生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば

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第84話 金の鬣

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 ノーピークスに駐屯している兵達は、住民の避難作業に追われていた。
 王女の私兵達は城壁の上で待機を命じられている。彼等は最終防衛ラインだ。
 その城壁の下にはバイスの予備用タワーシールドが規則正しく並べられていて、まるで盾の見本市のようになっていた。
 南門から50メートルほどは更地。そこから真っ直ぐ伸びる街道の両脇は深い森になっている。
 この城壁前が戦闘の舞台。そこに九条達は立っていた。ケシュアだけ少し離れた場所に待機しているのは森の声を聞く為だ。
 木の幹に手を当て、集中していたケシュアが目を見開き声を上げる。

「……近いよ! そろそろ準備して!」

 それを合図にミアと数人のギルド職員は皆に強化魔法をかけ始める。

「【強化グランド防御術プロテクション(魔法)マジック】」

「【強化グランド防御術プロテクション(物理)フィジックス】」

「【新緑オーラオブ伊吹フォレスト】」

「【大地ラスオブ怒りアース】」

 神聖術の防御魔法。それとケシュアの樹術じゅじゅつによる強化魔法だ。
 新緑オーラオブ伊吹フォレストはバイスに。持続回復を得られ、その効果は周りに緑が多いほど高くなる。
 大地ラスオブ怒りアース樹術じゅじゅつの強化複合魔法。攻撃力、防御力等あらゆる能力が向上する。
 魔法をかけ終えるとギルド職員達は街めがけて一目散に駆け、全員が南門を抜けると門は完全に閉ざされた。
 今回はギルドからの緊急依頼ではない為、担当以外のギルド職員は参加できない。ネストが無理を言って、最初の補助魔法だけでもとお願いしたのだ。それだけでも十分ありがたかった。
 今いるメンバーは、ネストが個人的に集めたパーティだ。本当に魔獣が街を襲うかどうかはわからない。故にネストのお願いはギルドに聞き届けられなかった。
 だが、住民の避難だけは強制した。それは領主命令である。何もなければそれでよし。しかし、それは確実に街へと迫って来ていた。
 九条はミアを参加させるつもりはなかったのだが、本人の強い希望で参加することに。絶対にダメだと言ったのだが、どちらも譲らず話し合いは平行線を辿った。
 最終的にカガリから離れないことを条件に、参加を許可した形だ。
 従魔達には最優先でミアを守るようにと頼んである。
 カガリに乗ったミアは最後衛。その前にネストとケシュア。中衛が九条で、前衛がバイスだ。
 バイスが押さえている間に、後衛職の魔法と従魔達で一気に叩く作戦。バイスにかなりの負担を担ってもらうことになるが、現状の戦力ではそれが最適解であったのだ。

「いっちょやりますかぁ」

 気だるそうな掛け声。やる気がなさそうに見えるバイスだが、そうではない。緊張で体が強張らないよう、敢えてそうしているのだ。
 嵐の前の静けさ。風はなく小鳥たちの囀りも聞こえない。程よい緊張感が辺りを包んでいた。
 バイスはゆっくりと位置に着き、真っ直ぐ街道を見据えると、それは突然現れた。

「ガァァァァ!」

「"堅牢"!!」

 それはバイスの盾に衝突し、凄まじい衝撃音が辺りに鳴り響いた。
 その巨体から繰り出される突撃。バイスがいなければ、今の1撃で確実に城壁は破壊されていただろう威力だ。
 恐らく遠くから助走をつけてきたのだろう。気が付くとその巨体は目の前にあった。それほどの速度だ。
 上がる土埃。流石と言うべきか、バイスはその衝撃を殺す為に数歩下がっただけである。
 両足が地面に跡を残すほど押し込まれてはいたものの、金の鬣きんのたてがみを前にしても、全く気後れしていない。

「ふぅ。危ねぇ……」

 それを合図に戦闘の火蓋が切られた。
 バイスが金の鬣きんのたてがみを止めたのだ。その一瞬を逃す手はない。

「【鈍化術グラビティドロウ】」

 カガリの上から魔法を放ったのはミアである。それは対象の動きを鈍くする弱体化の魔法。

「【樹枝針ブランチニードル】!」

「【魔法の矢マジックアロー】!」

 それにケシュアが続き、ネストも後れを取るまいと杖を振るう。
 数十もの尖った枝と8本の魔法の矢が高速で飛翔し、金の鬣きんのたてがみに直撃するも、ほぼ無傷。ダメージは殆ど通っていないように見える。
 だがそれは、金の鬣きんのたてがみの気を引くには十分だった。
 金の鬣きんのたてがみはネストへと目標を変えるも、バイスがそれを許すはずがない。

「お前の相手は俺だ! "グラウンドベイト"!」

 バイスのスキルで、強制的に敵意を向けさせる。
 瞬時に振り下ろされた前足での攻撃を両手の盾で受けると、バイスは後方へと飛んだ。間髪入れず、白狐とカガリの蒼炎が金の鬣きんのたてがみを襲う。

「「"狐火"」」

 それは炭鉱で見たものとは段違いの威力を誇っていた。金の鬣きんのたてがみにまとわりつくその炎が、顔面を覆いつくすと、さすがに耐えきれず暴れ回る。

「ガァァァ!」

 森に潜んでいたコクセイとワダツミが金の鬣きんのたてがみに食らいつく。その鋼のような体毛も2匹にとってはただの肉。
 金の鬣きんのたてがみの後足付近を噛みちぎると、2匹の魔獣は瞬時に離れ、後方へと避難する。
 少しでも逃げ遅れれば、蛇の尻尾の餌食となってしまうからだ。
 ドロリと流れる血液。これが初めて金の鬣きんのたてがみに与えた傷。その巨体から見ればほんの小さな傷だ。だがそれは九条にとっては致命傷になり得るものであった。
 左手で開いた魔法書を持ち、右手を金の鬣きんのたてがみへとかざす。

「【呪いカースオブ傷跡ペイン】」

 何も起きなかった。いや、そう見えているだけで、その変化は金の鬣きんのたてがみの中で確実に起こっていた。
 後足についたわずかな傷が、呪いの力で徐々に腐敗していく。それは止まることのない死の宣告だ。
 やがて狐火が消えると、金の鬣きんのたてがみは距離を取った。

「九条殿! 来るぞ!」

 それは金の鬣きんのたてがみが灼熱の炎を吐くであろう合図。
 バイスが後ろへと走り、皆の前で盾を構える。
 金の鬣きんのたてがみは両前足を大きく広げ、地面を力強く掴んだ。そしてドラゴンの目が怪しく輝き、その口からは灼熱の炎が吐き出されたのだ。

「"鉄壁"! "要塞"!!」

「【魔力障壁マナシールド】!」

 鉄壁は自分の防御力を上げるスキル。要塞はパーティ全員の防御力を上げるスキルだ。
 魔力障壁マナシールドはネストの防御魔法。パーティ全体を守ることが出来るが、魔力消費が激しく障壁を張っている間は動くことが出来ない。
 灼熱の炎がバイスの盾にぶち当たると、そこから炎は真っ二つに割れた。
 ゴゥ!という音と共に、辺り一面が真っ赤に染まる。

「あちぃー! 熱すぎんぞ!」

 バイスの叫び声が聞こえる。緊張感がないように見えるがバイスは必死だ。
 魔力障壁マナシールドが展開されていて、更にバイスの後方に避難していても目が開けれないほどの高温。
 それを直接受けているのだ。そのダメージはスキルで軽減されているとはいえ、熱くない訳がない。

「九条! 替えの盾持って来てくれ! もう持たない!」

 バイスの盾がみるみるうちに赤みを帯びていく。

「みんな少しだけ耐えて!」

 ネストが魔力障壁マナシールドを解除すると、すぐさま別の魔法を唱える。

「【石柱ストーンピラー】!」

 ネストがバイスの足元に魔法を放つと、目の前には大きな石の柱が出現した。
 それが炎を防いでる間に、バイスは新しい盾へと持ち替える。
 使い捨てられた盾の外側は、まるでとろけたチーズのように丸まっていた。

「まだ、終わんねぇのか!?」

 数秒、長くても数十秒で炎の勢いは衰えると予想していたが、いつまでたっても途切れる気配を見せない。

「【回復術ヒール】」

 灼熱の業火の中、ミアはバイスに近づき回復魔法をかけ続ける。
 ミアは必死だった。見たこともない巨大な魔獣を前に恐れないわけがない。しかし、現状回復できる者はミアしかいないのだ。

 (私がやらなくてどうする。おにーちゃんの役に立つんだ!)

 その一途な思いが恐怖を吹き飛ばし、勇気を奮い立たせていた。

 ネストが出した石の柱は焼け崩れ、時間にしておよそ2分ほどで徐々に炎の勢いが衰える。
 やっと打ち止めかと安堵したのも束の間、その炎が途切れた瞬間、一気に距離を詰めて来たのは金の鬣きんのたてがみ
 そこから振り抜かれる前足からの渾身の1撃。
 油断していたわけじゃない。バイスは盾を構えるとそれを受け止めた。だが、激しい炎にさらされ続けていた盾は、その攻撃に耐えられなかったのだ。
 衝撃に負け、その鍵爪にあっさりと引き裂かれる盾。防御魔法が弾け飛び、バイスは右後方へと吹き飛ばされる。

「ぐはっ!」

「バイスさん!」

「大丈夫だ!」

 盾が破壊され防御魔法が剥がれただけ。通常の冒険者であれば撤退を考えてもおかしくはないが、バイスは違った。
 着地と同時に予備の盾を素早く拾い、戦線に復帰しようと走り出す。
 辺りは炎に包まれていた。城壁の一部は焼け爛れ、それに近い民家は激しく炎を上げている。周りの森からも火の手が上がっていた。
 城壁の中では消火活動が行われているのだろう。慌ただしく行き来する兵士達の姿。
 バイスが戦線復帰するまで時間を稼がなくては。

「"アースクエイク"!」

 九条は持っていたメイスを地面に突き立てた。
 鈍器適性のスキルだ。指定範囲に地震を起こす事ができる。ダメージは見込めないが、バランスを崩す程度には十分。踏み込めなければ多少の足止めにはなる。
 大きくグラグラと揺れる地面で、必死にバランスを取る金の鬣きんのたてがみ。そこにワダツミ、コクセイ、白狐が飛び掛かる。
 不安定な足場。攻撃も回避もままならない状況で従魔達の攻撃は、少しずつだが確実にダメージを与えていった。

「【氷結槍アイシクルランス】!」

「【樹根槍ルートランス】!」

 ネストとケシュアが同時に魔法を放つ。
 地面から突き出た鋭利な巨木の根が金の鬣きんのたてがみの前足を突き刺し、氷で出来た槍がその左目を穿つ。

「ガァァァァァァァ!」

「【呪いカースオブ傷跡ペイン】!」

 増えた傷は呪いの力で、更に腐敗を加速させる。

「"グラウンドベイト"!!」

 バイスの戦線復帰に安堵し、皆が気を引き締める。
 金の鬣きんのたてがみは、残った片目で目の前のバイスを鋭く睨み、牙を剥き出しにして唸り声を上げていた。
 後足の傷は呪いにより酷く腐敗していた。もうそろそろ骨にまで達するだろう。呪いが神経にまで到達すれば、その脚はただの重りと化すのだ。
 そうなればこちらは俄然優位に立てる。

 ――その考えが油断を生んだ。

 金の鬣きんのたてがみがバイスの方を向いたことで、自分達が尻尾の射程に入っていたのに気が付かなかったのだ。
 尻尾の蛇は、鞭のように体をしならせると、ケシュアに向けて一直線に飛び掛かる。

「ケシュア!!」

 ネストが叫び手を伸ばすも、どう考えても間に合うタイミングではなかった。

「【死骸壁ボーンウォール】!」

 九条の咄嗟の判断で、展開できたのはケシュアの前だけである。
 蛇の尻尾は骨の壁に激しくその身を打ち付けるも、壁を破壊することは叶わない。

「え? 九条?」

 九条は禁呪を使うつもりはなかった。だが使わなければケシュアは確実に石化の呪いをその身に受けていたのだ。
 死骸壁ボーンウォールは現代版の死霊術にはない魔法だ。それは魔法に詳しい者なら誰でもわかること。
 九条はどう言い訳しようかと考えを巡らせた。

 ――そんなことを考えている時間などないというのに……。

 その隙を突かれ、尻尾の蛇はそのまま九条を薙ぎ払う。
 凄まじい衝撃。九条を覆っていた防御魔法は砕け、そのまま森へと吹き飛ばされた。

「九条!!」

 そこは燃え盛る炎の海。例え身体が無事でも、あの煙では息ができるかすら危うい。
 九条を救出しようと従魔達は踵を返すも、尻尾の蛇が邪魔をする。魔獣と言えど石化の呪いは脅威だ。
 ミアも九条の下へと駆け出したかった。だがここで戦線を放棄すれば、バイスが持たない。
 必死に耐えているバイスは防御魔法が剥げた状態。なんとかしてかけ直さなければ徐々にダメージが蓄積し、バイスもいずれは危険。
 タンクの維持はパーティの鉄則。私情に流されるべきではない。それは何度もギルドで教わることだ。

「カガリ! バイスさんのところへ!」

 戸惑うカガリだったが、今はミアの意見に従った。その選択は正しかった。

(私が……私が油断したから九条が……)

 ケシュアは自分を責めた……が、すぐに気持ちを切り替える。九条を助けなければ。

「【天変コントロールウェザー】!」

 天変コントロールウェザーは周囲の天気を操作する魔法。その範囲はそれほど広くはないが、ケシュアであれば半径500メートルほどの範囲を操作することが可能だ。
 空に小さな雲が集まり始め、やがてそれは大きな黒き雨雲へと進化する。
 そしてそこから降り出した雨は激しく燃え盛る木々に降り注ぐと、炎は徐々にその勢いを弱めていった。
 九条の状態は不明だが、焼死と酸欠という事態は避けられたはずだ。

「【強化グランド防御術プロテクション(魔法)マジック】!」

「【強化グランド防御術プロテクション(物理)フィジックス】!」

 ミアがバイスの元へ駆けつけると、防御魔法をかけ直す。

「ありがとうミアちゃん、こっちは大丈夫だから九条の下へ行ってやってくれ」

「うん!」

 ミアはそれだけ言うとカガリと共に九条の元へと駆けた。
 その時だ。周囲にピリピリとした空気が流れ始めた。それに気づいたのは感覚の鋭い従魔達だけ。

「雨雲はダメだ! 皆下がれ!!」

 コクセイが叫ぶも、その言葉が解る九条はいない。
 カガリは九条を諦め、ミアを乗せたまま距離を取る。ワダツミはケシュアを。白狐はネストを咥え、金の鬣きんのたてがみから引き離す。
 コクセイはバイスを下がらせようとしたが、……遠すぎた。ほんの数メートル近ければ間に合っていたはずなのだ。
 大気が震え、たてがみの色が徐々に変化していく。それがバチバチと不快な音を立て、黄金色に輝いた瞬間だった。

「ガァァァァァァ!!」

 金の鬣きんのたてがみが天を仰ぎ咆哮すると、目の前が白き光に包まれる。目を瞑っていても光を感じるほどの閃光。
 それと同時に耳を塞ぎたくなるような雷鳴が轟き、天から降り注いだ光の柱はバイスとコクセイを貫いたのだ。

 ……鳴りやまぬ地響き。その余韻が残る中、黄金色のたてがみをバチバチと帯電させるその魔獣の姿は、正しく金の鬣きんのたてがみであった。
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