者。
少し憤っているようにも見えるが、それはワザとであり『威厳を振り撒きながら出来るだけ偉そうに出て来い』と注文を付けられたからである。
ちなみにミアは頬を膨らませているだけで、威厳と言うよりあどけなさが愛らしく見えてしまうだけ。
そんな俺達を迎えてくれたのが、その注文を付けた張本人であるネストだ。
「お疲れ様、九条。何度も往復させて悪いわね」
「う……うむ……」
慣れないことをすると疲れる……。出された右手で握手を交わすと、周りからは黄色い歓声が上がる。
遠目から馬車を取り囲んでいる生徒達。ざっと100人程はいるだろうか……。
正直もう評判の回復なんていらないんじゃないかとも思うのだが、それを生徒達の親に伝えてもらうには、まだ足りないということだろう。
噂の真相が知りたければ、本人を見て自分で判断しろというのは理解出来るが、見世物的な扱いはあまり好きではない。
しかし、これもミアの為だと思えば、耐え忍ぶことも容易だ。
そもそも注目される事には慣れている。緊張はないが、若干の恥ずかしさが前に出るといった程度であった。
ネストに連れられ、ぞろぞろと移動を開始する。今回は裏からコソコソではなく、表から堂々とだ。
それに列を成し付いて来る生徒達。俺に興味を示しているのが半分、従魔達に半分といったところ。
教員用宿舎に着くと、ネストは後ろを振り向いて一喝した。
「ここからは教員以外出入り禁止だから、ついて来ちゃダメよ?」
それに不満を漏らす生徒達からは、ブーイングが鳴り響く。
俺も教員ではないのだが……と内心思いながらも、ぎこちない笑顔を浮かべ生徒達に手を振る。
鳴りやまぬ歓声が巻き起こり、俺達はそれを背に宿舎への扉を開けた。
「九条も人気者が板について来たんじゃないの?」
「やめてくださいよ。俺が喜んでやっているように見えます?」
「まったく」
じゃぁ聞くなよ……という不躾な視線をネストに向けるも、当の本人はクスクスと笑顔を見せていた。
連れてこられた場所は、前回と同様3階の一室。今回もここに寝泊まりする予定だ。
「さて、話はニールセン公から聞いているわ」
荷物を置き、備え付けの椅子に腰かける。
ミアとカガリがお茶の準備に勤しむ中、ネストは赤い髪をかき上げながら、俺の顔を覗き込んだ。
「模擬戦。見て行くんでしょ? 正直言って九条が見ても何も面白くはないと思うけど……」
「正直言うと模擬戦はついでですね。目的はニールセン公に返事を伝える為ですから」
「まぁ、こっちとしては、九条が表に出てくれるのはありがたいんだけど……」
「それよりも、1つ問題が……」
フィリップとシャーリーの件である。今までの事を話すと、ネストは驚愕の表情を浮かべ、目を見開いた。
「嘘でしょ? フィリップが? 信じられない……」
「シャーリーはこっちで匿っているので大丈夫だと思います。盗まれた弓は取り返しますが、フィリップの言っている貴族の誰かがそれを保管しているとしたら、どうしても手荒な真似をせざるを得ない」
「フィリップをそそのかすほどの報酬を出せるのであれば侯爵家以上かしら……。試験でトップの成績を狙っていて、侯爵以上の貴族の子息と言ったらニールセン家のアレックスか、オーレスト家のブライアン。それとグラスロウ家のアンナくらいよ。いずれにせよ特別クラスの生徒には変わりないわ。こちらで探りを入れてみる?」
「いえ、もっと確実な方法をとるので大丈夫です。従魔達にシャーリーの匂いを追わせればいいだけ。シャーリーの匂いがする家が黒幕で間違いないでしょう。まぁ別の場所に保管している可能性もありますが、その場合はすぐにでも取り返せばいいだけです。最悪、試験の結果がどうであろうと俺には関係がありませんし、それが終わればフィリップを捕えればいいだけだ」
「それもそうね。その件に関してはそっちに一任するわ。手助けが必要ならいつでも声を掛けて」
「そうしてくれると助かります。それともう1つ。俺が聞きたいのは、何故ニールセン公の面会を許したのかなんですけど……」
「ゔっ……」
途端に気まずそうな表情を見せるネスト。引きつる表情を見せるも、聞かれるとは思っていたのだろう。諦めたように溜息をつくと、落胆したように肩を落とした。
「ごめんなさい。ニールセン公がしっかりとした手順で面会を求めてきたからよ。断る理由が見つからなかった……。それにこちらの要求を呑んでくれたのも大きいわ」
「要求?」
「ええ。九条が依頼を受けても受けなくても、今後一切九条には関わらないと約束したの。今回が最初で最後だと言ったからこそ許可を出した。九条には破格の条件だと思ったのよ」
「なるほど。確かに悪い話ではないですね」
「勝手に話を進めてしまった事は謝るわ」
「いえ、謝る必要はありません。ただ、ニールセン公に求める報酬をどうしようか考えていたので、一度すり合わせはしたかったんです」
「報酬は九条が決めることでしょ? 私に聞かなくても……」
ネストは何故自分に聞くのかと疑問に思うも、それに少し興味が湧いた様子。
公爵であるニールセン家は、貴族の中でも3大公爵と呼ばれる名家。ミスト領の隣国であるシルトフリューゲル帝国からの侵攻を、幾度となく食い止めてきた歴戦の家系。
国王からの信頼も厚く、どんな望みであろうとも叶える力があるだろう。
彼が第2王女の派閥に属しているのは、領土の防衛に助力していたノルディックの存在が大きな要因の1つであると言われている。
今回、俺との面会を果たしたニールセン公は、今後一切俺との関わり合いを持たないと約束した。
ならば、地位も名誉も権力も金も興味がない俺が、ニールセン公に何を報酬として要求するのかは、気になるところだろう。
「考えたんですけど、ニールセン公を王女様の……。第4王女の派閥に鞍替えさせたら、迷惑ですか?」
「は? 九条。あんたマジで言ってるの!?」
驚きというより困惑の方が色濃く出ている表情。
公爵にもなれば、それは派閥のリーダー的存在だ。それ以上の権力者は王族以外考えられず、それを引き抜こうと考える貴族はいない。
だが、俺は貴族ではないのだ。だからこそ求められる報酬であった。
俺は、ニールセン公がその要求を呑むと読んでいる。息子の事を想えば、今の地位を捨てる覚悟があると思わせるほどに真剣であった。それと同時に、第2王女の反発も買うだろう事は理解している。
その結果、第4王女側に悪影響を及ぼしてしまう可能性は否めず、その程度は俺には想像も出来ない。故に、ネストの見解を聞きたかったのである。
正直、報酬はなんでもよかった。どうせやるなら、ニールセン公の方が待ったをかけるほどのことを吹っかけてやろうと思っただけ。
更に言うなら、何かこちら側にメリットのあることが望ましいと考えたのだ。
確かにニールセン公は、自分より身分の低い俺に対してでも礼儀正しい立ち振る舞いであった。
だが、俺は忘れてはいない。彼等が第2王女を信じ、ノルディックに手を貸した貴族の一派であることを。
俺が言うのもおこがましいが、これはその罰なのだ。第2王女を取るか、息子の更生を望むか。精々迷い苦悩すればいいのである。
「確かに公爵家を取り込むことが出来れば、ウチは第1王子の派閥に肉薄するほどの力を得ることが出来る……。けど、ニールセン公がそれを受け入れるのかは未知数。第2王女は間違いなく発狂するでしょうね……」
「ということは、止めた方がいいと?」
「九条には悪いんだけど、正直どうなるかわからない。不確定要素が多すぎて返答は出来ないわ……」
「……そうですか……。じゃぁ要求は別の物にします」
「ごめんなさい。ありがたい話ではあるんだけど……」
「いえいえ、大丈夫ですよ。他にも考えはありますから……」
僅かに感情を滲ませた声。笑顔を作って見せたはいいが、その瞳の奥は笑ってはいなかった。
少し憤っているようにも見えるが、それはワザとであり『威厳を振り撒きながら出来るだけ偉そうに出て来い』と注文を付けられたからである。
ちなみにミアは頬を膨らませているだけで、威厳と言うよりあどけなさが愛らしく見えてしまうだけ。
そんな俺達を迎えてくれたのが、その注文を付けた張本人であるネストだ。
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慣れないことをすると疲れる……。出された右手で握手を交わすと、周りからは黄色い歓声が上がる。
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噂の真相が知りたければ、本人を見て自分で判断しろというのは理解出来るが、見世物的な扱いはあまり好きではない。
しかし、これもミアの為だと思えば、耐え忍ぶことも容易だ。
そもそも注目される事には慣れている。緊張はないが、若干の恥ずかしさが前に出るといった程度であった。
ネストに連れられ、ぞろぞろと移動を開始する。今回は裏からコソコソではなく、表から堂々とだ。
それに列を成し付いて来る生徒達。俺に興味を示しているのが半分、従魔達に半分といったところ。
教員用宿舎に着くと、ネストは後ろを振り向いて一喝した。
「ここからは教員以外出入り禁止だから、ついて来ちゃダメよ?」
それに不満を漏らす生徒達からは、ブーイングが鳴り響く。
俺も教員ではないのだが……と内心思いながらも、ぎこちない笑顔を浮かべ生徒達に手を振る。
鳴りやまぬ歓声が巻き起こり、俺達はそれを背に宿舎への扉を開けた。
「九条も人気者が板について来たんじゃないの?」
「やめてくださいよ。俺が喜んでやっているように見えます?」
「まったく」
じゃぁ聞くなよ……という不躾な視線をネストに向けるも、当の本人はクスクスと笑顔を見せていた。
連れてこられた場所は、前回と同様3階の一室。今回もここに寝泊まりする予定だ。
「さて、話はニールセン公から聞いているわ」
荷物を置き、備え付けの椅子に腰かける。
ミアとカガリがお茶の準備に勤しむ中、ネストは赤い髪をかき上げながら、俺の顔を覗き込んだ。
「模擬戦。見て行くんでしょ? 正直言って九条が見ても何も面白くはないと思うけど……」
「正直言うと模擬戦はついでですね。目的はニールセン公に返事を伝える為ですから」
「まぁ、こっちとしては、九条が表に出てくれるのはありがたいんだけど……」
「それよりも、1つ問題が……」
フィリップとシャーリーの件である。今までの事を話すと、ネストは驚愕の表情を浮かべ、目を見開いた。
「嘘でしょ? フィリップが? 信じられない……」
「シャーリーはこっちで匿っているので大丈夫だと思います。盗まれた弓は取り返しますが、フィリップの言っている貴族の誰かがそれを保管しているとしたら、どうしても手荒な真似をせざるを得ない」
「フィリップをそそのかすほどの報酬を出せるのであれば侯爵家以上かしら……。試験でトップの成績を狙っていて、侯爵以上の貴族の子息と言ったらニールセン家のアレックスか、オーレスト家のブライアン。それとグラスロウ家のアンナくらいよ。いずれにせよ特別クラスの生徒には変わりないわ。こちらで探りを入れてみる?」
「いえ、もっと確実な方法をとるので大丈夫です。従魔達にシャーリーの匂いを追わせればいいだけ。シャーリーの匂いがする家が黒幕で間違いないでしょう。まぁ別の場所に保管している可能性もありますが、その場合はすぐにでも取り返せばいいだけです。最悪、試験の結果がどうであろうと俺には関係がありませんし、それが終わればフィリップを捕えればいいだけだ」
「それもそうね。その件に関してはそっちに一任するわ。手助けが必要ならいつでも声を掛けて」
「そうしてくれると助かります。それともう1つ。俺が聞きたいのは、何故ニールセン公の面会を許したのかなんですけど……」
「ゔっ……」
途端に気まずそうな表情を見せるネスト。引きつる表情を見せるも、聞かれるとは思っていたのだろう。諦めたように溜息をつくと、落胆したように肩を落とした。
「ごめんなさい。ニールセン公がしっかりとした手順で面会を求めてきたからよ。断る理由が見つからなかった……。それにこちらの要求を呑んでくれたのも大きいわ」
「要求?」
「ええ。九条が依頼を受けても受けなくても、今後一切九条には関わらないと約束したの。今回が最初で最後だと言ったからこそ許可を出した。九条には破格の条件だと思ったのよ」
「なるほど。確かに悪い話ではないですね」
「勝手に話を進めてしまった事は謝るわ」
「いえ、謝る必要はありません。ただ、ニールセン公に求める報酬をどうしようか考えていたので、一度すり合わせはしたかったんです」
「報酬は九条が決めることでしょ? 私に聞かなくても……」
ネストは何故自分に聞くのかと疑問に思うも、それに少し興味が湧いた様子。
公爵であるニールセン家は、貴族の中でも3大公爵と呼ばれる名家。ミスト領の隣国であるシルトフリューゲル帝国からの侵攻を、幾度となく食い止めてきた歴戦の家系。
国王からの信頼も厚く、どんな望みであろうとも叶える力があるだろう。
彼が第2王女の派閥に属しているのは、領土の防衛に助力していたノルディックの存在が大きな要因の1つであると言われている。
今回、俺との面会を果たしたニールセン公は、今後一切俺との関わり合いを持たないと約束した。
ならば、地位も名誉も権力も金も興味がない俺が、ニールセン公に何を報酬として要求するのかは、気になるところだろう。
「考えたんですけど、ニールセン公を王女様の……。第4王女の派閥に鞍替えさせたら、迷惑ですか?」
「は? 九条。あんたマジで言ってるの!?」
驚きというより困惑の方が色濃く出ている表情。
公爵にもなれば、それは派閥のリーダー的存在だ。それ以上の権力者は王族以外考えられず、それを引き抜こうと考える貴族はいない。
だが、俺は貴族ではないのだ。だからこそ求められる報酬であった。
俺は、ニールセン公がその要求を呑むと読んでいる。息子の事を想えば、今の地位を捨てる覚悟があると思わせるほどに真剣であった。それと同時に、第2王女の反発も買うだろう事は理解している。
その結果、第4王女側に悪影響を及ぼしてしまう可能性は否めず、その程度は俺には想像も出来ない。故に、ネストの見解を聞きたかったのである。
正直、報酬はなんでもよかった。どうせやるなら、ニールセン公の方が待ったをかけるほどのことを吹っかけてやろうと思っただけ。
更に言うなら、何かこちら側にメリットのあることが望ましいと考えたのだ。
確かにニールセン公は、自分より身分の低い俺に対してでも礼儀正しい立ち振る舞いであった。
だが、俺は忘れてはいない。彼等が第2王女を信じ、ノルディックに手を貸した貴族の一派であることを。
俺が言うのもおこがましいが、これはその罰なのだ。第2王女を取るか、息子の更生を望むか。精々迷い苦悩すればいいのである。
「確かに公爵家を取り込むことが出来れば、ウチは第1王子の派閥に肉薄するほどの力を得ることが出来る……。けど、ニールセン公がそれを受け入れるのかは未知数。第2王女は間違いなく発狂するでしょうね……」
「ということは、止めた方がいいと?」
「九条には悪いんだけど、正直どうなるかわからない。不確定要素が多すぎて返答は出来ないわ……」
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