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第161話 鉱石狩り
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バルガスから鉱石狩りの出来る採掘場を聞き、店を出た一行。シャーリーは肩を落とし、力なくトボトボと歩く。
残されている手は2つ。差額分以上のミスリル鉱石を手に入れるか、九条からお金を借りるかだ。
(ドワーフは酒好き……。浴びるように酒を飲ませれば記憶を失い、武器を作る約束をしたということに出来ないだろうか?)
ニヤリと不敵な笑みを浮かべるシャーリーではあったが、もちろん本気ではない。
真っ当にギルドで依頼を受け、金貨200枚分を稼ぐのが堅実ではあるのだが、プラチナでもないシャーリーには、そんな大金を稼げる依頼があるわけがなく、非現実的だ。
「ねぇ九条。ギルドで1番報酬のいい依頼受けて来てよ。手伝うからさ」
達成時の報酬は依頼を受けた九条に支払われるが、その分配方法はパーティの自由。シルバー制限の依頼を受けるより、九条の依頼を手伝った方が儲かるのは明らかだ。
「出来ればギルドに顔を出すのは、勘弁願いたいんだが……」
「あ、そっちじゃないんだ……」
シャーリーは勘違いをしていた。九条がギルドの依頼を受け、その報酬で武器の制作を頼むのかと考えていたのだ。
とは言え、ある意味予想通りの答えではあった。聞かずとも九条が仕事をしないことは承知の上。それでもほんの少しの確率に賭けてみただけである。
「ってことは、九条は自分の武器の分はお金持って来てるのかぁ……」
「いや、ない!」
「は? どゆこと……?」
きっぱりと断言する九条に、怪訝そうな顔を向けるシャーリー。
九条が、鎧の修繕費として持って来ているのは重量を加味して金貨1000枚だけ。これでも多めに持って来ているつもりだったが、オーダーメイドがこれほど高価だとは知らなかった。
プラチナの冒険者であれば、その信用度でツケておく事も可能ではあるが、九条はそれを好まない。
金の鬣の素材分配で、ネストがバイスにミスリル製の盾で我慢しろと言っていたのを覚えているが故に、貴族の金銭感覚には呆れて物も言えなかった。
薄暗い洞窟を奥へ奥へと進んで行くと、ほどなく採掘場入口の鉄格子の門が見えてくる。そこを抜けると、見えてきたのは行列だ。
「すいません。これは鉱石狩りの列ですか?」
「ああ、そうだよ」
九条の質問に答えたのは、最後尾に並んでいたシルバープレートの冒険者の男。
観光客向けと言っていたが、並んでいるのは冒険者や屈強な男達ばかり。
中には鉱夫でもやっていたんじゃないかと思うほど装備の整っている者もいた。ツルハシにランタン。大きなバックパックにスコップと、フル装備である。
家族連れがいない訳ではないが、観光地特有の緩い空気とは裏腹に、辺りにはピリピリと張り詰めた空気が漂っていた。
ミスリルや各種レア鉱石を求め来ているのだろうことは、一目瞭然である。
「面白そう!」
それを見て、まるで遊園地の乗り物の列に並ぶ子供のようにはしゃぐミア。
薄暗い洞窟内にむさ苦しい男達が目を血走らせ並んでいるのを見て、面白そうという感想が出て来ることに驚かされつつも、列は少しずつ前へと進んで行く。
角を曲がると、見えてきたのは大きなホール。本格的な採掘現場には似合わないカウンターが設置されていて、その隣には荷車やツルハシ等の採掘道具がズラリと並べられていた。
物珍しさにきょろきょろと落ち着かない様子の九条達。そこへ寄って来たのは、大きなヘルメットを被った如何にも鉱夫のドワーフだ。
「いらっしゃいお客さん。鉱石狩りにようこそ。初めての方ですかい?」
「はい」
「じゃぁ説明するんで、取り敢えずこれを」
そう言って九条が受け取ったのは2枚の薄汚れた布。
1枚は鉱脈の地図。ミミズのように伸びている道がいくつも枝分かれしていて、その全てに番号が振ってある。
もう1枚は料金表だ。1時間コースが金貨30枚、3時間コースが金貨80枚、6時間コースが金貨120枚。その価格設定は、観光地価格といっても差し支えない額だ。
ミスリル鉱石の卸値が1キロ金貨100枚前後だと言っていたバルガスを信じるなら、1時間あたり最低でもミスリル鉱石300グラムを掘れなければ赤字である。
鉱脈から出て来る人達の表情は、お世辞にも喜んでいるようには見えず、多くても一握り程度が精一杯といったところ。
「じゃぁ、説明するからよーく聞いてくれ。まずは地図。その番号が振ってある赤い丸印が、貸し出す鉱脈の場所だ。他の客と被らないように管理してるから希望する場所の優先順を考えておいてくれ。道具のレンタルもやってる。ランタンに荷車、ツルハシに子供用の小型のマトックも完備してる。料金は前払い。あそこのカウンターで払ってくれれば大丈夫だ。何か質問は?」
「このコース料金は1人当たりですか?」
「いや、鉱脈のレンタル代だと考えてくれ。入場出来るのは1カ所につき5人まで。お仲間と割り勘で入る奴が多いな」
(なるほど……。知り合いと同じ場所で掘れるというのは悪くない。みんなでどれだけ掘れるか競い合うのも楽しそうだ)
「お前さん獣使いか? 申し訳ないんだが、従魔達は外で待機させておいてくれ。入場は許可できない」
「何故です?」
「あー。前にモールをテイムして掘らせたバカがいてな。その対策なんだよ」
モールとはモグラのこと。硬い鉱脈には不向きではあるが、掘れないことはない。
「中に入ったら後は自由だ。制限時間までガンガン掘ってくれ。掘れなきゃ参加賞もあるから、そう気を落とすなよ?」
そう言ってドワーフが指さした先には、大きな木箱。そこにはミスリルの小さな欠片が散りばめられていた。
欠片の大きさはおよそ1センチ程度の小石。所謂記念品である。
「わかった。ありがとう」
それを聞いたドワーフのおっさんは、すぐ後ろに並んでいた者達に同じ説明を始めた。
「さて、どうする? 別々で掘るか、みんなと掘るかだが……」
「私はおにーちゃんと一緒がいい!」
「私もそれでいいわ」
カガリの上で元気に右手をあげるミア。シャーリーも同様に頷いた。
「あとは時間と場所だが……」
九条がそれを言い終わる前に、近づいてきたのはみすぼらしい恰好のドワーフ。ニヤニヤと薄気味悪い笑みを浮かべている怪しい雰囲気の男である。
恰好が鉱夫っぽくないのは、ここの従業員ではないからだ。それにその視線は客に向けるものではない。睨みつけるとまでは言わずとも、嫌悪感を感じるくらいは不快な目つき。
言葉は悪いが小汚い。髭が自慢のドワーフだが、それは手入れをしておらず、モフモフというよりボサボサだ。
「お兄さん方は鉱石狩りは初めてだろ? いい情報があるんだ。興味はないか?」
手を揉みながらうっすらと笑う。それに露骨に嫌な顔をするシャーリー。
「えっ。ちょっと何?」
「そいつは予想屋だよ。ミスリルの出そうな鉱脈を予想して客から金を取るんだ。ウチらとは関係ないから関わらん方がいいぜ。ちなみに当たったところは見たことがねぇ」
それを教えてくれたのは、先程ここのルールを説明してくれたドワーフのおっさん。
「余計な事言うんじゃねぇ!」
それに腹を立てた予想屋は激昂するも、すぐに九条達に笑顔を向ける。
「どうだい? 安くするぜ?」
「いくらですか?」
「金貨2枚……と言いたいところだが、初回サービスで1枚でいい」
それを聞いた九条は、何故かほんの少し迷ったような表情を見せた。
悩むほどのことでもない。さっさと断って追い払えばいいのにと思っていたシャーリーだったが、九条はポケットから取り出した金貨を予想屋に支払った。
「ちょっと九条。本気?」
「ああ」
「へっへっへ……。毎度あり。じゃぁ、早速だが地図を見せてくれ」
たかが金貨1枚。されど金貨1枚だ。冒険者で金貨1枚と言えば、かなり豪華な宿に1泊2食付きで泊れるくらいの価値がある。
金の鬣の討伐に加え、ワームの討伐でお金はそこそこ持っているのだろうが、そのお金の使い方には否定的なシャーリー。
(もしかして九条って、ギャンブルにハマるタイプ?)
そんなことを考えながらも軽蔑の眼差しを向けるシャーリーではあったが、予想屋相手にコソコソ話し合っている九条の姿は、悪だくみをしている悪戯っ子のようで、どこか楽しげにも見えていた。
残されている手は2つ。差額分以上のミスリル鉱石を手に入れるか、九条からお金を借りるかだ。
(ドワーフは酒好き……。浴びるように酒を飲ませれば記憶を失い、武器を作る約束をしたということに出来ないだろうか?)
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「いや、ない!」
「は? どゆこと……?」
きっぱりと断言する九条に、怪訝そうな顔を向けるシャーリー。
九条が、鎧の修繕費として持って来ているのは重量を加味して金貨1000枚だけ。これでも多めに持って来ているつもりだったが、オーダーメイドがこれほど高価だとは知らなかった。
プラチナの冒険者であれば、その信用度でツケておく事も可能ではあるが、九条はそれを好まない。
金の鬣の素材分配で、ネストがバイスにミスリル製の盾で我慢しろと言っていたのを覚えているが故に、貴族の金銭感覚には呆れて物も言えなかった。
薄暗い洞窟を奥へ奥へと進んで行くと、ほどなく採掘場入口の鉄格子の門が見えてくる。そこを抜けると、見えてきたのは行列だ。
「すいません。これは鉱石狩りの列ですか?」
「ああ、そうだよ」
九条の質問に答えたのは、最後尾に並んでいたシルバープレートの冒険者の男。
観光客向けと言っていたが、並んでいるのは冒険者や屈強な男達ばかり。
中には鉱夫でもやっていたんじゃないかと思うほど装備の整っている者もいた。ツルハシにランタン。大きなバックパックにスコップと、フル装備である。
家族連れがいない訳ではないが、観光地特有の緩い空気とは裏腹に、辺りにはピリピリと張り詰めた空気が漂っていた。
ミスリルや各種レア鉱石を求め来ているのだろうことは、一目瞭然である。
「面白そう!」
それを見て、まるで遊園地の乗り物の列に並ぶ子供のようにはしゃぐミア。
薄暗い洞窟内にむさ苦しい男達が目を血走らせ並んでいるのを見て、面白そうという感想が出て来ることに驚かされつつも、列は少しずつ前へと進んで行く。
角を曲がると、見えてきたのは大きなホール。本格的な採掘現場には似合わないカウンターが設置されていて、その隣には荷車やツルハシ等の採掘道具がズラリと並べられていた。
物珍しさにきょろきょろと落ち着かない様子の九条達。そこへ寄って来たのは、大きなヘルメットを被った如何にも鉱夫のドワーフだ。
「いらっしゃいお客さん。鉱石狩りにようこそ。初めての方ですかい?」
「はい」
「じゃぁ説明するんで、取り敢えずこれを」
そう言って九条が受け取ったのは2枚の薄汚れた布。
1枚は鉱脈の地図。ミミズのように伸びている道がいくつも枝分かれしていて、その全てに番号が振ってある。
もう1枚は料金表だ。1時間コースが金貨30枚、3時間コースが金貨80枚、6時間コースが金貨120枚。その価格設定は、観光地価格といっても差し支えない額だ。
ミスリル鉱石の卸値が1キロ金貨100枚前後だと言っていたバルガスを信じるなら、1時間あたり最低でもミスリル鉱石300グラムを掘れなければ赤字である。
鉱脈から出て来る人達の表情は、お世辞にも喜んでいるようには見えず、多くても一握り程度が精一杯といったところ。
「じゃぁ、説明するからよーく聞いてくれ。まずは地図。その番号が振ってある赤い丸印が、貸し出す鉱脈の場所だ。他の客と被らないように管理してるから希望する場所の優先順を考えておいてくれ。道具のレンタルもやってる。ランタンに荷車、ツルハシに子供用の小型のマトックも完備してる。料金は前払い。あそこのカウンターで払ってくれれば大丈夫だ。何か質問は?」
「このコース料金は1人当たりですか?」
「いや、鉱脈のレンタル代だと考えてくれ。入場出来るのは1カ所につき5人まで。お仲間と割り勘で入る奴が多いな」
(なるほど……。知り合いと同じ場所で掘れるというのは悪くない。みんなでどれだけ掘れるか競い合うのも楽しそうだ)
「お前さん獣使いか? 申し訳ないんだが、従魔達は外で待機させておいてくれ。入場は許可できない」
「何故です?」
「あー。前にモールをテイムして掘らせたバカがいてな。その対策なんだよ」
モールとはモグラのこと。硬い鉱脈には不向きではあるが、掘れないことはない。
「中に入ったら後は自由だ。制限時間までガンガン掘ってくれ。掘れなきゃ参加賞もあるから、そう気を落とすなよ?」
そう言ってドワーフが指さした先には、大きな木箱。そこにはミスリルの小さな欠片が散りばめられていた。
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「わかった。ありがとう」
それを聞いたドワーフのおっさんは、すぐ後ろに並んでいた者達に同じ説明を始めた。
「さて、どうする? 別々で掘るか、みんなと掘るかだが……」
「私はおにーちゃんと一緒がいい!」
「私もそれでいいわ」
カガリの上で元気に右手をあげるミア。シャーリーも同様に頷いた。
「あとは時間と場所だが……」
九条がそれを言い終わる前に、近づいてきたのはみすぼらしい恰好のドワーフ。ニヤニヤと薄気味悪い笑みを浮かべている怪しい雰囲気の男である。
恰好が鉱夫っぽくないのは、ここの従業員ではないからだ。それにその視線は客に向けるものではない。睨みつけるとまでは言わずとも、嫌悪感を感じるくらいは不快な目つき。
言葉は悪いが小汚い。髭が自慢のドワーフだが、それは手入れをしておらず、モフモフというよりボサボサだ。
「お兄さん方は鉱石狩りは初めてだろ? いい情報があるんだ。興味はないか?」
手を揉みながらうっすらと笑う。それに露骨に嫌な顔をするシャーリー。
「えっ。ちょっと何?」
「そいつは予想屋だよ。ミスリルの出そうな鉱脈を予想して客から金を取るんだ。ウチらとは関係ないから関わらん方がいいぜ。ちなみに当たったところは見たことがねぇ」
それを教えてくれたのは、先程ここのルールを説明してくれたドワーフのおっさん。
「余計な事言うんじゃねぇ!」
それに腹を立てた予想屋は激昂するも、すぐに九条達に笑顔を向ける。
「どうだい? 安くするぜ?」
「いくらですか?」
「金貨2枚……と言いたいところだが、初回サービスで1枚でいい」
それを聞いた九条は、何故かほんの少し迷ったような表情を見せた。
悩むほどのことでもない。さっさと断って追い払えばいいのにと思っていたシャーリーだったが、九条はポケットから取り出した金貨を予想屋に支払った。
「ちょっと九条。本気?」
「ああ」
「へっへっへ……。毎度あり。じゃぁ、早速だが地図を見せてくれ」
たかが金貨1枚。されど金貨1枚だ。冒険者で金貨1枚と言えば、かなり豪華な宿に1泊2食付きで泊れるくらいの価値がある。
金の鬣の討伐に加え、ワームの討伐でお金はそこそこ持っているのだろうが、そのお金の使い方には否定的なシャーリー。
(もしかして九条って、ギャンブルにハマるタイプ?)
そんなことを考えながらも軽蔑の眼差しを向けるシャーリーではあったが、予想屋相手にコソコソ話し合っている九条の姿は、悪だくみをしている悪戯っ子のようで、どこか楽しげにも見えていた。
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