161 / 637
第161話 鉱石狩り
しおりを挟む
バルガスから鉱石狩りの出来る採掘場を聞き、店を出た一行。シャーリーは肩を落とし、力なくトボトボと歩く。
残されている手は2つ。差額分以上のミスリル鉱石を手に入れるか、九条からお金を借りるかだ。
(ドワーフは酒好き……。浴びるように酒を飲ませれば記憶を失い、武器を作る約束をしたということに出来ないだろうか?)
ニヤリと不敵な笑みを浮かべるシャーリーではあったが、もちろん本気ではない。
真っ当にギルドで依頼を受け、金貨200枚分を稼ぐのが堅実ではあるのだが、プラチナでもないシャーリーには、そんな大金を稼げる依頼があるわけがなく、非現実的だ。
「ねぇ九条。ギルドで1番報酬のいい依頼受けて来てよ。手伝うからさ」
達成時の報酬は依頼を受けた九条に支払われるが、その分配方法はパーティの自由。シルバー制限の依頼を受けるより、九条の依頼を手伝った方が儲かるのは明らかだ。
「出来ればギルドに顔を出すのは、勘弁願いたいんだが……」
「あ、そっちじゃないんだ……」
シャーリーは勘違いをしていた。九条がギルドの依頼を受け、その報酬で武器の制作を頼むのかと考えていたのだ。
とは言え、ある意味予想通りの答えではあった。聞かずとも九条が仕事をしないことは承知の上。それでもほんの少しの確率に賭けてみただけである。
「ってことは、九条は自分の武器の分はお金持って来てるのかぁ……」
「いや、ない!」
「は? どゆこと……?」
きっぱりと断言する九条に、怪訝そうな顔を向けるシャーリー。
九条が、鎧の修繕費として持って来ているのは重量を加味して金貨1000枚だけ。これでも多めに持って来ているつもりだったが、オーダーメイドがこれほど高価だとは知らなかった。
プラチナの冒険者であれば、その信用度でツケておく事も可能ではあるが、九条はそれを好まない。
金の鬣の素材分配で、ネストがバイスにミスリル製の盾で我慢しろと言っていたのを覚えているが故に、貴族の金銭感覚には呆れて物も言えなかった。
薄暗い洞窟を奥へ奥へと進んで行くと、ほどなく採掘場入口の鉄格子の門が見えてくる。そこを抜けると、見えてきたのは行列だ。
「すいません。これは鉱石狩りの列ですか?」
「ああ、そうだよ」
九条の質問に答えたのは、最後尾に並んでいたシルバープレートの冒険者の男。
観光客向けと言っていたが、並んでいるのは冒険者や屈強な男達ばかり。
中には鉱夫でもやっていたんじゃないかと思うほど装備の整っている者もいた。ツルハシにランタン。大きなバックパックにスコップと、フル装備である。
家族連れがいない訳ではないが、観光地特有の緩い空気とは裏腹に、辺りにはピリピリと張り詰めた空気が漂っていた。
ミスリルや各種レア鉱石を求め来ているのだろうことは、一目瞭然である。
「面白そう!」
それを見て、まるで遊園地の乗り物の列に並ぶ子供のようにはしゃぐミア。
薄暗い洞窟内にむさ苦しい男達が目を血走らせ並んでいるのを見て、面白そうという感想が出て来ることに驚かされつつも、列は少しずつ前へと進んで行く。
角を曲がると、見えてきたのは大きなホール。本格的な採掘現場には似合わないカウンターが設置されていて、その隣には荷車やツルハシ等の採掘道具がズラリと並べられていた。
物珍しさにきょろきょろと落ち着かない様子の九条達。そこへ寄って来たのは、大きなヘルメットを被った如何にも鉱夫のドワーフだ。
「いらっしゃいお客さん。鉱石狩りにようこそ。初めての方ですかい?」
「はい」
「じゃぁ説明するんで、取り敢えずこれを」
そう言って九条が受け取ったのは2枚の薄汚れた布。
1枚は鉱脈の地図。ミミズのように伸びている道がいくつも枝分かれしていて、その全てに番号が振ってある。
もう1枚は料金表だ。1時間コースが金貨30枚、3時間コースが金貨80枚、6時間コースが金貨120枚。その価格設定は、観光地価格といっても差し支えない額だ。
ミスリル鉱石の卸値が1キロ金貨100枚前後だと言っていたバルガスを信じるなら、1時間あたり最低でもミスリル鉱石300グラムを掘れなければ赤字である。
鉱脈から出て来る人達の表情は、お世辞にも喜んでいるようには見えず、多くても一握り程度が精一杯といったところ。
「じゃぁ、説明するからよーく聞いてくれ。まずは地図。その番号が振ってある赤い丸印が、貸し出す鉱脈の場所だ。他の客と被らないように管理してるから希望する場所の優先順を考えておいてくれ。道具のレンタルもやってる。ランタンに荷車、ツルハシに子供用の小型のマトックも完備してる。料金は前払い。あそこのカウンターで払ってくれれば大丈夫だ。何か質問は?」
「このコース料金は1人当たりですか?」
「いや、鉱脈のレンタル代だと考えてくれ。入場出来るのは1カ所につき5人まで。お仲間と割り勘で入る奴が多いな」
(なるほど……。知り合いと同じ場所で掘れるというのは悪くない。みんなでどれだけ掘れるか競い合うのも楽しそうだ)
「お前さん獣使いか? 申し訳ないんだが、従魔達は外で待機させておいてくれ。入場は許可できない」
「何故です?」
「あー。前にモールをテイムして掘らせたバカがいてな。その対策なんだよ」
モールとはモグラのこと。硬い鉱脈には不向きではあるが、掘れないことはない。
「中に入ったら後は自由だ。制限時間までガンガン掘ってくれ。掘れなきゃ参加賞もあるから、そう気を落とすなよ?」
そう言ってドワーフが指さした先には、大きな木箱。そこにはミスリルの小さな欠片が散りばめられていた。
欠片の大きさはおよそ1センチ程度の小石。所謂記念品である。
「わかった。ありがとう」
それを聞いたドワーフのおっさんは、すぐ後ろに並んでいた者達に同じ説明を始めた。
「さて、どうする? 別々で掘るか、みんなと掘るかだが……」
「私はおにーちゃんと一緒がいい!」
「私もそれでいいわ」
カガリの上で元気に右手をあげるミア。シャーリーも同様に頷いた。
「あとは時間と場所だが……」
九条がそれを言い終わる前に、近づいてきたのはみすぼらしい恰好のドワーフ。ニヤニヤと薄気味悪い笑みを浮かべている怪しい雰囲気の男である。
恰好が鉱夫っぽくないのは、ここの従業員ではないからだ。それにその視線は客に向けるものではない。睨みつけるとまでは言わずとも、嫌悪感を感じるくらいは不快な目つき。
言葉は悪いが小汚い。髭が自慢のドワーフだが、それは手入れをしておらず、モフモフというよりボサボサだ。
「お兄さん方は鉱石狩りは初めてだろ? いい情報があるんだ。興味はないか?」
手を揉みながらうっすらと笑う。それに露骨に嫌な顔をするシャーリー。
「えっ。ちょっと何?」
「そいつは予想屋だよ。ミスリルの出そうな鉱脈を予想して客から金を取るんだ。ウチらとは関係ないから関わらん方がいいぜ。ちなみに当たったところは見たことがねぇ」
それを教えてくれたのは、先程ここのルールを説明してくれたドワーフのおっさん。
「余計な事言うんじゃねぇ!」
それに腹を立てた予想屋は激昂するも、すぐに九条達に笑顔を向ける。
「どうだい? 安くするぜ?」
「いくらですか?」
「金貨2枚……と言いたいところだが、初回サービスで1枚でいい」
それを聞いた九条は、何故かほんの少し迷ったような表情を見せた。
悩むほどのことでもない。さっさと断って追い払えばいいのにと思っていたシャーリーだったが、九条はポケットから取り出した金貨を予想屋に支払った。
「ちょっと九条。本気?」
「ああ」
「へっへっへ……。毎度あり。じゃぁ、早速だが地図を見せてくれ」
たかが金貨1枚。されど金貨1枚だ。冒険者で金貨1枚と言えば、かなり豪華な宿に1泊2食付きで泊れるくらいの価値がある。
金の鬣の討伐に加え、ワームの討伐でお金はそこそこ持っているのだろうが、そのお金の使い方には否定的なシャーリー。
(もしかして九条って、ギャンブルにハマるタイプ?)
そんなことを考えながらも軽蔑の眼差しを向けるシャーリーではあったが、予想屋相手にコソコソ話し合っている九条の姿は、悪だくみをしている悪戯っ子のようで、どこか楽しげにも見えていた。
残されている手は2つ。差額分以上のミスリル鉱石を手に入れるか、九条からお金を借りるかだ。
(ドワーフは酒好き……。浴びるように酒を飲ませれば記憶を失い、武器を作る約束をしたということに出来ないだろうか?)
ニヤリと不敵な笑みを浮かべるシャーリーではあったが、もちろん本気ではない。
真っ当にギルドで依頼を受け、金貨200枚分を稼ぐのが堅実ではあるのだが、プラチナでもないシャーリーには、そんな大金を稼げる依頼があるわけがなく、非現実的だ。
「ねぇ九条。ギルドで1番報酬のいい依頼受けて来てよ。手伝うからさ」
達成時の報酬は依頼を受けた九条に支払われるが、その分配方法はパーティの自由。シルバー制限の依頼を受けるより、九条の依頼を手伝った方が儲かるのは明らかだ。
「出来ればギルドに顔を出すのは、勘弁願いたいんだが……」
「あ、そっちじゃないんだ……」
シャーリーは勘違いをしていた。九条がギルドの依頼を受け、その報酬で武器の制作を頼むのかと考えていたのだ。
とは言え、ある意味予想通りの答えではあった。聞かずとも九条が仕事をしないことは承知の上。それでもほんの少しの確率に賭けてみただけである。
「ってことは、九条は自分の武器の分はお金持って来てるのかぁ……」
「いや、ない!」
「は? どゆこと……?」
きっぱりと断言する九条に、怪訝そうな顔を向けるシャーリー。
九条が、鎧の修繕費として持って来ているのは重量を加味して金貨1000枚だけ。これでも多めに持って来ているつもりだったが、オーダーメイドがこれほど高価だとは知らなかった。
プラチナの冒険者であれば、その信用度でツケておく事も可能ではあるが、九条はそれを好まない。
金の鬣の素材分配で、ネストがバイスにミスリル製の盾で我慢しろと言っていたのを覚えているが故に、貴族の金銭感覚には呆れて物も言えなかった。
薄暗い洞窟を奥へ奥へと進んで行くと、ほどなく採掘場入口の鉄格子の門が見えてくる。そこを抜けると、見えてきたのは行列だ。
「すいません。これは鉱石狩りの列ですか?」
「ああ、そうだよ」
九条の質問に答えたのは、最後尾に並んでいたシルバープレートの冒険者の男。
観光客向けと言っていたが、並んでいるのは冒険者や屈強な男達ばかり。
中には鉱夫でもやっていたんじゃないかと思うほど装備の整っている者もいた。ツルハシにランタン。大きなバックパックにスコップと、フル装備である。
家族連れがいない訳ではないが、観光地特有の緩い空気とは裏腹に、辺りにはピリピリと張り詰めた空気が漂っていた。
ミスリルや各種レア鉱石を求め来ているのだろうことは、一目瞭然である。
「面白そう!」
それを見て、まるで遊園地の乗り物の列に並ぶ子供のようにはしゃぐミア。
薄暗い洞窟内にむさ苦しい男達が目を血走らせ並んでいるのを見て、面白そうという感想が出て来ることに驚かされつつも、列は少しずつ前へと進んで行く。
角を曲がると、見えてきたのは大きなホール。本格的な採掘現場には似合わないカウンターが設置されていて、その隣には荷車やツルハシ等の採掘道具がズラリと並べられていた。
物珍しさにきょろきょろと落ち着かない様子の九条達。そこへ寄って来たのは、大きなヘルメットを被った如何にも鉱夫のドワーフだ。
「いらっしゃいお客さん。鉱石狩りにようこそ。初めての方ですかい?」
「はい」
「じゃぁ説明するんで、取り敢えずこれを」
そう言って九条が受け取ったのは2枚の薄汚れた布。
1枚は鉱脈の地図。ミミズのように伸びている道がいくつも枝分かれしていて、その全てに番号が振ってある。
もう1枚は料金表だ。1時間コースが金貨30枚、3時間コースが金貨80枚、6時間コースが金貨120枚。その価格設定は、観光地価格といっても差し支えない額だ。
ミスリル鉱石の卸値が1キロ金貨100枚前後だと言っていたバルガスを信じるなら、1時間あたり最低でもミスリル鉱石300グラムを掘れなければ赤字である。
鉱脈から出て来る人達の表情は、お世辞にも喜んでいるようには見えず、多くても一握り程度が精一杯といったところ。
「じゃぁ、説明するからよーく聞いてくれ。まずは地図。その番号が振ってある赤い丸印が、貸し出す鉱脈の場所だ。他の客と被らないように管理してるから希望する場所の優先順を考えておいてくれ。道具のレンタルもやってる。ランタンに荷車、ツルハシに子供用の小型のマトックも完備してる。料金は前払い。あそこのカウンターで払ってくれれば大丈夫だ。何か質問は?」
「このコース料金は1人当たりですか?」
「いや、鉱脈のレンタル代だと考えてくれ。入場出来るのは1カ所につき5人まで。お仲間と割り勘で入る奴が多いな」
(なるほど……。知り合いと同じ場所で掘れるというのは悪くない。みんなでどれだけ掘れるか競い合うのも楽しそうだ)
「お前さん獣使いか? 申し訳ないんだが、従魔達は外で待機させておいてくれ。入場は許可できない」
「何故です?」
「あー。前にモールをテイムして掘らせたバカがいてな。その対策なんだよ」
モールとはモグラのこと。硬い鉱脈には不向きではあるが、掘れないことはない。
「中に入ったら後は自由だ。制限時間までガンガン掘ってくれ。掘れなきゃ参加賞もあるから、そう気を落とすなよ?」
そう言ってドワーフが指さした先には、大きな木箱。そこにはミスリルの小さな欠片が散りばめられていた。
欠片の大きさはおよそ1センチ程度の小石。所謂記念品である。
「わかった。ありがとう」
それを聞いたドワーフのおっさんは、すぐ後ろに並んでいた者達に同じ説明を始めた。
「さて、どうする? 別々で掘るか、みんなと掘るかだが……」
「私はおにーちゃんと一緒がいい!」
「私もそれでいいわ」
カガリの上で元気に右手をあげるミア。シャーリーも同様に頷いた。
「あとは時間と場所だが……」
九条がそれを言い終わる前に、近づいてきたのはみすぼらしい恰好のドワーフ。ニヤニヤと薄気味悪い笑みを浮かべている怪しい雰囲気の男である。
恰好が鉱夫っぽくないのは、ここの従業員ではないからだ。それにその視線は客に向けるものではない。睨みつけるとまでは言わずとも、嫌悪感を感じるくらいは不快な目つき。
言葉は悪いが小汚い。髭が自慢のドワーフだが、それは手入れをしておらず、モフモフというよりボサボサだ。
「お兄さん方は鉱石狩りは初めてだろ? いい情報があるんだ。興味はないか?」
手を揉みながらうっすらと笑う。それに露骨に嫌な顔をするシャーリー。
「えっ。ちょっと何?」
「そいつは予想屋だよ。ミスリルの出そうな鉱脈を予想して客から金を取るんだ。ウチらとは関係ないから関わらん方がいいぜ。ちなみに当たったところは見たことがねぇ」
それを教えてくれたのは、先程ここのルールを説明してくれたドワーフのおっさん。
「余計な事言うんじゃねぇ!」
それに腹を立てた予想屋は激昂するも、すぐに九条達に笑顔を向ける。
「どうだい? 安くするぜ?」
「いくらですか?」
「金貨2枚……と言いたいところだが、初回サービスで1枚でいい」
それを聞いた九条は、何故かほんの少し迷ったような表情を見せた。
悩むほどのことでもない。さっさと断って追い払えばいいのにと思っていたシャーリーだったが、九条はポケットから取り出した金貨を予想屋に支払った。
「ちょっと九条。本気?」
「ああ」
「へっへっへ……。毎度あり。じゃぁ、早速だが地図を見せてくれ」
たかが金貨1枚。されど金貨1枚だ。冒険者で金貨1枚と言えば、かなり豪華な宿に1泊2食付きで泊れるくらいの価値がある。
金の鬣の討伐に加え、ワームの討伐でお金はそこそこ持っているのだろうが、そのお金の使い方には否定的なシャーリー。
(もしかして九条って、ギャンブルにハマるタイプ?)
そんなことを考えながらも軽蔑の眼差しを向けるシャーリーではあったが、予想屋相手にコソコソ話し合っている九条の姿は、悪だくみをしている悪戯っ子のようで、どこか楽しげにも見えていた。
11
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説

生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】
雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。
そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!
気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?
するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。
だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──
でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!
異世界で等価交換~文明の力で冒険者として生き抜く
りおまる
ファンタジー
交通事故で命を落とし、愛犬ルナと共に異世界に転生したタケル。神から授かった『等価交換』スキルで、現代のアイテムを異世界で取引し、商売人として成功を目指す。商業ギルドとの取引や店舗経営、そして冒険者としての活動を通じて仲間を増やしながら、タケルは異世界での新たな人生を切り開いていく。商売と冒険、二つの顔を持つ異世界ライフを描く、笑いあり、感動ありの成長ファンタジー!

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!


『転生したら「村」だった件 〜最強の移動要塞で世界を救います〜』
ソコニ
ファンタジー
29歳の過労死サラリーマン・御影要が目覚めたのは、なんと「村」として転生した姿だった。
誰もいない村の守護者となった要は、偶然迷い込んできた少年リオを最初の住民として迎え入れ、徐々に「村」としての力を開花させていく。【村レベル:1】【住民数:0】【スキル:基本生活機能】から始まった異世界生活。

加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる