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第162話 信用に足る理由
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手のひらサイズの古びた手記のような物の束をペラペラとめくりながら九条に何かを説明している予想屋。ミアも興味があるのかそれを隣で聞いていた。
その様子を、後ろから呆れるように見ているシャーリーからは、盛大なため息が漏れる。
それをチラリと盗み見るも、書き込まれている内容はよくわからない記号と数字の羅列であったからだ。
とは言え、予想屋の言っていることが間違っていなければ、情報としては悪くない内容ではあった。
予想屋は、1日中ここでデータを取っていた。過去10年の統計から見たミスリル鉱石の掘れるであろう場所の予想。入場した人数と場所。どれだけのミスリル鉱石が出土し、どれだけのクズ石が運び出され、どれだけ掘り進んだか。聞く限りではかなり細かいデータである。
――だが、当たらなければ意味がない。
それは予想屋の恰好から見ても明らかだ。あまり良い暮らしは出来ていない印象。稼げていない証拠である。
それくらいの推測が出来てもおかしくはないのだが、九条は時折気を逸らしながらも、その話を熱心に聞いていた。
そして九条達の順番がやってくるとカウンターに顔を出し、にこやかに挨拶をするドワーフの女性。
「お待たせしました。ルールの説明は受けましたか?」
「はい、大丈夫です」
「では、こちらから鉱脈をお選びになり、コースをお決めください」
「えっと。8番鉱脈を6時間コースで」
「えっ!?」
「えっ!?」
「「……」」
カウンター越しに固まる2人であったが、それも当然。初心者が6時間コースを選ぶなんて、カネをドブに捨てているようなものだからだ。
時間が長ければ長いほど割引率は高くなる。とは言え、その額は金貨120枚と高額だ。
確かに6時間掘り続けることが出来れば、元を取れる確率は上がる。だが、それは休みなく掘れた場合。体力にも限界はある。
「おい。前のヤツ素人だぜ? 6時間だってよ」
「まぁそう言うなよ。予想屋にカネを出すくらいだ。温かい目で見守ってやろうぜ?」
後ろに並ぶ者達から聞こえるのは、九条を蔑みクスクスと失笑する声。いたたまれなくなったシャーリーは、顔を真っ赤にして九条の肩を叩いた。
「ねぇ九条。6時間は止めようよ。なんか笑われてるよ?」
「他人の目なんか気にすることないだろ? 大丈夫だから心配するな」
平然と言ってのける九条に、シャーリーは不安を募らせる。
(何が大丈夫なのよ……。当たらない予想屋の話を聞いたから? そんな根拠もない予想でどうしてそこまで強気でいられるのよ……)
「それともシャーリーは別で掘るか? 俺はどっちでもいいが……」
「一緒でいいわよ!」
少し腹を立てながらもシャーリーは金貨40枚を九条に手渡し、九条はミアの分と合わせて120枚をカウンターへと置いた。
「あ……ありがとうございます。レンタル品はどういたしましょう? どれでも1つ金貨1枚です」
「いくつでもいいのか?」
「え? ええ。制限は御座いませんが……」
ミアが手に取ったのは小さなマトック。登山用のピッケル程度の大きさの物だ。シャーリーは大人用のツルハシだ。当たり前だが結構な重量である。
九条は借り物の荷車を引いて来ると、それにツルハシを載せていく。
「これくらいでいいかな」
荷車に載せたのは2つのランタンと20本のツルハシ。そして3人分の皮手袋だ。
それを見て吹き出したのは、またしても並んでいた客達。涙を溜め、ゲラゲラと笑う様子は実に楽しそうである。
しかし、ミアとシャーリーは違った。それを見て、九条が何をしようとしているのかを察したのである。
九条が振り向くとニヤリと不敵な笑みを浮かべ、2人も同調したかの如く悪い顔を見せる。それからはシャーリーもミアも、外野の声は気にならなくなった。
「た……確かに金貨147枚確認しました。では制限時間は今から6時間です。こちらの札を首に掛けておいてください。時間内の出入りは自由。お時間になりましたら迎えが行きますので、その時点で終了となります。それと貸し出し品は壊さないようにお願いしますね? 弁償してもらいますよ?」
九条は、8番と書かれた木製の札を受け取り、首に掛けた。
「ああ。大丈夫だ」
ドワーフの女性は別の意味で捉えていた。いくら採掘用に作られたツルハシとはいえ、乱暴に扱えば破損してしまう。九条が大量に借りた理由が壊してしまった時の予備だと考えたのだ。
「じゃぁ、お前達は宿に戻っていてくれ。6時間後にまた会おう。それと宿から大きめの革袋を3つ持って来てくれ」
「うむ。了解した」
周りにバレぬよう小さな声でこそっと呟くと、従魔達は返事をした後、薄暗い洞窟を戻って行った。
「がんばれよー……プヒッ」
外野からの声援……ではなく、からかい気味な応援が飛ぶと、九条達は坑道へと入って行く。
荷車を引く九条よりも先を歩くミアとシャーリーは、お互いの顔を見合わせクスクスと含み笑いを浮かべる。
「ふふふ。バレたら怒られちゃうね? おにーちゃん」
「そうか? ルールは守ってるぞ? 同時に入場できる人数制限は聞いたが、同時に採掘できる人数制限までは聞いてない。中に入れば何をしても自由と言ってたじゃないか。ツルハシも人数分借りれたし大丈夫だろ?」
「絶対その言い訳は通用しないと思うけどね……」
徐々に狭くなっていく洞窟内をキョロキョロと確認しながら歩いていると、赤い塗料で8番と書かれた分かれ道を見つける。
「ここだな」
そこを曲がり奥へと進むと、大きなドーム状の部屋が現れた。
「よし、じゃぁ各自自由に掘ろう」
「はーい」
子供用マトックを振り上げ、多少よろけながらもガツガツとその辺の壁を掘り始めるミア。多少は抉れるものの、子供の力ではそんなもの。それでも一心不乱にマトックを振り続けるミアは、楽しそう。
一方シャーリーはミアとは違う。腰を入れ、大きく振りかぶって、勢いよく叩きつける。ガツンという大きな音と赤い火花が辺りに飛び散り、削れる岩肌。
「これ、結構キツイ作業ね」
思ったより過酷な作業。ミスリル鉱石がほんの少しでも顔を出していればその周辺を掘ればいいのだろうがそう甘くはなく、周囲はただの黒い岩の山である。
「九条は何処を掘るの?」
「8番鉱脈の入口から北北西に突き当たった壁を、斜め上12度の角度で3メートル掘り進める」
「「細かっ!」」
2人から同時にツッコミが入る。
「それって予想屋の話? 信用出来るの?」
「ああ。恐らくな。まぁ、やってみるよ」
予想屋の話では、アゲートを狙うなら2番鉱脈が確率的に高いということだったが、鎧を補修するだけの量は無理だと言われ、九条はアゲートを早々に諦めミスリル1本に絞った。
魔法書から骨を取り出し、辺りにばら撒く。
「【骸骨戦士召喚】、【悪夢の力】」
骨を媒介にした魔法陣から、にょきにょきと生えてくるスケルトンの集団。九条はそれに強化魔法をかけると、スケルトン達は赤く光るオーラを纏う。
それが列を成し、荷台に積まれているツルハシを持ち上げると、指定した場所を黙々と掘り始めた。
掘り進めるのは疲れ知らずのアンデッド達に任せ、九条は積みあがっていくクズ石の撤去に勤しんだ。
「こういう時だけは役に立つわよね」
達観した様子でスケルトンを見つめるシャーリー。
スケルトンは、種別的には魔物に分類される。それほど強くはないが、彼らに意志は存在せず、生き物を無差別に襲うアンデッドだ。
だが、九条が呼び出したそれを見るシャーリーの瞳は、いつもとは違う側面を映していた。船での九条とのやり取りを、思い出していたのだ。
(彼等もどこかで命を落とした者達なのかもしれない。それに思いを馳せる人達もいたのかな……)
九条に与えられた仮初の命。それは儚く、ほんの少しではあるがシャーリーには憐憫に見えていたのだ。
その様子を、後ろから呆れるように見ているシャーリーからは、盛大なため息が漏れる。
それをチラリと盗み見るも、書き込まれている内容はよくわからない記号と数字の羅列であったからだ。
とは言え、予想屋の言っていることが間違っていなければ、情報としては悪くない内容ではあった。
予想屋は、1日中ここでデータを取っていた。過去10年の統計から見たミスリル鉱石の掘れるであろう場所の予想。入場した人数と場所。どれだけのミスリル鉱石が出土し、どれだけのクズ石が運び出され、どれだけ掘り進んだか。聞く限りではかなり細かいデータである。
――だが、当たらなければ意味がない。
それは予想屋の恰好から見ても明らかだ。あまり良い暮らしは出来ていない印象。稼げていない証拠である。
それくらいの推測が出来てもおかしくはないのだが、九条は時折気を逸らしながらも、その話を熱心に聞いていた。
そして九条達の順番がやってくるとカウンターに顔を出し、にこやかに挨拶をするドワーフの女性。
「お待たせしました。ルールの説明は受けましたか?」
「はい、大丈夫です」
「では、こちらから鉱脈をお選びになり、コースをお決めください」
「えっと。8番鉱脈を6時間コースで」
「えっ!?」
「えっ!?」
「「……」」
カウンター越しに固まる2人であったが、それも当然。初心者が6時間コースを選ぶなんて、カネをドブに捨てているようなものだからだ。
時間が長ければ長いほど割引率は高くなる。とは言え、その額は金貨120枚と高額だ。
確かに6時間掘り続けることが出来れば、元を取れる確率は上がる。だが、それは休みなく掘れた場合。体力にも限界はある。
「おい。前のヤツ素人だぜ? 6時間だってよ」
「まぁそう言うなよ。予想屋にカネを出すくらいだ。温かい目で見守ってやろうぜ?」
後ろに並ぶ者達から聞こえるのは、九条を蔑みクスクスと失笑する声。いたたまれなくなったシャーリーは、顔を真っ赤にして九条の肩を叩いた。
「ねぇ九条。6時間は止めようよ。なんか笑われてるよ?」
「他人の目なんか気にすることないだろ? 大丈夫だから心配するな」
平然と言ってのける九条に、シャーリーは不安を募らせる。
(何が大丈夫なのよ……。当たらない予想屋の話を聞いたから? そんな根拠もない予想でどうしてそこまで強気でいられるのよ……)
「それともシャーリーは別で掘るか? 俺はどっちでもいいが……」
「一緒でいいわよ!」
少し腹を立てながらもシャーリーは金貨40枚を九条に手渡し、九条はミアの分と合わせて120枚をカウンターへと置いた。
「あ……ありがとうございます。レンタル品はどういたしましょう? どれでも1つ金貨1枚です」
「いくつでもいいのか?」
「え? ええ。制限は御座いませんが……」
ミアが手に取ったのは小さなマトック。登山用のピッケル程度の大きさの物だ。シャーリーは大人用のツルハシだ。当たり前だが結構な重量である。
九条は借り物の荷車を引いて来ると、それにツルハシを載せていく。
「これくらいでいいかな」
荷車に載せたのは2つのランタンと20本のツルハシ。そして3人分の皮手袋だ。
それを見て吹き出したのは、またしても並んでいた客達。涙を溜め、ゲラゲラと笑う様子は実に楽しそうである。
しかし、ミアとシャーリーは違った。それを見て、九条が何をしようとしているのかを察したのである。
九条が振り向くとニヤリと不敵な笑みを浮かべ、2人も同調したかの如く悪い顔を見せる。それからはシャーリーもミアも、外野の声は気にならなくなった。
「た……確かに金貨147枚確認しました。では制限時間は今から6時間です。こちらの札を首に掛けておいてください。時間内の出入りは自由。お時間になりましたら迎えが行きますので、その時点で終了となります。それと貸し出し品は壊さないようにお願いしますね? 弁償してもらいますよ?」
九条は、8番と書かれた木製の札を受け取り、首に掛けた。
「ああ。大丈夫だ」
ドワーフの女性は別の意味で捉えていた。いくら採掘用に作られたツルハシとはいえ、乱暴に扱えば破損してしまう。九条が大量に借りた理由が壊してしまった時の予備だと考えたのだ。
「じゃぁ、お前達は宿に戻っていてくれ。6時間後にまた会おう。それと宿から大きめの革袋を3つ持って来てくれ」
「うむ。了解した」
周りにバレぬよう小さな声でこそっと呟くと、従魔達は返事をした後、薄暗い洞窟を戻って行った。
「がんばれよー……プヒッ」
外野からの声援……ではなく、からかい気味な応援が飛ぶと、九条達は坑道へと入って行く。
荷車を引く九条よりも先を歩くミアとシャーリーは、お互いの顔を見合わせクスクスと含み笑いを浮かべる。
「ふふふ。バレたら怒られちゃうね? おにーちゃん」
「そうか? ルールは守ってるぞ? 同時に入場できる人数制限は聞いたが、同時に採掘できる人数制限までは聞いてない。中に入れば何をしても自由と言ってたじゃないか。ツルハシも人数分借りれたし大丈夫だろ?」
「絶対その言い訳は通用しないと思うけどね……」
徐々に狭くなっていく洞窟内をキョロキョロと確認しながら歩いていると、赤い塗料で8番と書かれた分かれ道を見つける。
「ここだな」
そこを曲がり奥へと進むと、大きなドーム状の部屋が現れた。
「よし、じゃぁ各自自由に掘ろう」
「はーい」
子供用マトックを振り上げ、多少よろけながらもガツガツとその辺の壁を掘り始めるミア。多少は抉れるものの、子供の力ではそんなもの。それでも一心不乱にマトックを振り続けるミアは、楽しそう。
一方シャーリーはミアとは違う。腰を入れ、大きく振りかぶって、勢いよく叩きつける。ガツンという大きな音と赤い火花が辺りに飛び散り、削れる岩肌。
「これ、結構キツイ作業ね」
思ったより過酷な作業。ミスリル鉱石がほんの少しでも顔を出していればその周辺を掘ればいいのだろうがそう甘くはなく、周囲はただの黒い岩の山である。
「九条は何処を掘るの?」
「8番鉱脈の入口から北北西に突き当たった壁を、斜め上12度の角度で3メートル掘り進める」
「「細かっ!」」
2人から同時にツッコミが入る。
「それって予想屋の話? 信用出来るの?」
「ああ。恐らくな。まぁ、やってみるよ」
予想屋の話では、アゲートを狙うなら2番鉱脈が確率的に高いということだったが、鎧を補修するだけの量は無理だと言われ、九条はアゲートを早々に諦めミスリル1本に絞った。
魔法書から骨を取り出し、辺りにばら撒く。
「【骸骨戦士召喚】、【悪夢の力】」
骨を媒介にした魔法陣から、にょきにょきと生えてくるスケルトンの集団。九条はそれに強化魔法をかけると、スケルトン達は赤く光るオーラを纏う。
それが列を成し、荷台に積まれているツルハシを持ち上げると、指定した場所を黙々と掘り始めた。
掘り進めるのは疲れ知らずのアンデッド達に任せ、九条は積みあがっていくクズ石の撤去に勤しんだ。
「こういう時だけは役に立つわよね」
達観した様子でスケルトンを見つめるシャーリー。
スケルトンは、種別的には魔物に分類される。それほど強くはないが、彼らに意志は存在せず、生き物を無差別に襲うアンデッドだ。
だが、九条が呼び出したそれを見るシャーリーの瞳は、いつもとは違う側面を映していた。船での九条とのやり取りを、思い出していたのだ。
(彼等もどこかで命を落とした者達なのかもしれない。それに思いを馳せる人達もいたのかな……)
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