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第100話 ダンジョンヒエラルキー
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地下2層への階段を降り暫く進むと、少し広めの空洞に出た。
出口は2つ。入って来た通路と、奥へと続く道だけだ。
「来るぞ、九条殿」
奥からぞろぞろと這い出て来たゴブリンの群れは、ぐるりと回り込むよう陣取り、俺達はあっという間に包囲された。
ざっと数えて50匹ほどだ。地の利はあちらにある。……が、それを考えてもこちらが有利なのは変わらない。
それほどの力の差。先程と同様に一部の者は俺達を見て震え、腰が引けている。
あれだけの恐怖を与えたにも関わらず、何故刃を向けてくるのか。隠れていれば助かるかもしれないのに……。
「何故出て来る! 死にたいのか!?」
「——ッ!?」
ゴブリン達は顔を見合わせ、戸惑いを隠せないといった様子だ。俺の言うことが理解出来たからだろう。
「このダンジョンの所有者は俺だ! 武器を捨てろ! そうすれば命までは奪わない!」
「……チガウ。ココノ支配者ハ、ゴズ様」
俺達の正面に立っていたゴブリンがそう言うと、周りにいた者達も頷いて見せる。
先程逃げ遅れて命乞いをした奴だ。膝とおでこに目新しい擦り傷が出来ている。
「そんな奴は知らん。兎に角道を開けろ。死にたくはないだろう?」
「ソレハデキナイ。ゴズ様ノ命令」
「そのゴズは何者だ?」
「ダンジョンノ主。オークキング。逆ラウコトハ許サレナイ。ゴズ様ノ為、食イ物イッパイ必要」
恐らく、そのゴズとやらに食料確保を命じられ人を襲ったという理由ならば説明はつく。
顎に手を当てどうするべきか悩んでいると、しびれを切らしたのはコクセイではなく白狐の方だ。
「なんとまだるっこしい。九条殿、奴らはなんと? やはり殺した方が早いのでは?」
「いや待て。なにやらオークキングとかいう奴の命令で、俺達の前に立ちはだかっているらしい」
「オークキング!?」
「何か知ってるのか?」
「いや、それは嘘でしょう。そんな気配微塵も感じない。コクセイはどうだ?」
「同じく何も感じないな。例えオークキングがいたとて、今の我等なら造作もない。だが、感じる気配はそれ以下だな」
どちらを信じるかなど決まっている。とは言え、ゴブリン達は勝ち目のない俺達と対峙しているのだ。何者かに命令されている可能性は否定できない。
となると、その何者かがオークキングではない別の何かだ。
その何者かをどうにかすれば、俺の言うことを聞きゴブリン達はここから出て行くはず……。
「よし。じゃぁ俺がそのゴズとやらを倒してやる。どうだ? 悪い話じゃないだろ?」
「……シカシ……」
騒めくゴブリン達は、どうやら悩んでいる様子。
俺達と手を組み、万が一にでも負けるようなことになれば、裏切者がどう扱われるかは、想像に難くない。
もう一押しといったところか。
「どうした? 俺じゃそのオークキングには勝てないと思うか?」
「人間ニハ期待シテナイ。隣ノ獣ハ戦ウノカ?」
そう言われると少しショックだが、俺の首に掛けられているプレートの意味など知らないのだろう。
ゴブリン達から見れば、俺は魔物の言葉がわかる不思議な人間程度の認識ということだ。
「もちろんだ」
俺の言葉を聞いて、顔を見合わせるゴブリン達。
覚悟が決まったのか、1匹のゴブリンが持っていたダガーを投げ捨てると、それを見た他のゴブリン達も次々と武器を手放し、やまびこのように幾重にも反響する金属音が、ダンジョン内に響き渡る。
「まさか!?」
コクセイも白狐も、ゴブリン達がこんなにもあっさりと俺の言うことを受け入れるとは思わなかったのだろう。
言葉が通じるとは言え相手は魔物だ。追い詰められればネズミとて猫を噛む。
だが、ゴブリン達は俺を信じたのだ。いや、言いくるめたと言った方がニュアンス的には近いだろう。
ゴズの命令に従い、怯えながら生きるよりはマシだと考えたのかもしれない。中には半信半疑の者もいるだろうが、ゴブリン達にとっては、俺達に殺されるか、ゴズに殺されるかの二択なのだ。
ほんの少し命を繋いだ。そう考えただけかもしれなかった。
俺達を囲っていたゴブリン達は先への道を開けると、そこから武器を持たないゴブリン達がぞろぞろと現れる。
その数は60……いや、80匹はいるだろうか。
新たに出てきたゴブリンは戦えぬ者達なのだろう。俺達を警戒しつつも1カ所に集まると、お互いが身を寄せ合いその場に留まった。
部屋の半分がゴブリンに占拠されているといった状態で、ある意味圧巻だ。
「いくぞ。コクセイは後方の警戒を頼む」
「ああ。任せておけ」
ゴブリン達を信用しているわけではない。後方からの不意打ちも考えつつ最大限警戒し、ダンジョンを進んで行く。
そこから先、襲ってくるのは全てアンデッドだった。
【不死者誘惑】の魔法でそれらを支配下に置きつつ進む。
そいつらを全員連れて歩くわけにもいかないので、アンデッド達はその場で待機させているだけだ。
魔法が切れれば元に戻るが、放っておけば1週間程度はこのままだろう。
天然の護衛としてそのまま置いておくのも悪くない。
そして地下3層へと降りると、不快な異臭がより一層強くなる。
ダンジョン探索も佳境だ。恐らくこの層のどこかに、ゴズという魔物と封印の門があるはず。
長い通路の1本道。奥へ奥へと進むごとに、通路の両脇に積まれている骨の数も増してゆく。
俺は死霊術師であって、学者ではない。骨を見てその年代や死亡時期などを考察できるほどの知識はないが、襲い掛かってくる人型のスケルトンや散乱している骨が、ここで無残に殺された人間達ではないことを願いながら進んだ。
地面に岩肌は見えず、通路は骨で出来ているのではないかと錯覚するほど埋め尽くされている。
歩みを進める度に骨同士が擦れ、カラカラと乾いた音を立てていた。足を取られるほどではないが、歩きにくいことは確か。
その音につられて、先の曲がり角から顔を覗かせたのは1匹のオーク。
この世界では初めて見るが、ゲーム等に出て来るそれに酷似していた。
身長は2メートル前後。人間よりは大きいが、巨人というほどではない。豚のような顔にふくよかな体つき。その醜い顔が見えるより先に、腹が見えたくらいだ。
ゴブリン達より上等な服。というより何かの獣の皮だろう物を身に纏っている。
そして右手に持っていたのは棍棒だ。
それを振り上げ、動きづらそうな巨体をこれでもかと揺らしながら襲い掛かって来るオークに対し、俺は心の底から安堵した。
自分でもおかしいと思う。だが、本当にそう感じてしまったのだから仕方がない。
ゴブリン達のように恐怖に打ち震え、土下座でもされたらと思うと、どうしていいかわからなかったが、襲われたのだから自分の身を守ればいいだけの話。単純な答えである。
「「九条殿!」」
コクセイと白狐は、恐らく俺を心配してくれたのだろう。ゴブリンに慈悲を与えるような男だ。不安になっても仕方ない。
いらぬ心労をかけてしまった点は後でしっかりと謝罪しよう。
「大丈夫だ」
自分よりも高い打点から力いっぱいに振り下ろされる棍棒。俺はそれ目掛けて、右手のメイスを振り上げた。
結果は明白だ。木製だろう棍棒は柄の部分を残し、いとも容易く砕け散る。
そして幾重にも四散した木片が、オークの視界を奪った。
目に入った木くずを取り除こうと、必死に顔を擦るオークに対し、振り上げたメイスをそのまま一気に振り下ろす。
「ブゴッ!」
鳴き声なのか悲鳴なのかわからない声を発するオーク。その巨体が盛大に倒れ、辺りにパラパラと降り注ぐ木片が粉雪のように舞っていた。
「九条殿……」
「食うなよ?」
「まだ何も言ってないではないか!」
「じゃぁ、なんて言おうとしてたんだ?」
「……もういい! さっさと進もう!」
俺の冗談を真に受けてしまったのか、話の腰を折ってしまったからか、コクセイは少し憤った様子で先に行ってしまった。
恐らく図星だったのだ。俺は知っている。コクセイは美味そうな物を見ると涎を垂らさぬよう口を閉じることを。
その誤魔化し方がお粗末すぎて、俺と白狐はお互いを見合わせ微笑んだ。
先程の重苦しい空気は何処へやらである。
「悪かったよ。コクセイ」
俺は先行するコクセイに追いつくと、その背中をやさしく撫でた。
出口は2つ。入って来た通路と、奥へと続く道だけだ。
「来るぞ、九条殿」
奥からぞろぞろと這い出て来たゴブリンの群れは、ぐるりと回り込むよう陣取り、俺達はあっという間に包囲された。
ざっと数えて50匹ほどだ。地の利はあちらにある。……が、それを考えてもこちらが有利なのは変わらない。
それほどの力の差。先程と同様に一部の者は俺達を見て震え、腰が引けている。
あれだけの恐怖を与えたにも関わらず、何故刃を向けてくるのか。隠れていれば助かるかもしれないのに……。
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「——ッ!?」
ゴブリン達は顔を見合わせ、戸惑いを隠せないといった様子だ。俺の言うことが理解出来たからだろう。
「このダンジョンの所有者は俺だ! 武器を捨てろ! そうすれば命までは奪わない!」
「……チガウ。ココノ支配者ハ、ゴズ様」
俺達の正面に立っていたゴブリンがそう言うと、周りにいた者達も頷いて見せる。
先程逃げ遅れて命乞いをした奴だ。膝とおでこに目新しい擦り傷が出来ている。
「そんな奴は知らん。兎に角道を開けろ。死にたくはないだろう?」
「ソレハデキナイ。ゴズ様ノ命令」
「そのゴズは何者だ?」
「ダンジョンノ主。オークキング。逆ラウコトハ許サレナイ。ゴズ様ノ為、食イ物イッパイ必要」
恐らく、そのゴズとやらに食料確保を命じられ人を襲ったという理由ならば説明はつく。
顎に手を当てどうするべきか悩んでいると、しびれを切らしたのはコクセイではなく白狐の方だ。
「なんとまだるっこしい。九条殿、奴らはなんと? やはり殺した方が早いのでは?」
「いや待て。なにやらオークキングとかいう奴の命令で、俺達の前に立ちはだかっているらしい」
「オークキング!?」
「何か知ってるのか?」
「いや、それは嘘でしょう。そんな気配微塵も感じない。コクセイはどうだ?」
「同じく何も感じないな。例えオークキングがいたとて、今の我等なら造作もない。だが、感じる気配はそれ以下だな」
どちらを信じるかなど決まっている。とは言え、ゴブリン達は勝ち目のない俺達と対峙しているのだ。何者かに命令されている可能性は否定できない。
となると、その何者かがオークキングではない別の何かだ。
その何者かをどうにかすれば、俺の言うことを聞きゴブリン達はここから出て行くはず……。
「よし。じゃぁ俺がそのゴズとやらを倒してやる。どうだ? 悪い話じゃないだろ?」
「……シカシ……」
騒めくゴブリン達は、どうやら悩んでいる様子。
俺達と手を組み、万が一にでも負けるようなことになれば、裏切者がどう扱われるかは、想像に難くない。
もう一押しといったところか。
「どうした? 俺じゃそのオークキングには勝てないと思うか?」
「人間ニハ期待シテナイ。隣ノ獣ハ戦ウノカ?」
そう言われると少しショックだが、俺の首に掛けられているプレートの意味など知らないのだろう。
ゴブリン達から見れば、俺は魔物の言葉がわかる不思議な人間程度の認識ということだ。
「もちろんだ」
俺の言葉を聞いて、顔を見合わせるゴブリン達。
覚悟が決まったのか、1匹のゴブリンが持っていたダガーを投げ捨てると、それを見た他のゴブリン達も次々と武器を手放し、やまびこのように幾重にも反響する金属音が、ダンジョン内に響き渡る。
「まさか!?」
コクセイも白狐も、ゴブリン達がこんなにもあっさりと俺の言うことを受け入れるとは思わなかったのだろう。
言葉が通じるとは言え相手は魔物だ。追い詰められればネズミとて猫を噛む。
だが、ゴブリン達は俺を信じたのだ。いや、言いくるめたと言った方がニュアンス的には近いだろう。
ゴズの命令に従い、怯えながら生きるよりはマシだと考えたのかもしれない。中には半信半疑の者もいるだろうが、ゴブリン達にとっては、俺達に殺されるか、ゴズに殺されるかの二択なのだ。
ほんの少し命を繋いだ。そう考えただけかもしれなかった。
俺達を囲っていたゴブリン達は先への道を開けると、そこから武器を持たないゴブリン達がぞろぞろと現れる。
その数は60……いや、80匹はいるだろうか。
新たに出てきたゴブリンは戦えぬ者達なのだろう。俺達を警戒しつつも1カ所に集まると、お互いが身を寄せ合いその場に留まった。
部屋の半分がゴブリンに占拠されているといった状態で、ある意味圧巻だ。
「いくぞ。コクセイは後方の警戒を頼む」
「ああ。任せておけ」
ゴブリン達を信用しているわけではない。後方からの不意打ちも考えつつ最大限警戒し、ダンジョンを進んで行く。
そこから先、襲ってくるのは全てアンデッドだった。
【不死者誘惑】の魔法でそれらを支配下に置きつつ進む。
そいつらを全員連れて歩くわけにもいかないので、アンデッド達はその場で待機させているだけだ。
魔法が切れれば元に戻るが、放っておけば1週間程度はこのままだろう。
天然の護衛としてそのまま置いておくのも悪くない。
そして地下3層へと降りると、不快な異臭がより一層強くなる。
ダンジョン探索も佳境だ。恐らくこの層のどこかに、ゴズという魔物と封印の門があるはず。
長い通路の1本道。奥へ奥へと進むごとに、通路の両脇に積まれている骨の数も増してゆく。
俺は死霊術師であって、学者ではない。骨を見てその年代や死亡時期などを考察できるほどの知識はないが、襲い掛かってくる人型のスケルトンや散乱している骨が、ここで無残に殺された人間達ではないことを願いながら進んだ。
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その音につられて、先の曲がり角から顔を覗かせたのは1匹のオーク。
この世界では初めて見るが、ゲーム等に出て来るそれに酷似していた。
身長は2メートル前後。人間よりは大きいが、巨人というほどではない。豚のような顔にふくよかな体つき。その醜い顔が見えるより先に、腹が見えたくらいだ。
ゴブリン達より上等な服。というより何かの獣の皮だろう物を身に纏っている。
そして右手に持っていたのは棍棒だ。
それを振り上げ、動きづらそうな巨体をこれでもかと揺らしながら襲い掛かって来るオークに対し、俺は心の底から安堵した。
自分でもおかしいと思う。だが、本当にそう感じてしまったのだから仕方がない。
ゴブリン達のように恐怖に打ち震え、土下座でもされたらと思うと、どうしていいかわからなかったが、襲われたのだから自分の身を守ればいいだけの話。単純な答えである。
「「九条殿!」」
コクセイと白狐は、恐らく俺を心配してくれたのだろう。ゴブリンに慈悲を与えるような男だ。不安になっても仕方ない。
いらぬ心労をかけてしまった点は後でしっかりと謝罪しよう。
「大丈夫だ」
自分よりも高い打点から力いっぱいに振り下ろされる棍棒。俺はそれ目掛けて、右手のメイスを振り上げた。
結果は明白だ。木製だろう棍棒は柄の部分を残し、いとも容易く砕け散る。
そして幾重にも四散した木片が、オークの視界を奪った。
目に入った木くずを取り除こうと、必死に顔を擦るオークに対し、振り上げたメイスをそのまま一気に振り下ろす。
「ブゴッ!」
鳴き声なのか悲鳴なのかわからない声を発するオーク。その巨体が盛大に倒れ、辺りにパラパラと降り注ぐ木片が粉雪のように舞っていた。
「九条殿……」
「食うなよ?」
「まだ何も言ってないではないか!」
「じゃぁ、なんて言おうとしてたんだ?」
「……もういい! さっさと進もう!」
俺の冗談を真に受けてしまったのか、話の腰を折ってしまったからか、コクセイは少し憤った様子で先に行ってしまった。
恐らく図星だったのだ。俺は知っている。コクセイは美味そうな物を見ると涎を垂らさぬよう口を閉じることを。
その誤魔化し方がお粗末すぎて、俺と白狐はお互いを見合わせ微笑んだ。
先程の重苦しい空気は何処へやらである。
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