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第200話 介抱
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気を失ってしまったシャーリーを村へと連れ帰り、ベッドへと寝かせる。
酷く湿り気を帯びた衣服。恐らくは汗によるもの。相当急いでいたのだろうことが窺える。
外傷はなさそうだが、この寒さだ。さすがに着替えさせなければ風邪をひいてしまう。
選択肢は2つ。俺がこっそり着替えさせるか、寝ているミアを起こすか……。
「ミア、寝ているところすまない。このままだとシャーリーが風邪をひいてしまう。着替えを手伝ってくれないか?」
「……あい……」
眠い目を擦りながらも、作業を始めるミアに感謝し部屋を出る。
「おにーちゃん、いいよー」
そこには、ぶかぶかの寝間着に着替えたシャーリーが寝かされていた。俺用のサイズでは大きすぎるとは思うのだが、それしかないので仕方がない。大事なところは隠れているので大丈夫だろう。
「ありがとう、ミア。あとは温めてやれば……」
こういう時は人肌で温めるのがいいと聞いた事があるが、ウチにはそれ以上の適任がいるのだ。
「ワダツミ、カガリ、頼んだ」
「うむ」
部屋は寒くて申し訳ないが、カガリとワダツミでサンドし、上から布団を掛けてやれば、かなり暖かいはずである。
小さなベッドはそれで満員だ。仕方がないので俺とミアは従魔達の新居に1日だけの居候として厄介になることにした。
「九条殿。大丈夫であったか?」
「ああ。今は俺の部屋で休んでる。安心して力が抜けてしまったんだろう。明日には元気な姿を見せてくれると思う」
「そうか……」
たまにはふかふかの藁の上で横になるのも悪くない。……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
コクセイと白狐の温かさは何物にも代えがたいが、藁はゴワゴワで肌触りは最悪だ。
隣の芝が青く見えていただけのようで、安物とは言えやはりベッドで寝た方が心地いいに決まっている。
本来こちらでの宿泊は禁じられているが、緊急事態なので今回限りは許してもらおう。
夜中でギルドは既に営業を終えていたし、勝手に部屋の鍵を拝借する訳にもいくまい。
108番からは、シャーリーが魔法学院のことを知っているような口ぶりだったと聞いている。
それと追われていたことの因果関係が不明ではあるが、その辺りはシャーリーが落ち着いてから聴取すればいい。
それにしても、なんでこう俺の周りでは問題ばかり起きるのか……。
異世界生活も中々上手くはいかない。むしろこちらの世界の方が忙しくなっているのは気のせいだろうか?
そんなことを考えながらも、俺とミアは沢山の獣達の毛皮を堪能しながら、一夜を明かした。
「改めて礼を言わなくちゃね。ありがとね、九条」
朝、ギルドへと出勤していくミアを見送ると、シャーリーは俺に昨日あったことを全て話してくれた。
「ああ。外傷はなさそうだが大丈夫か?」
「ええ、なんとか。あそこにダンジョンがなかったら死んでたかも?」
それが冗談に聞こえなかった。憤る俺を見て、シャーリーはすぐにそれを訂正した。
「ごめん、言い過ぎた。でも、連れ去られてはいたでしょうね」
「俺のダンジョンの地図か……。そしてフィリップとそれを雇っている貴族……。その貴族の名前は?」
「教えてくれなかった。でもフィリップに窃盗なんて真似させるくらいのお金持ちみたいだから、かなり上級の貴族じゃないかな? 魔法学院の生徒だって言ってたわよ?」
「そこまで絞れていれば、ネストさんに相談するのがベストだな。やりそうなクソガキの心当たりはあるが、証拠はない」
「やっぱりダンジョン解放するんだ。なんでそんなこと引き受けたの?」
「リリー王女が俺の評判を上げたいと言い出してな。派閥の評判にも響くだろうことを考えると、気が気じゃないのかもしれない。俺はこのままでも構わないんだが、ミアが俺の所為で白い目で見られるのは不憫だから……というのが俺の理由だ」
「そっか……。取り敢えず話はそれだけ。じゃぁ、私は行くね? 盗まれた弓を取り戻さないと」
「いや、行かなくていい。しばらくはここにいろ」
立ち上がるシャーリーの腕を掴み制止する。
取り返したい気持ちはわかるが、それは貴族の家に忍び込むということだ。当たり前だがそれは重罪である。
「でも……」
「大丈夫。恐らくだが、すぐにはそれを売り飛ばしたりはしないはず。むしろあれはシャーリーをおびき寄せる餌だろう。出て行って捕まってしまった方が、厄介な事になりかねない。それに、あの弓があちら側にある限りシャーリーはこの事を俺には話さないと思っているはずだ」
「一理あるわね……。ってことは被害届もまだ出さない方がいい?」
「ああ。だからシャーリーはここにいろ。少々不便を強いることになるが、行方をくらませていた方が相手側も動き辛いはず。昨日の追手はデュラハンが全て始末した。シャーリーがここにいることは誰にも伝わっていないはずだ。弓は後で必ず取り戻してやる」
「でも、どうやって?」
「俺の従魔達は、皆鼻がいいんだ」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべ、従魔達に視線を移す。
隣に座っていたワダツミは、それに応えるよう背筋をピンと伸ばし胸を張る。その仕草は、自分に任せろと言わんばかりである。
「ふふっ……。よろしくね、ワダツミ」
笑顔を見せるシャーリーは、ワダツミを抱き寄せワシャワシャと撫で回す。
「ソフィアさんに理由を話して一部屋貸してもらおう。それと着替えなんかも買い揃えないとな……」
少々大きめに手を2回叩くと、枯れた声と同時に姿を見せたスーツ姿の初老の男性。
「お呼びでしょうか? 九条様」
「ああ。シャーリーが暫くここへ住むことになったが、訳アリで外には出られない。その間の世話を頼む。かかった費用は俺にツケておいてくれ」
「かしこまりました。何なりとお申し付けくださいませ。シャーリー様」
深く頭を下げる白髪の執事。シャーリーはそれに目を丸くする。
パッと見れば使用人か執事のような出で立ち。首輪はなく、奴隷出身ではない。
商人でも貴族でもない一般人が使用人を雇うことは極めて異例。俺の性格を知っているシャーリーならば、俺が使用人を雇うことなぞあり得ないとでも思っているのだろう。
「え? 誰?」
「紹介しよう。彼はセバスさん。アンカース家の執事長をしている」
「へぇ……。え? それってネストの事よね? それがなんでここにいるの?」
「寝坊して馬車に乗り遅れたんだ」
「……はぁ?」
素っ頓狂な声で聴き返すシャーリー。俺だってそれを聞いた時は、笑いを堪えきれなかったほどだ。
「ネストが俺の監視の為に寄越したんだよ。さっき話したミスト領のニールセン公と一緒に来たんだ」
「それはもうだいぶ前に帰ったんでしょ?」
「ああ。だからそれに乗り遅れたんだ」
あの時の引きつったセバスの顔は酷く困惑していて滑稽だった。
それをギルド経由でネストに連絡を入れると、「どうせ学院の試験でこちらに来るからそれまでここにいろ」と言われたらしい。
俺は自由にしてていいと言っているのに、セバスは何故か俺の周りをウロウロとし始め、身の回りの世話を買って出るようになった。
恐らく、セバスは自分への評価を憂慮しているのだ。ネストが村に来れば、その仕事ぶりを俺に聞くはず。アンカース家とは離れていても、しっかり仕事はしてました。そう俺が報告するのを期待しているのだろう。
仕事を終えると決まって「お嬢様にはよろしくお伝えください」と言うので、間違いないと思う。
もう耳にタコができるほど聞いているワードである。
「へぇ。それでか……」
「面目次第も御座いません……」
「今は逆に助かる。女性の世話なんか俺には無理だ。買い物くらいは出来るだろうが、それ以外はセバスさんに任せます。貴族令嬢の執事長だけあって女性の扱いは上手そうですし」
「恐悦至極に御座います。僭越ながらこのセバス。全身全霊をもってシャーリー様を立派な淑女に育て上げて見せます! なので是非! お嬢様にはよろしくお伝えください!」
「「いや、そこまでは頼んでないから」」
俺とシャーリーから発せられたツッコミがシンクロし、2人が顔を見合わせてゲラゲラと笑い転げる中、セバスだけがクスリともせず真顔で立っていたのだ。
酷く湿り気を帯びた衣服。恐らくは汗によるもの。相当急いでいたのだろうことが窺える。
外傷はなさそうだが、この寒さだ。さすがに着替えさせなければ風邪をひいてしまう。
選択肢は2つ。俺がこっそり着替えさせるか、寝ているミアを起こすか……。
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眠い目を擦りながらも、作業を始めるミアに感謝し部屋を出る。
「おにーちゃん、いいよー」
そこには、ぶかぶかの寝間着に着替えたシャーリーが寝かされていた。俺用のサイズでは大きすぎるとは思うのだが、それしかないので仕方がない。大事なところは隠れているので大丈夫だろう。
「ありがとう、ミア。あとは温めてやれば……」
こういう時は人肌で温めるのがいいと聞いた事があるが、ウチにはそれ以上の適任がいるのだ。
「ワダツミ、カガリ、頼んだ」
「うむ」
部屋は寒くて申し訳ないが、カガリとワダツミでサンドし、上から布団を掛けてやれば、かなり暖かいはずである。
小さなベッドはそれで満員だ。仕方がないので俺とミアは従魔達の新居に1日だけの居候として厄介になることにした。
「九条殿。大丈夫であったか?」
「ああ。今は俺の部屋で休んでる。安心して力が抜けてしまったんだろう。明日には元気な姿を見せてくれると思う」
「そうか……」
たまにはふかふかの藁の上で横になるのも悪くない。……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
コクセイと白狐の温かさは何物にも代えがたいが、藁はゴワゴワで肌触りは最悪だ。
隣の芝が青く見えていただけのようで、安物とは言えやはりベッドで寝た方が心地いいに決まっている。
本来こちらでの宿泊は禁じられているが、緊急事態なので今回限りは許してもらおう。
夜中でギルドは既に営業を終えていたし、勝手に部屋の鍵を拝借する訳にもいくまい。
108番からは、シャーリーが魔法学院のことを知っているような口ぶりだったと聞いている。
それと追われていたことの因果関係が不明ではあるが、その辺りはシャーリーが落ち着いてから聴取すればいい。
それにしても、なんでこう俺の周りでは問題ばかり起きるのか……。
異世界生活も中々上手くはいかない。むしろこちらの世界の方が忙しくなっているのは気のせいだろうか?
そんなことを考えながらも、俺とミアは沢山の獣達の毛皮を堪能しながら、一夜を明かした。
「改めて礼を言わなくちゃね。ありがとね、九条」
朝、ギルドへと出勤していくミアを見送ると、シャーリーは俺に昨日あったことを全て話してくれた。
「ああ。外傷はなさそうだが大丈夫か?」
「ええ、なんとか。あそこにダンジョンがなかったら死んでたかも?」
それが冗談に聞こえなかった。憤る俺を見て、シャーリーはすぐにそれを訂正した。
「ごめん、言い過ぎた。でも、連れ去られてはいたでしょうね」
「俺のダンジョンの地図か……。そしてフィリップとそれを雇っている貴族……。その貴族の名前は?」
「教えてくれなかった。でもフィリップに窃盗なんて真似させるくらいのお金持ちみたいだから、かなり上級の貴族じゃないかな? 魔法学院の生徒だって言ってたわよ?」
「そこまで絞れていれば、ネストさんに相談するのがベストだな。やりそうなクソガキの心当たりはあるが、証拠はない」
「やっぱりダンジョン解放するんだ。なんでそんなこと引き受けたの?」
「リリー王女が俺の評判を上げたいと言い出してな。派閥の評判にも響くだろうことを考えると、気が気じゃないのかもしれない。俺はこのままでも構わないんだが、ミアが俺の所為で白い目で見られるのは不憫だから……というのが俺の理由だ」
「そっか……。取り敢えず話はそれだけ。じゃぁ、私は行くね? 盗まれた弓を取り戻さないと」
「いや、行かなくていい。しばらくはここにいろ」
立ち上がるシャーリーの腕を掴み制止する。
取り返したい気持ちはわかるが、それは貴族の家に忍び込むということだ。当たり前だがそれは重罪である。
「でも……」
「大丈夫。恐らくだが、すぐにはそれを売り飛ばしたりはしないはず。むしろあれはシャーリーをおびき寄せる餌だろう。出て行って捕まってしまった方が、厄介な事になりかねない。それに、あの弓があちら側にある限りシャーリーはこの事を俺には話さないと思っているはずだ」
「一理あるわね……。ってことは被害届もまだ出さない方がいい?」
「ああ。だからシャーリーはここにいろ。少々不便を強いることになるが、行方をくらませていた方が相手側も動き辛いはず。昨日の追手はデュラハンが全て始末した。シャーリーがここにいることは誰にも伝わっていないはずだ。弓は後で必ず取り戻してやる」
「でも、どうやって?」
「俺の従魔達は、皆鼻がいいんだ」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべ、従魔達に視線を移す。
隣に座っていたワダツミは、それに応えるよう背筋をピンと伸ばし胸を張る。その仕草は、自分に任せろと言わんばかりである。
「ふふっ……。よろしくね、ワダツミ」
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「ソフィアさんに理由を話して一部屋貸してもらおう。それと着替えなんかも買い揃えないとな……」
少々大きめに手を2回叩くと、枯れた声と同時に姿を見せたスーツ姿の初老の男性。
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「ああ。シャーリーが暫くここへ住むことになったが、訳アリで外には出られない。その間の世話を頼む。かかった費用は俺にツケておいてくれ」
「かしこまりました。何なりとお申し付けくださいませ。シャーリー様」
深く頭を下げる白髪の執事。シャーリーはそれに目を丸くする。
パッと見れば使用人か執事のような出で立ち。首輪はなく、奴隷出身ではない。
商人でも貴族でもない一般人が使用人を雇うことは極めて異例。俺の性格を知っているシャーリーならば、俺が使用人を雇うことなぞあり得ないとでも思っているのだろう。
「え? 誰?」
「紹介しよう。彼はセバスさん。アンカース家の執事長をしている」
「へぇ……。え? それってネストの事よね? それがなんでここにいるの?」
「寝坊して馬車に乗り遅れたんだ」
「……はぁ?」
素っ頓狂な声で聴き返すシャーリー。俺だってそれを聞いた時は、笑いを堪えきれなかったほどだ。
「ネストが俺の監視の為に寄越したんだよ。さっき話したミスト領のニールセン公と一緒に来たんだ」
「それはもうだいぶ前に帰ったんでしょ?」
「ああ。だからそれに乗り遅れたんだ」
あの時の引きつったセバスの顔は酷く困惑していて滑稽だった。
それをギルド経由でネストに連絡を入れると、「どうせ学院の試験でこちらに来るからそれまでここにいろ」と言われたらしい。
俺は自由にしてていいと言っているのに、セバスは何故か俺の周りをウロウロとし始め、身の回りの世話を買って出るようになった。
恐らく、セバスは自分への評価を憂慮しているのだ。ネストが村に来れば、その仕事ぶりを俺に聞くはず。アンカース家とは離れていても、しっかり仕事はしてました。そう俺が報告するのを期待しているのだろう。
仕事を終えると決まって「お嬢様にはよろしくお伝えください」と言うので、間違いないと思う。
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「へぇ。それでか……」
「面目次第も御座いません……」
「今は逆に助かる。女性の世話なんか俺には無理だ。買い物くらいは出来るだろうが、それ以外はセバスさんに任せます。貴族令嬢の執事長だけあって女性の扱いは上手そうですし」
「恐悦至極に御座います。僭越ながらこのセバス。全身全霊をもってシャーリー様を立派な淑女に育て上げて見せます! なので是非! お嬢様にはよろしくお伝えください!」
「「いや、そこまでは頼んでないから」」
俺とシャーリーから発せられたツッコミがシンクロし、2人が顔を見合わせてゲラゲラと笑い転げる中、セバスだけがクスリともせず真顔で立っていたのだ。
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