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第96話 プレゼント選び
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笑顔で俺の着ているローブをさすりながら肌触りを確かめているミアを見て、ある1つの考えが頭に浮かんだ。
ミアにも何か贈ることは出来ないだろうか……。
ミアだって一緒に戦った仲間だ。何もおかしなことはないだろう。
倒した魔物の素材から何かを作り、それを贈る文化があるということを初めて知った。
時代と共に風化してしまったようだが、いい風習だと思う。
だが、金の鬣の素材は何も買い取らなかった。用途も不明だったし、例え知っていてもネストとバイスの競り合いに割って入れるほどの金は持っていない。
あるのは不要だと言われた骨だけだ。
確か、死霊術師は骨で出来たアクセサリーを装備していることが多いと聞いた。
ボーンリングやボーンネックレスなどの安価な物だが、村の雑貨屋で目にしたことがある。
死霊術師でもないミアに骨のアクセサリーというのもおかしな気はするが……。
まあ、参考程度に1度雑貨屋に立ち寄ってみよう。
「いってきまぁーす」
翌朝、いつも通りミアはカガリに跨りギルドへと出社していく。といっても下の階に降りるだけだ。この光景も見慣れたもの。
笑顔でミアを送り出すと、パトロールと言う名の散歩が始まる。
「今日はコクセイだったな。よろしくな」
「うむ、任せておけ」
コクセイは得意げに胸を張り、一足先に部屋を出た。
当初パトロールにはカガリを除く3匹の魔獣達がついて来ていたのだが、威圧感が半端ではない。
警備の任を張り切ってくれるのはいいのだが、俺の周りだけ空気が張り詰めていて息が詰まる。
そんな魔獣と呼ばれる獣が3匹も固まっていたら、さすがの村人達も恐怖を感じてしまうだろうことに憂慮し、俺について来るのは1匹に限定した。
すると今度は、誰が俺について行くかで揉めたのだ。そこで日替わり交代で落ち着いたというわけだ。
早朝の冷え切った空気はまだ温まっていない。もう少し日が昇れば、じきにこの寒さも和らぐだろう。
「あー、やっぱコクセイは楽だわー」
「そうだろ?」
もちろん差別するつもりはない。ただ、コクセイは唯一俺を乗せることが出来る為、俺はただコクセイの上で揺られているだけでいいのだ。
寒くなったらそのままコクセイに抱き着くだけで、まるで即席の毛布のように暖かい。
「そうだ。今日はちょっと寄る所があるんだ」
「それは構わぬが、何処へ?」
「雑貨屋だ」
雑貨屋に着くと、コクセイを外で待たせて店内へ。
緩い田舎だからこそ、明確な営業時間は存在しない。起きたら開店、気分で休業のお気楽極楽システムだ。
こじんまりとした個人商店。コクセイが入れないわけではないが、棚同士の間隔は狭く、無理に入ろうものなら身動きが取れなくなってしまう。
他の客は1人もいない。まぁ、田舎の個人商店なんてこんなものだろう。
「こんにちわ」
カウンターで頬杖をつき、暇そうに店番をしていた女性は、俺の声を聞いて少しだけ背筋を伸ばした。
「あら、九条さん。いらっしゃい」
客用に少し高い声で挨拶をしたおばちゃんは、俺がこの村にお世話になり始めた頃からの顔見知りだ。
カガリの寝床を作る際に、何かいい物はないかと相談したのが切っ掛けだった。
当時、金のなかった俺に親身になって対応してくれた良い人である。
「どうも、ちょっと見させてもらいますね」
軽く挨拶をした後、アクセサリー等が置いてある棚へと足を運ぶ。
村の雑貨屋だ。王都のように煌びやかな宝石をあしらったような高級な物は置いていない。
1番高価な物でもシルバー製のリングといったところか。
今の俺の財力であればこんなものならいくらでも買えるが、そうではない。金の鬣の素材から何かを作る事に意味があるのだ。
その参考になればと来てみたが、目の前に並ぶ商品群を見ても、残念ながら何も思い浮かばなかった。
当然である。生まれてこの方、母を除いて女性に物を送ったことなど1度もない。
ひきこもっていたから人付き合いがなかったというわけではない。学校もちゃんと通っていた。
ただ、放課後は実家の寺の手伝いをしなければならなかった為、親友と呼べるような友達はいなかった。
故に女友達など皆無! 相手が貰って喜ぶ物を考えるというのが、これほど難しいことだとは夢にも思わなかったのだ。
数々のアクセサリーが立ち並ぶ棚を見て、難しそうな顔で唸っていると、店主のおばちゃんはそれを見かね立ち上がる。
「何か探し物かい?」
「ええ、まあ……」
煮え切らない答えを返したのは、女性に贈るプレゼントを考えている、などと言って笑われないだろうかと不安になったからだ。
「……ははぁん。ズバリ女だね?」
「――ッ!?」
ニヤリと意味深げな笑みを浮かべたおばちゃんにケツをバチンと叩かれる。
「九条さんも隅に置けないねぇ。おばちゃんも若い頃は旦那から色々と貰ったからねぇ……。確か最初に貰ったのは付き合ってから…………」
元の世界であれば、店員に話しかけられそうな雰囲気を察知し、すぐに逃げ出していただろうが、おばちゃん特有のマシンガントークを聞いていても、不思議と不快な気持ちにはならず、むしろ笑って聞いてられるほどの余裕が今の俺にはあった。
「で? 誰にプレゼントするんだい?」
5分……いや、10分程の長い前置きを聞き終えると、ようやく本題を切り出した。
「ああ。えっと、ミアなんですけど……」
「まあ、知ってたけどね!」
じゃぁ聞くなよ……。と言いたいところだが、人口の少ない村だ。誰もが予想しうる答え。逆に知らない女の名前なぞ出そうものなら、すぐにその噂は広まるだろう。
「冒険者同士で物を贈り合うって話を聞いて、俺にも何か作れないかと思って」
「そうだねぇ……。素材は何を使うつもりだい?」
「えっと……。骨……なんですけど……」
年頃の女の子に骨とはいかがなものか……。笑われる事はないと思うが、考え直せと言われるくらいは覚悟していた。
しかし、おばちゃんの表情は真剣だった。俺の言う事を否定することなく、真面目に考えてくれているようだ。
「骨ねぇ……。一般的なのはリングだけど、正直まだ早いというか、重い気もするねぇ。ネックレスはギルドプレートの邪魔になるだろうし……。素材に使う骨はどれくらいの大きさだい?」
「大きい物なら2メートル程度あると思いますが……」
金の鬣の骨だ。その大きさはその辺の魔物とは比較にならないほどデカイ。
「流石にそんなに大きいのは必要ないけど、十分だね。ブローチ……いや、髪留めはどうだい? ミアちゃんは長髪だし普段使いも出来る物だと喜ぶんじゃないかい?」
「骨で髪留めを?」
「髪留めのベースはウチで作るよ。九条さんはそこに張り付ける骨を好きな形にデザインしてもらうってことになるけど……」
なるほど。それなら自分でも出来るかもしれない。
「それでお願いします」
「よしきた! 素材を持って午後になったらまたウチにおいで。工房で道具は貸してあげるから」
得意気に胸を張り、満面の笑顔を見せるおばちゃんに礼を言うと店を出た。
「おお、用事は済んだか? 九条殿」
庭先では暇そうなコクセイが待ちくたびれたとばかりに大きな欠伸を披露する。
「ああ。待たせて済まなかったな。それでちょっとコクセイに頼みがあるんだが」
「なんだ?」
「金の鬣の骨を出すから、その爪でこれくらいの大きさに削り出してほしいんだが」
両手でその大きさを表現して見せる。
「お安い御用だ」
少し大きめの広場に場所を移し、魔法書から金の鬣の頭蓋骨を取り出す。
頭蓋骨だけでも、ワンボックスカー並の大きさだ。
コクセイは品定めでもするかのようにその周りをぐるりと回ると、ある1点で足を止め、そこへ鋭い爪を突き立てた。
まるで紙を切るかのように軽く撫でただけに見えたが、そのひと撫でで削り取られた数個の骨の欠片は、カラカラと音を立て地面へと落ちる。
「どうだ?」
さすがである。息を呑むほどの鋭い切り口には目を見張る。
「バッチリだ。ありがとうコクセイ」
15センチ四方の正方形に近い形の物が3個ほど。少々いびつで大きめだが、失敗したときの予備も含めて必要十分だろう。
後は村のパトロールを早めに切り上げ、これを持って雑貨屋で加工すればいいだけだ。
俺は不要な頭蓋骨を魔法書へと収め、パトロールを再開した。
ミアにも何か贈ることは出来ないだろうか……。
ミアだって一緒に戦った仲間だ。何もおかしなことはないだろう。
倒した魔物の素材から何かを作り、それを贈る文化があるということを初めて知った。
時代と共に風化してしまったようだが、いい風習だと思う。
だが、金の鬣の素材は何も買い取らなかった。用途も不明だったし、例え知っていてもネストとバイスの競り合いに割って入れるほどの金は持っていない。
あるのは不要だと言われた骨だけだ。
確か、死霊術師は骨で出来たアクセサリーを装備していることが多いと聞いた。
ボーンリングやボーンネックレスなどの安価な物だが、村の雑貨屋で目にしたことがある。
死霊術師でもないミアに骨のアクセサリーというのもおかしな気はするが……。
まあ、参考程度に1度雑貨屋に立ち寄ってみよう。
「いってきまぁーす」
翌朝、いつも通りミアはカガリに跨りギルドへと出社していく。といっても下の階に降りるだけだ。この光景も見慣れたもの。
笑顔でミアを送り出すと、パトロールと言う名の散歩が始まる。
「今日はコクセイだったな。よろしくな」
「うむ、任せておけ」
コクセイは得意げに胸を張り、一足先に部屋を出た。
当初パトロールにはカガリを除く3匹の魔獣達がついて来ていたのだが、威圧感が半端ではない。
警備の任を張り切ってくれるのはいいのだが、俺の周りだけ空気が張り詰めていて息が詰まる。
そんな魔獣と呼ばれる獣が3匹も固まっていたら、さすがの村人達も恐怖を感じてしまうだろうことに憂慮し、俺について来るのは1匹に限定した。
すると今度は、誰が俺について行くかで揉めたのだ。そこで日替わり交代で落ち着いたというわけだ。
早朝の冷え切った空気はまだ温まっていない。もう少し日が昇れば、じきにこの寒さも和らぐだろう。
「あー、やっぱコクセイは楽だわー」
「そうだろ?」
もちろん差別するつもりはない。ただ、コクセイは唯一俺を乗せることが出来る為、俺はただコクセイの上で揺られているだけでいいのだ。
寒くなったらそのままコクセイに抱き着くだけで、まるで即席の毛布のように暖かい。
「そうだ。今日はちょっと寄る所があるんだ」
「それは構わぬが、何処へ?」
「雑貨屋だ」
雑貨屋に着くと、コクセイを外で待たせて店内へ。
緩い田舎だからこそ、明確な営業時間は存在しない。起きたら開店、気分で休業のお気楽極楽システムだ。
こじんまりとした個人商店。コクセイが入れないわけではないが、棚同士の間隔は狭く、無理に入ろうものなら身動きが取れなくなってしまう。
他の客は1人もいない。まぁ、田舎の個人商店なんてこんなものだろう。
「こんにちわ」
カウンターで頬杖をつき、暇そうに店番をしていた女性は、俺の声を聞いて少しだけ背筋を伸ばした。
「あら、九条さん。いらっしゃい」
客用に少し高い声で挨拶をしたおばちゃんは、俺がこの村にお世話になり始めた頃からの顔見知りだ。
カガリの寝床を作る際に、何かいい物はないかと相談したのが切っ掛けだった。
当時、金のなかった俺に親身になって対応してくれた良い人である。
「どうも、ちょっと見させてもらいますね」
軽く挨拶をした後、アクセサリー等が置いてある棚へと足を運ぶ。
村の雑貨屋だ。王都のように煌びやかな宝石をあしらったような高級な物は置いていない。
1番高価な物でもシルバー製のリングといったところか。
今の俺の財力であればこんなものならいくらでも買えるが、そうではない。金の鬣の素材から何かを作る事に意味があるのだ。
その参考になればと来てみたが、目の前に並ぶ商品群を見ても、残念ながら何も思い浮かばなかった。
当然である。生まれてこの方、母を除いて女性に物を送ったことなど1度もない。
ひきこもっていたから人付き合いがなかったというわけではない。学校もちゃんと通っていた。
ただ、放課後は実家の寺の手伝いをしなければならなかった為、親友と呼べるような友達はいなかった。
故に女友達など皆無! 相手が貰って喜ぶ物を考えるというのが、これほど難しいことだとは夢にも思わなかったのだ。
数々のアクセサリーが立ち並ぶ棚を見て、難しそうな顔で唸っていると、店主のおばちゃんはそれを見かね立ち上がる。
「何か探し物かい?」
「ええ、まあ……」
煮え切らない答えを返したのは、女性に贈るプレゼントを考えている、などと言って笑われないだろうかと不安になったからだ。
「……ははぁん。ズバリ女だね?」
「――ッ!?」
ニヤリと意味深げな笑みを浮かべたおばちゃんにケツをバチンと叩かれる。
「九条さんも隅に置けないねぇ。おばちゃんも若い頃は旦那から色々と貰ったからねぇ……。確か最初に貰ったのは付き合ってから…………」
元の世界であれば、店員に話しかけられそうな雰囲気を察知し、すぐに逃げ出していただろうが、おばちゃん特有のマシンガントークを聞いていても、不思議と不快な気持ちにはならず、むしろ笑って聞いてられるほどの余裕が今の俺にはあった。
「で? 誰にプレゼントするんだい?」
5分……いや、10分程の長い前置きを聞き終えると、ようやく本題を切り出した。
「ああ。えっと、ミアなんですけど……」
「まあ、知ってたけどね!」
じゃぁ聞くなよ……。と言いたいところだが、人口の少ない村だ。誰もが予想しうる答え。逆に知らない女の名前なぞ出そうものなら、すぐにその噂は広まるだろう。
「冒険者同士で物を贈り合うって話を聞いて、俺にも何か作れないかと思って」
「そうだねぇ……。素材は何を使うつもりだい?」
「えっと……。骨……なんですけど……」
年頃の女の子に骨とはいかがなものか……。笑われる事はないと思うが、考え直せと言われるくらいは覚悟していた。
しかし、おばちゃんの表情は真剣だった。俺の言う事を否定することなく、真面目に考えてくれているようだ。
「骨ねぇ……。一般的なのはリングだけど、正直まだ早いというか、重い気もするねぇ。ネックレスはギルドプレートの邪魔になるだろうし……。素材に使う骨はどれくらいの大きさだい?」
「大きい物なら2メートル程度あると思いますが……」
金の鬣の骨だ。その大きさはその辺の魔物とは比較にならないほどデカイ。
「流石にそんなに大きいのは必要ないけど、十分だね。ブローチ……いや、髪留めはどうだい? ミアちゃんは長髪だし普段使いも出来る物だと喜ぶんじゃないかい?」
「骨で髪留めを?」
「髪留めのベースはウチで作るよ。九条さんはそこに張り付ける骨を好きな形にデザインしてもらうってことになるけど……」
なるほど。それなら自分でも出来るかもしれない。
「それでお願いします」
「よしきた! 素材を持って午後になったらまたウチにおいで。工房で道具は貸してあげるから」
得意気に胸を張り、満面の笑顔を見せるおばちゃんに礼を言うと店を出た。
「おお、用事は済んだか? 九条殿」
庭先では暇そうなコクセイが待ちくたびれたとばかりに大きな欠伸を披露する。
「ああ。待たせて済まなかったな。それでちょっとコクセイに頼みがあるんだが」
「なんだ?」
「金の鬣の骨を出すから、その爪でこれくらいの大きさに削り出してほしいんだが」
両手でその大きさを表現して見せる。
「お安い御用だ」
少し大きめの広場に場所を移し、魔法書から金の鬣の頭蓋骨を取り出す。
頭蓋骨だけでも、ワンボックスカー並の大きさだ。
コクセイは品定めでもするかのようにその周りをぐるりと回ると、ある1点で足を止め、そこへ鋭い爪を突き立てた。
まるで紙を切るかのように軽く撫でただけに見えたが、そのひと撫でで削り取られた数個の骨の欠片は、カラカラと音を立て地面へと落ちる。
「どうだ?」
さすがである。息を呑むほどの鋭い切り口には目を見張る。
「バッチリだ。ありがとうコクセイ」
15センチ四方の正方形に近い形の物が3個ほど。少々いびつで大きめだが、失敗したときの予備も含めて必要十分だろう。
後は村のパトロールを早めに切り上げ、これを持って雑貨屋で加工すればいいだけだ。
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