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第150話 海賊?
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翌日。盗賊達から奪った武器を数本だけ袋に入れ、宿を出る。流石に1人では全部持ちきれない。
コクセイに背負わせても良かったのだが、急ぎではなかったし、数日に分けて運べば問題はないだろう。
ミアとシャーリーそれと3匹の従魔達は、朝早くから観光へと赴いた。俺は用事が済み次第、合流する予定である。
従魔達が匂いで居場所を特定してくれる為、待ち合わせが不要なのは楽でいい。
ギルドに顔を出し進捗を聞くも、色よい返事は得られず、護衛の依頼もなし。時間も早い所為か、それなりに冒険者達で賑わっていた。
地元の冒険者達の邪魔にならぬようそそくさと立ち去ろうとしたその時、掲示板の前には、またしてもあの子供が立っていたのだ。
なんとなく気にはなっていた。目が合えば声をかけてもいいくらいには……。
だが、その少女は掲示板から目を離そうとはしなかった。
更に次の日。同様にギルドに顔を出すも、結果は同じ。そして掲示板の前にいる少女。
さすがに我慢が出来ず、その子の視線の先を追うと、何の変哲もない数枚の依頼用紙が張り付けてあるだけ。内容もありきたりな、おつかい系の依頼だ。
それを受けてくれる冒険者を探しているのだろうかとも思い、それを引っぺがしてみると、出て来たのはその裏に隠れていたもう1枚の依頼用紙。
それは、どれだけそこに張り付けてあったのかと疑問に思うほど色褪せていた。
『――ロスの捜索。グリムロック――――探してください――――。同行求む――――報酬――――涙―』
ほとんどの文字はかすれていて読めないが、読める部分はこれくらいだ。
誰かの捜索依頼だろうか? それをギルドの受付カウンターへと持って行く。並ぶ所はもちろんマリアの所である。
決して人見知りだからではない。一応知っている職員の方がいいだろうと思ってのことだ。
「これが掲示板に貼られていたんですが、どういう内容かわかりませんか?」
マリアは差し出された依頼書に、疑いの眼差しを向けた。それは嫌悪感すら感じさせる。
「ええっ!? 随分古いですね。こんなのが掲示板に?」
「ええ」
「申し訳ありません。調べて参りますので、しばらくお待ちいただけますか?」
「お願いします」
マリアはその依頼用紙を手に、裏へと下がって行った。
そして数分後。戻ってきたものの、その表情から回答は得られないだろうことは察することが出来た。
「申し訳ありません。3年程遡って記録を調べましたが、該当する物は見つけられませんでした。恐らくこちらの不手際で撤去し忘れていたんだと思います。それは回収しておきますね」
「いや、待ってくれ。不要ならこちらで頂いても?」
「ええ。別に構いませんが……。依頼内容はわかりませんし依頼主も不明の為、達成してもギルドでは報酬をお出しできませんが……」
「大丈夫です。それで構いません。個人的な興味だと思ってくれれば……」
「はあ……」
そんなもの一体どうするのだと思っているのだろう。微妙な返事が返ってくる。
依頼書を返却してもらいカウンターを後にすると、先程まで掲示板の前にいた少女は、違う場所へと移動していた。
「九条殿……」
「大丈夫だ」
心配そうに俺を見つめるコクセイを撫でてやりながらも、その子の隣に並び立つ。
そこは賞金首の掲示エリア。相変わらず、人相の悪そうな賞金首達。絶対に誇張されて描かれているであろう似顔絵がズラリと並ぶ。
そして、その子が見ている先には見覚えのある顔があった。
『海賊団シーサーペント副船長オルクス 金貨200枚 生死問わず』
それはハーヴェストへの移動中、俺達を襲撃しようとした盗賊のリーダーだった男だ。
実際より目つきが悪く描かれているが間違いない。そして悲しいことにボルグより懸賞金が安かった。
悪人に賞金が懸かっているのは至極当然の事なのだが、俺が気になったのはそこではない。
「海賊? 盗賊か山賊の間違いじゃないのか?」
ただの誤植かもしれないが、先程と同じようにそれを引っぺがし、マリアの所へ持って行く。
「度々すいませんが、これは盗賊か山賊の間違いじゃないですか?」
「え? いや……間違っていませんが、それはちょっと……」
その時だ。後ろから複数の気配を感じた。
「九条殿!」
コクセイが叫び、俺が後ろを振り向くと、10人ほどの冒険者に囲まれていた。
それなりに体格の良い男達に魔術師風の女性。レパートリーに富んでいる面々が俺を睨みつける。
よくわからない状況ではあったが、売られた喧嘩を買う覚悟は出来ている。最早穏便に話し合おうなどとは思わない。
俺は、すぐに腰のメイスに手を掛けた。しかし、それを抜くまでには至らなかった。というのも、俺を取り囲んでいた冒険者達が一斉に土下座を始めたからである。
「「すいません! その方は見逃してください!」」
それに唖然とし、言葉を失う。全くもって意味がわからない。この状況も謎だが、何故冒険者が賞金首を庇うのか……。
いつまでも頭を上げない冒険者達に、いつまでも開いた口が塞がらない俺。その状況に終止符を打ったのはマリアだ。
「九条様。申し訳ありません。人の目も御座いますので、一度応接室の方へ……」
そのまま移動を促され、応接室へと場所を移す。相手に戦う意思はなさそうだが、コクセイは警戒を解かずにいた。
「で? この状況は一体なんなんだ?」
俺の前には冒険者10名とギルド職員のマリア。そして手に持っているのは、先程の賞金首の手配書だ。
「非常に申し上げにくいのですが、この手配書は見なかったということにはなりませんか?」
「「俺達からもお願いします!」」
申し訳なさそうにマリアと一緒になって頭を下げる冒険者達。
「ちょっと待ってくれ。意味がさっぱりわからない。別に俺はそいつを狙っているわけじゃない」
それを聞いて、冒険者達はお互いの顔を見合わせる。
その内の1人。ハーヴェストの専属冒険者の代表だという男が不思議そうに聞き返す。
「じゃぁ、なんでこれを?」
「いや、海賊と書いてあったのが間違いじゃないかと指摘したんだ。何せ俺がここに来る途中、そいつに襲われたからな」
「え!? それでどうしたんです!?」
「面倒だったのと、早く街に着きたいのもあって見逃したが……」
それを聞くと、皆が安堵の表情を浮かべ、溜息をついた。
「そいつがどうかしたのか?」
「すいません。マリアさんは言えないので、俺がいいます」
口ごもるマリアを制止したのは専属冒険者の男。そしてそれを聞かされた。
要約すると、賞金首の男はいわゆる義賊なのだそう。悪徳商人や、素行の悪い貴族達しか狙わない海賊。この街では、その海賊団を見逃しているのが暗黙の了解だと言うのだ。
俺達を狙ったのはあくまで偶然であり、魔物騒ぎで海に出れず稼ぎがなくなってしまった為、盗賊に身をやつしたのではないだろうかという話だ。
その首に懸かっている賞金は、襲われた貴族が懸けた物。ギルドに出された正式な依頼な為、断ることも出来ないらしい。
「まぁ、言いたいことはわかった。最初に言ったが、元々狙うつもりはないよ」
「ありがとうございます。九条様」
礼を言われる筋合いはない。ただ、勘違いをしていただけなのだ。
頭を下げる冒険者達を横目に応接室を出ると、先程の少女は何処にも見当たらなかった。
その足でギルドを出ると、街の出口へと向かう。
「コクセイ。この匂いを辿ってくれ」
そう言って袋に入っていた武器の1つを差し出すと、コクセイはその意味を思案し、眉をひそめた。
「それは構わぬが、もしや約束を反故にするつもりか?」
さすがのコクセイも、納得のいかなそうな表情だ。金貨200枚の為に街の冒険者達を裏切るのかという疑惑の目を向けてくる。
「そんなことするわけないだろ。約束は守る。だが、相手は海賊。見逃してやった恩を盾に、ほんのちょっとだけ船を借りようと思ってな」
「そういうことか。クックックッ……九条殿も人が悪い」
「なぁに。ちゃんと終わったら返すさ」
ニヤリと口角を上げたコクセイに、不敵な笑みを返す。
武器から漂う僅かな海賊達の匂いを覚えたコクセイは俺を乗せると、その元へと走り出した。
コクセイに背負わせても良かったのだが、急ぎではなかったし、数日に分けて運べば問題はないだろう。
ミアとシャーリーそれと3匹の従魔達は、朝早くから観光へと赴いた。俺は用事が済み次第、合流する予定である。
従魔達が匂いで居場所を特定してくれる為、待ち合わせが不要なのは楽でいい。
ギルドに顔を出し進捗を聞くも、色よい返事は得られず、護衛の依頼もなし。時間も早い所為か、それなりに冒険者達で賑わっていた。
地元の冒険者達の邪魔にならぬようそそくさと立ち去ろうとしたその時、掲示板の前には、またしてもあの子供が立っていたのだ。
なんとなく気にはなっていた。目が合えば声をかけてもいいくらいには……。
だが、その少女は掲示板から目を離そうとはしなかった。
更に次の日。同様にギルドに顔を出すも、結果は同じ。そして掲示板の前にいる少女。
さすがに我慢が出来ず、その子の視線の先を追うと、何の変哲もない数枚の依頼用紙が張り付けてあるだけ。内容もありきたりな、おつかい系の依頼だ。
それを受けてくれる冒険者を探しているのだろうかとも思い、それを引っぺがしてみると、出て来たのはその裏に隠れていたもう1枚の依頼用紙。
それは、どれだけそこに張り付けてあったのかと疑問に思うほど色褪せていた。
『――ロスの捜索。グリムロック――――探してください――――。同行求む――――報酬――――涙―』
ほとんどの文字はかすれていて読めないが、読める部分はこれくらいだ。
誰かの捜索依頼だろうか? それをギルドの受付カウンターへと持って行く。並ぶ所はもちろんマリアの所である。
決して人見知りだからではない。一応知っている職員の方がいいだろうと思ってのことだ。
「これが掲示板に貼られていたんですが、どういう内容かわかりませんか?」
マリアは差し出された依頼書に、疑いの眼差しを向けた。それは嫌悪感すら感じさせる。
「ええっ!? 随分古いですね。こんなのが掲示板に?」
「ええ」
「申し訳ありません。調べて参りますので、しばらくお待ちいただけますか?」
「お願いします」
マリアはその依頼用紙を手に、裏へと下がって行った。
そして数分後。戻ってきたものの、その表情から回答は得られないだろうことは察することが出来た。
「申し訳ありません。3年程遡って記録を調べましたが、該当する物は見つけられませんでした。恐らくこちらの不手際で撤去し忘れていたんだと思います。それは回収しておきますね」
「いや、待ってくれ。不要ならこちらで頂いても?」
「ええ。別に構いませんが……。依頼内容はわかりませんし依頼主も不明の為、達成してもギルドでは報酬をお出しできませんが……」
「大丈夫です。それで構いません。個人的な興味だと思ってくれれば……」
「はあ……」
そんなもの一体どうするのだと思っているのだろう。微妙な返事が返ってくる。
依頼書を返却してもらいカウンターを後にすると、先程まで掲示板の前にいた少女は、違う場所へと移動していた。
「九条殿……」
「大丈夫だ」
心配そうに俺を見つめるコクセイを撫でてやりながらも、その子の隣に並び立つ。
そこは賞金首の掲示エリア。相変わらず、人相の悪そうな賞金首達。絶対に誇張されて描かれているであろう似顔絵がズラリと並ぶ。
そして、その子が見ている先には見覚えのある顔があった。
『海賊団シーサーペント副船長オルクス 金貨200枚 生死問わず』
それはハーヴェストへの移動中、俺達を襲撃しようとした盗賊のリーダーだった男だ。
実際より目つきが悪く描かれているが間違いない。そして悲しいことにボルグより懸賞金が安かった。
悪人に賞金が懸かっているのは至極当然の事なのだが、俺が気になったのはそこではない。
「海賊? 盗賊か山賊の間違いじゃないのか?」
ただの誤植かもしれないが、先程と同じようにそれを引っぺがし、マリアの所へ持って行く。
「度々すいませんが、これは盗賊か山賊の間違いじゃないですか?」
「え? いや……間違っていませんが、それはちょっと……」
その時だ。後ろから複数の気配を感じた。
「九条殿!」
コクセイが叫び、俺が後ろを振り向くと、10人ほどの冒険者に囲まれていた。
それなりに体格の良い男達に魔術師風の女性。レパートリーに富んでいる面々が俺を睨みつける。
よくわからない状況ではあったが、売られた喧嘩を買う覚悟は出来ている。最早穏便に話し合おうなどとは思わない。
俺は、すぐに腰のメイスに手を掛けた。しかし、それを抜くまでには至らなかった。というのも、俺を取り囲んでいた冒険者達が一斉に土下座を始めたからである。
「「すいません! その方は見逃してください!」」
それに唖然とし、言葉を失う。全くもって意味がわからない。この状況も謎だが、何故冒険者が賞金首を庇うのか……。
いつまでも頭を上げない冒険者達に、いつまでも開いた口が塞がらない俺。その状況に終止符を打ったのはマリアだ。
「九条様。申し訳ありません。人の目も御座いますので、一度応接室の方へ……」
そのまま移動を促され、応接室へと場所を移す。相手に戦う意思はなさそうだが、コクセイは警戒を解かずにいた。
「で? この状況は一体なんなんだ?」
俺の前には冒険者10名とギルド職員のマリア。そして手に持っているのは、先程の賞金首の手配書だ。
「非常に申し上げにくいのですが、この手配書は見なかったということにはなりませんか?」
「「俺達からもお願いします!」」
申し訳なさそうにマリアと一緒になって頭を下げる冒険者達。
「ちょっと待ってくれ。意味がさっぱりわからない。別に俺はそいつを狙っているわけじゃない」
それを聞いて、冒険者達はお互いの顔を見合わせる。
その内の1人。ハーヴェストの専属冒険者の代表だという男が不思議そうに聞き返す。
「じゃぁ、なんでこれを?」
「いや、海賊と書いてあったのが間違いじゃないかと指摘したんだ。何せ俺がここに来る途中、そいつに襲われたからな」
「え!? それでどうしたんです!?」
「面倒だったのと、早く街に着きたいのもあって見逃したが……」
それを聞くと、皆が安堵の表情を浮かべ、溜息をついた。
「そいつがどうかしたのか?」
「すいません。マリアさんは言えないので、俺がいいます」
口ごもるマリアを制止したのは専属冒険者の男。そしてそれを聞かされた。
要約すると、賞金首の男はいわゆる義賊なのだそう。悪徳商人や、素行の悪い貴族達しか狙わない海賊。この街では、その海賊団を見逃しているのが暗黙の了解だと言うのだ。
俺達を狙ったのはあくまで偶然であり、魔物騒ぎで海に出れず稼ぎがなくなってしまった為、盗賊に身をやつしたのではないだろうかという話だ。
その首に懸かっている賞金は、襲われた貴族が懸けた物。ギルドに出された正式な依頼な為、断ることも出来ないらしい。
「まぁ、言いたいことはわかった。最初に言ったが、元々狙うつもりはないよ」
「ありがとうございます。九条様」
礼を言われる筋合いはない。ただ、勘違いをしていただけなのだ。
頭を下げる冒険者達を横目に応接室を出ると、先程の少女は何処にも見当たらなかった。
その足でギルドを出ると、街の出口へと向かう。
「コクセイ。この匂いを辿ってくれ」
そう言って袋に入っていた武器の1つを差し出すと、コクセイはその意味を思案し、眉をひそめた。
「それは構わぬが、もしや約束を反故にするつもりか?」
さすがのコクセイも、納得のいかなそうな表情だ。金貨200枚の為に街の冒険者達を裏切るのかという疑惑の目を向けてくる。
「そんなことするわけないだろ。約束は守る。だが、相手は海賊。見逃してやった恩を盾に、ほんのちょっとだけ船を借りようと思ってな」
「そういうことか。クックックッ……九条殿も人が悪い」
「なぁに。ちゃんと終わったら返すさ」
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